受講中の講座ブックマーク無料で登録

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 5 分5 分5 分

社会保険労務士法 第30条(権限の委任)

クイックジャンプ
  1. この法律に規定する厚生労働大臣の権限は、厚生労働省令で定めるところにより、地方厚生局長及び都道府県労働局長に委任することができる。
  2. 2.前項の規定により地方厚生局長に委任された権限は、厚生労働省令で定めるところにより、地方厚生支局長に委任することができる。

この条文の基本情報

権限の委任とは何ですか?

定義権限の委任とは、社会保険労務士法第30条に定められた規定で、「この法律に規定する厚生労働大臣の権限は、厚生労働省令で定めるところにより、地方厚生局長及び都道府県労働局長に委任することができる。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 社会保険労務士法第30条(権限の委任)は、日本の社会保険労務士法に含まれる条文です。
  2. 社会保険労務士法第30条の条文原文は「この法律に規定する厚生労働大臣の権限は、厚生労働省令で定めるところにより、地方厚生局長及び都道府県労働局長に委任することができる。」で始まります。
  3. 社会保険労務士法第30条は第五章に置かれています。
  4. 社会保険労務士法の公布日は昭和43年6月3日です。
  5. 社会保険労務士法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 社会保険労務士法第30条の前の条は社会保険労務士法第29条です。
  7. 社会保険労務士法第30条の次の条は社会保険労務士法第31条です。
  8. 社会保険労務士法第30条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式社会保険労務士法(昭和四十三年法律第八十九号)第30条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/343AC1000000089
  • 本サイト収録社会保険労務士法(昭和四十三年法律第八十九号)第30条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/343AC1000000089/30

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点社会保険労務士法30条は、同法に規定する厚生労働大臣の権限を、厚生労働省令の定めにより地方厚生局長と都道府県労働局長に委任できると定め、地方厚生支局長への再委任も認める。

Q · 社労士法では「厚生労働大臣」が監督するはずなのに、なぜ労働局長から報告を求められるの?

省令で委任された範囲なら、局長が自分の名前で行使できる

社会保険労務士法30条1項により、同法に規定する厚生労働大臣の権限は、厚生労働省令で定めるところにより地方厚生局長と都道府県労働局長に委任できます。2項では、地方厚生局長に委任された権限を地方厚生支局長へ再委任することも認めています。どの権限が委任されているかは法律本文ではなく、社会保険労務士法施行規則で確認する必要があります。

解説

社会保険労務士法の条文には「厚生労働大臣」という主語が何度も出てくる。しかし大臣本人があなたの事務所に電話をかけてくることはない。現場で実際に動くのは、地方厚生局長(年金・健康保険などを担当する国の地方の出先機関の長)と都道府県労働局長(労働基準・雇用を担当する出先機関の長)である。本条は、大臣の権限を厚生労働省令(厚生労働大臣が出す命令)で定める範囲で、この二つの出先機関に委任できるとする。第2項は、地方厚生局長に委任された権限をさらに地方厚生支局長に再委任することも認めている。条文を読むときは「大臣」という言葉で止まらず、施行規則まで確認しよう。あなたの書類を実際に読み、報告を求め、判断を下すのが誰なのかは、そこを見てはじめて分かる。

法的な位置づけ

社会保険労務士法30条は、同法に規定する厚生労働大臣の権限を、厚生労働省令で定めるところにより地方厚生局長および都道府県労働局長に委任できること、ならびに地方厚生局長に委任された権限を地方厚生支局長に再委任できることを定める権限委任規定である。

よくある質問 AI による整理

Q1社会保険労務士法30条とは?

厚生労働大臣の権限を、厚生労働省令の定めにより地方厚生局長と都道府県労働局長に委任できるとする規定です。2項で地方厚生支局長への再委任も認めています。

Q2社労士の監督官庁はどこ?

法律上の権限主体は厚生労働大臣です。ただし30条に基づき、権限の一部は省令で地方厚生局長や都道府県労働局長に委任されており、実務の窓口は出先機関になることがあります。

Q3社労士法 権限の委任 施行規則 何条?

委任の具体的な範囲は社会保険労務士法施行規則で定められています。条番号は改正で動くことがあるため、e-Gov法令検索で最新版を確認してください。

Q4権限の委任と代理の違いは?

