感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第53条の22(報告徴収)
- 法令番号
- 平成十年法律第百十四号
- 公布
- 最終改正
- 施行
- 効力
- 現行
- 種別
- 法律
- データ取得日
- 令和8年10月2日
- AI 解説の確認日
- 公式原文
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- 引用形式
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第53条の22
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- 厚生労働大臣又は感染症対策物資等の生産、輸入、販売若しくは貸付けの事業を所管する大臣は、感染症対策物資等の国内の需給状況を把握するため、感染症対策物資等の生産、輸入、販売又は貸付けの事業を行う者に対し、感染症対策物資等の生産、輸入、販売又は貸付けの状況について報告を求めることができる。
- 2.前項の規定により報告の求めを受けた者は、その求めに応じるよう努めなければならない。
この条文の基本情報
報告徴収とは何ですか?
定義報告徴収とは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22に定められた規定で、「厚生労働大臣又は感染症対策物資等の生産、輸入、販売若しくは貸付けの事業を所管する大臣は、感染症対策物資等の国内の需給状況を把握するため、感染症対策物資等の生産、…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22(報告徴収)は、日本の感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に含まれる条文です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22の条文原文は「厚生労働大臣又は感染症対策物資等の生産、輸入、販売若しくは貸付けの事業を所管する大臣は、感染症対策物資等の国内の需給状況を把握するため、感染症対策物資等の生産、…」で始まります。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22は第九章の二 感染症対策物資等に置かれています。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の公布日は平成10年10月2日です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22の前の条は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の21です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22の次の条は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の23です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第53条の22には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第53条の22 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/410AC0000000114 - 本サイト収録
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第53条の22(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/410AC0000000114/53_22
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点感染症法53条の22は、厚生労働大臣等が感染症対策物資等の事業者に生産・輸入・販売・貸付けの状況報告を求められると定める。事業者の応諾は罰則のない努力義務である。
Q · 国からマスクや手袋の在庫報告を求められたら、必ず出さないといけないの?
罰則はないが、応じるよう努める義務がある
感染症法53条の22第1項により、厚生労働大臣または物資の事業を所管する大臣は、感染症対策物資等の生産・輸入・販売・貸付けを行う事業者に状況の報告を求めることができます。第2項は事業者に「応じるよう努めなければならない」と定めるだけで、本条に罰則はありません。ただし報告は後続の生産要請や配分調整の基礎になるため、営業秘密の部分を区分したうえで協力するのが現実的な対応です。
解説
「求めに応じるよう努めなければならない」。第2項の言い回しが本条の性格を決めている。厚生労働大臣、または物資の事業を所管する大臣(医療機器や個人防護具なら経済産業大臣などが想定される)は、マスク、医薬品、検査キット、手袋などの感染症対策物資等を生産・輸入・販売・貸付けする事業者に対し、生産量・在庫・出荷の状況を報告するよう求めることができる。ただし事業者側の義務は努力義務(守るよう努めるべきだが、守らなくても罰則はない義務)にとどまる。本条には罰則がなく、強制的な立入検査もない。とはいえ「無視してよい」という意味にはならない。国は需給の全体像をつかめなければ、生産要請、配分、備蓄の放出を正しく打てない。2020年春に起きたマスク不足は、まさにこの全体像が見えないまま走った結果である。事業者のあなたにとって本当に大事なのは、提出するかどうかより、何をどこまで書き、どの情報に営業秘密の印を付けて出すかという点だ。
法的な位置づけ
感染症法53条の22は、感染症対策物資等の報告徴収を定める規定であり、厚生労働大臣または当該物資の事業を所管する大臣が、国内の需給状況を把握する目的で、生産・輸入・販売・貸付けの事業者に対し事業の状況の報告を求めることができる旨を定める。報告を求められた事業者の応諾義務は努力義務であり、本条に罰則規定は置かれていない。
手順
- 1.報告の求めの根拠と範囲を確認 届いた依頼文で、根拠条文(感染症法53条の22か)、求めている大臣、対象物資、報告項目、期限を確認する。任意の協力依頼なのか本条に基づく求めなのかを最初に切り分ける
- 2.営業秘密に当たる情報を区分 取引先名、単価、仕入先、生産能力など競争上の地位に関わる情報を洗い出し、提出する数字と非公開を希望する部分を分ける。非公開を希望する理由も書面にまとめる
- 3.報告データを集計し推計値を明示 指定された様式に合わせて生産・輸入・在庫・出荷の数字を集計する。推計値には推計である旨と算定方法を明記し、回答できない項目は理由を付けて回答不能と記載する
- 4.非公開希望を添えて提出し記録を保存 報告書に非公開希望の範囲と理由を添えて期限内に提出する。提出日、提出先、提出内容の控えを保存し、後の情報公開請求に伴う意見照会や追加照会に備える
よくある質問 AI による整理
Q1感染症対策物資等とは何ですか?
