要点実用新案法48条の5は、国際実用新案登録出願の国内移行手続を定め、国内書面提出期間(原則、優先日から30月)内に書面提出と登録料・手数料の納付を求める規定である。
Q · PCT 国際出願をしたら、日本でもそのまま実用新案権がもらえるんですか?
いいえ。原則優先日から30月内に書面提出と料金納付が必要です
実用新案法48条の5により、国際実用新案登録出願をしても、それだけでは日本で権利は発生しません。国内書面提出期間(原則、優先日から30月)内に、出願人・考案者の氏名等を記載した書面を特許庁長官に提出し、外国語出願なら要約の翻訳文も提出し、さらに第32条1項の登録料と第54条2項の手数料を納付して初めて国内処理の請求ができます。一つでも欠けると補正命令が出され、放置すれば出願は却下されます。
PCT 国際出願を済ませて、これで世界中、もちろん日本でも自分の考案が守られると思っていないか。違う。国際出願はあくまで世界共通の「受付」を一本化しただけだ。日本で実際に権利を得るには、国内書面提出期間(原則、優先日から30月)の内に、出願人や考案者の氏名を記載した書面を特許庁長官に出し、外国語でした出願なら要約の翻訳文も出し、さらに登録料と手数料まで納めなければならない。これら全部を期限内に終えて、はじめて国内処理の請求ができる。一つでも欠ければ特許庁長官から補正命令が飛び、それすら無視すれば出願は却下される。実用新案は特許と違い、中身を審査せずに登録される制度(無審査登録)であるぶん、入口の手続要件は機械的で容赦がない。期限という名の崖は、落ちたら二度と戻れない。
実用新案法48条の5は、特許協力条約(PCT)に基づく国際実用新案登録出願の国内段階移行手続を定める規定である。出願人は国内書面提出期間内に所定の書面を特許庁長官に提出し、外国語出願では要約の翻訳文を、加えて登録料および手数料を納付する義務を負う。これらを完了して初めて国内処理の請求ができる。
AI 輔助整理,以條文原文為準
PCT 国際出願を日本で権利化するための国内移行手続の締め切りで、原則として優先日から30月(2年6月)です。実用新案法48条の5の各手続をこの期間内に完了する必要があります。
原則、優先日から30月以内です。外国語実用新案登録出願の翻訳文には翻訳文提出特例期間が別に定められています。期限を過ぎると日本での権利化は原則できません。
第32条1項の登録料と第54条2項の手数料が必要で、いずれも国内書面提出期間内の納付が求められます。実用新案は無審査登録のため登録料の前納が必須です。
救済規定の適用は極めて限定的です。期間徒過に対する救済は要件が厳しく、原則として一度過ぎた期限から権利を回復することはできません。
外国語実用新案登録出願の場合、明細書等の翻訳文に加え、要約の翻訳文を国内書面提出期間(翻訳文提出特例期間)内に提出する必要があります。日本語出願では不要です。
特許庁長官が指定した相当の期間内に補正しなければ、出願は却下されます。補正命令は救済のシグナルなので、まず補正期限を確認することが重要です。
基本構造は特許法184条の5に対応しますが、実用新案は無審査登録のため登録料の前納が国内移行の要件に組み込まれている点が特徴です。
国内移行に必要な書面提出・翻訳文提出・登録料・手数料の納付を全て完了したうえで、日本での実体的な処理(登録手続)を進めるよう求める請求です。
国際出願(PCT)は世界共通の受付を一本化する制度であって、それ自体が各国の権利を発生させるわけではないからです。本条第1項により、日本で権利化するには国内書面提出期間内に所定の書面を出し、第4項のとおり登録料・手数料も納めて初めて国内処理の請求ができます。業界裏話ヒント:弁理士に国際出願を依頼していても、どの国に移行するか指示を出すのは出願人側です。日本移行の指示を出し忘れると弁理士は動きません。「任せたから安心」が一番危ない。
終わりではありません。本条第2項の補正命令は、指定された相当の期間内に不足を直せば出願を生かすための救済の仕組みです。第3項で特許法第百八十四条の五第三項が準用され、補正による手続の追完が認められます。放置して期間を徒過した場合に却下されます。業界裏話ヒント:補正命令は「不備があるが、まだ間に合う」というシグナル。届いた瞬間に補正期限だけ先に確認し、内容の精査は後回しでよい。期限を見落とすことが唯一にして最大の事故です。
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 規律する内容 | 48条の5:国内移行の書面提出・登録料・手数料の納付要件と補正命令 | — |
| 納付との関係 | 登録料(32条1項)・手数料(54条2項)の期限内納付が国内処理請求の前提 | — |
| 違反時の効果 | 補正命令→相当の期間内に補正しなければ却下 | — |
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