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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 7 分7 分7 分

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第56条の33(感染症発生予防規程の変更命令)

クイックジャンプ

厚生労働大臣は、特定一種病原体等又は二種病原体等による感染症の発生を予防し、又はそのまん延を防止するために必要があると認めるときは、特定一種病原体等所持者又は二種病原体等許可所持者に対し、感染症発生予防規程の変更を命ずることができる。

この条文の基本情報

感染症発生予防規程の変更命令とは何ですか?

定義感染症発生予防規程の変更命令とは、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33に定められた規定で、「厚生労働大臣は、特定一種病原体等又は二種病原体等による感染症の発生を予防し、又はそのまん延を防止するために必要があると認めるときは、特定一種病原体等所持者又は二…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33(感染症発生予防規程の変更命令)は、日本の感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に含まれる条文です。
  2. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33の条文原文は「厚生労働大臣は、特定一種病原体等又は二種病原体等による感染症の発生を予防し、又はそのまん延を防止するために必要があると認めるときは、特定一種病原体等所持者又は二…」で始まります。
  3. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33は第五節 監督に置かれています。
  4. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の公布日は平成10年10月2日です。
  5. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33の前の条は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の32です。
  7. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33の次の条は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の34です。
  8. 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第56条の33には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第56条の33
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/410AC0000000114
  • 本サイト収録感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号)第56条の33(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/410AC0000000114/56_33

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点感染症法56条の33は、発生予防やまん延防止に必要と認めるとき、厚生労働大臣が特定一種・二種病原体等の所持者に感染症発生予防規程の変更を命じられると定める。

Q · 基準を守っていても、国から施設の予防規程を変えろと命令されることはあるの?

ある。要件は大臣が必要と認めることだけ

感染症法56条の33により、厚生労働大臣は感染症の発生予防又はまん延防止に必要があると認めるとき、特定一種病原体等所持者又は二種病原体等許可所持者に対し、感染症発生予防規程の変更を命ずることができます。56条の32の改善命令と違い、技術上の基準違反は要件ではありません。命令に違反すると過料の対象となるほか、56条の35により許可の取消しや効力停止、指定の取消しの理由にもなり得ます。

解説

BSL3以上の病原体を扱う組織には、感染症発生予防規程という自前のルールブックがある。56条の18でそれを作って厚生労働大臣に届け出るのはあなたの側の仕事だが、56条の33は、その中身を書き換えろと大臣が命じられる権限を定める。注目すべきは発動要件だ。隣の56条の32(改善命令)は、施設や取扱いが省令の技術上の基準に適合していないことを要件にしている。ところが本条は基準違反を要件にしない。「発生を予防し、又はそのまん延を防止するために必要があると認めるとき」、これだけである。つまり、あなたが法令上の基準をすべて満たしていても命令は飛んでくる。自主規範という名前の文書が、実質的には行政の操作対象として設計されているという構造を、ここで一度把握しておくことになる。

法的な位置づけ

感染症法56条の33は、感染症発生予防規程の変更命令を定める規定である。厚生労働大臣は、特定一種病原体等又は二種病原体等による感染症の発生予防又はまん延防止のために必要があると認めるとき、その所持者に対し、56条の18に基づき作成・届出された同規程の変更を命ずることができる。

手順

  1. 1.命令書の期限と理由を確認 命令書を受け取ったら、変更の期限、変更を求められている規程の箇所、理由の提示(行政手続法14条1項)が具体的かどうかを最初に確認する
  2. 2.病原体等取扱主任者と協議 病原体等取扱主任者の意見を聴き、命令の範囲内で必要最小限の改定案を設計する。主任者の意見は尊重義務の対象だが拒否権ではない点に留意する
  3. 3.組織内決裁と変更届出 施設管理部門や学内委員会の決裁を経て、変更後の規程を期限内に厚生労働大臣へ届け出る。命令対応箇所は別章・別表に切り出して管理する
  4. 4.不服があれば審査請求を検討 命令内容に不服がある場合、従いながら知った日の翌日から三か月以内に審査請求、または六か月以内に取消訴訟を検討する

よくある質問 AI による整理

Q1感染症発生予防規程とは何ですか?

特定一種病原体等や二種病原体等を扱う者が、施設での発生予防とまん延防止のために作る内部規程です。56条の18で作成と厚生労働大臣への届出が義務付けられています。

Q2予防規程の変更命令はどんなときに出ますか?