感染症の予防や医療に必要な医薬品、医療機器、個人防護具などの物資を指す法律上の概念です。マスク、手袋、ガウン、検査キットなどが典型例として想定されます。
Q2感染症法53条の22の報告徴収に罰則はある?
ありません。第2項は「応じるよう努めなければならない」という努力義務で、本条違反を処罰する規定は置かれていません。断ること自体は違法ではありません。
Q3在庫報告を求めてくるのはどの省庁?
厚生労働大臣のほか、その物資の生産・輸入・販売・貸付けの事業を所管する大臣です。物資の種類によっては経済産業大臣などが求めることも想定されます。
Q4在庫報告の期限はいつまで?
本条に法定の期限はありません。期限は個々の報告の求めの中で指定されます。対応できない場合は、理由を添えて期限の調整を相談するのが実務的です。
Q5在庫報告に取引先名まで書く必要はある?
条文上、報告項目は「生産、輸入、販売又は貸付けの状況」とされ、具体的な項目は個々の求めで指定されます。競争上重要な情報は非公開希望を明記して区分提出できます。
Q6在庫報告を断ったら不利益はある?
本条による処罰はありません。ただ、後続の生産要請や配分調整の場で自社の実情を説明する材料を自ら手放すことになり、実務上の不利益が生じる可能性はあります。
Q7個人の買い占めは感染症法53条の22で規制される?
されません。本条の対象は事業者の生産・輸入・販売・貸付けの状況把握です。2020年のマスク転売規制は国民生活安定緊急措置法に基づく政令で行われました。
Q8平時でも在庫報告を求められることはある?
条文上、緊急事態宣言などの発令は要件とされていません。国内の需給状況を把握する必要があれば、所管大臣は報告を求めることができる構造になっています。
この条文についての質問 AI による整理
Q1国から在庫報告を求められたけど、出さなかったら罰金とか取られるんですか?
本条第2項は「応じるよう努めなければならない」という努力義務にとどまり、本条の違反に対する罰則規定はありません。実務のポイント:罰則がないからこそ、省庁は協力的な事業者とそうでない事業者を実務上見分けています。後続の要請や配分調整の場で、日頃の協力実績が交渉の空気を左右することは珍しくありません
Q2出した販売データ、情報公開請求でライバル会社に見られたりしませんか?
行政機関の保有する情報の公開に関する法律第5条第2号は、公にすると法人の競争上の地位を害するおそれがある情報を不開示とする旨を定めています。実務のポイント:不開示の判断は個別に行われるため、提出時に「どの部分がなぜ秘密か」を書面に残しておくと、開示請求があったときの意見照会で主張しやすくなります。何も書かずに一括で出すのが一番危ない
Q3うちは小さな卸なんですが、報告の対象になるんですか?
