河川法 第58条の10(河川協力団体の河川管理者による援助への協力)
- 法令番号
- 昭和三十九年法律第百六十七号
- 公布
- 最終改正
- 施行
- 効力
- 現行
- 種別
- 法律
- データ取得日
- 令和8年4月5日
- AI 解説の確認日
- 公式原文
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- 引用形式
- 河川法(昭和三十九年法律第百六十七号)第58条の10
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- 河川協力団体は、水防法第十五条の十二第二項の規定により河川管理者から協力を要請されたときは、当該要請に応じ、同条第一項に規定する必要な情報提供、助言その他の援助に関し協力するものとする。
- 2.河川協力団体は、特定都市河川浸水被害対策法(平成十五年法律第七十七号)第七十八条第二項の規定により河川管理者から協力を要請されたときは、当該要請に応じ、河川管理者が行う同条第一項の規定による援助に関し協力するものとする。
この条文の基本情報
河川協力団体の河川管理者による援助への協力とは何ですか?
定義河川協力団体の河川管理者による援助への協力とは、河川法第58条の10に定められた規定で、「河川協力団体は、水防法第十五条の十二第二項の規定により河川管理者から協力を要請されたときは、当該要請に応じ、同条第一項に規定する必要な情報提供、助言その他の援助…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 河川法第58条の10(河川協力団体の河川管理者による援助への協力)は、日本の河川法に含まれる条文です。
- 河川法第58条の10の条文原文は「河川協力団体は、水防法第十五条の十二第二項の規定により河川管理者から協力を要請されたときは、当該要請に応じ、同条第一項に規定する必要な情報提供、助言その他の援助…」で始まります。
- 河川法第58条の10は第二章の三 河川協力団体に置かれています。
- 河川法の公布日は昭和39年7月10日です。
- 河川法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 河川法第58条の10の前の条は河川法第58条の9です。
- 河川法第58条の10の次の条は河川法第58条の11です。
- 河川法第58条の10には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
河川法(昭和三十九年法律第百六十七号)第58条の10 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/339AC0000000167 - 本サイト収録
河川法(昭和三十九年法律第百六十七号)第58条の10(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/339AC0000000167/58_10
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点河川法58条の10は、河川協力団体が河川管理者から水防法や特定都市河川浸水被害対策法に基づく援助への協力を要請されたとき、これに応じて協力する旨を定める。罰則はない。
Q · 河川協力団体になったら、洪水対策で国に協力しないといけないの?
要請には応じるのが原則だが、本条に罰則はない
河川法58条の10により、河川協力団体は、河川管理者から水防法15条の12第2項または特定都市河川浸水被害対策法78条2項に基づく協力要請を受けたとき、その要請に応じて援助に協力するものとされます。文言は「するものとする」で、本条自体に罰則はありません。ただし指定は団体自ら申請して受けるものなので、要請の範囲を確認し、できる範囲の協力案を河川管理者と協議するのが実務的です。
解説
