要点国税通則法 50 条は、納税の猶予等で国税に提供できる担保を 7 種類に限定列挙する。国債・有価証券・土地・保険付き建物等・各種財団・保証人の保証・金銭が対象となる。
Q · 納税の猶予を申請したいけれど、担保には何を出せばいいの?
国債・土地・保証人の保証など 7 種類から選べます
国税通則法 50 条により、納税の猶予や延納で提供できる担保は 7 種類に限定されています。国債・地方債、税務署長等が確実と認める有価証券、土地、保険を付した建物・船舶・航空機・自動車等、鉄道・工場などの各種財団、税務署長等が確実と認める保証人の保証、そして金銭です。見落とされがちなのが第六号で、資力のある保証人がいれば、自身に現金や不動産がなくても担保の要件を満たせます。
会社の資金繰りが詰まって消費税が払えない。親の遺産を相続したが相続税を現金で用意できない。そんなとき、多くの人は「差し押さえられて終わりだ」と青ざめる。だが国税には納税の猶予や換価の猶予という制度があり、その申請で担保を差し出せば、分割や先延ばしの道が開く。第50条は、その担保として何を差し出せるかを七種類、明確に列挙している。国債・地方債、有価証券、土地、保険を付けた建物や船舶・飛行機・自動車、各種の財団、そして「税務署長等が確実と認める保証人の保証」、金銭。ここで見落とされがちなのが第六号だ。資力のある人が保証人になってくれれば、あなた自身が不動産や現金を持っていなくても担保の要件を満たせる。担保の中身を知っているかどうかで、猶予を勝ち取れるか、差押えに進むかが分かれる。
国税通則法 50 条は、国税に関する法律の規定により提供する担保の種類を定める規定である。国債及び地方債、税務署長等が確実と認める有価証券、土地、保険を付した建物・船舶・航空機・自動車等、各種の財団、税務署長等が確実と認める保証人の保証、金銭の 7 種類を限定列挙し、納税の猶予・換価の猶予・延納における担保提供の対象を画する。
国税通則法 50 条が 7 種類を定めます。国債・地方債、有価証券、土地、保険付きの建物・船舶・航空機・自動車等、各種財団、保証人の保証、金銭です。
社債(特別法により設立された法人の発行債券を含む)その他の有価証券のうち、税務署長等が確実と認めるものが該当します(同条第二号)。
鉄道財団、工場財団、鉱業財団、軌道財団、運河財団、漁業財団、港湾運送事業財団、道路交通事業財団、観光施設財団が第五号に列挙されています。
延納の担保はこの国税通則法 50 条の種類から選びます。相続した土地などの不動産を差し出す例が典型で、長期の分割納付の道が開けます。
第七号の金銭は、供託等により差し出す現金を指します。他の担保の評価や設定の手間がなく、最も確実な担保として扱われます。
第四号により、登録を受けた自動車も担保になりえますが、建物・船舶・航空機と同様に保険を付したものであることが要件です。
あります。担保の価値が不足した場合などに、税務署長等は担保の変更・追加提供を求めることができます(国税通則法 51 条)。
担保の種類は国税通則法 50 条、担保を求める納税の猶予は 46 条、担保の処分は 52 条に定められています。
諦めるのは早いです。第50条第六号は「税務署長等が確実と認める保証人の保証」を担保として認めています。資力のある親族や取引先が保証人になってくれれば、あなた自身に資産がなくても担保の要件を満たせます。業界裏話ヒント:税務署は担保のある猶予申請を通しやすく、担保を出せないことが国税通則法46条で申請を認めない理由になりうる。まず徴収窓口に「保証人なら立てられます」と相談するだけで、対応が変わる
いいえ。担保は納税を確保するための拘束にすぎず、猶予期間内にきちんと納付すれば解除されて返ってきます。処分(換価)されるのは、期間内に納付できなかった場合だけです(国税通則法52条)。業界裏話ヒント:担保を提供しても占有は移らないので、土地を使い続けながら分割納付ができる。財産を即座に失う差押えとの決定的な違いはここにある
工場なら第五号の「工場財団」としてまとめて担保にできます。工場財団の登記をすれば、土地・建物・機械を一体の財団として扱え、個別に評価する手間なくまとまった担保価値を示せます。業界裏話ヒント:財団としての担保化は登記手続が要るため時間がかかる。資金繰りが怪しくなった時点で早めに準備しないと、猶予申請に間に合わないことがある
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 条文の役割 | 50 条:提供できる担保の種類を 7 つ列挙 | — |
| 適用の局面 | 猶予・延納で担保を差し出すとき | — |
| 納税者への効果 | 出せる担保の選択肢が広がる(保証人でも可) | — |
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