警察法 第48条(警視総監及び警察本部長)
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- 都警察に警視総監を、道府県警察に道府県警察本部長を置く。
- 2.警視総監及び道府県警察本部長(以下「警察本部長」という。)は、それぞれ、都道府県公安委員会の管理に服し、警視庁及び道府県警察本部の事務を統括し、並びに都警察及び道府県警察の所属の警察職員を指揮監督する。
この条文の基本情報
警視総監及び警察本部長とは何ですか?
定義警視総監及び警察本部長とは、警察法第48条に定められた規定で、「都警察に警視総監を、道府県警察に道府県警察本部長を置く。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 警察法第48条(警視総監及び警察本部長)は、日本の警察法に含まれる条文です。
- 警察法第48条の条文原文は「都警察に警視総監を、道府県警察に道府県警察本部長を置く。」で始まります。
- 警察法第48条は第三節 都道府県警察の組織に置かれています。
- 警察法の公布日は昭和29年6月8日です。
- 警察法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 警察法第48条の前の条は警察法第47条です。
- 警察法第48条の次の条は警察法第49条です。
- 警察法第48条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
警察法(昭和二十九年法律第百六十二号)第48条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000162 - 本サイト収録
警察法(昭和二十九年法律第百六十二号)第48条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/329AC0000000162/48
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点警察法第48条は、都に警視総監、道府県に道府県警察本部長を置き、両者が都道府県公安委員会の管理に服しつつ、警察事務を統括し職員を指揮監督すると定める。
Q · 県警で一番偉いのは本部長?それとも公安委員会?
本部長が警察を指揮し、公安委員会がその本部長を管理する
警察法48条により、警視総監と道府県警察本部長(警察本部長)は警視庁・道府県警察本部の事務を統括し、所属の警察職員を指揮監督します。ただし警察本部長は都道府県公安委員会の管理に服します。ここでいう管理は大綱方針による監督を指し、個別の捜査を指図するものではないと一般に解されています。日々の指揮は本部長、方針による監督は公安委員会、という二段構造です。
解説
県警のトップである警察本部長は、その県で選ばれた人ではない。ほとんどが警察庁から出向してくる国家公務員である。本条は、東京の警視庁に警視総監を、道府県警察に道府県警察本部長を置くと定める。警視総監と道府県警察本部長をまとめて「警察本部長」と呼ぶ。そのうえで、この二つの役職は都道府県公安委員会(知事が議会の同意を得て任命する、民間人中心の合議制の機関)の「管理」に服すると定めている。つまり、組織上の指揮系統の頂点は本部長だが、その本部長に大きな方針を示すのは公安委員会である。ここでいう「管理」は大綱方針を示すことであり、個別の捜査を細かく指図することではないと一般に解されている。警察官の対応に納得できないとき、交番や警察署に怒鳴り込んでも組織の内側で処理されて終わりやすい。本部長の上に公安委員会がいるという構造を知っていれば、どこへ訴えるべきかがはっきりする。
法的な位置づけ
警察法第48条は、都道府県警察の最高責任者に関する組織規定である。都警察に警視総監、道府県警察に道府県警察本部長を置き、両者を「警察本部長」と総称する。警察本部長は都道府県公安委員会の管理に服し、警視庁または道府県警察本部の事務を統括するとともに、所属する警察職員を指揮監督する権限を有する。
よくある質問 AI による整理
Q1警察本部長とは何ですか?
警視総監と道府県警察本部長を合わせた呼び方です。警察法48条2項が定義し、都道府県警察の事務を統括し、所属の警察職員を指揮監督する最高責任者を指します。
Q2警視総監と警察本部長の違いは?
警視総監は東京都の警視庁のトップで、警察本部長は道府県警察本部のトップです。役割は同じですが、警視総監の任免には内閣総理大臣の承認も必要です(警察法49条)。
Q3都道府県公安委員会の「管理」とはどういう意味?
警察の運営について大綱方針を示して監督することと一般に解されています。個別の捜査や事件処理を具体的に指揮することまでは含まないとされます。
Q4警察本部長は国家公務員ですか?
道府県警察本部長や警視総監は警視正以上の階級にあり、国家公務員(地方警務官)です。都道府県警察に置かれていても、身分は国に属します。
Q5警察への苦情はどこに言えばいい?
警察職員の職務執行への苦情は、都道府県公安委員会に文書で申し出ることができます(警察法79条)。文書による申出には処理結果が文書で通知されます。
Q6知事は県警を指揮できますか?
