要点商標法 20 条は商標権の更新登録の申請を定める。申請は満了前 6 月から満了日までに行い、徒過後も 6 月以内なら割増登録料で追完できるが、それも逃すと満了時にさかのぼって消滅する。
Q · 商標の更新って、いつまでに何をすればいいんですか?
原則は満了前 6 月から満了日までに更新申請が必要です
商標法 20 条により、更新登録の申請は存続期間の満了前 6 月から満了の日までに行う必要があります(2 項)。この窓を逃しても、満了後 6 月以内なら割増登録料を添えて申請できます(3 項)。その追完期間も逃すと、商標権は存続期間の満了の時にさかのぼって消滅したものとみなされます(4 項)。特許庁から法的な更新催告は届かないため、登録日から 10 年後の満了日と半年前の申請開始日を自分で管理する必要があります。
商標を登録した、それで一安心、と思っていないだろうか。商標権は10年で満了する。あなたのブランド名もロゴも、登録した日から「10年というタイマー」の上に乗っている。更新登録の申請ができるのは、満了前6月から満了の日までの間(2項)。この窓を逃しても、経済産業省令の定める期間内(満了後6月)なら割増登録料を払って申請できる(3項)。問題はその先だ。その期間も逃すと、あなたの商標権は満了の時にさかのぼって消滅したものとみなされる(4項)。つまり、満了後にあなたが看板を出し続けていた期間も、法的には無権利状態だったことになる。しかも特許庁はあなたに「そろそろ更新ですよ」と催告してくれない。10年かけて育てた看板が、カレンダーの見落とし一つで他人の手に渡る。
商標法 20 条は、商標権の存続期間(10 年)の更新登録の申請に関する手続規定である。申請書の記載事項、申請ができる期間(満了前 6 月から満了の日まで)、当該期間を徒過した場合の割増登録料による追完期間、追完期間も徒過した場合の存続期間満了時への遡及的消滅を定める。
AI 輔助整理,以條文原文為準
存続期間の満了前 6 月から満了の日までです(商標法 20 条 2 項)。半年間しか窓が開かないため、登録日から 9 年 6 月後を申請開始日として管理するのが安全です。
満了後 6 月以内なら通常の登録料に加えて同額相当の割増登録料を納付して追完できます(20 条 3 項)。正確な金額は区分数と最新の料金表で変動するため特許庁の料金一覧で確認してください。
設定登録の日から 10 年です(商標法 19 条 1 項)。更新登録の申請を繰り返せば 10 年ごとに半永久的に存続できますが、申請を怠ると満了します。
申請人の氏名・名称及び住所・居所、商標登録の登録番号、その他経済産業省令で定める事項です(20 条 1 項)。区分の指定や登録料の納付も同時に必要です。
落ちません。1996 年改正で更新時の使用実績審査は廃止され、現在は申請書の提出と登録料の納付による形式手続です。ただし不使用が続くと別途、不使用取消審判(50 条)の対象になり得ます。
更新登録料は 10 年分一括のほか、5 年ごとに前期・後期へ分割して納付する方法も認められています。資金繰りに応じて選べますが、後期分の納付期限管理が新たな失効リスクになります。
商標権者本人のほか、弁理士や特許事務所に代理を委任できます。複数商標を持つ企業は事務所の年金・更新管理サービスにまとめて委託し、担当者の異動による失効を防ぐのが実務的です。
商標権は国ごとに独立するため、各国で別々に更新が必要です。マドリッド協定議定書(国際登録)を使えば本国官庁を通じて一括更新できますが、期限はやはり自己管理が前提です。
法的な催告義務はありません。特許庁には任意の更新通知サービスがありますが申込制で、メールアドレス変更や見落としで届かないこともあります。更新の管理責任はあくまで商標権者側にある(20条)と考えるべきです。業界裏話ヒント:失効事故の多くは「誰かがやってくれていると思っていた」属人化が原因。出願を依頼した特許事務所の年金管理サービスに更新もまとめて委託しておくと、担当者の異動や退職があっても期限が抜けにくい
満了後6月以内なら、割増登録料を払えばまだ更新申請できます(20条3項)。これも過ぎると原則さかのぼって消滅しますが(4項)、申請できなかったことに正当な理由があれば回復の申請が可能です(21条)。業界裏話ヒント:ただし「忙しかった」「担当者が辞めた」程度では正当な理由はまず通りません。回復が認められるのは天災・重病・通知が客観的に届かなかった等のごく限られた場合。あてにせず、割増期間のうちに動くのが鉄則です(最新の改正状況をご確認ください)
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 条文の役割 | 20 条:更新登録の申請手続・期間・割増追完・遡及消滅 | — |
| 発動する場面 | 満了前 6 月〜満了日(窓内)/満了後 6 月(割増追完) | — |
| 怠った場合の帰結 | 申請なし→満了時にさかのぼって消滅(4 項) | — |
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