意匠登録出願は、経済産業省令で定めるところにより、意匠ごとにしなければならない。
要点意匠法 7 条は、意匠登録出願を意匠ごとにしなければならないと定める一意匠一出願の原則。複数意匠を一願にまとめると拒絶理由となり、分割や組物の意匠で対応する。
Q · 複数のデザインを一つの願書にまとめて意匠登録できますか?
原則として意匠ごとに別々の出願が必要です
意匠法 7 条は一意匠一出願の原則を定め、意匠登録出願は経済産業省令の定めにより意匠ごとにしなければならないとします。複数の意匠を一つの願書に詰め込むと、17 条の拒絶理由通知が届きます。救済は補正または 10 条の 2 の分割出願で、とくに分割なら原出願の出願日を維持できます。なお、セット商品は組物の意匠(8 条)、店舗内装は内装の意匠(8 条の 2)で一願にまとめる例外があり、2021 年からは複数意匠一括出願の手続も利用できます。
自社で何ヶ月もかけて作り込んだ新商品、その本体・パッケージ・専用スタンドの三つのデザインを、一枚の願書にまとめて特許庁へ出す。手間が省けて合理的に見えるこの判断が、登録どころか出願日そのものを失わせる罠になる。意匠法 7 条は「意匠登録出願は、経済産業省令で定めるところにより、意匠ごとにしなければならない」と定める。一意匠一出願の原則だ。あなたが知っておくべきは、ここで言う「意匠ごと」が、料金・審査・権利範囲のすべてを一対一で対応させるための仕切りだという点。複数を一願書に詰め込めば 17 条で拒絶理由が立ち、補正か 10 条の 2 の分割で対応する羽目になる。しかも分割が遅れれば、その間に競合が同じデザインを先に出願し、9 条の先願で負ける。2021 年からは複数意匠一括出願という手続も使えるが、それでも一意匠ごとに審査される構造は変わらない。デザインを守る第一歩は、いくつの意匠を抱えているかを正確に数えることから始まる。
意匠法 7 条は一意匠一出願の原則を定める規定であり、意匠登録出願は経済産業省令で定めるところにより意匠ごとにしなければならないとする。料金・審査・権利範囲を一意匠ごとに一対一で対応させる手続的な仕切りとして機能し、組物の意匠(8 条)や複数意匠一括出願による例外的取扱いが認められる。
AI 輔助整理,以條文原文為準
意匠登録出願を意匠ごとに行うべきとする原則です。意匠法 7 条が根拠で、料金・審査・権利範囲を一意匠ごとに一対一で対応させる仕切りとして機能します。
17 条の拒絶理由となり拒絶理由通知が届きます。補正または 10 条の 2 の分割出願で救済でき、分割なら原出願の出願日を維持できます。
同時に使用される複数物品をワンセットとして一つの意匠に出願できる例外です。意匠法 8 条が根拠で、皿・椀・カップのセットなどが対象になります。
2021 年から利用できる手続で、複数の意匠を一度の手続でまとめて提出できます。ただし各意匠は従来どおり一意匠ごとに審査されます。
できます。2019 年改正で新設された内装の意匠(意匠法 8 条の 2)により、一定要件のもと店舗や室内の内装を一つの意匠として出願できます。
対象です。2019 年改正で画像意匠が拡充され、操作画面や表示画像のデザインも一意匠一出願の単位で出願できるようになりました。
審査・審判が係属している期間など、法定の時期に限られます。原出願日を維持できる利点があるため、拒絶理由通知への応答期間内に判断することが重要です。
なりません。意匠ごとに権利が発生する仕組みのため、一願に詰めても一件分の権利しか得られず、さらに 7 条違反で拒絶されます。
原則として出願件数分の費用がかかります。ただしセット商品なら組物の意匠(意匠法 8 条)、店舗内装なら内装の意匠(8 条の 2)で一願にまとめられ、2021 年からは複数意匠一括出願の手続で多数の意匠を一度に提出できます。業界裏話ヒント:弁理士は出願前にまず意匠の棚卸しをして、組物・関連意匠(10 条)・部分意匠を組み合わせ、最小の出願件数で最大の権利範囲を設計します。素人がただ件数を増やすのと、プロが権利網を組むのとでは、同じ予算でも守れる範囲が大きく変わります
アウトではありません。一意匠一出願違反は拒絶理由(意匠法 17 条)ですが、補正または出願の分割(10 条の 2)で救済できます。とくに分割出願は原出願の出願日を維持できるのが要点です。業界裏話ヒント:ここで出し直してしまうと出願日が後ろにずれ、その隙に競合が先願(9 条)を打ち込めば負けます。必ず「出し直し」ではなく「分割」を選ぶこと。この一語の違いが、先願争いの勝敗と権利の帰属を分けます
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 出願単位の取扱い | 意匠法 7 条:一意匠ごとに一出願(原則) | — |
| 適用される場面 | 通常の意匠出願すべての基本ルール | — |
| 出願日への影響 | 意匠ごとに出願日が確定 | — |
| 違反・誤用のリスク | 違反すると 17 条の拒絶理由 | — |
ログインすると、他の読者と一緒にこの条文へメモを残せます。
ログインして共同ノートを始める以下は各文が単独で意味の通る客観的事実です。引用は e-Gov法令検索を基準としてください。