本条は「生産、輸入、販売又は貸付けの事業を行う者」を広く対象にしており、条文上、規模による除外はありません。実際に誰へ求めるかは所管大臣が需給把握の必要に応じて判断します。実務のポイント:地域の需給を把握するために中小の卸に声がかかることもあります。最初の依頼が業界団体経由で回ってくる場合もあるので、団体の連絡網に入っておくと早く気付けます
間違えやすい点 AI による整理
- 「国から報告を求められた以上、出さなければ処罰される」と身構える事業者は多い。しかし第2項は努力義務であり、本条違反に対する罰則規定はない。断ること自体は違法ではない。そのうえで、断ったという事実は省庁側の記録に残ると考えておくべきだ
- 「罰則がないなら放っておけばいい」という発想は、深刻度を読み違えている。報告徴収は、生産要請や配分調整といった後続の措置に入る前段階にあたる。需給データを出さない事業者は、その後の調整で自社の実情(原材料不足、海外工場の停止など)を説明する土台を持たないまま、要請を受け止めることになりかねない
- 消費者の立場からは「買い占めや転売を取り締まる条文」に見えるかもしれない。だが本条が対象にしているのは事業者の生産・輸入・販売・貸付けの状況把握であり、個人の購入行動を規制するものではない。2020年のマスク転売禁止は、感染症法ではなく国民生活安定緊急措置法に基づく政令で行われた
他国ではどう定めているか 2 か国
台湾は指揮中心成立期間に防疫物資の徴用・調度を認める強制型の設計で、日本の努力義務型の報告徴収とは強制力の点で対照的
米国は国防生産法に基づき事業者から情報を収集でき、新型コロナ期に医療物資へ適用された。罰則付きの強制的な情報収集権限を含む点で日本より強い
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 新型の呼吸器感染症が広がり始めた週、あなたが経営する医療用手袋の輸入商社に、所管省庁から「輸入量・在庫・主要納入先を報告されたい」というメールが届いた。期限は5営業日後。罰則はないと知っていても、取引先リストまで出してよいのか、社内で意見が割れる
- 報告しなかったら、何か不利益はある? 本条そのものに罰則はない。ただ、その後に行われる生産要請や物資配分の調整で、需給を自社に有利に説明する機会を自分から手放すことになる
- 地方のクリニックで、検査キットの発注がどこに出しても「入荷未定」と返ってくる。院長であるあなたは個別に交渉するしかないと思っている。実際には、国が卸・メーカーから集めた在庫データが、配分調整の土台になっている
- ドラッグストアの本部で商品調達を担当している友人が「国から在庫報告を求められたけど、競合に数字が漏れないか不安だ」と相談してきた。あなたは、情報公開請求には法人の競争上の利益を守る不開示事由があること、提出時に非公開の希望を明記できることを伝えられる
取るべき行動
被害を受けた側:物資不足で困っている医療機関・介護施設の場合:1. 発注・欠品の記録(日付、品名、数量、卸の回答)を残す2. 都道府県の担当部署や業界団体に、具体的な不足状況を数字で伝える。国の需給把握は事業者の報告だけでなく、現場からの声も材料になる3. 単一の卸に依存せず、平時から複数の調達ルートを確保しておく4. 卸側の契約不履行による損害は、契約内容に照らして民法415条で検討する
訴えられた側:報告を求められた事業者の場合:1. 求めの根拠条文、対象物資、期限、報告項目を確認する2. 罰則はないが、原則として協力する方針を取るのが現実的3. 取引先名・単価など競争上重要な情報は、非公開希望の理由を添えて区分して出す4. 推計値には推計である旨を明記し、過大・過小報告と受け取られないようにする5. 物理的に回答できない項目は、理由を付けて回答できない旨を伝える
時効(請求できる期限):本条に法定の期限や時効はない。報告期限は個々の求めの中で指定される。報告するかどうかとは別に、物資不足による損害を取引先に請求する場合は、一般消滅時効(民法166条、権利を行使できることを知った時から5年、または権利を行使できる時から10年)が適用される
改正沿革 AI による整理
- 令和4年(2022年)改正(法律第96号)関連 新型コロナ対応の反省を踏まえ、感染症対策物資等の確保措置が整備された改正の一環として設けられたと考えられる。新設時期・施行日(令和6年4月1日施行と推定)は人による検証が必要
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第3条国の責務、感染症対策の総合的推進
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第4条国民の責務、予防への協力努力
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第36条の3医療措置協定、平時からの体制確保(現行効力を要確認)
- 新型インフルエンザ等対策特別措置法 第55条緊急事態下の特定物資売渡し要請
- 国民生活安定緊急措置法 第26条政令による物資譲渡等の規制、マスク転売禁止の根拠
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出典と編集方針
- 出典
- e-Gov法令検索上流データと同期
- AI 解説
- 編集部による整理 · 条文の原文ではありません AI 解説は条文の原文をもとにモデルが生成し、確認手順を経たものです。理解の補助であり、法的効力は公式の原文が基準です。