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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 7 分7 分7 分

出入国管理及び難民認定法 第55条の41(健康診断等)

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  1. 入国者収容所長等は、入国警備官に、被収容者から、その入国者収容所等における収容の開始に際し、疾病、外傷等の有無その他の健康状態につき事情を聴取させなければならない。
  2. 2.入国者収容所長等は、被収容者に対し、三月に一回以上定期的に、法務省令で定めるところにより、医師による健康診断を受けさせなければならない。入国者収容所等における保健衛生上必要があるときも、同様とする。
  3. 3.被収容者は、前項の規定による健康診断を受けなければならない。この場合においては、その健康診断の実施のため必要な限度内における採血、エックス線撮影その他の医学的処置を拒むことはできない。

この条文の基本情報

健康診断等とは何ですか?

定義健康診断等とは、出入国管理及び難民認定法第55条の41に定められた規定で、「入国者収容所長等は、入国警備官に、被収容者から、その入国者収容所等における収容の開始に際し、疾病、外傷等の有無その他の健康状態につき事情を聴取させなければならな…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 出入国管理及び難民認定法第55条の41(健康診断等)は、日本の出入国管理及び難民認定法に含まれる条文です。
  2. 出入国管理及び難民認定法第55条の41の条文原文は「入国者収容所長等は、入国警備官に、被収容者から、その入国者収容所等における収容の開始に際し、疾病、外傷等の有無その他の健康状態につき事情を聴取させなければならな…」で始まります。
  3. 出入国管理及び難民認定法第55条の41は第四節 保健衛生及び医療に置かれています。
  4. 出入国管理及び難民認定法の公布日は昭和26年10月4日です。
  5. 出入国管理及び難民認定法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 出入国管理及び難民認定法第55条の41の前の条は出入国管理及び難民認定法第55条の40です。
  7. 出入国管理及び難民認定法第55条の41の次の条は出入国管理及び難民認定法第55条の42です。
  8. 出入国管理及び難民認定法第55条の41には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式出入国管理及び難民認定法(昭和二十六年政令第三百十九号)第55条の41
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/326CO0000000319
  • 本サイト収録出入国管理及び難民認定法(昭和二十六年政令第三百十九号)第55条の41(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/326CO0000000319/55_41

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点入管法55条の41は、入国者収容所長等に収容開始時の健康状態の聴取と、3か月に1回以上の医師による健康診断を義務付け、被収容者にも受診義務を課す規定である。

Q · 入管に収容された人は、ちゃんと医者に診てもらえるの?

3か月に1回以上の医師の健診が法律上の義務です

出入国管理及び難民認定法55条の41により、入国者収容所長等は収容開始時に健康状態を聴取させ(1項)、3か月に1回以上、医師による健康診断を受けさせなければなりません(2項)。保健衛生上必要があるときは定期を待たずに実施する義務もあります。一方で被収容者は受診義務を負い、健康診断に必要な限度内の採血やエックス線撮影を拒めません(3項)。

解説

入管施設に収容された人が体調を崩したとき、「病院に連れて行ってもらえるかどうかは職員の気分次第」だと思われがちだが、法律上はそうではない。出入国管理及び難民認定法55条の41は、収容が始まったその瞬間に、入国警備官が持病・外傷・健康状態を聴き取ることを義務付けている(1項)。さらに3か月に1回以上、医師による健康診断を受けさせなければならない(2項)。つまり「診てもらえなかった」は、単なる不親切ではなく、法が定めた所長の作為義務の不履行という話になる。ただし裏面もある。3項は被収容者側に受診義務を課し、採血やエックス線撮影を「必要な限度内で」拒めないと定める。身体への介入を法が正面から認めている数少ない条文であり、だからこそ「必要な限度」という一語が争点になる。この条文は保護と強制の両方を、同じ一本の中に抱えている。

法的な位置づけ

出入国管理及び難民認定法55条の41は、入国者収容所等における被収容者の健康管理を定める規定である。収容開始時の健康状態の聴取、3か月に1回以上の医師による定期健康診断および保健衛生上必要な臨時健診を所長等の義務とし、被収容者には受診義務と、必要な限度内の医学的処置の受忍義務を課す。

手順

  1. 1.収容初日に健康状態を具体的に申告 1項の聴取の場で、持病名、服薬中の薬剤名、過去の入院歴、外傷の有無を具体的に伝える。申告した日付と内容を本人や家族が記録しておく
  2. 2.最後の診察日を記録し続ける 面会や接見のたびに、最後に医師の診察を受けた年月日を聞き取り、面会記録に日付と本人の訴えを残す。3か月を超えていないかを確認する
  3. 3.書面で受診を申し出る 3か月を超えている場合や急な体調悪化がある場合、入国者収容所長等宛てに書面で受診を申し出る。急変時は2項後段の保健衛生上の必要を根拠として明記する
  4. 4.外部の救済ルートを並行して使う 対応がない場合、入国者収容所等視察委員会への提案書、弁護士会の人権救済申立て、支援団体による外部記録化を並行して進める

よくある質問 AI による整理

Q1入管 収容 健康診断 頻度は?