厚生労働大臣が、感染症の発生予防又はまん延防止のために必要があると認めるときです。技術上の基準違反は条文上の要件になっていません。

Q3変更命令に従わないと罰則はありますか?

過料の対象になります。さらに命令違反は56条の35の取消事由に当たり、二種病原体等の許可の取消しや効力停止、特定一種の指定取消しにつながり得ます。

Q4二種病原体等の許可が取り消されることはある?

あります。56条の35は、この法律に基づく処分に違反したときを取消事由に挙げており、本条の変更命令に違反した場合もこれに含まれます。

Q5予防規程の変更命令に不服申立てはできる?

できます。行政処分なので、知った日の翌日から三か月以内に審査請求、六か月以内に取消訴訟を提起できます。

Q6BSL3施設の規程は誰が作るのですか?

病原体等を所持する者、つまり施設を運営する機関です。国が代わりに書くことはなく、命令後の変更届出も所持者自身が行います。

Q7変更命令と改善命令の違いは?

56条の32の改善命令は施設・取扱いが技術上の基準に適合しないことが要件です。本条の変更命令は規程そのものが対象で、基準違反を要しません。

Q8変更命令の期限はいつまで?

本条には期限の定めはありません。変更の期限は命令書で個別に指定されるため、受領後すぐに期限と理由の提示の内容を確認する必要があります。

この条文についての質問 AI による整理

Q1うち、BSL3の施設なんですけど、この命令って実際に出ることあるんですか?

運用の公表は限られており、実務では命令に至る前に報告徴収(56条の30)や立入検査(56条の31)の指導段階で規程を直すのが通常である。実務のポイント:命令が出た事実は、後に56条の35の「処分に違反したとき」を判断する材料として記録に残り続ける。だから担当官の口頭指摘の段階で56条の18第2項の自主変更届に落とし込むことが、現場で本当に効く防御線になる

Q2規程を破った職員を、法律で直接処罰できないんですか?

この法律の第11章には、規程違反そのものを罰する条文がない。現場に効かせる回路は56条の20第2項の主任者の指示に従う義務で、罰則側は56条の18第1項の未作成と本条の命令違反を83条で十万円以下の過料とする構成だ。実務のポイント:だから実務では規程の内容を就業規則と施設利用の受入条件に書き写す。法律が直接届かない部分を、雇用契約と利用契約で埋めるのが定石である

Q3命令に従ったら、うちの規程はもう自分たちのものじゃなくなるんですか?

形式上は依然としてあなたの規程であり、変更後の届出義務も56条の18第2項であなたの側に残る。ただし命じられた部分を後からひそかに戻せば再度の命令、そして56条の35の処分違反の射程に入る。実務のポイント:命令対応の改定は、命じられた箇所を独立した章や別表に切り出して書く。後の改定で自主部分と命令部分の境目が分からなくなり、規程全体に手を付けられなくなる事態を防げる

間違えやすい点 AI による整理

  • 「従わなくても十万円以下の過料で済む」という理解は、数字としては正しい(83条3号)。深刻度の読み違いがここで起きる。変更命令は行政処分であり、違反は56条の35の「この法律に基づく命令若しくは処分に違反したとき」に該当する。二種病原体等なら許可の取消しまたは一年以内の効力停止、特定一種なら指定の取消しが視野に入る。十万円の後ろに、研究事業そのものの停止が控えている
  • 「規程に違反したらどの条文で罰されるのか」という問いの立て方自体がずれている。第11章を通して読むと、規程そのものへの違反を直接罰する規定は置かれていない。現場に効かせる回路は56条の20第2項の主任者の指示に従う義務であり、組織に効かせる回路が本条の命令と83条3号の過料である。規程は罰則の対象ではなく、命令の足場として配置されている
  • 技術上の基準さえ満たしていれば行政は内部規程に手を出せないと考えがちだが、基準適合を発動要件にしているのは56条の32の改善命令だけだ。本条は基準の話を一言もしていない
比較の観点この条文ほかの条文
命令の対象56条の33:感染症発生予防規程の内容56条の32:施設・取扱い等の改善
56条の18:規程の作成・届出(義務規定)
発動要件発生予防・まん延防止に必要と大臣が認めるとき技術上の基準に適合しないとき
命令ではなく所持者の自主作成義務
主体厚生労働大臣が命令厚生労働大臣が命令
所持者自身が作成・変更・届出
違反時の帰結過料+56条の35の許可・指定取消事由56条の35の取消事由等
未作成は過料の対象

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
傳染病防治法第34条・感染性生物材料管理辦法

台湾も感染性生物材料の保有・使用を中央主管機関の管理下に置き、施設のバイオセーフティ管理を規律する

ドイツ
Infektionsschutzgesetz §§ 44 ff.

