建築士法 第10条の5(指定の基準)
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- 国土交通大臣は、他に中央指定登録機関の指定を受けた者がなく、かつ、前条第二項の申請が次に掲げる基準に適合していると認めるときでなければ、中央指定登録機関の指定をしてはならない。
- 一職員、設備、事務の実施の方法その他の事項についての一級建築士登録等事務の実施に関する計画が、一級建築士登録等事務の適正かつ確実な実施のために適切なものであること。
- 二前号の一級建築士登録等事務の実施に関する計画の適正かつ確実な実施に必要な経理的及び技術的な基礎を有するものであること。
- 三一級建築士登録等事務以外の業務を行つている場合には、その業務を行うことによつて一級建築士登録等事務の公正な実施に支障を及ぼすおそれがないものであること。
- 2.国土交通大臣は、前条第二項の申請をした者が、次の各号のいずれかに該当するときは、中央指定登録機関の指定をしてはならない。
- 一一般社団法人又は一般財団法人以外の者であること。
- 二この法律の規定に違反して、刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して二年を経過しない者であること。
- 三第十条の十六第一項又は第二項の規定により指定を取り消され、その取消しの日から起算して二年を経過しない者であること。
- 四その役員のうちに、次のいずれかに該当する者があること。
- 一第二号に該当する者
- 二第十条の七第二項の規定による命令により解任され、その解任の日から起算して二年を経過しない者
この条文の基本情報
指定の基準とは何ですか?
定義指定の基準とは、建築士法第10条の5に定められた規定で、「国土交通大臣は、他に中央指定登録機関の指定を受けた者がなく、かつ、前条第二項の申請が次に掲げる基準に適合していると認めるときでなければ、中央指定登録機関の指定を…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 建築士法第10条の5(指定の基準)は、日本の建築士法に含まれる条文です。
- 建築士法第10条の5の条文原文は「国土交通大臣は、他に中央指定登録機関の指定を受けた者がなく、かつ、前条第二項の申請が次に掲げる基準に適合していると認めるときでなければ、中央指定登録機関の指定を…」で始まります。
- 建築士法第10条の5は第二章 免許等に置かれています。
- 建築士法の公布日は昭和25年5月24日です。
- 建築士法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 建築士法第10条の5の前の条は建築士法第10条の4です。
- 建築士法第10条の5の次の条は建築士法第10条の6です。
- 建築士法第10条の5には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
建築士法(昭和二十五年法律第二百二号)第10条の5 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC1000000202 - 本サイト収録
建築士法(昭和二十五年法律第二百二号)第10条の5(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC1000000202/10_5
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点建築士法第10条の5は、中央指定登録機関の指定基準を定める。指定は全国で一団体に限られ、一般社団法人又は一般財団法人で、計画・経理・技術の基準を満たす必要がある。
Q · 一級建築士の登録って、どこの団体がどういう基準で任されているの?
国交大臣が指定した一般社団・財団法人一団体が担う
建築士法第10条の5により、国土交通大臣は、他に中央指定登録機関がなく、かつ申請が基準に適合する場合に限り指定できます。基準は、職員・設備・事務方法を含む実施計画の適切さ、経理的及び技術的な基礎、兼業による公正性への支障がないことです。また、一般社団法人又は一般財団法人以外の者、建築士法違反で刑の執行終了等から2年を経過しない者、指定取消しから2年を経過しない者などは指定を受けられません。
解説
一級建築士の名簿は、国が直接管理しているわけではない。登録の受付、名簿への記載、免許証の交付といった実務(一級建築士登録等事務)は、国土交通大臣が指定した民間の団体「中央指定登録機関」に任せることができる。本条は、その指定に入るための関門を定めている。第1項は「積極要件」(満たしていなければ指定されない条件)である。まず、指定を受けている者がほかにいないこと。つまり全国で一団体しか指定されない独占の枠である。そのうえで、人員・設備・事務の進め方を含む実施計画が適切であること、計画を実行できるだけの資金面と技術面の基礎があること、ほかの業務と兼ねる場合でも登録事務の公正さが損なわれないことが求められる。第2項は「欠格事由」(一つでも当てはまれば指定されない条件)である。一般社団法人・一般財団法人以外は指定を受けられない。建築士法違反で刑を受けて2年を経過していない者や、指定を取り消されて2年を経過していない者も対象外となり、役員の経歴も審査される。あなたの免許証に印刷された登録番号の裏側では、この審査を通過した団体が国の代わりに名簿を守っている。登録内容の変更届を出す相手が国土交通省の窓口ではない理由は、ここにある。
法的な位置づけ
建築士法第10条の5は、一級建築士登録等事務を担う中央指定登録機関の指定基準を定める規定である。第1項は他に指定機関がないことと、事務実施計画、経理的及び技術的基礎、兼業による公正性への支障がないことを積極要件とし、第2項は法人形態、刑罰歴、指定取消歴、役員の適格性に関する欠格事由を定める。
よくある質問 AI による整理
Q1中央指定登録機関とは?
