感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第41条(診療報酬の基準)
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- 感染症指定医療機関が行う第三十七条第一項各号に掲げる医療又は第三十七条の二第一項に規定する厚生労働省令で定める医療に関する診療報酬は、健康保険の診療報酬の例によるものとする。
- 2.前項に規定する診療報酬の例によることができないとき、及びこれによることを適当としないときの診療報酬は、厚生労働大臣の定めるところによる。
この条文の基本情報
診療報酬の基準とは何ですか?
定義診療報酬の基準とは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条に定められた規定で、「感染症指定医療機関が行う第三十七条第一項各号に掲げる医療又は第三十七条の二第一項に規定する厚生労働省令で定める医療に関する診療報酬は、健康保険の診療報酬の例によ…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条(診療報酬の基準)は、日本の感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に含まれる条文です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条の条文原文は「感染症指定医療機関が行う第三十七条第一項各号に掲げる医療又は第三十七条の二第一項に規定する厚生労働省令で定める医療に関する診療報酬は、健康保険の診療報酬の例によ…」で始まります。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条は第三節 入院患者の医療等に置かれています。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の公布日は平成10年10月2日です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条の前の条は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第40条です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条の次の条は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第42条です。
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第41条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第41条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/410AC0000000114 - 本サイト収録
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第41条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/410AC0000000114/41
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点感染症法41条は、感染症指定医療機関が行う入院医療と結核適正医療の診療報酬を、健康保険の診療報酬の例で算定すると定める。例外は厚生労働大臣が定める。
Q · 感染症で入院したとき、病院は医療費を自由に決められるの?
決められない。健康保険と同じ点数表で計算される
感染症法41条により、感染症指定医療機関が行う入院医療(37条1項各号)と結核の適正医療(37条の2)の診療報酬は、健康保険の診療報酬の例、つまり通常の保険診療と同じ点数表で計算されます。点数表で計算できない場合や、それによることが適当でない場合の値段は、病院ではなく厚生労働大臣が定めます(2項)。誰がいくら負担するかは37条・39条が別に決めています。
解説
感染症で入院勧告を受けた患者の医療費に、病院が「感染症だから」と上乗せ料金を付けることはできない。本条は、感染症指定医療機関(都道府県知事などが指定した、感染症患者を受け入れる病院・診療所・薬局)が行う医療の値段を、健康保険の診療報酬点数表と同じ物差しで計算すると定めている。対象は二つある。一つは入院患者への診察、薬、処置・手術、入院中の看護(37条1項各号)。もう一つは結核の適正医療(37条の2、主に通院での服薬治療)である。公費でまかなう医療であっても、病院の言い値ではなく全国共通の公定価格で計算される。あなたにとっての意味は二つある。第一に、明細書を通常の保険診療と同じ方法で検証できる。第二に、点数表で計算できない例外の値段を決めるのは病院ではなく厚生労働大臣である(2項)。「特別な対応なので別料金」と言われたら、その根拠を問い返してよい。
法的な位置づけ
感染症法41条は、感染症指定医療機関の診療報酬の算定基準を定める規定である。37条1項各号の入院医療及び37条の2第1項の結核適正医療の診療報酬は健康保険の診療報酬の例によるとし、その例によれない場合又は適当でない場合は厚生労働大臣の定めによるとする。費用負担者ではなく価格の算定方法を定める点に特色がある。
手順・フロー
AI による整理。効力は条文原文が基準です
手順
- 1.公費負担の申請を済ませる 結核の適正医療(37条の2)は申請が前提となるため、診断を受けたら速やかに住所地の保健所へ申請書と診断書を提出する。申請日以降の医療が対象となる運用が一般的である
- 2.明細書で公費対象と対象外を分ける 届いた明細書を、37条1項各号・37条の2の省令で定める医療(公費対象)と、それ以外の医療(自己負担)に分けて整理する
- 3.点数を保険の医療費通知と照合する 41条により診療報酬は健康保険の例で計算されるため、明細書の点数と保険者から届く医療費通知の金額が一致するかを確認する。食い違いがあれば計算誤りの手掛かりになる
- 4.点数表外の請求は根拠を書面で確認する 個室料や独自料金など点数表外の費用を請求された場合、治療上の必要性や厚生労働大臣の定めの有無を病院に書面で確認し、納得できなければ都道府県の感染症担当窓口(保健所)に相談する
よくある質問 AI による整理
Q1感染症法41条とは?
