自衛隊法 第72条(委任規定)
クイックジャンプ
前二条に規定するもののほか、第七十条第一項各号に規定する防衛招集命令書、国民保護等招集命令書及び災害招集命令書並びに前条第一項に規定する訓練招集命令書に記載すべき事項、予備自衛官に対する防衛招集命令、国民保護等招集命令及び災害招集命令並びに訓練招集命令の手続その他予備自衛官の防衛招集、国民保護等招集及び災害招集並びに訓練招集に関し必要な事項は、政令で定める。
この条文の基本情報
委任規定とは何ですか?
定義委任規定とは、自衛隊法第72条に定められた規定で、「前二条に規定するもののほか、第七十条第一項各号に規定する防衛招集命令書、国民保護等招集命令書及び災害招集命令書並びに前条第一項に規定する訓練招集命令書に記載すべ…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 自衛隊法第72条(委任規定)は、日本の自衛隊法に含まれる条文です。
- 自衛隊法第72条の条文原文は「前二条に規定するもののほか、第七十条第一項各号に規定する防衛招集命令書、国民保護等招集命令書及び災害招集命令書並びに前条第一項に規定する訓練招集命令書に記載すべ…」で始まります。
- 自衛隊法第72条は第一款 予備自衛官に置かれています。
- 自衛隊法の公布日は昭和29年6月9日です。
- 自衛隊法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 自衛隊法第72条の前の条は自衛隊法第71条です。
- 自衛隊法第72条の次の条は自衛隊法第72条の2です。
- 自衛隊法第72条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
自衛隊法(昭和二十九年法律第百六十五号)第72条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/329AC0000000165 - 本サイト収録
自衛隊法(昭和二十九年法律第百六十五号)第72条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/329AC0000000165/72
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点自衛隊法第72条は、予備自衛官の四種類の招集について、招集命令書の記載事項と招集命令の手続を政令で定めると規定する。詳細は自衛隊法施行令で確認する。
Q · 予備自衛官の招集命令書に何が書かれるかは、どの法令で決まっているの?
自衛隊法ではなく、委任を受けた政令(施行令)で決まる
自衛隊法第72条は、防衛招集命令書・国民保護等招集命令書・災害招集命令書・訓練招集命令書に記載すべき事項と、招集命令の手続その他必要な事項を政令で定めると規定しています。招集の種類と要件は第70条・第71条が法律で定めていますが、書式や手続の細部は自衛隊法施行令に委ねられています。そのため、命令書の具体的な記載内容を確かめるには施行令を確認する必要があります。
解説
予備自衛官の自宅に届く一通の招集命令書。その書式に何を書くか、どんな手順で届けるか、出頭の段取りをどう組むか。そうした細かい部分は、自衛隊法の本文にはほとんど書かれていない。第72条は、防衛招集・国民保護等招集・災害招集・訓練招集の四種類について、命令書の記載事項と手続を政令(内閣が定めるルール)に任せる「委任規定」である。つまり、招集の骨組みは国会が法律で決め、実際の運用ルールは自衛隊法施行令が担う。予備自衛官本人やその雇用主が「招集されたら具体的に何が起きるのか」を確かめたいとき、本条を読むだけでは答えは出ない。本条が示しているのは、答えが書かれている場所が施行令であるということだ。調べる順番を知っているだけで、条文の迷路で時間を失わずに済む。
法的な位置づけ
自衛隊法第72条は、同法第70条・第71条に規定するもののほか、予備自衛官に対する防衛招集、国民保護等招集、災害招集及び訓練招集について、各招集命令書に記載すべき事項、招集命令の手続その他必要な事項の定めを政令に委任する規定である。招集の種類と要件は法律で、手続の細部は政令で定める役割分担を示す。
よくある質問 AI による整理
Q1予備自衛官の招集とは何ですか?
普段は民間で働く予備自衛官を、必要なときに自衛官として勤務させるため呼び出す仕組みです。防衛・国民保護等・災害・訓練の四種類があります。
Q2災害招集とはどんなときに行われますか?
大規模な災害で自衛隊の災害派遣が行われる場合などに、予備自衛官を招集するものです。要件は自衛隊法第70条が定め、手続の細部は政令に委ねられています。
Q3国民保護等招集とは何ですか?
武力攻撃事態等で住民の避難支援などの国民保護措置を行う際に、予備自衛官を招集する制度です。国民保護法制と連動し、手続は政令で定められます。
Q4訓練招集は年に何日くらいありますか?
期間の枠組みは法律と政令で定められ、具体的な日程や日数は訓練招集命令書に記載されます。正確な日数は届いた命令書と現行規定で確認してください。
Q5予備自衛官の招集は断れますか?
