地方税法 第702条の7(都市計画税の納期)
クイックジャンプ
- 都市計画税の納期は、四月、七月、十二月及び二月中において、当該市町村の条例で定める。ただし、特別の事情がある場合においては、これと異なる納期を定めることができる。
- 2.都市計画税額(次条第一項前段の規定によつて固定資産税をあわせて徴収する場合にあつては、都市計画税額と固定資産税額との合算額とする。)が市町村の条例で定める金額以下であるものについては、当該市町村は、前項の規定によつて定められた納期のうちいずれか一の納期において、その全額を徴収することができる。
この条文の基本情報
都市計画税の納期とは何ですか?
定義都市計画税の納期とは、地方税法第702条の7に定められた規定で、「都市計画税の納期は、四月、七月、十二月及び二月中において、当該市町村の条例で定める。ただし、特別の事情がある場合においては、これと異なる納期を定めることができる…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 地方税法第702条の7(都市計画税の納期)は、日本の地方税法に含まれる条文です。
- 地方税法第702条の7の条文原文は「都市計画税の納期は、四月、七月、十二月及び二月中において、当該市町村の条例で定める。ただし、特別の事情がある場合においては、これと異なる納期を定めることができる…」で始まります。
- 地方税法第702条の7は第六節に置かれています。
- 地方税法の公布日は昭和25年7月31日です。
- 地方税法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 地方税法第702条の7の前の条は地方税法第702条の6です。
- 地方税法第702条の7の次の条は地方税法第702条の8です。
- 地方税法第702条の7には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第702条の7 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226 - 本サイト収録
地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第702条の7(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000226/702_7
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点地方税法702条の8は、都市計画税の納期を4月・7月・12月・2月中で市町村の条例が定めると規定する。特別の事情があれば別の納期も可能で、少額なら一括徴収できる。
Q · 都市計画税って、いつ払うものなの?
原則4・7・12・2月だが、市町村の条例で変わる
地方税法702条の8により、都市計画税の納期は4月・7月・12月・2月中で市町村の条例が定めます。ただし特別の事情があれば別の納期も認められ、東京23区では6月・9月・12月・2月です。税額が条例で定める金額以下なら、年1回の納期で全額を徴収されることもあります。各期は独立した納期限を持ち、遅れればその期の分に延滞金がかかります。
解説
都市計画税の納期は「4月・7月・12月・2月」と条文に書かれている。だが、東京23区の納税通知書を開くと6月・9月・12月・2月になっている。役所のミスではない。本条の但書が、特別の事情があれば市町村が別の納期を定めることを認めているからだ。読んでおきたいポイントは三つある。一つ目に、納期が四つあっても、あなたが分割払いを申し込んでいるわけではない。各期にそれぞれ独立した納期限があり、一期でも遅れればその期の分について延滞金が日割りで増えていく。二つ目に、税額が条例で定める金額以下なら、市町村は一回の納期で全額を徴収できる。少額の土地しか持っていない人に年一回の通知しか届かないのは、この規定によるものだ。三つ目に、ほとんどの市町村では、都市計画税は固定資産税と合算した一枚の納税通知書で届く。第1期の通知書が届いた日から、評価額に不服を申し立てる3か月のカウントが始まる。納期のカレンダーは、税金を払う予定表であると同時に、不服を申し立てられる期間の時計でもある。
法的な位置づけ
地方税法702条の8は都市計画税の納期を定める規定であり、納期を4月・7月・12月・2月中において市町村の条例で定めることを原則とし、特別の事情がある場合の別段の納期と、条例で定める少額の税額についての一括徴収を認める。固定資産税と併せて徴収する場合は合算額で少額か否かを判断する。
手順・フロー
AI による整理。効力は条文原文が基準です
手順
- 1.納税通知書で全期の納期限を確認する 4月前後に届く納税通知書で、第1期〜第4期の納期限と各期の金額を確認し、手帳やスマホのカレンダーにすべて登録する。納期が1回しか書かれていなければ一括徴収の対象である
- 2.課税明細書を登記簿と照合する 課税明細書の地積・床面積・住宅用地特例の適用欄を、登記事項証明書や手元の資料と照合する。特例漏れや面積の誤りがないかをこの段階で確認する
- 3.評価額に疑問があれば3か月以内に審査申出 評価額に誤りがあると考える場合は、納税通知書の交付を受けた日後3か月以内に固定資産評価審査委員会へ審査申出をする(地方税法432条)。都市計画税の課税標準も連動して見直される
- 4.支払い方法を選んで各期内に納付 期別納付・全期一括納付・口座振替のいずれかを選び、各期の納期限までに納付する。払えない事情があれば納期限前に納税課へ徴収猶予等を相談する
よくある質問 AI による整理
Q1都市計画税の納期はいつですか?