感染症指定医療機関が行う公費対象の入院医療と結核医療の診療報酬を、健康保険の点数表と同じ方法で計算すると定めた条文です。
Q2感染症指定医療機関とは?
感染症の患者を受け入れるため、厚生労働大臣や都道府県知事が指定した病院・診療所・薬局などです。特定・第一種・第二種・結核指定医療機関などに分かれます。
Q3感染症 入院費 誰が払う?
まず健康保険が給付し(39条)、残りを公費(37条)が負担します。所得に応じて自己負担が生じる場合もあります。値段の計算方法は41条が決めます。
Q4結核 医療費 自己負担 いくら?
37条の2の適正医療は費用の95%を公費で負担でき、保険が優先されるため、自己負担は医療費の約5%に収まります。保健所への申請が前提です。
Q5結核 公費負担 申請方法は?
主治医の診断書などを添えて、住所地を管轄する保健所に申請書を提出します。申請日より前の医療は対象外とする運用が多いため早めの申請が肝心です。
Q6感染症指定医療機関 独自料金 違法?
公費対象の医療は健康保険の例で算定するのが原則で、点数表にない独自単価は認められません。例外は厚生労働大臣の定めがある場合に限られます。
Q7感染症 入院 明細書 見方は?
点数は通常の保険診療と同じ計算方法です。保険者の医療費通知と照合し、公費対象の医療と対象外の医療を分けて確認すると誤りに気づきやすくなります。
Q8感染症法 公費 対象外の医療は?
結核の公費は省令で定める適正医療に限られ、結核と関係のない合併症の治療や対象外の検査は自己負担になります。入院医療も37条1項各号の範囲に限られます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1コロナで入院したとき窓口では払わなかったのに、明細書には何十万円も書いてあった。あれは何?
入院医療の値段は本条により健康保険の点数表で計算され、その額を保険(39条で優先)と公費(37条)が分け合っていたため、窓口負担がほぼなかったということである(5類移行前の取扱い)。明細書の数十万円は、社会全体が実際に支払った医療費である。実務のポイント:明細書の点数は保険者の医療費通知と一致するはずで、食い違えば計算誤りを疑う手掛かりになる
Q2結核の薬代って、本当に公費で95% も出るの?