河川敷で清掃や草刈りをしているNPOや町内会が、国から「河川協力団体」の指定を受けると、ボランティアのままではいられなくなる。洪水対策の場で、公式の担い手として扱われるからだ。本条は、河川管理者(国土交通大臣や都道府県知事など、川を管理する役所)から協力を要請されたとき、団体はそれに応じて協力する、と定めている。対象は二つ。一つは水防法15条の12に基づく援助で、河川管理者が水防管理者(水防活動を担う市町村などの責任者)に行う情報提供や助言などである。もう一つは特定都市河川浸水被害対策法78条に基づく援助である。「するものとする」は罰則のある命令ではない。ただ、指定を受けた団体にとっては、断りにくい公式の役割になる。団体の地元の川の知識は、行政のハザード情報よりも細かいことが多い。その知識が、行政の援助を通じて地域の水害対策に入っていく。つまり、あなたの団体の観察記録が、避難判断の材料になりうるということだ。
法的な位置づけ
河川法第58条の10は、河川協力団体の協力について定める規定であり、河川管理者が水防法第15条の12第2項または特定都市河川浸水被害対策法第78条第2項に基づき協力を要請した場合に、河川協力団体が当該要請に応じ、河川管理者が行う情報提供、助言その他の援助に関し協力するものとする旨を規定する。罰則を伴わない協力規定である。
手順
- 1.要請文書の根拠条文と範囲を確認 協力要請が届いたら、根拠が水防法15条の12第2項(本条1項)か、特定都市河川浸水被害対策法78条2項(本条2項)かを確認する。求められているのが情報提供・助言・人手のどれか、回答期限はいつかを書き出す
- 2.団体内で対応可能な範囲を決定 理事会または総会で、会員の人数・年齢構成・保有資料をもとに対応できる範囲を決める。費用の扱いが不明な場合は、引き受ける前に要請元へ確認事項として整理する
- 3.河川管理者と協議し協力案を提出 対応できる部分とできない部分を理由とともに示し、代替案を含む協力案を河川管理事務所に提出する。費用負担や成果物の扱いはメールなど書面で取り決めて記録を残す
- 4.協力を実施し記録を保存 浸水痕跡の写真や聞き取り結果を日付・場所付きで整理して提供する。提供した資料と協議の経過は、指定更新や今後の協議に使える実績として保存する
よくある質問 AI による整理
Q1河川協力団体とは何ですか?
河川の維持や環境保全などの活動を自発的に行う法人等の団体で、河川管理者から河川法58条の8に基づき指定を受けたものです。
Q2河川協力団体になるにはどうすればいい?
河川法58条の8に基づき、対象河川の河川管理者に申請します。業務を適正かつ確実に行える団体であることが求められるため、活動実績を文書で整えておきます。
Q3個人でも河川協力団体になれますか?
なれません。指定の対象は法人やこれに準ずる団体です。個人として関わりたい場合は、地元の河川協力団体に参加する方法があります。
Q4河川法の「協力するものとする」とはどういう意味?
協力を原則とする趣旨の文言で、罰則付きの命令ではありません。応じることが期待されますが、本条違反で直ちに制裁を受ける構造ではありません。
Q5水防法15条の12の援助とは何ですか?
河川管理者が水防管理者に対して行う、水防に必要な情報提供や助言などの援助です。河川協力団体は要請を受けてこれに協力します(本条1項)。
Q6特定都市河川とは何ですか?
市街化の進んだ流域で浸水被害の防止が特に必要として、特定都市河川浸水被害対策法に基づき指定される河川です。本条2項の協力はこの流域の対策に関わります。
Q7河川協力団体への協力要請はどんな内容?
過去の浸水箇所の情報共有、水防計画づくりへの助言、流域対策の住民説明への参加などが考えられます。具体的な範囲は要請文書で確認します。
Q8河川協力団体の活動は水害対策に役立つ?
役立ちえます。団体が持つ浸水痕跡や危険箇所の記録は、行政の援助を通じて水防や流域の浸水対策の判断材料になりえます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1協力要請を断ったら、指定を取り消されちゃうんですか?
本条(河川法58条の10)には罰則も、即座に取り消すという定めもない。取消しなどの監督は別の規定で、業務の適正な実施を基準に判断される。実務のポイント:実務では「断ったか」よりも「協議したか」が見られやすい。全部はできないと伝えたうえで代案を出した団体は、むしろ信頼を得ることが多い
Q2協力するとき、交通費とか経費は出るんですか?