原則は4月・7月・12月・2月中で、具体的な日は市町村の条例で定めます。特別の事情があれば別の納期も認められ、東京23区は6月・9月・12月・2月です。
Q2都市計画税と固定資産税は別々に届きますか?
多くの市町村では固定資産税と併せて一枚の納税通知書で届きます。納期も固定資産税の納期(地方税法362条)と揃えられるのが一般的です。
Q3都市計画税の納付書が1回分しかないのはなぜ?
税額が条例で定める金額以下だと、市町村はいずれか一つの納期で全額を徴収できるからです(702条の8第2項)。固定資産税と併せる場合は合算額で判断します。
Q4都市計画税を滞納するとどうなりますか?
各期の納期限の翌日から延滞金が日割りでかかります。督促状が届いた後も払わなければ、預金や給与の差押えに進む可能性があります。
Q5都市計画税 払わなくていい場合はある?
原則として市街化区域外の土地・家屋には課税されません。また市町村によっては課税しない場合もあります。課税明細書の都市計画税欄で確認できます。
Q6都市計画税はコンビニやスマホで払えますか?
多くの市町村でコンビニ納付やスマホ決済、口座振替に対応しています。対応方法は自治体ごとに異なるため、納付書や市町村の案内を確認してください。
Q7都市計画税の納期限が土日の場合は?
地方税の期限が土日祝日にあたる場合は、翌開庁日が期限となる扱いです(地方税法20条の5)。ただし口座振替日は自治体の案内を確認してください。
Q8都市計画税の時効は何年ですか?
地方税の徴収権は法定納期限の翌日から5年で時効により消滅します(地方税法18条)。督促などで時効は更新されるため、放置して消えるとは限りません。
この条文についての質問 AI による整理
Q1都市計画税って、全期まとめて4月に払っても大丈夫ですか?
大丈夫です。本条の納期は「この日までに払いなさい」という期限なので、前倒しで払うことは自由です。多くの市町村では、第1期の納付書と別に全期分の納付書を同封しています。実務のポイント:かつては固定資産税の前納報奨金(地方税法365条)で全期前納に割引がありましたが、現在は廃止した自治体が大半です。「前納すれば得」という古い知識のまま判断すると、手元資金を無駄に早く手放すだけになることもある
Q2去年売った家の税金の通知が自分に来ました。払わないといけないんですか?
