割賦販売法 第35条の9(兼業の制限)
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指定受託機関は、受託事業以外の事業を営んではならない。ただし、受託事業以外の事業を営むことが受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められる場合で、経済産業大臣の承認を受けたときは、この限りでない。
この条文の基本情報
兼業の制限とは何ですか?
定義兼業の制限とは、割賦販売法第35条の9に定められた規定で、「指定受託機関は、受託事業以外の事業を営んではならない。ただし、受託事業以外の事業を営むことが受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められる場合で、経…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 割賦販売法第35条の9(兼業の制限)は、日本の割賦販売法に含まれる条文です。
- 割賦販売法第35条の9の条文原文は「指定受託機関は、受託事業以外の事業を営んではならない。ただし、受託事業以外の事業を営むことが受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められる場合で、経…」で始まります。
- 割賦販売法第35条の9は第三章の三に置かれています。
- 割賦販売法の公布日は昭和36年7月1日です。
- 割賦販売法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 割賦販売法第35条の9の前の条は割賦販売法第35条の8です。
- 割賦販売法第35条の9の次の条は割賦販売法第35条の10です。
- 割賦販売法第35条の9には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
割賦販売法(昭和三十六年法律第百五十九号)第35条の9 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/336AC0000000159 - 本サイト収録
割賦販売法(昭和三十六年法律第百五十九号)第35条の9(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/336AC0000000159/35_9
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点割賦販売法35条の9は、指定受託機関に受託事業以外の事業を原則禁止する。受託事業に支障のおそれがなく、経済産業大臣の承認を受けた場合のみ兼業できる。
Q · 互助会の積立金を守る保証機関って、ほかの商売をしてもいいの?
原則禁止。大臣の承認があれば例外的に可能
割賦販売法35条の9により、互助会などの前受金保全を受託する指定受託機関は、受託事業以外の事業を営むことが原則として禁止されています。例外は、兼業が受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められ、かつ経済産業大臣の承認を受けた場合に限られます。保証機関が本業以外の損失で傾き、守るべき前受金の保全機能まで失われる事態を防ぐための規定です。
解説
互助会の積立金を守る仕組みは、ある一行の兼業禁止に支えられている。指定受託機関とは、冠婚葬祭互助会などの前払式特定取引業者や前払式割賦販売業者と契約を結び、業者が倒れたときに顧客の前払金を保全する役目(業者に代わって一定額を担保として確保すること)を引き受ける機関である。この条文は、その機関に受託事業以外の事業を禁じている。保証役が不動産投資や別の新規事業で損を出せば、守るべき資金も一緒に失われるからだ。例外は二つの条件がそろったときだけ認められる。受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められること、そして経済産業大臣の承認を受けることである。親が長年払い続けてきた互助会の掛金が安全かどうかは、互助会本体の経営だけでは決まらない。背後にいる保証機関が本業以外に手を出していないかどうかにも左右される。なお、法律で保全が義務づけられているのは前受金の全額ではなく、原則としてその一部(2分の1)である点も知っておくべきだ(最新の改正状況をご確認ください)。
法的な位置づけ
割賦販売法第35条の9は、指定受託機関の兼業の制限を定める規定である。指定受託機関は受託事業以外の事業を営んではならず、兼業が受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められ、経済産業大臣の承認を受けた場合に限り例外的に兼業が認められる。前受金保全機能を他事業のリスクから隔離する趣旨である。
よくある質問 AI による整理
Q1指定受託機関とは何ですか?
互助会などの前払式特定取引業者と契約し、業者が破綻したときに顧客の前受金の保全を引き受ける機関です。割賦販売法に基づき指定されます。
Q2割賦販売法 兼業の制限とは?
割賦販売法35条の9が定める、指定受託機関は受託事業以外の事業を営んではならないというルールです。大臣承認による例外があります。
Q3指定受託機関の兼業はどんな場合に認められる?
兼業が受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められ、かつ経済産業大臣の承認を受けた場合に限り認められます。
Q4互助会の積立金はどうやって守られている?
割賦販売法により、互助会は前受金の一部を保全する義務を負います。供託や銀行等の保証、指定受託機関との契約などの方法があります。
Q5互助会 倒産 積立金 いくら戻る?
