警察法 第62条(警察官の階級)
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警察官(長官を除く。)の階級は、警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長及び巡査とする。
この条文の基本情報
警察官の階級とは何ですか?
定義警察官の階級とは、警察法第62条に定められた規定で、「警察官(長官を除く。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 警察法第62条(警察官の階級)は、日本の警察法に含まれる条文です。
- 警察法第62条の条文原文は「警察官(長官を除く。」で始まります。
- 警察法第62条は第五章 警察職員に置かれています。
- 警察法の公布日は昭和29年6月8日です。
- 警察法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 警察法第62条の前の条は警察法第61条の3です。
- 警察法第62条の次の条は警察法第63条です。
- 警察法第62条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
警察法(昭和二十九年法律第百六十二号)第62条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000162 - 本サイト収録
警察法(昭和二十九年法律第百六十二号)第62条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/329AC0000000162/62
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点警察法第62条は、警察官(警察庁長官を除く)の階級を警視総監から巡査までの九段階と定める。巡査長は法律上の階級ではなく、規則上の職名である。
Q · 警察官の階級はいくつあって、巡査長は入っているの?
法律上の階級は九つで、巡査長は入っていない
警察法62条は、警察官の階級を警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査の九つと定めています。警察庁長官はカッコ書きで階級の外に置かれています。巡査長は国家公安委員会規則に基づく職名で、法律上の立場は巡査です。階級は手続上の権限とも連動し、逮捕状を請求できるのは公安委員会が指定する警部以上に限られます(刑事訴訟法199条2項)。
解説
警察官の肩書きは九段しかない。下から巡査、巡査部長、警部補、警部、警視、警視正、警視長、警視監、警視総監。そのさらに上に立つ警察庁長官は、条文のカッコ書きのとおり階級の外に置かれている。ドラマでよく聞く「巡査長」は、実はこの九段に入っていない。国家公安委員会規則で定められた職名にすぎない。知っておくと得をするのは、階級で法律上の権限が変わるという点である。逮捕状を裁判官に請求できる警察官は、公安委員会が指定した警部以上に限られる(刑事訴訟法199条2項)。また警視正以上になると、県警に勤めていても身分は国家公務員に切り替わる(警察法56条)。名刺や警察手帳に書かれた二文字を見れば、目の前の相手がその場で何を決められて、何を上に回すしかないのかが分かる。
法的な位置づけ
警察法62条は警察官の階級を定める規定であり、警察庁長官を除く警察官の階級を、上位から警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長及び巡査の九段階とする旨を規定する。同法63条の上官の指揮監督とあわせ、警察組織の命令系統の基礎をなす。
よくある質問 AI による整理
Q1警察官の階級 順番は?
上から警視総監、警視監、警視長、警視正、警視、警部、警部補、巡査部長、巡査の九つです。警察法62条が定めています。
Q2警察庁長官は階級でいうと何?
警察庁長官は階級を持ちません。警察法62条のカッコ書きで階級から除かれ、警察官の頂点に立つ職として別に扱われています。
Q3警視総監とは何人いる?
警視総監は警視庁の長で、階級としての警視総監は通常1人です。九段の階級のうち最上位にあたります。
Q4警視正以上は国家公務員になる?
はい。都道府県警察の警視正以上は地方警務官と呼ばれ、身分は一般職の国家公務員になります(警察法56条)。
Q5逮捕状を請求できる警察官の階級は?
公安委員会の指定を受けた警部以上の警察官に限られます(刑事訴訟法199条2項)。巡査や巡査部長は請求できません。
Q6キャリア警察官は何の階級からスタート?
階級の初任は法律ではなく人事運用で決まります。条文は階級の種類を定めるだけで、採用区分ごとの初任階級は規定していません。
Q7警察官の階級は法律で決まっている?
はい。階級の種類そのものは警察法62条という法律で定められています。巡査長のような職名は規則で定められ、階級とは別です。
Q8階級章で階級は見分けられる?
制服の階級章の規格は警察官の服制に関する規則で定められています。階級章を見ればおおよその階級を読み取れます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1巡査長って、巡査より一つ上の階級なんですか?
違います。警察法62条が定める階級は九つで、巡査長は含まれていません。巡査長は巡査長に関する規則(国家公安委員会規則)に基づく職名で、法律上の立場は巡査のままです。実務のポイント:巡査長は、昇任試験を受けないまま現場で長く勤めているベテランに多い肩書きです。階級は下でも、地域の事情には誰よりも詳しいことがあります
Q2ドラマでよく出てくる「警部」って、実際どれくらい偉いんですか?
九段のちょうど真ん中あたりです。法律上の意味が大きいのは、公安委員会の指定を受けた警部以上だけが逮捕状を請求できる点です(刑事訴訟法199条2項)。実務のポイント:警察署で逮捕や令状の話が止まっているときは、指定を受けた警部以上の判断を待っていることが多いです。ボトルネックがどこにあるかは、階級を見れば見当がつきます
間違えやすい点 AI による整理
- 「巡査長」も正式な階級の一つだと思われがちだが、法律上の階級は九つしかなく、巡査長は入っていない。巡査長は、経験を積んだ巡査に国家公安委員会規則に基づいて与えられる職名で、法律上の立場はあくまで巡査である
- 階級は組織の中の上下関係にすぎず、市民には関係ないと思われている。しかし法律から見ると、階級はそのまま手続の権限の境目になっている。逮捕状の請求は指定を受けた警部以上に限られ、身分が国家公務員に変わる境目は警視正である。「偉い人かどうか」という市民の見方と、「誰が法的に決められるか」という法律の見方の違いを知らないと、話す相手を間違えることになる
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定内容 | 警察法62条:警察官の階級を九段階と定める | 警察法63条:警察官は上官の指揮監督を受け職務を執行する 警察法56条:都道府県警察の警視正以上は国家公務員(地方警務官) |
| 階級との関係 | 階級の種類と順序そのものを定める | 階級の上下を命令系統として機能させる 警視正を身分の境目とする |
| 市民への影響 | 相手の階級から権限の高さを読み取れる | 現場の判断が上官に上がる理由になる 県警幹部の身分・任免が国の制度に属する |
他国ではどう定めているか 2 か国
台湾は警察官の官等を警監・警正・警佐に分け、その中をさらに階で細分する方式をとる
韓国も警察公務員の階級を法律で列挙し、日本と同様に法定の段階制をとる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 家族が警察署に連れて行かれた夜、対応した警察官の名刺には「巡査部長」とあった。上の判断を待っているので、と言われて話が進まない。それは言い逃れではない。逮捕状を請求できるのは指定を受けた警部以上だけで、身柄をどうするかは階級の上の人が判断する仕組みになっている。窓口で「今、判断しているのはどの方ですか」と聞けば、話の相手をはっきりさせられる
- 来年の春に警察学校を出たら、辞令に書かれる肩書きは「巡査」。九段ある梯子の一番下からのスタートである。巡査部長になるには昇任試験に受かる必要がある。何年目で受けられるかの要件は都道府県ごとに違う
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和29年(1954年) 新設:現行警察法の制定により、警察官の階級を九段階とする本条が置かれた
- 警察法 第63条上官の指揮監督を受け職務執行
- 警察法 第56条警視正以上は国家公務員(地方警務官)
- 警察法 第16条階級外の警察庁長官の任免
- 警察法 第49条警視総監の任免手続(現行効力を要確認)
- 刑事訴訟法 第199条逮捕状請求は指定警部以上に限定
- 刑事訴訟法 第189条警察官の司法警察職員としての地位
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