検察庁法 第22条
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- 検察官は、年齢が六十五年に達した時に退官する。
- 2.検察官については、国家公務員法第八十一条の七の規定は、適用しない。
- 3.法務大臣は、次長検事及び検事長が年齢六十三年に達したときは、年齢が六十三年に達した日の翌日に検事に任命するものとする。
この条文の基本情報
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 検察庁法第22条は、日本の検察庁法に含まれる条文です。
- 検察庁法第22条の条文原文は「検察官は、年齢が六十五年に達した時に退官する。」で始まります。
- 検察庁法の公布日は昭和22年4月16日です。
- 検察庁法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 検察庁法第22条の前の条は検察庁法第21条です。
- 検察庁法第22条の次の条は検察庁法第23条です。
- 検察庁法第22条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
検察庁法(昭和二十二年法律第六十一号)第22条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000061 - 本サイト収録
検察庁法(昭和二十二年法律第六十一号)第22条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/322AC0000000061/22
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点検察庁法22条は、検察官が65歳に達した時に退官すると定め、国家公務員法の勤務延長の適用を排除する。次長検事・検事長は63歳到達の翌日に検事に任命される。
Q · 検察官は一般の公務員のように定年を延長できるの?
できない。65歳で自動的に退官すると検察庁法22条が定める
検察庁法22条1項により、検察官は年齢65年に達した時に退官します。一般の国家公務員であれば、業務上の必要を理由に定年後も在職させる勤務延長(国家公務員法81条の7)がありますが、本条2項はその適用を検察官について明示的に排除しています。さらに3項により、次長検事と検事長は63歳に達した日の翌日に検事に任命されます。定年を動かすには、閣議決定ではなく国会による法改正が必要です。
解説
2020年5月、「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグが SNS で爆発的に広がり、政府は法案の成立を見送った。その火種になったのが本条である。1項で、検察官は65歳に達した時点で自動的に官を去る。2項は、一般の国家公務員なら使える「勤務延長」(定年を迎えても、業務上の必要を理由に役所が在職を続けさせる仕組み)を、検察官には一切使わせないと明記している。なぜわざわざ書いたのか。2020年1月、政府は東京高検検事長の定年延長を閣議決定した。1981年の国会答弁では「検察官に勤務延長は適用されない」とされていたため、その矛盾が激しく問われた。3項は、次長検事と検事長が63歳になれば検事に戻すという、いわば役職定年である。これらの規定があるため、時の内閣は年齢の扱いを操作して検察トップに誰を残すかを選べない。政治家への捜査がニュースになるとき、その背後で働いている防壁の一枚がこの条文だ。
法的な位置づけ
検察庁法22条は、検察官の定年および幹部ポストの上限年齢を定める規定である。検察官は年齢65年に達した時に退官し、国家公務員法81条の7に基づく勤務延長は適用されない。次長検事と検事長は、年齢63年に達した日の翌日に法務大臣により検事に任命される。国家公務員法の定年制度に対する特例として位置づけられる。
よくある質問 AI による整理
Q1検察官の定年は何歳ですか?
65歳です。検察庁法22条1項により、検察官は年齢65年に達した時に退官します。辞令を待たずに当然に官を去る仕組みです。
Q22020年の検察庁法改正案は何が問題だったのですか?
内閣の判断で検察幹部の定年を特例的に延長できる仕組みが含まれていた点です。政権が検察人事を左右できるとの批判を受け、成立は見送られました。
Q3検事長の定年延長問題とは何ですか?
2020年1月、政府が東京高検検事長の勤務延長を閣議決定した問題です。従来の国会答弁では検察官に勤務延長は適用されないとされており、解釈変更が問われました。
Q4検察官の定年が65歳になったのはいつからですか?
2021年の改正法が2023年4月1日に施行されてからです。ただし経過措置により、定年年齢は段階的に引き上げられる形がとられています。
Q5検察官は国家公務員ですか?
一般職の国家公務員です。ただし定年などの身分に関する事項は検察庁法が特例を定めており、検察庁法32条の2がその旨を明示しています。
Q6検事総長に任期はありますか?
任期の定めはありません。検事総長は本条1項により65歳に達した時に退官します。63歳での検事任命(3項)の対象にもなりません。
Q7検事長は何歳まで務められますか?
63歳までです。本条3項により、次長検事と検事長は63歳に達した日の翌日に検事に任命され、幹部ポストを離れます。
Q8検察官の定年を延ばすことはできる?
