災害対策基本法 第15条(都道府県防災会議の組織)
クイックジャンプ
- 都道府県防災会議は、会長及び委員をもつて組織する。
- 2.会長は、当該都道府県の知事をもつて充てる。
- 3.会長は、会務を総理する。
- 4.会長に事故があるときは、あらかじめその指名する委員がその職務を代理する。
- 5.委員は、次に掲げる者をもつて充てる。
- 一当該都道府県の区域の全部又は一部を管轄する指定地方行政機関の長又はその指名する職員
- 二当該都道府県を警備区域とする陸上自衛隊の方面総監又はその指名する部隊若しくは機関の長
- 三当該都道府県の教育委員会の教育長
- 四警視総監又は当該道府県の道府県警察本部長
- 五当該都道府県の知事がその部内の職員のうちから指名する者
- 六当該都道府県の区域内の市町村の市町村長及び消防機関の長のうちから当該都道府県の知事が任命する者
- 七当該都道府県の地域において業務を行う指定公共機関又は指定地方公共機関の役員又は職員のうちから当該都道府県の知事が任命する者
- 八自主防災組織を構成する者又は学識経験のある者のうちから当該都道府県の知事が任命する者
- 6.都道府県防災会議に、専門の事項を調査させるため、専門委員を置くことができる。
- 7.専門委員は、関係地方行政機関の職員、当該都道府県の職員、当該都道府県の区域内の市町村の職員、関係指定公共機関の職員、関係指定地方公共機関の職員及び学識経験のある者のうちから、当該都道府県の知事が任命する。
- 8.前各項に定めるもののほか、都道府県防災会議の組織及び運営に関し必要な事項は、政令で定める基準に従い、当該都道府県の条例で定める。
この条文の基本情報
都道府県防災会議の組織とは何ですか?
定義都道府県防災会議の組織とは、災害対策基本法第15条に定められた規定で、「都道府県防災会議は、会長及び委員をもつて組織する。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 災害対策基本法第15条(都道府県防災会議の組織)は、日本の災害対策基本法に含まれる条文です。
- 災害対策基本法第15条の条文原文は「都道府県防災会議は、会長及び委員をもつて組織する。」で始まります。
- 災害対策基本法第15条は第二節 地方防災会議に置かれています。
- 災害対策基本法の公布日は昭和36年11月15日です。
- 災害対策基本法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年11月1日時点では廃止情報はありません。
- 災害対策基本法第15条の前の条は災害対策基本法第14条です。
- 災害対策基本法第15条の次の条は災害対策基本法第16条です。
- 災害対策基本法第15条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
災害対策基本法(昭和三十六年法律第二百二十三号)第15条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/336AC0000000223 - 本サイト収録
災害対策基本法(昭和三十六年法律第二百二十三号)第15条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年11月1日)https://lawplayer.com/jp/article/336AC0000000223/15
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点災害対策基本法15条は、都道府県防災会議を知事を会長とし、国の出先機関・自衛隊・警察・市町村長・指定公共機関・自主防災組織等の委員で組織すると定める。
Q · 都道府県の防災会議って、誰が参加して決めているの?
知事が会長で、国・自衛隊・警察・市町村・住民代表等が委員
災害対策基本法15条により、都道府県防災会議の会長は知事が務めます。委員は、国の出先機関(指定地方行政機関)の長、陸上自衛隊の方面総監、教育長、警察本部長、県職員、市町村長・消防機関の長、電力・ガス・通信などの指定公共機関の職員、そして自主防災組織の構成員や学識経験者から充てられます。専門委員を置くこともでき、その他の組織・運営は政令の基準に従って各都道府県の条例で定めます。
解説
台風の夜、体育館の避難所で配られる毛布の枚数、生理用品が置かれるかどうか、ペットを連れて入れるかどうか。そうした細部の多くは、都道府県や市町村の「地域防災計画」にたどり着く。都道府県レベルでその計画を作り、毎年見直す場が、本条が組織を定める都道府県防災会議である(作成と見直しの義務は14条と40条)。会長は知事が務める。委員には、国の出先機関(指定地方行政機関)の長、自衛隊の方面総監、警察本部長、教育長、市町村長、電力・ガス・通信などの指定公共機関の職員が並ぶ。見落とされがちなのは5項の最後の号である。自主防災組織(町内会などが作る住民の防災グループ)の構成員や学識経験者も、知事が委員に任命できる。つまり、防災を決める机に住民の席が法律上用意されている。その席が空いているのか、誰が座っているのかを確かめるだけで、行政に「おまかせ」する側から、計画に口を出す側に回れる。
法的な位置づけ
災害対策基本法15条は、都道府県防災会議の組織を定める規定である。同会議は会長と委員で構成され、会長は当該都道府県の知事が務め、会務を総理する。委員は指定地方行政機関の長、陸上自衛隊の方面総監、教育長、警察本部長、市町村長、指定公共機関の職員、自主防災組織の構成員・学識経験者等から充てられ、専門事項の調査のため専門委員を置くことができる。
よくある質問 AI による整理
Q1都道府県防災会議とは何ですか?
