学校教育法 第84条
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大学は、通信による教育を行うことができる。
この条文の基本情報
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 学校教育法第84条は、日本の学校教育法に含まれる条文です。
- 学校教育法第84条の条文原文は「大学は、通信による教育を行うことができる。」で始まります。
- 学校教育法第84条は第九章 大学に置かれています。
- 学校教育法の公布日は昭和22年3月31日です。
- 学校教育法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
- 学校教育法第84条の前の条は学校教育法第83条の2です。
- 学校教育法第84条の次の条は学校教育法第85条です。
- 学校教育法第84条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第84条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000026 - 本サイト収録
学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第84条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/322AC0000000026/84
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点学校教育法84条は、大学が通信による教育を行えると定める規定。通信教育課程を卒業しても通学課程と同じ学士が授与されるが、一部の単位は面接授業などで修得する必要がある。
Q · 通信制大学を卒業して取った学士は、普通の大学の学士と同じなの?
法律上は同じ学士で、通信か通学かの区別はない
学校教育法84条は、大学が通信による教育を行えると定めています。通信教育課程を卒業した人にも、通学課程と同じく同法104条にもとづく学士が授与され、学位の種類に「通信」の区別はありません。大学院の入学資格(同法102条)でも同じように扱われます。ただし、通信教育を行えるのは学校教育法上の大学に限られます。また、卒業単位の一部は面接授業かメディア授業で取る必要があります。
解説
条文はたった18文字、「大学は、通信による教育を行うことができる」。それでも、ここから一つの事実が導かれる。通信教育課程で124単位をそろえて卒業した人は、キャンパスに4年通った人と同じ「学士」になる(学校教育法104条)。卒業証書に「通信」と書く欄はない。大学院の受験資格、教員免許の基礎資格、履歴書の最終学歴欄でも扱いは同じである。ただし、自宅だけで完結するわけではない。卒業に必要な単位の一部は、面接授業(スクーリング、実際に教室で受ける授業)か、それに準ずるメディア授業で取ることが大学通信教育設置基準で求められている(最新の改正状況をご確認ください)。もう一つ大事なのは、この条文が「大学は」と主語を限っている点である。学校教育法上の大学ではないオンライン講座は、どれだけ見栄えが良くても学士を出せない。働きながら学位を取るなら、最初に見るべきなのは学費の安さではない。その学校が本条の言う「大学」かどうかである。
法的な位置づけ
学校教育法第84条は、大学が通信による教育を行えることを定める授権規定である。通信教育の実施主体を同法上の大学に限り、通信教育課程の卒業者にも通学課程と同じ学位授与の道を開く。授業方法、面接授業、卒業要件などの具体的基準は、大学通信教育設置基準などの省令に委ねられている。
よくある質問 AI による整理
Q1通信制大学とは何ですか?
学校教育法84条にもとづき、大学が通信による教育を行う課程です。印刷教材、動画配信、スクーリングなどを組み合わせて単位を修得し、卒業すれば学士が授与されます。
Q2通信制大学の卒業は最終学歴で大卒になる?
なります。通信教育課程を卒業すれば通学課程と同じ学士(学校教育法104条)が授与され、履歴書の最終学歴は「大学卒業」と書けます。
Q3通信制大学は何年で卒業できる?
1年次入学なら最短4年です。短大や一定の専門学校の卒業者は3年次編入ができ、最短2年で卒業を目指せます。在籍できる年限の上限は大学ごとに異なります。
Q4通信制大学で教員免許は取れる?
教職課程が認定された通信制大学なら取得できます。ただし教育実習や介護等体験は対面で行う必要があり、実習先の確保も自分で進める場合が多いので、早めに準備しましょう。
Q5オンライン大学 怪しい 見分け方は?
文部科学省が公表している大学一覧で名前を確認するのが最も確実です。学校教育法上の大学でない施設が「大学」と名乗ることは同法135条で禁止されています。
Q6通信制大学 スクーリング 必須?
原則として必要です。卒業単位の一部は面接授業かメディア授業で修得することになっています。オンラインで代替できる範囲は大学ごとに違うので、募集要項で確認してください。
Q7通信制大学から大学院に進学できる?
できます。大学院の入学資格は「大学を卒業した者」などと定められ(学校教育法102条)、通信教育課程の卒業者も含まれます。研究計画書に加えて卒論の有無を見る大学院もあります。
Q8放送大学も通信制大学なの?