現行法ではできません。本条2項が勤務延長を排除しているため、閣議決定では延ばせず、国会で検察庁法を改正する必要があります。
この条文についての質問 AI による整理
Q1検察官って定年延長できないんですか? 普通の公務員はできるのに
できない。国家公務員法81条の7の勤務延長(定年後も業務上の必要を理由に在職させる特例)は、本条2項で検察官への適用が排除されている。65歳に達すれば自動的に退官する。実務のポイント:2020年の問題の核心は、1981年の国会答弁で「適用なし」とされていたのに、政府が解釈変更で適用に踏み切ったことにある。2項は、その解釈論争を二度と起こさないための一行である
Q2検事総長も63歳で降格になるんですか?
ならない。3項の対象は次長検事と検事長だけである。検事総長は1項により65歳で退官する。実務のポイント:3項により検事長は63歳で検事に戻るため、総長への起用は検事長の在任中、つまり63歳より前に行うのが現実的な目安と見る向きが多い。人事予想記事の多くは、現職の検事長の生年月日から逆算して書かれている(最新の改正状況をご確認ください)
間違えやすい点 AI による整理
- 「検察官も国家公務員なのだから、定年も国家公務員法で決まる」と思われがちだが、実際は逆である。検察官の定年は本条が独自に定めており、国家公務員法の勤務延長規定は2項で明示的に排除されている。検察庁法32条の2も、本条が国家公務員法の特例であることを明文で定めている
- 2020年の騒動を「一人の検事長をめぐる人事問題」として覚えている人は多い。しかし本当に深刻だったのは、法律の文言を一字も変えずに、政府答弁の解釈変更だけで検察人事の枠組みを動かせてしまった点である。2項は、その抜け道を条文で塞いだ後始末にあたる
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律する内容 | 検察庁法22条:65歳での退官、勤務延長の排除、幹部の63歳検事任命 | 検察庁法25条:定年等の場合を除き、意に反して官を失わない身分保障 検察庁法32条の2:本条等が国家公務員法の特例であることの明示 |
| 官を離れる契機 | 年齢という客観的な基準(65歳・63歳) | 本人の意に反する失官は原則なし(例外として定年・懲戒等) 失官事由そのものは定めず、法律の適用関係を整理する |
| 内閣・法務大臣の裁量 | 年齢到達で自動的に効果が生じ、延長の裁量はない | 意に反する免官の裁量を制限する 国家公務員法上の裁量規定が及ばない範囲を画する |
他国ではどう定めているか 2 か国
韓国も検察庁法で検事の定年を独自に定め、一般公務員法とは別枠で規律する点が日本と共通する
米国の連邦検事は大統領任命・任期制で年齢定年はなく、政治任用と独立性の緊張関係の設計が日本と大きく異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 内閣が検察幹部の定年を延ばしたいと言い出したら、どうなるのか? 2項があるので、勤務延長の条文はそもそも検察官に適用されない。閣議決定だけでは延ばせず、国会で本条を改正するしかない。
- 法務省関係の知人と飲んだ席で、ある検事長があと三か月で63歳になるという話が出た。3項により、誕生日の翌日付で検事に任命されるのが原則である。後任の検事長人事は、その日から逆算して組まれることになる。人事報道の日付と生年月日を並べると、見出しの裏の力学が読める
改正沿革 AI による整理
- 昭和22年(1947年)制定 制定時は、検事総長が65歳、その他の検察官が63歳で退官すると定めていた
- 令和3年(2021年)改正、令和5年(2023年)4月1日施行 定年を65歳に統一し(経過措置で段階的に引き上げ)、勤務延長の適用排除(2項)と次長検事・検事長の63歳での検事任命(3項)を定めた。2020年の法案にあった内閣判断による特例延長は盛り込まれなかった
改正の年表
- 1.昭和22年(1947年) 新設:検察庁法制定。検事総長は65歳、その他の検察官は63歳で退官すると定めた
- 2.令和3年(2021年) 改正:定年を65歳に統一(経過措置で段階的に引き上げ)し、勤務延長の適用排除(2項)と次長検事・検事長の63歳での検事任命(3項)を規定。2023年4月1日施行。2020年の法案にあった内閣判断による特例延長は盛り込まれなかった
- 検察庁法 第15条検事総長等の任免は内閣が行う
- 検察庁法 第25条定年等を除き意に反する失官なし
- 検察庁法 第32条の2本条が国家公務員法の特例と明示
- 検察庁法 第23条適格審査による罷免の例外経路
- 国家公務員法 第81条の6一般職の定年規定、本条が特例(現行効力を要確認)
- 国家公務員法 第81条の7勤務延長、本条2項で適用を排除
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