できません。知事は公安委員を議会の同意を得て任命しますが、警察を直接指揮する権限はありません。警察を管理するのは公安委員会です。
Q7警察本部長は誰が任命する?
道府県警察本部長は、道府県公安委員会の同意を得て国家公安委員会が任免します(警察法49条)。県民や県議会が直接選ぶことはできません。
Q8警察本部長の任期は決まっている?
法律上の任期の定めはありません。国の人事によって任免され、実際には数年単位で交代することが多いとされます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1警察本部長と公安委員会って、結局どっちが偉いんですか?
指揮系統で見れば、警察職員を指揮監督するのは本部長です(警察法48条2項)。ただし、その本部長は都道府県公安委員会の管理に服します。公安委員会は大綱方針を示して監督し、本部長は日々の事務を統括する、という役割分担です。実務のポイント:公安委員会は、警察に不祥事の調査を求める監察の指示を出せます(43条の2)。発動例は多くありませんが、報道や議会で名前が挙がると、警察側はこの権限を強く意識します
Q2県警のトップが問題を起こしたら、県民が辞めさせることはできないんですか?
直接はできません。道府県警察本部長は、道府県公安委員会の同意を得て国家公安委員会が任免します(警察法49条)。知事や県議会に解任権はありません。実務のポイント:ただし道府県公安委員会は、本部長の懲戒または罷免について国家公安委員会に勧告できます(同50条2項)。住民が動くなら、知事への陳情より、公安委員会に勧告を求める方が制度上の筋道に沿っています(最新の改正状況をご確認ください)
間違えやすい点 AI による整理
- 「県警は県の組織だから、知事がトップだ」と思われがちだが、知事は警察を直接指揮しない。知事と警察の間には公安委員会が挟まり、警察本部長を任免するのは国家公安委員会である。都道府県が置く警察でありながら、トップの人事は国が握っている
- 公安委員会の存在は知っていても、それがどれほど実質的な機関なのかは見過ごされやすい。公安委員会は警察を「管理」する機関であり、警察職員の職務執行に対する苦情申出の受付窓口でもある(警察法79条)。形だけの名誉職だと思って窓口を使わないと、警察内部に向けて文句を言うだけで終わってしまう
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の対象 | 警察法48条:警察本部長(警視総監・道府県警察本部長)の設置と権限 | 警察法38条:都道府県公安委員会の設置と管理権限 警察法49条:警視総監・警察本部長の任免手続 |
| 役割 | 警察事務の統括、所属警察職員の指揮監督 | 都道府県警察の管理(大綱方針による監督) 誰が本部長を任命・罷免するかを定める |
| 関与する機関 | 警察本部長、都道府県公安委員会 | 都道府県公安委員会、都道府県知事 国家公安委員会、都道府県公安委員会、内閣総理大臣(警視総監の場合) |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾では内政部警政署を頂点とし、直轄市・県(市)に警察局を置く。日本のような公安委員会型の合議制外部統制機関は置かれていない
2021年施行の改正で、市・道に自治警察委員会を置き、自治警察事務について市・道警察庁長を指揮監督させる。日本の公安委員会制度と比較されることが多い
米国は自治体警察が基本で、市民委員による警察委員会が警察長官の上に立つ例がある。日本の公安委員会制度はこうした米国型の影響を受けたとされる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 職務質問で高圧的な扱いを受け、警察署に電話したら「担当者に伝えておきます」で終わった。署の上には本部長がいて、本部長の上には公安委員会がいる。文書による苦情申出(警察法79条)を公安委員会に出せば、処理結果が文書で通知される仕組みである
- 県警の不祥事がニュースになり、記者会見で頭を下げたのは本部長だった。では、その本部長を辞めさせる権限は誰にあるのか? 本部長を任免するのは知事でも県議会でもなく、国家公安委員会である(警察法49条、道府県公安委員会の同意が必要)。県民の怒りが直接届かない構造になっている
学説
通説:警察法の「管理」は大綱方針による監督を意味し、個別事件の指揮には及ばない。警察本部長が日常の事務を統括し、公安委員会が方針面から民主的統制を及ぼす二層構造と理解される。
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和29年(1954年) 新設:現行警察法の制定により、国家地方警察と自治体警察の二本立てが廃止され、都道府県警察が発足。警視総監・道府県警察本部長を置き、都道府県公安委員会の管理に服させる本条の骨格が設けられた。
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