本条は協力の根拠を定めるだけで、費用負担のルールは書いていない。そのため個別の取決め次第になる。実務のポイント:引き受ける前に、費用の扱いを要請元の事務所に確認し、メールで記録を残す。後から「ボランティアだと思っていた」と食い違うのが最もよくあるトラブルである
間違えやすい点 AI による整理
- 「協力するものとする」を、断れば罰を受ける義務だと考える人がいる。本条に罰則はなく、強制的な命令ではない。ただし指定は団体の任意の申請で受けるものなので、要請への姿勢は指定制度の趣旨と切り離せない
- 指定を受けると河川管理の手続で優遇されることは知られているが、その裏側で水防や流域の浸水対策への協力が期待されていることは見落とされがちである。メリットと役割はセットで読む必要がある
- 「水害対策は行政の仕事で、住民団体の出る幕ではない」という前提そのものがずれている。流域治水の考え方は、河川の外側にいる自治体や住民も対策の担い手と位置付けている。本条2項は、その流れの中で団体を援助の一翼に組み込んだものとみられる(改正経緯は要確認)
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の役割 | 河川法58条の10:河川管理者の要請に応じた援助への協力 | 河川法58条の8:河川協力団体の指定 河川法58条の9:河川協力団体が行う業務の範囲 |
| 行為の起点 | 河川管理者からの協力要請 | 団体からの申請 団体の自主的な活動 |
| 関連する他法 | 水防法15条の12、特定都市河川浸水被害対策法78条 | 主に河川法内で完結 主に河川法内で完結 |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾では河川管理は水利法、民間団体の防災参加は災害防救法の枠組みで扱われる。河川協力団体のような指定制度との対応は個別に確認が必要
韓国も河川管理と自然災害対策を別の法律で規律する。民間団体の位置付けは日本と同一ではない
ドイツは水管理法の洪水防護規定で行政の計画・措置を定める。民間団体の協力を条文で直接定める構造とは異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 河川敷の清掃を十年続けてきたNPOが河川協力団体に指定された。半年後、台風シーズンを前に河川管理事務所から「市の水防計画づくりへの助言に協力してほしい」と要請が来た。総会でどう扱うか、理事会の意見が割れている
- 要請に応じなかったら、団体の指定はどうなる? 本条そのものに罰則はない。ただ、指定は団体が業務を適正に行えることを前提にしているので、監督上の評価に影響しうる
- 特定都市河川に指定された流域に住んでいる。地元の環境団体が行政と組んで、雨水を貯めて地下に浸み込ませる対策の住民説明会に出てきた。その団体が協力する法的な根拠が本条2項である
- 梅雨入りまであと三週間。河川管理者から、過去の浸水箇所の聞き取り結果を共有してほしいと要請された。会員の記憶はばらばらで、写真もどこにあるか分からない
取るべき行動
被害を受けた側:流域の住民として水害対策に関わりたいなら、まず地元に河川協力団体があるか、河川管理事務所の公表情報で確認する。団体に参加するか、浸水の記録を提供する。自分の団体で指定を目指すなら、河川法58条の8の指定要件を確認し、活動実績を文書で整えてから申請する
訴えられた側:団体として要請を受けたら、まず要請の根拠条文と範囲(情報提供か、助言か、人手か)を書面で確認する。対応できない部分は理由を添えて河川管理者と協議し、できる範囲での協力案を出す。無視するのは避け、やり取りの記録を残す。指定の監督規定にも留意する(最新の改正状況をご確認ください)
時効(請求できる期限):特定の時効や期限の定めはない。要請には期限が付くことがあるので、要請文書の日付と回答期限を最優先で確認する。金銭債権が生じた場合は一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される
- 河川法 第58条の8河川協力団体の指定
- 河川法 第58条の9河川協力団体が行う業務の範囲
- 水防法 第15条の12本条1項の協力要請の根拠(現行効力を要確認)
- 特定都市河川浸水被害対策法 第78条本条2項の協力要請の根拠(現行効力を要確認)
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- 出典
- e-Gov法令検索上流データと同期
- AI 解説
- 編集部による整理 · 条文の原文ではありません AI 解説は条文の原文をもとにモデルが生成し、確認手順を経たものです。理解の補助であり、法的効力は公式の原文が基準です。