法律上の保全義務は前受金の一部(原則2分の1)とされ、全額が保全されるわけではありません。最新の改正状況と個別の契約内容を確認してください。
Q6互助会の保全措置はどこで確認できる?
加入している互助会に、保全の方法と保全契約の相手方を書面で問い合わせるのが確実です。契約書や約款に記載されていることもあります。
Q7指定受託機関の兼業を承認するのは誰?
経済産業大臣です。割賦販売法35条の9ただし書により、受託事業に支障を及ぼすおそれがないと認められる場合に承認されます。
Q8保証機関が無承認で兼業したら違法?
受託事業以外の事業は原則禁止のため、承認を受けずに兼業すれば本条違反となり、監督官庁による是正などの対象になりえます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1互助会が倒産したら、払った掛金って本当に戻ってくるんですか?
割賦販売法は、前払式特定取引業者に前受金の一部(原則2分の1)を保全するよう義務づけている。保全の方法には供託、銀行等による保証のほか、指定受託機関との契約があり、この条文はその受託機関の兼業を制限して保全の実効性を担保している。実務のポイント:全額が戻るわけではないため、経営不安が報じられた段階で解約返戻金と保全額を比べておく人と、比べない人とで、最終的に戻る金額に差が出る(最新の改正状況をご確認ください)
Q2保証機関が副業をしていたら、それだけで違法なんですか?
受託事業以外の事業は原則として禁止されている。ただし、受託事業の適正な運営に支障を及ぼすおそれがないと認められ、経済産業大臣の承認を受けた場合は例外として許される(割賦販売法35条の9ただし書)。実務のポイント:問題になるのは副業の有無そのものより、承認の有無と範囲である。承認の範囲を超えた事業は、監督官庁による是正や指定取消しの検討対象になりうる
間違えやすい点 AI による整理
- 「互助会に払ったお金は、倒産しても全額戻る」と考える人は多い。しかし法律上の保全義務は前受金の一部(原則2分の1)であり、指定受託機関が守るのもその範囲である。兼業制限で保証機関がどれほど健全に保たれていても、保全の対象外になる部分は残る
- 保証機関の兼業制限は業界内部のルールにすぎず、加入者には関係ないと思われがちである。だが加入者から見ると、これは自分の積立金が二段階で守られているかどうかを決める問題である。互助会と保証機関の両方が同時に揺らげば、保全の仕組み自体が機能しなくなる。その連鎖を防ぐ設計がこの一文である
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律の対象 | 割賦販売法35条の9:保全を受託する指定受託機関 | 割賦販売法18条の3:前受金を受け取る業者側の保全義務 |
| 規律の内容 | 受託事業以外の事業の原則禁止(兼業制限) | 前受金の保全措置を講じる義務と保全手段 |
| 例外・柔軟性 | 支障のおそれがなく、経済産業大臣の承認がある場合は兼業可 | 供託・保証・受託機関との契約など保全手段の選択が可能 |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾は生前殯葬契約の預収費用の一定割合を信託業者に信託させる方式で保全し、日本の受託機関型とは保全手段の設計が異なる
韓国は相助業者に선수금の保全を義務づけ、銀行預置・支払保証・公済組合加入等の方法を用意する点で日本と類似する
中国は商業用プリペイドの預収資金の存管を部門規章で規律し、法律レベルの互助会類似規制は確認できない
米国は連邦法ではなく州法で葬儀前払契約の信託・保険積立を規律し、州ごとに保全割合が異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 実家の片付け中に、亡くなった祖母名義の互助会の加入者証が出てきた。発行元の互助会はすでに経営が苦しいという噂がある。積み立てたお金はどこまで戻るのか? 答えを左右するのは、保全契約の相手である指定受託機関の健全さであり、その健全さを制度として支えているのがこの兼業制限である
- 互助会業界の再編を取材している記者が、保証機関の決算書に本業と関係のない収益項目を見つけた。経済産業大臣の承認を得た兼業なのか、承認なしの違反なのか。この一点で、記事は単なる業界ニュースにもなれば、監督責任を問う調査報道にもなる
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