特許庁長官は、前条第四項、第六条の二又は第十四条の三の規定により手続の補正をすべきことを命じた者がこれらの規定により指定した期間内にその補正をしないときは、その手続を却下することができる。
要点実用新案法第二条の三は、特許庁長官の補正命令に指定期間内に応じない手続を却下できると定める。実体審査のない実用新案でも、方式不備の放置は却下につながる。
Q · 実用新案は審査がないのに、出願が却下されることってあるんですか?
あります。補正命令を期間内に直さないと審査なしで却下されます
あります。実用新案法第二条の三により、特許庁長官が前条第四項・第六条の二・第十四条の三に基づき手続の補正を命じたのに、指定された期間内に補正しないと、その手続そのものを却下できます。実用新案の「無審査」は中身(実体)を審査しないという意味で、方式(書類の形式)の審査は残ります。方式不備の補正命令を放置した末の却下が、実は門前払いの最多パターンです。期間内に補正するか、満了前に期間延長を請求すれば却下は防げます。
実用新案には特許のような実体審査がない。だから出願すればほぼ自動で登録される、そう思って書類の不備を放置する人がいる。そこに落とし穴がある。実用新案法第二条の三は、特許庁長官が補正命令を出したのに、あなたが指定された期間内に直さなかったとき、その手続そのものを却下できると定める。却下に審査は要らない。形式の不備が一点残ったまま期限を一日過ぎれば、出願は入口で消える。ここで効いてくるのが「指定された期間」という見えないカウントダウンだ。補正命令の書面には必ず期限が書いてある。多くの人はそれを後回しにし、気づいたときには却下処分の通知が届いている。逆に言えば、期間内に動けば、あるいは満了前に期間延長を請求すれば、却下は完全に防げる。あなたの出願の生死は、この一通の命令にどう反応するかで決まる。
実用新案法第二条の三は、手続の却下を定める規定である。特許庁長官が前条第四項・第六条の二・第十四条の三に基づき手続の補正を命じたにもかかわらず、指定された期間内に補正がなされないとき、当該手続を却下することができる旨を規律する。実体審査を経ない実用新案制度における方式審査の担保として機能する。
AI 輔助整理,以條文原文為準
特許庁長官が補正命令を出したのに指定期間内に補正がない場合、出願などの手続そのものを打ち切る処分です。実用新案法第二条の三が根拠で、実体審査は不要です。
無審査は中身(実体)を審査しないという意味で、書類の形式を見る方式審査は残ります。方式不備の補正命令を放置すると、方式審査の段階で却下されます。
命令書面に個別に記載されます。発送日や起算点も書面で確認できます。間に合わない場合は満了前に期間延長を請求でき、満了後は延長できません。
失います。却下されると確保したはずの出願日が消え、同内容で出し直すと新たな出願日になります。先願との関係で不利になる場合があります。
却下は行政処分なので不服申立ての対象です。通知書末尾の教示欄に従い、取消訴訟は処分を知った日から原則六か月以内(行政事件訴訟法第十四条)です。
事務所の過誤責任を問える余地はありますが、失った出願日そのものは戻りません。実務では再出願と損害賠償交渉を並行検討するのが一般的です。
事実誤認による却下なら争えますが、実務では同じ内容で出願し直す方が早く安いことが多いです。出願日確保が死活的かどうかで判断します。
されます。特許法第十八条に同趣旨の手続却下規定があり、補正命令に期間内に応じないと却下されます。制度をまたいで同じ落とし穴があります。
実体審査はないが、出願が方式の要件を満たすかは別問題だ。要件を欠くと特許庁長官は補正命令を出し(第六条の二など)、指定期間内に直さなければ第二条の三で手続そのものを却下する。業界裏話: 無審査は「中身を審査しない」だけで、方式の門前払いは存在する。実は実用新案で一番多い却下は、この方式不備型だ。
打つ手はある。却下は行政処分なので、通知書末尾の教示欄に不服申立ての方法と期限が書かれている。取消訴訟なら処分を知った日から六か月以内(行政事件訴訟法第十四条)。業界裏話: 多くの人は却下通知を見た瞬間に諦めて捨てるが、却下理由が事実誤認なら争える。ただ実務では、争うより同じ内容で出願し直す方が速く安く済む場合が多い。まず再出願の可否を弁理士に確認するのが定石だ。
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 却下の根拠条文 | 実用新案法 2 条の 3:方式補正命令への不応 | — |
| 前提となる命令 | 実用新案法 2 条の 2 第 4 項・6 条の 2・14 条の 3 の補正命令 | — |
| 却下の効果 | 手続却下、確保した出願日も失う | — |
| 回避手段 | 期間内補正、満了前の期間延長請求 | — |
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