払う義務があります。都市計画税は固定資産税と同じく、1月1日時点の所有者に1年分が課税されます(地方税法702条参照)。買主との日割り精算は売買契約上の約束で、役所には関係ありません。実務のポイント:精算金を決済時に受け取っていれば問題はありませんが、契約書に精算条項がないと、後から買主に請求しても応じてもらえないことが多い。仲介業者が用意したひな形でも、精算の起算日だけは必ず自分の目で確認する
間違えやすい点 AI による整理
- 「年4回払いは、自治体が分割払いを許してくれている恩恵だ」と思われがちだが、各期はそれぞれ独立した法定の納期である。「最後の2月にまとめて払えばいい」は通用せず、第1期を飛ばせば、その期の納期限の翌日から延滞金が日割りで増えていく
- 納期を知っている人でも、第1期の納税通知書が評価額に不服を申し立てるスタートの合図でもあることは見落としがちだ。都市計画税の課税標準は固定資産税の評価額と連動しているため、固定資産評価審査委員会への審査申出(通知書の交付を受けた日後3か月以内)を逃すと、両方の税について評価の誤りを争う道が事実上閉じる
- 「家を売ったのだから、残りの納期は買主の負担だ」という問いの立て方がそもそもずれている。税法上の納税義務者は、賦課期日である1月1日時点の所有者ただ一人だ。買主との日割り精算は契約上の債権にすぎず、買主が払わなくても役所はあなたに請求する
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定内容 | 地方税法702条の8:都市計画税の納期(原則4・7・12・2月、条例で定める) | 地方税法362条:固定資産税の納期(並行する4期構造) 地方税法432条:固定資産評価に関する審査申出 |
| 期間・期限 | 各期ごとに独立した納期限 | 各期ごとに独立した納期限 納税通知書の交付を受けた日後3か月以内 |
| 市町村の裁量 | 特別の事情による別納期、少額の一括徴収 | 特別の事情による別納期、少額の一括徴収 裁量なし(法定の申出期間) |
| 期限を逃した場合 | その期の分に延滞金、督促・差押えへ | その期の分に延滞金、督促・差押えへ 評価額の誤りを争う道が事実上閉じる |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾に都市計画税に相当する独立税目はなく、房屋稅・地價稅はいずれも原則年1回の徴収。日本の年4期分納とは構造が異なる
韓国の旧도시계획세は財産税に統合され、財産税の納期(7月・9月)に合わせて徴収される
ドイツの不動産税は原則として2月・5月・8月・11月の各15日の四半期払いで、少額の場合は年1回とする特例がある点が日本と類似する
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 5月に入って、去年の暮れに売った実家の土地の固定資産税・都市計画税の通知が、売主のあなた宛てに届いた。買主が払うものだと思っていたのに、なぜ? 税金を払うのは1月1日時点の所有者であり、日割り精算は売買契約の中で決める民間の取り決めにすぎない
- 第2期の納期限は7月末だった。今日は8月20日で、通知書は引き出しの奥に眠っている。延滞金は納期限の翌日から日割りで増えており、督促状が届けば、その後の差押えまでの距離は思ったより短い
- 初めて市街化区域内にマンションを買った会社員が、毎年4月に届く通知書の「都市計画税」の欄を見て首をかしげる。郊外の実家には一度もかからなかった税目だ。都市計画税がかかるのは原則として市街化区域内の土地・家屋だけである
- 相続した小さな土地の税額は年数千円だった。通知書には納期が一回しか書かれていない。届いた日が納期限だと勘違いして慌てる必要はないが、その一回を逃すと、全額にまとめて延滞金がかかる
取るべき行動
被害を受けた側:1. 通知書が届いたら、全期の納期限を手帳やスマホに登録する(自分の市町村の条例上の納期を確認する) 2. 課税明細書の地積・床面積・住宅用地特例の有無を登記簿と照合する3. 評価額に疑問があれば、通知書の交付を受けた日後3か月以内に固定資産評価審査委員会へ審査申出をする4. 売却済みの物件の通知であれば、売買契約の精算条項に基づいて買主に請求する
訴えられた側:1. 納期限を過ぎていると気付いたら、督促を待たずにすぐ納付する。延滞金は日割りで増え続ける2. 一括で払えない事情(災害、病気、事業の休廃止など)があれば、納付前に市町村の納税課へ徴収猶予(地方税法15条)や換価の猶予を相談する3. 督促状を放置しない。督促後は預金や給与の差押えに進みうる4. 次年度からは口座振替や全期一括納付に切り替え、納期の管理を自動化する
時効(請求できる期限):納期は原則4月・7月・12月・2月で、具体的な日は市町村の条例で定める。地方税の徴収権は法定納期限の翌日から5年で時効により消滅する(地方税法18条)。評価額への審査申出は納税通知書の交付を受けた日後3か月以内(同法432条)。延滞金の割合は特例基準割合により毎年変動する(最新の改正状況をご確認ください)
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和31年(1956年) 新設:都市計画税が地方税法上の目的税として創設され、納期に関する規定が整備された(詳細な条文番号の変遷は要確認)
ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。
ログインして共同ノートを始める