放送大学は放送大学学園が設置する正規の大学で、放送やインターネットで授業を行います。全科履修生として卒業すれば学士が授与されます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1通信制大学を出ても、大学院って普通に受けられるんですか?
受けられる。大学院の入学資格は「大学を卒業した者」などと定められていて(学校教育法102条)、通信教育課程の卒業もこれに含まれる。学位も同じ学士である(同法104条)。実務のポイント:大学院によっては、研究計画書と並んで卒業論文の有無を重視する。通信制では卒論が選択制の大学もあるので、大学院進学を考えているなら、卒論必修またはゼミのある課程を最初から選ぶと後で困らない
Q2通信制なら完全に家だけで卒業できますよね?
大学によるが、原則として完全在宅ではない。本条を受けた大学通信教育設置基準で、卒業単位の一部を面接授業やメディア授業で取ることになっている(最新の改正状況をご確認ください)。実務のポイント:近年はメディア授業でスクーリング単位を満たせる大学が増えている。募集要項の「スクーリング」欄に「オンライン可」と書いてあるかどうかで、地方在住の社会人にとっての交通費と有給の負担は大きく変わる
間違えやすい点 AI による整理
- 「通信制の学位は通学制より格下で、履歴書に書くと不利になる」と思われがちだが、法律上の学位に区別はない。学校教育法104条にもとづく学士は、課程の違いで種類が分かれない。不利かどうかは面接官の主観の問題で、法的な区別は存在しない
- 「オンラインで学べて卒業できれば、どこでも同じ大卒だ」と考えて問いを立てる時点で、前提がずれている。学位を出せるのは学校教育法上の大学などに限られ、大学でない教育施設が「大学」の名称を使うことは同法135条で禁じられている。問うべきは「オンラインかどうか」ではなく「法律上の大学かどうか」である
- 通信教育はスクーリングがなく完全在宅で終わる、と多くの人が思い込んでいる。実際には卒業単位のうち一定数を面接授業かメディア授業で取る必要がある。仕事の繁忙期とスクーリング日程が重なって卒業が1年延びる人は少なくない
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の内容 | 学校教育法84条:大学は通信による教育を行うことができる(授権) | 学校教育法86条:通信による教育を行う学部の設置 学校教育法104条:学士などの学位の授与 |
| 役割 | 通信教育の担い手を「大学」に限る入口の規定 | 通信教育を組織(学部)として置くための規定 通信・通学を問わない出口(学位)の規定 |
| 受験生・社会人が確認すべき点 | その学校が学校教育法上の大学か | 希望する学部に通信教育課程があるか 卒業すると学士が授与されるか |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾は放送・遠隔教育専門の空中大学を別法で設けており、一般大学の遠距教学は教育部の辦法で単位や課程の認可を管理する。日本の「大学に限る+省令で品質管理」と構造が近い
韓国は放送通信大学やサイバー大学を「遠隔大学」として高等教育機関の一類型に位置づけ、独立した学校種として扱う点が日本と異なる
ドイツは Fernstudium を大学教育の一形態として位置づける。具体的な規律は州の大学法に委ねられ、FernUniversität in Hagen が代表例である
米国は distance education を定義したうえで、連邦学生支援の対象となるかを認定団体(accreditation)による質保証と結びつけて管理する
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 30代で営業職、高卒のまま昇格試験の「大卒以上」に阻まれた。夜にスマホで動画講義を見て、年に数回のスクーリングに有給を充てる。その先に、通学生と同じ学士がある
- ネット広告で見つけた「4年で学位が取れるオンライン大学」が、実は日本の大学でも認可外国大学の日本校でもなかったら、どうなる? 支払った学費は戻らないかもしれず、取った「学位」は大学院出願にも教員免許にも使えない。申し込む前に、文部科学省が公表している大学一覧で名前を確かめる
- 通信制大学の3年次に編入した。来月がスクーリング日程の申込締切で、ここを逃すと面接授業の単位が1年ずれ込む
改正沿革 AI による整理
- 平成19年(2007年)改正(要検証) 学校教育法の全体的な条番号整理に伴い、旧条番号から現行84条へ移動したとみられる。旧条番号と文言変更の有無は人的検証が必要
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