国土交通大臣の指定を受け、一級建築士の登録、名簿への記載、免許証の交付などの一級建築士登録等事務を国に代わって行う法人です。
Q2中央指定登録機関はいくつある?
一つだけです。建築士法第10条の5第1項は「他に中央指定登録機関の指定を受けた者がなく」を指定要件としており、全国一団体の枠になっています。
Q3中央指定登録機関の指定基準とは?
事務実施計画が適切であること、計画を実行する経理的・技術的基礎があること、兼業が登録事務の公正さを損なわないことの3点です(第1項)。
Q4株式会社は中央指定登録機関になれる?
なれません。建築士法第10条の5第2項第1号により、一般社団法人又は一般財団法人以外の者は指定を受けられないと定められています。
Q5指定を取り消された団体は再指定される?
取消しの日から2年を経過するまでは再指定を受けられません(第2項第3号)。取消しの根拠は第10条の16第1項・第2項です。
Q6建築士法違反の前科があると指定機関になれない?
建築士法違反で刑に処せられ、執行が終わるなどした日から2年を経過しない者は指定を受けられません(第2項第2号)。
Q7指定機関の役員に条件はある?
あります。第2項第4号により、役員のうちに所定の欠格事由に該当する者がいる場合は、その法人は指定を受けられません。
Q8一級建築士の登録事務 根拠条文は?
登録・名簿の基本は建築士法第5条、指定登録機関への委託は第10条の4、指定基準は第10条の5、取消しは第10条の16に定められています。
この条文についての質問 AI による整理
Q1一級建築士の登録って、なんで国交省じゃなくて別の団体がやってるんですか?
建築士法第10条の4以下で、国土交通大臣は一級建築士登録等事務を中央指定登録機関に行わせることができると定められているからだ。本条(第10条の5)の基準を満たす一般社団法人・一般財団法人が一つだけ指定される。実務のポイント:建築士会の会員になるかどうかと名簿への登録は別の話である。会員にならなくても登録事務は受けられる
Q2指定された団体が不正をしたら、誰が止めるんですか?
国土交通大臣である。本条で指定の入口を絞り、指定後は監督命令や指定の取消し(第10条の16)で統制する。取り消されると2年間は再指定を受けられない(本条第2項第3号)。実務のポイント:取消しになっても登録業務は止まらず、大臣が自ら引き取って実施する仕組みも用意されている(最新の改正状況をご確認ください)
間違えやすい点 AI による整理
- 「建築士の登録は国の役所が直接行っている」と思われがちだが、実務は国土交通大臣が指定した一般社団法人または一般財団法人が担う。届出書類の提出先や問い合わせ先を間違えると、手続が止まってしまう
- 民間団体への委託と聞くと「天下り先の利権だろう」と片付けたくなるが、法律の目線では、受け皿を一団体に限ったうえで計画・資金・技術・兼業の公正性・役員の経歴までを審査する統制の仕組みである。指定のあとも国の監督と取消しの権限が残る。批判するにしても、この統制の構造を前提にしないと議論がずれる
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律する場面 | 第10条の5:指定してよいかの基準(入口の審査) | 第10条の4:指定の根拠と申請手続 第10条の16:指定後の取消し(出口の統制) |
| 主な内容 | 一団体限定・計画・経理的及び技術的基礎・兼業の公正性、法人形態や処分歴などの欠格事由 | 大臣が登録等事務を中央指定登録機関に行わせることができる旨と申請 所定事由がある場合の指定取消し |
| 相互の関係 | 第2項第3号で第10条の16による取消歴を欠格事由として参照 | 本条第1項・第2項は同条第2項の申請を審査対象とする 取消しから2年間は本条により再指定不可 |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾では建築師證書の発給・登記を主管機関が直接所管し、日本のような全国一団体の指定登録機関に委ねる構造は採られていない
韓国でも建築士の登録関連事務を団体に委託する仕組みがあり、行政事務の外部化という点で日本と比較可能
ドイツは州法に基づき公法上の職能団体である建築家会議所が名簿を管理する自治型であり、国が民間法人を指定する日本型とは構造が異なる
米国は州ごとの建築士委員会が登録を管轄する州政府直轄型で、連邦レベルの単一指定機関は存在しない
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 住所が変わったので一級建築士の登録事項を変更したい。届出先を調べると国土交通省ではなく民間の団体が出てくる。怪しいサイトではないかと疑う前に、本条の指定制度を知っていれば、その団体が法律上の権限を持つ窓口だと判断できる
- 指定機関の役員が建築士法違反で刑を受けたら、その機関はどうなる? 第2項は役員の経歴まで欠格事由に含めており、指定段階で排除する設計になっている。指定後に問題が発覚した場合は、取消しを定めた第10条の16の論点に移る
- 建築士法 第10条の4中央指定登録機関の指定と申請手続
- 建築士法 第10条の16指定の取消し、本条2項3号の前提
- 建築士法 第5条一級建築士の登録・名簿の基本規定
- 一般社団法人及び一般財団法人に関する法律 第3条指定対象法人の法人格の根拠
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