入管法55条の41第2項により、3か月に1回以上の定期健康診断が義務です。これは下限であり、保健衛生上必要なときは随時実施すべきとされています。

Q2入管の被収容者は健康診断を拒否できる?

拒否できません。本条3項が受診義務を定め、健康診断に必要な限度内の採血やエックス線撮影も拒めないと明記しています。

Q3収容開始時の健康聴取とは?

収容が始まる際に、入国警備官が疾病・外傷の有無その他の健康状態を本人から聴き取る手続です(本条1項)。持病や服薬はここで申告します。

Q4入管で健康診断が半年なかったら違法?

3か月に1回以上という法定の下限を下回るため、法令違反の疑いが生じます。本人の拒否など個別事情の有無が検討されます。

Q5入管収容中に急病になったらどうなる?

2項後段の「保健衛生上必要があるとき」に当たれば、定期健診を待たずに受診させる義務が施設側に生じます。書面で受診を求めるのが有効です。

Q6入管の健康診断の方法は誰が決める?

本条2項は「法務省令で定めるところにより」と定めており、実施方法の細目は法務省令に委任されています。

Q7入管収容中の医療放置で国家賠償は請求できる?

健康管理義務の懈怠が違法と評価されれば、国家賠償法1条に基づく請求の余地があります。診察日の記録が立証の鍵になります。

Q8入管の健康診断で受けさせられる検査は何?

条文は採血、エックス線撮影その他の医学的処置を挙げます。ただし健康診断の実施に必要な限度内に限られ、目的外の処置は含まれません。

この条文についての質問 AI による整理

Q1収容されている人が「病院に連れて行ってもらえない」と言っているんですが、どこに言えばいいんですか?

まず施設の長(入国者収容所長等)に書面で受診を申し出るのが筋です。本条2項は所長の義務として健康診断を定めており、保健衛生上必要があるときは定期を待たずに実施すべき立場にあります。実務のポイント:支援の現場では、面会記録に「何月何日に、本人が何と訴えたか」を第三者が書き留めた記録が決定的に効きます。施設内の記録は施設側が持っていますが、外部の面会記録だけは施設側がコントロールできない証拠になる

Q2採血やレントゲンって、本人が嫌だと言っても本当に断れないんですか?

本条3項は、健康診断の実施のため必要な限度内であれば、採血・エックス線撮影その他の医学的処置を拒めないと明記しています。ただし「必要な限度内」という限定が付いており、健康診断と無関係な目的の処置まで含むわけではありません。実務のポイント:実務上、この限度の線引きは争われる余地があり、処置の目的が何だったのかを本人がその場で質問し、回答を記憶しておくことが、後で限度超過を主張する唯一の足場になります(解釈が分かれている論点です)

Q33か月に1回って、実際ちゃんと守られているものなんですか?

条文上は下限であり、守られていなければ法令違反の疑いが生じます。運用実態は施設ごとに差があると指摘されており、外部からの検証が届きにくい領域です。実務のポイント:入管収容施設には視察委員会(入管法61条の7の2以下)が置かれており、被収容者は委員会宛ての提案書を封のまま提出できます。施設職員に中身を読まれない経路が制度上用意されていることを知っている被収容者は、実は多くない