ドイツは病原体を扱う活動に許可制を採り、所管当局による監督と許可取消しの仕組みを持つ

アメリカ
42 CFR Part 73

米国はSelect Agent Programによる登録制で、事業者にバイオセキュリティ計画の策定を義務付け、当局が是正を求める

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • もし、立入検査の翌週に「規程の搬出手順を変更せよ」という命令書が届いたとしたら? 技術上の基準違反の指摘はゼロ、56条の32の改善命令も出ていない。それでも本条の命令は成立する。要件は大臣の必要性判断だけだからだ
  • 命令書に「変更後の規程を届け出ること」と期限が書かれている。残り九日。学内の委員会と施設管理部門の決裁を通す時間はもうない。期限を落とせば83条3号の十万円以下の過料、さらに56条の35の「この法律に基づく処分に違反したとき」に乗って、許可の効力停止の検討対象にもなる
  • 病原体等取扱主任者が規程変更に反対している。あなたは板挟みだ。だが56条の20第3項が求めているのは意見の尊重であって、主任者に拒否権を与えてはいない
  • 受託試験を出している機関から「大臣から規程の変更命令が出た」と連絡が入る。あなたの検体の保管手順もその規程に乗っている。56条の20第2項により、その施設に立ち入るあなたの職員も、変更後の規程を実施するための主任者の指示に従う義務を負うことになる
  • 新しい二種病原体等の許可を申請している最中に、既存の規程について変更命令が出た。対応が遅れると56条の35第2項2号の処分違反に該当し、申請中の案件が止まるだけでなく、すでに持っている許可の取消しや一年以内の効力停止が射程に入る

取るべき行動

被害を受けた側:現場で規程の変更を押しつけられる側なら、まず命令書と変更後の規程の写しを組織内で正式に取り寄せる。56条の20第2項によってあなたが従う義務を負うのは主任者の指示であり、部署の慣行ではない。指示の根拠が変更後の規程のどの条項かを確認し、作業負荷や健康影響の問題は56条の20第3項の意見尊重義務を使って主任者経由で上げる。やり取りは日付入りで記録に残す

訴えられた側:名宛人になったら、期限と理由の提示を最初に読む。理由が「必要があると認める」の引き写しだけなら、行政手続法14条1項を根拠に追加説明を求める書面を期限内に出す。並行して、命令の範囲内で最小限の改定案を自分で設計し、56条の18第2項の届出として処理させる。全面拒否は56条の35の処分違反ルートに直結するので避ける。従いながら審査請求で争うことは可能だ

時効(請求できる期限):本条自体に期限はなく、変更の期限は命令書で個別に指定される。命令に不服なら、審査請求は処分があったことを知った日の翌日から三か月(行政不服審査法18条1項)、取消訴訟は六か月(行政事件訴訟法14条1項)。83条3号の過料は刑罰ではなく秩序罰で、裁判所が非訟事件手続で科す

改正沿革 AI による整理

  • 平成18年(2006年)改正による病原体等管理規制の新設 生物テロ対策と生物兵器禁止条約の国内実施を背景に、特定病原体等の所持許可制と感染症発生予防規程の仕組みが本法に導入され、その監督手段として規程の変更命令が置かれた。ただし章の再編により条番号が移動している可能性があり、本条が当初から56条の33であったかは人的検証が必要

改正の年表

  1. 1.平成10年(1998年) 新設:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律が制定(平成10年法律第114号)。伝染病予防法等を統合
  2. 2.平成18年(2006年) 改正:病原体等管理規制が導入され、特定病原体等の所持許可制と感染症発生予防規程、その変更命令の仕組みが置かれた。本条が当初から56条の33であったかは要検証

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感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の全文を見る所属する編章節を開く:第五節 監督

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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