委任では権限そのものが受任機関に移り、受任機関が自分の名前で処分します。代理では権限は本来の機関に残り、代理機関は本人の名前で行為します。

Q5地方厚生支局とはどこ?

地方厚生局の下に置かれた出先機関です。社労士法30条2項により、地方厚生局長に委任された権限をさらに支局長へ再委任できます。

Q6労働局長の処分に不服があるときはどうする?

行政不服審査法による審査請求や取消訴訟を検討します。審査請求先は処分をした行政庁によって変わるため、まず文書の処分名義を確認してください。

Q7委任された局長の処分を取り消す訴訟の被告は?

行政事件訴訟法11条により、取消訴訟の被告は原則として処分をした行政庁が所属する国になります。訴状には処分をした行政庁も記載します。

Q8大臣は委任した権限を自分で行使できる?

行政法の通説では、権限を委任すると委任した範囲の権限は受任機関に移り、委任した側はその範囲では自ら行使しないと解されています。個別の扱いは施行規則で確認してください。

この条文についての質問 AI による整理

Q1労働局から報告を求められたんですが、これって大臣の権限じゃないんですか?

法律上の主語は厚生労働大臣ですが、社会保険労務士法30条により、厚生労働省令で定める範囲で都道府県労働局長や地方厚生局長に委任できます。委任された範囲なら、局長は自分の名前で正当に権限を行使できます。実務のポイント:どの権限が委任され、どれが大臣に残っているのかは、法律本文ではなく施行規則に書かれています。回答する前に施行規則の委任規定に一度目を通すだけで、権限外の要求をそのまま受け入れてしまうのを防げます(最新の改正状況をご確認ください)

Q2地方厚生支局って何ですか?厚生局とは別物?

地方厚生局の下にある支局で、本条第2項により、地方厚生局長に委任された権限をさらに支局長へ再委任することが認められています。管轄地域によっては、窓口は局ではなく支局になります。実務のポイント:問い合わせ先を局と支局で間違えると、たらい回しで数日を失います。自分の事務所の所在地がどの局・支局の管轄なのかを開業時に確認し、メモしておく社労士は意外と少ないです

間違えやすい点 AI による整理

  • 「委任」と聞くと単なる事務の手伝いだと思いがちだが、行政法上の権限の委任は、権限そのものが委任先へ移る仕組みである。委任された範囲では、委任先の局長が自分の名前で処分をし、その処分の主体となる。大臣の代理で動いているのではない
  • 視点の問題もある。社労士から見れば「国から来た連絡」でひとまとめにできるが、法律上は誰の名義の処分なのかで、審査請求(行政の判断に不服を申し立てる手続)の宛先や取消訴訟の扱いが変わる。差出人の欄を読み飛ばすと、不服申立ての入口を間違える

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
行政程序法第15條

台湾では、行政機関が法規に基づき権限の一部を所属下級機関に委任できる旨を一般法で定める。日本は個別法ごとに委任規定を置く方式で、本条はその一例

韓国
정부조직법 제6조

韓国は政府組織法で、行政機関の長が権限の一部を補助機関や下級行政機関に委任できる旨を一般的に定める

アメリカ
5 U.S.C. § 302

米国連邦法では、行政部門の長が部下の職員に権限を委任できる一般規定を置く

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 開業して二年目の社労士事務所に、ある日労働局から「報告を求めます」という文書が届いた。文書には労働局長の名前しかない。しかし根拠条文をたどると「厚生労働大臣は」と書かれている。この食い違いを埋めているのが本条だ。どの権限が施行規則で委任されているのかを確認してから回答を書けば、的外れな反論で信用を落とさずに済む
  • 社労士に依頼した手続でトラブルになった顧客が、苦情をどこに持ち込めばいいのか分からないとしたら? 監督権限の一部は委任先の出先機関が実際に行使している。厚生労働省本省に直接電話するより、管轄の局に話を持ち込むほうが速く届くことがある

学説

通説:権限の委任は法令の根拠を要し、委任された範囲の権限は受任機関に移る。受任機関は自己の名と責任で権限を行使するため、処分庁は受任機関となる。この点で、権限が本人に残る代理や専決とは区別される。

ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。

社会保険労務士法の全文を見る所属する編章節を開く:第五章

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

次に調べる

判例を探す:条文単位の判例の紐づけは準備中です。上のカードから法令名で検索できます。裁判所「裁判例検索」で探す ›