都道府県の地域防災計画を作成・推進するための会議です。災害対策基本法14条で設置され、15条で知事を会長とする組織構成が定められています。
Q2都道府県防災会議の会長は誰ですか?
当該都道府県の知事です(災害対策基本法15条2項)。会長に事故があるときは、あらかじめ会長が指名した委員が職務を代理します。
Q3都道府県防災会議の委員にはどんな人がいますか?
国の出先機関の長、陸上自衛隊の方面総監、教育長、警察本部長、県職員、市町村長・消防長、指定公共機関の職員、自主防災組織の構成員や学識経験者です。
Q4防災会議に自衛隊が入っているのはなぜ?
大規模災害では自衛隊の災害派遣が欠かせないため、平時から方面総監等を委員に加え、県・警察・市町村との連携手順を計画に組み込む狙いがあります。
Q5防災会議の議事録はどこで見られる?
多くの都道府県が防災担当課のウェブサイトで会議資料や議事概要を公開しています。未公開なら情報公開条例による開示請求が可能です。
Q6防災会議の専門委員とは?
専門の事項を調査するために置かれる委員です(15条6項)。関係機関の職員や学識経験者の中から知事が任命し、部会などで具体的な論点を検討します。
Q7防災会議の運営ルールは都道府県ごとに違う?
違いがあります。15条8項により、組織と運営の細目は政令の基準に従い各都道府県の条例で定めるため、委員の定数や部会の構成は地域ごとに異なります。
Q8女性や障害者の視点は防災会議に反映される?
15条5項8号の自主防災組織の構成員・学識経験者の枠を使えば、多様な立場の委員を任命できます。実際に反映されるかは各都道府県の委員選定次第です。
この条文についての質問 AI による整理
Q1普通の住民でも県の防災会議の委員になれるんですか?
可能性はあります。災害対策基本法15条5項8号は、自主防災組織を構成する者や学識経験のある者の中から知事が委員を任命できると定めています。公募ではなく知事の任命なので、個人で手を挙げるより、町内会の自主防災組織や地域の団体を通じて推薦を受ける方が現実的です。実務のポイント:委員の選定は担当課が事前に固めていることが多く、意見募集や団体ヒアリングで継続して実績のある団体ほど声がかかりやすいです。
Q2防災会議で何が話し合われたか、一般人でも見られますか?
多くの都道府県は会議資料や議事概要をウェブサイトで公開しています。公開されていなければ、各都道府県の情報公開条例に基づいて開示請求ができます。会議で検討される地域防災計画は、同法40条により毎年検討を加え、必要があれば修正することになっています。実務のポイント:本会議より、その下に置かれる部会や専門委員(15条6項)の資料の方が具体的な論点が載っていることが多いです。請求する文書は、部会資料まで含めて指定した方が中身のある情報を得やすいです。
間違えやすい点 AI による整理
- 防災会議は知事と役人だけの内輪の会議だと思われがちだが、5項8号により自主防災組織の構成員や学識経験者も委員に任命できる。住民側の席は法律上すでに用意されている。問題は、その席が実際に埋まっているかどうかだ。
- 「防災計画は災害が起きてから役に立つもの」という見方は、時間の向きが逆である。避難所の備蓄、要配慮者(高齢者や障害者など避難に手助けが必要な人)への対応、自衛隊や警察との連携手順は、平時の会議で計画に書かれていなければ、災害当日に現場で即興で決めるしかない。会議が形だけかどうかの差は、被災した夜に表れる。
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 会議の単位 | 災害対策基本法15条:都道府県防災会議 | 同法16条:市町村防災会議 同法11条・12条:中央防災会議(国) |
| 会長 | 当該都道府県の知事 | 当該市町村の市町村長 内閣総理大臣 |
| 作成する計画 | 都道府県地域防災計画(同法40条) | 市町村地域防災計画(同法42条) 防災基本計画(同法34条) |
| 組織の細目の定め方 | 政令の基準に従い都道府県の条例で定める(8項) | 都道府県防災会議の組織に準じて市町村の条例で定める 法律と政令で定める |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾も直轄市・縣(市)に首長を召集人とする災害防救會報を置き、地域災害防救計画を審議する点で日本の都道府県防災会議と構造が近い
韓国は広域自治体の首長を委員長とする地域安全管理委員会を置き、地域の安全管理計画を審議する
ドイツは災害保護が州の権限であり、州法ごとに郡・市レベルの災害対策組織が定められる
米国は州の緊急事態管理機関が中心となり、連邦(FEMA)の支援は州知事の要請を起点とする
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 前回の豪雨で、避難所に授乳スペースがなかった。誰に言えば次は変わるのか? 市町村の窓口で終わらせず、都道府県防災会議の委員構成と会議録を調べると、どの立場の声が計画に届いていないのかが見えてくる。
- あなたは町内会の自主防災会長を引き受けたばかり。県の地域防災計画の修正案が意見募集中で、締切まで残り10日しかない。会議に住民側の委員がいるかを確認し、その委員を通じて意見を届けるか、自分で意見書を出すか、今週中に決める必要がある。
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和36年(1961年) 新設:伊勢湾台風の被害を教訓に災害対策基本法が制定され、都道府県防災会議の組織規定として本条が設けられた
ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。
ログインして共同ノートを始める