間違えやすい点 AI による整理

  • 「収容中の医療は人道的配慮、つまり施設側の好意で行われるもの」と理解されていることが多いが、本条は所長の法的義務として書いている。好意なら履行を求める根拠がないが、義務なら不履行は違法性の判断材料になり、国家賠償法1条の請求につながりうる。好意か義務かという位置づけの差が、そのまま請求可能性の差になる
  • 健康診断の義務があることは知られていても、その頻度の下限が条文に数字で書かれていることまで意識されていない。3か月に1回「以上」であり、上限ではなく下限である。半年に1回しか実施されていない施設があれば、それ自体が条文違反の疑いを構成する。数字を知っている側だけが、その逸脱を指摘できる
  • 被収容者の側から見れば健康診断は「受けられる権利」だが、法律の側から見れば3項で「拒めない義務」でもある。この落差を知らずに受診を拒むと、施設側の規律違反の評価を受けかねない。守られる立場と従う立場を同時に負わされている、その二重性が本条の実像である
比較の観点この条文ほかの条文
規律対象入管法55条の41:収容開始時の聴取と定期・臨時の健康診断入管法55条の42:傷病時の診療等(健診後の治療段階)
刑事収容施設法:刑事施設の被収容者の健康管理
拘禁の性質退去強制手続等のための行政上の収容同じく行政上の収容
刑罰の執行・未決勾留等
本人の拒否健康診断は拒めない(必要な限度内の医学的処置を含む)治療段階の同意の扱いは別規定による
健康診断について同様の受忍義務を定める構造

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
入出國及移民法・外國人收容管理規則

台湾でも移民署の収容に際し健康状態の確認が規則レベルで定められている。日本は法律本体に3か月という頻度の下限を明記している点が特徴

ドイツ
AufenthG § 62a

ドイツは退去強制のための拘禁の執行方法を規律し、刑事施設との分離などを定める。医療の具体的運用は州の執行法令に委ねられる部分が大きい

アメリカ
ICE Performance-Based National Detention Standards 2011

米国は法律ではなく行政上の拘禁基準で医療スクリーニングや健康診断を定める。拘束力や遵守状況の検証が繰り返し議論されている

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 在留資格を失って収容された知人から「持病の薬が切れそうだが誰にも言えていない」と連絡が来た。収容開始時の聴取(1項)で申告されていたか、それが記録に残っているかが最初の確認点になる。記録がないまま悪化すれば、後から国家賠償を求めるときに「申告した事実」の立証が丸ごと消える
  • 支援団体の一員として面会に行ったら、被収容者が「もう半年近く医師の診察を受けていない」と訴えた。2項の3か月に1回という下限を下回っている疑いがある。面会記録に日付と本人の供述を残すこと、それが後の申立てで唯一の外部証拠になる
  • 被収容者側の視点で言えば、結核の疑いを理由にエックス線撮影を求められ、断りたいと考える場面がある。3項は拒否できないと明記する。ただし拒めないのは「健康診断の実施のため必要な限度内」の処置であり、目的外の検査や、捜査目的の検体採取まで含むわけではない。この区別が本人の唯一の防御線になる
  • 仮放免の申請を準備している。あと10日で審査の面談だ。健康状態は仮放免の判断要素になるため、定期健康診断の結果や診療記録の開示を求めておくかどうかで、提出できる資料の厚みが変わる
  • もし収容中に急な腹痛が起きたら、どうなる? 2項後段の「保健衛生上必要があるとき」に該当すれば、3か月の定期を待たずに受診させる義務が発生する。「次の定期健診まで待て」という回答は、この後段の存在を前提にすれば必ずしも適法ではない

取るべき行動

被害を受けた側:1. 収容開始時の聴取で持病・外傷・服薬内容を具体的に申告し、申告した事実と日付を記憶または記録する2. 最後に医師の診察を受けた日を記録し続ける。3か月を超えたら書面で受診を申し出る3. 急変時は2項後段の「保健衛生上必要があるとき」を根拠に、定期健診を待たずに受診を求める4. 対応されない場合は入管庁への申出、弁護士会の人権救済申立て、支援団体を通じた外部記録化を並行して進める

訴えられた側:1. 施設運営側であれば、1項の聴取結果と2項の健診実施日を漏れなく記録化し、法務省令の定める方式に沿っているかを確認する2. 3か月の間隔が延びた事案については、延びた理由(医師の確保状況、本人の受診拒否等)を個別に記録する3. 3項に基づく医学的処置を行う場合、健康診断の目的と必要な限度の範囲内であることを説明し、記録に残す4. 本人が拒否した場合、拒否の事実と説得の経過を記録することが、後の争訟で唯一の防御材料になる

時効(請求できる期限):本条自体に期限の定めはないが、健康診断は3か月に1回以上という間隔が法定されている。健康管理の懈怠を理由とする国家賠償請求は、損害および加害者を知った時から3年(人の生命または身体を害する場合は5年)、行為時から20年(国家賠償法4条、民法724条、724条の2)。収容中は請求の準備が困難になるため、起算点の把握が実務上の争点になりやすい(最新の改正状況をご確認ください)

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出入国管理及び難民認定法の全文を見る所属する編章節を開く:第四節 保健衛生及び医療

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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