労働安全衛生法 第53条の2(都道府県労働局長による設計審査等の実施)
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- 都道府県労働局長は、登録を受ける者がいないとき、第四十九条の規定による設計審査等の業務の全部又は一部の休止又は廃止の届出があつたとき、前条第一項若しくは第二項の規定により登録を取り消し、又は登録設計審査等機関に対し設計審査等の業務の全部若しくは一部の停止を命じたとき、登録設計審査等機関が天災その他の事由により設計審査等の業務の全部又は一部を実施することが困難となつたときその他必要があると認めるときは、当該設計審査等の業務の全部又は一部を自ら行うことができる。
- 2.都道府県労働局長が前項の規定により設計審査等の業務の全部又は一部を自ら行う場合における設計審査等の業務の引継ぎその他の必要な事項については、厚生労働省令で定める。
この条文の基本情報
都道府県労働局長による設計審査等の実施とは何ですか?
定義都道府県労働局長による設計審査等の実施とは、労働安全衛生法第53条の2に定められた規定で、「都道府県労働局長は、登録を受ける者がいないとき、第四十九条の規定による設計審査等の業務の全部又は一部の休止又は廃止の届出があつたとき、前条第一項若しくは第二項の…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 労働安全衛生法第53条の2(都道府県労働局長による設計審査等の実施)は、日本の労働安全衛生法に含まれる条文です。
- 労働安全衛生法第53条の2の条文原文は「都道府県労働局長は、登録を受ける者がいないとき、第四十九条の規定による設計審査等の業務の全部又は一部の休止又は廃止の届出があつたとき、前条第一項若しくは第二項の…」で始まります。
- 労働安全衛生法第53条の2は第一節 機械等に関する規制に置かれています。
- 労働安全衛生法の公布日は昭和47年6月8日です。
- 労働安全衛生法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 労働安全衛生法第53条の2の前の条は労働安全衛生法第53条です。
- 労働安全衛生法第53条の2の次の条は労働安全衛生法第53条の3です。
- 労働安全衛生法第53条の2には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
労働安全衛生法(昭和四十七年法律第五十七号)第53条の2 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/347AC0000000057 - 本サイト収録
労働安全衛生法(昭和四十七年法律第五十七号)第53条の2(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/347AC0000000057/53_2
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点労働安全衛生法53条の2は、登録機関が不在・休止・取消し・業務停止・天災等で設計審査等を行えないとき、都道府県労働局長が自ら業務を行えると定める。引継ぎは省令が定める。
Q · 審査をお願いしていた登録機関が業務停止になったら、私の申請はどこへ行くんですか?
労働局長が自ら引き取れる回路が用意されています
労働安全衛生法53条の2第1項により、登録を受ける者がいないとき、休止・廃止の届出があつたとき、登録の取消しや業務停止命令をしたとき、天災その他の事由で実施が困難となつたとき、その他必要があると認めるときは、都道府県労働局長が設計審査等の業務を自ら行うことができます。ただし条文は「行うことができる」という権限規定であり、義務規定ではありません。申請の引継ぎその他必要な事項は同条2項により厚生労働省令に委ねられているため、実際の扱いは省令と各機関の業務規程で確認する必要があります。
解説
特定機械等の設計審査は、国の役所が直接やっているとは限らない。国の登録を受けた民間機関が、行政の代わりに審査を担っている。では、その機関が業務停止処分を受けたら、天災で機能が止まったら、そもそも手を挙げる機関が一つもない地域だったら、あなたが出した申請はどこへ行くのか。53条の2はその答えを書いた条文である。都道府県労働局長は、登録を受ける者がいないとき、休止・廃止の届出があつたとき、登録を取り消し又は業務停止を命じたとき、天災その他の事由で実施が困難になつたとき、そして「その他必要があると認めるとき」に、設計審査等の業務を自ら行うことができる。注目すべきは最後の包括条項だ。発動は局長の判断で足り、申請者への事前の同意手続は条文上どこにもない。しかも引継ぎの手順は条文本体になく、2項で厚生労働省令に委ねられている。あなたの申請書と図面がどう移されるかは、法律を何度読んでも書いていない。
法的な位置づけ
労働安全衛生法53条の2は、登録設計審査等機関による設計審査等の業務が、担い手不在、休止・廃止の届出、登録の取消し、業務停止命令、天災その他の事由により行われなくなつた場合に、都道府県労働局長が当該業務の全部又は一部を自ら実施できる権限を定める規定である。業務の引継ぎその他必要な事項は厚生労働省令に委任されている。
よくある質問 AI による整理
Q1労働安全衛生法53条の2とは何を定めた条文ですか?
設計審査等の業務を担う登録機関が機能しない場面で、都道府県労働局長が自らその業務を行える権限を定めた条文です。引継ぎ手続は厚生労働省令に委任されています。
Q2登録設計審査等機関の登録が取り消されたら、審査は誰がやりますか?
本条1項の発動要件に当たるため、都道府県労働局長が設計審査等の業務の全部又は一部を自ら行うことができます。ただし義務ではなく権限であるため、所轄労働局への確認が必要です。
Q3天災で登録機関が業務できなくなったらどうなりますか?
「天災その他の事由により設計審査等の業務を実施することが困難となつたとき」として本条1項の要件に該当し、都道府県労働局長が自ら業務を行うことができます。
Q4業務の引継ぎ手続はどこに書いてありますか?