招集の種類によっては、正当な理由なく応じない場合の罰則規定が自衛隊法に置かれています。事情がある場合は早めに地方協力本部等へ連絡しましょう(現行条文要確認)。
Q6法律の「政令で定める」とはどういう意味?
法律が細かいルールの制定を内閣に任せるという意味です。内閣が閣議決定で政令を定め、法律本文には書かれない具体的な手続や書式がそこに置かれます。
Q7社員が予備自衛官の場合、会社は何に注意すべき?
招集で勤務を離れる日が生じます。自衛隊法には予備自衛官であることを理由とする不利益取扱いを戒める趣旨の規定があり、休暇制度の整備が望まれます(範囲は要確認)。
Q8招集命令書が届いたら最初に何をすべき?
出頭日時・場所・招集期間など記載事項を確認し、勤務先へ早めに共有します。誤記や疑問があれば命令書記載の連絡先へすぐ問い合わせましょう。
この条文についての質問 AI による整理
Q1招集命令書にどんなことが書いてあるか、どこで確認できますか?
自衛隊法第72条の委任を受けた自衛隊法施行令で確認できる。法律本文の第70条・第71条は招集の種類と要件を定めているだけで、記載事項の詳細は政令に置かれている。実務のポイント:法令の条文はe-Govの法令検索で無料で読める。ただし施行令だけでは運用の細部は分からず、実務は防衛省の訓令等で補われていることが多い(最新の改正状況をご確認ください)
Q2即応予備自衛官の招集にもこの条文が関係しますか?
本条が直接対象にしているのは予備自衛官の四種類の招集である。即応予備自衛官については自衛隊法第75条の2以下に別途規定があり、予備自衛官の規定を読み替えて準用する仕組みが取られている。実務のポイント:「予備自衛官」と「即応予備自衛官」は招集の種類も訓練日数も違う。制度名を混同したまま調べると、自分に当てはまらない条文を読むことになる(現行規定の構成を要確認)
間違えやすい点 AI による整理
- 「招集のルールは自衛隊法にすべて書いてある」と思われがちだが、本文にあるのは招集の種類と要件の骨組みまでで、命令書の記載事項や手続の細部は政令に委ねられている
- 委任規定は形式的な条文で中身がないと軽く見られやすい。しかし政令は国会審議を経ずに内閣が改正できる。招集実務の変化は、法律改正のニュースにならないまま施行令の側で起こりうる。見るべき場所は法律本文だけではない
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の役割 | 第72条:命令書の記載事項・手続等を政令へ委任 | 第70条:防衛・国民保護等・災害招集の要件 第71条:訓練招集の要件 |
| 規範の置き場所 | 細部は自衛隊法施行令(内閣が制定・改正) | 法律本文(国会が制定・改正) 法律本文(国会が制定・改正) |
| 対象となる命令書 | 四種類すべての招集命令書の記載事項 | 防衛・国民保護等・災害招集命令書の根拠 訓練招集命令書の根拠 |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾でも後備軍人の召集は法律が種類を定め、召集手続の細部は下位規則に委ねる構造がとられている(現行条文要確認)
韓国では兵役法が予備役の動員召集・訓練召集を規律し、手続の細部は施行令に委ねられている(現行条文要確認)
ドイツでは予備役の服務義務を兵士法が定め、招集の運用は下位規範と行政規則で補われる(現行条文要確認)
米国では予備役の現役招集権限を連邦法典が定め、実務手続は国防総省の指令等で運用される
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 社員が予備自衛官に採用されたと人事部に報告してきた。訓練招集で年に数日休むことになるが、命令書にはいつ、どこへ、何日間と書かれるのか? 自衛隊法本文を探しても書式は出てこない。本条の委任を受けた自衛隊法施行令を開くのが正しい順番である
- 大雨の翌朝、予備自衛官の郵便受けに災害招集命令書が入っていた。出頭まで残り一日。記載された日時と場所、それが自分の義務の範囲を決めている
学説
通説:法律による行政の原理から、国民に義務を課す事項の核心は法律で定める必要があるが、手続・様式などの細目は個別具体的な委任により政令へ委ねることができる。本条はその典型的な委任規定と位置付けられる。
- 自衛隊法 第66条予備自衛官の設置と身分
- 自衛隊法 第70条防衛・国民保護等・災害招集の要件
- 自衛隊法 第71条訓練招集の要件と命令書
- 自衛隊法 第75条の2即応予備自衛官制度(現行効力を要確認)
- 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律 第15条国民保護派遣の要請(通称 国民保護法)
ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。
ログインして共同ノートを始める