37条の2により、都道府県は省令で定める医療の費用の95% を負担でき、保険が優先されるため(39条)、実際の自己負担は医療費の約5% に収まる。費用の額は本条によって健康保険の点数表で計算される。実務のポイント:公費は保健所への申請が前提で、申請前の医療は対象外とされる運用が多い。病院側から言い出されるのを待たず、診断を受けた日に自分から聞くのが確実である
間違えやすい点 AI による整理
- 「感染症の入院はタダなのか、それとも高くつくのか」という問いの立て方自体がずれている。本条が決めるのは「誰が払うか」ではなく「いくらで計算するか」である。負担する人は37条と39条(保険優先、負担能力に応じた自己負担)が決め、値段は本条が健康保険の例に固定する。二つを分けて考えないと、明細書のどこを疑えばよいか分からない
- 指定医療機関であれば感染症の医療に特別な単価が付くと思われがちだが、原則は通常の保険診療と同じ点数である。上乗せがあるとすれば、点数表にもともと用意されている感染症関連の加算か、2項に基づいて厚生労働大臣が定めた場合に限られる
- 結核の公費負担があることは知っていても、対象が「厚生労働省令で定める医療」に限られている重みを知る人は少ない。結核と関係のない合併症の治療や対象外の検査は公費の外に出る。明細書で公費と自己負担の線引きを確かめないと、予想外の請求に驚くことになる
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律する内容 | 41条:公費医療の値段の計算方法(健康保険の例) | 37条:公費負担となる入院医療の範囲 39条:他法の医療給付との調整(保険優先) |
| 答える問い | いくらで計算するか | 何が公費の対象になるか どの制度から先に払うか |
| 例外の決め方 | 点数表によれない場合は厚生労働大臣が定める | 負担能力に応じた自己負担がありうる 保険給付の限度で公費は負担しない |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾でも法定感染症の隔離治療費用は公費負担とされ、医療費用の算定は全民健康保険の支付標準を基礎とする運用が中心
韓国も感染症患者の入院治療費を国・自治体が負担する仕組みを持ち、算定は国民健康保険の基準と連動する
ドイツは公的医療保険(GKV)の給付が優先し、IfSG は保険でカバーされない措置費用の公費負担を規律する
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 結核と診断され、半年以上の服薬治療が始まった。37条の2の公費負担を申請すれば、保険適用後の自己負担は医療費の約5% まで下がる。申請日より前の医療は対象外とする運用が多いため、診断を受けた週のうちに保健所へ申請書を出すかどうかで、数か月分の負担が変わる。
- あなたは感染症指定医療機関の医事課職員である。二類感染症の入院患者のレセプトは、通常の保険請求と同じ点数で組み、公費分を都道府県に請求する。点数表にない処置に独自の単価を付けて請求すれば、審査で査定されるうえ、公費の過大請求として返還を求められうる。
- 新型インフルエンザ等感染症で入院した家族について、病院から個室料を請求されたら? 治療上必要な隔離のための個室であれば、差額ベッド代を求めないのが原則の取扱いである(厚生労働省通知)。
取るべき行動
被害を受けた側:1. 明細書で、公費の対象となる医療(37条1項各号、37条の2の省令で定める医療)と対象外の医療を分ける2. 金額は健康保険の点数表と同じ計算のはずなので、保険者の医療費通知と照合する3. 個室料など点数表の外の費用を請求されたら、治療上必要な隔離だったかを書面で確認する4. 納得できなければ都道府県の感染症担当窓口(保健所)に相談する。結核の公費は申請が前提なので、診断後すぐに申請する
訴えられた側:1. 公費の対象となる医療は健康保険の点数表で算定し、独自単価を付けない2. 点数表で算定できない医療は、2項に基づく厚生労働大臣の定めがあるかを確認し、なければ都道府県と事前に協議する3. 審査で査定や返還を求められたら、算定根拠(告示、通知、疑義解釈)を揃えて再審査請求を検討する4. 患者に室料差額を請求する場合は、同意書と、治療上の必要がないことの判断記録を残す
時効(請求できる期限):本条に特有の時効はないが、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される。都道府県に対する金銭債権については地方自治法236条の5年が問題になる(最新の改正状況をご確認ください)。結核の公費負担は申請日以降の医療を対象とする運用が一般的であり、診断直後の申請が実質的な期限となる
改正沿革 AI による整理
- 平成10年(1998年)制定 感染症法の制定時に、指定医療機関の診療報酬の基準として設けられた(要人的検証)
- 平成18年(2006年)改正 結核予防法の統合に伴い、第37条の2の医療が対象に加えられたとみられる(改正の有無と時期は要人的検証)
改正の年表
- 1.平成10年(1998年) 新設:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)の制定により、指定医療機関の診療報酬の基準として新設
- 2.平成18年(2006年) 改正:結核予防法の感染症法への統合に伴い第37条の2が設けられ、同条の結核適正医療も本条の対象に加えられた(施行は平成19年)
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