法律本体にはありません。本条2項が「引継ぎその他の必要な事項については、厚生労働省令で定める」と委任しているため、探すべきは法律ではなく省令と各機関の業務規程です。
Q5登録機関が業務をやめるときはどんな手続が必要ですか?
労働安全衛生法49条により、設計審査等の業務の全部又は一部の休止又は廃止の届出が必要です。この届出があつたことが、そのまま本条1項の発動要件になります。
Q6「その他必要があると認めるとき」とはどんな場合ですか?
条文は具体例を列挙せず、包括条項として都道府県労働局長の判断に委ねています。列挙事由に当たらなくても審査の空白が生じる局面を広く拾うための受け皿規定です。
Q7労働局が自ら審査する場合、申請先は変わりますか?
審査主体が民間機関から都道府県労働局へ移るため、窓口も処理体制も変わります。具体的な提出先と手続は所轄の都道府県労働局に直接確認してください。
Q8設計審査等の業務を行える機関はどうやって調べますか?
厚生労働省および都道府県労働局が公表する登録機関の情報で確認します。地域によっては登録を受ける者がいない場合があり、その場合は本条1項が働きます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1審査をお願いしていた機関が業務停止になったら、払った手数料ってどうなるんですか?
本条は手数料の精算まで書いていない。1項で都道府県労働局長が業務を自ら行えることを定め、引継ぎその他の必要な事項は2項で厚生労働省令に委ねている。実際の扱いは、省令の引継ぎ規定と各登録機関の業務規程の組み合わせで決まる。実務のポイント:業務規程は申請前でも内容を確認できる。処分が出てから読む人がほとんどだが、そこには返還や再申請の扱いが書かれており、機関を選ぶ段階での判断材料になる
Q2うちの地域には登録機関がないと言われました。結局、誰が審査してくれるんでしょうか?
本条1項の「登録を受ける者がいないとき」に該当し、都道府県労働局長が自ら設計審査等の業務を行うことができる。つまり審査の担い手は全国一律ではなく、地域と時期によって民間機関と行政のあいだで入れ替わる。実務のポイント:民間機関と労働局とでは、事前相談の受け方も処理の段取りも同じではない。局が自ら行う局面では窓口が限られるため、書類を作り込む前に事前相談の予約を取れるかどうかが日程を左右する
間違えやすい点 AI による整理
- 「登録機関が処分を受けても行政が引き継ぐ」ところまでは知っている人もいる。だが本条1項が「自ら行うことができる」という権限規定であり、義務規定として書かれていないことの重みは見落とされやすい。実務上は審査の空白を放置しないよう運用されるが、法文の建て付けが「できる」である以上、いつ発動するかは局長の判断に委ねられている。この差を知っているかどうかで、労働局への働きかけ方が変わる
- 「引継ぎのルールは法律のどこに書いてあるのか」と条文を探し回る人がいるが、問いの立て方そのものが誤っている。2項が厚生労働省令へ委任している以上、法律本体をいくら読んでも手続は出てこない。探す先は法律ではなく省令であり、実務の細部は登録機関の業務規程にまで降りていく
- あなたから見れば、審査機関に手数料を払って依頼した民間同士の取引に見える。だが法律から見れば、それは行政事務の担い手に対する登録制度の運用である。だから機関に対する取消しや停止は行政処分(役所が相手方に直接下す具体的な決定)として行われ、あなたの申請の運命も行政側の判断で動く。民民の契約なら債務不履行を持ち出す場面でも、ここではその発想が空振りする
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 条文の役割 | 53条の2:労働局長が業務を自ら行う(受け皿) | 53条:登録の取消し・業務停止命令(排除) 49条:休止・廃止の届出(自発的離脱) |
| 動く主体 | 都道府県労働局長 | 行政(監督権者) 登録設計審査等機関 |
| 法的性質 | 権限規定(「行うことができる」) | 行政処分(不利益処分) 届出義務 |
| 申請者への影響 | 審査主体が行政へ入れ替わる | 依頼先が審査を続けられなくなる 未処理案件が宙に浮く起点になる |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾も危険性機械・設備の検査を代行検査機構に担わせるが、権限の委託は行政程序法上の委託法理に基づき、主管機関が自ら検査を行える余地を保持する
韓国も安全認証を指定機関に担わせ、指定取消しの制度を置く。行政が業務を引き取る局面の細目は下位法令に委ねられる点が日本と近い
ドイツは認可監視機関(ZÜS)に検査を担わせ、認可の取消しは州の中央機関が行う。認可主体と監督主体が制度上明確に分離している
米国は民間試験機関を OSHA が認可し、認可の取消しも OSHA が行う。行政が代わつて試験業務そのものを実施する構造ではない点が日本と異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 審査を依頼していた登録機関が業務停止命令を受けたと知ったのが、設備の据付予定日の三週間前だったとしたら? 電話は繋がらず、提出した図面も返ってこない。この局面であなたが確認すべきことは二つしかない。都道府県労働局長が本条1項で業務を自ら引き受けたのか、そして2項の委任を受けた厚生労働省令の引継ぎ手続で、あなたの申請の効力が維持されるのか。所轄の都道府県労働局に直接当たる以外に、この二つを知る方法はない
- 登録機関の側で採算が合わなくなり、第49条の廃止の届出を出す。届け出た瞬間、本条1項の引き金が引かれる。手元に抱えていた未処理案件は、機関の意思とは関係なく行政の側へ移っていく
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