金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律 第52条(指定の申請)
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- 前条第一項の規定による指定を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した指定申請書を内閣総理大臣に提出しなければならない。
- 一指定を受けようとする紛争解決等業務の種別
- 二名称又は商号
- 三主たる営業所又は事務所その他紛争解決等業務を行う営業所又は事務所の名称及び所在地
- 四役員の氏名又は名称若しくは商号
- 2.前項の指定申請書には、次に掲げる書類を添付しなければならない。
- 一前条第一項第三号及び第四号に掲げる要件に該当することを誓約する書面
- 二定款及び法人の登記事項証明書(これらに準ずるものを含む。)
- 三業務規程
- 四組織に関する事項を記載した書類
- 五財産目録、貸借対照表その他の紛争解決等業務を行うために必要な経理的な基礎を有することを明らかにする書類であって内閣府令で定めるもの
- 六前条第二項に規定する書類その他同条第一項第八号に掲げる要件に該当することを証する書類として内閣府令で定めるもの
- 七前各号に掲げるもののほか、内閣府令で定める書類
この条文の基本情報
指定の申請とは何ですか?
定義指定の申請とは、金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条に定められた規定で、「前条第一項の規定による指定を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した指定申請書を内閣総理大臣に提出しなければならない。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条(指定の申請)は、日本の金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律に含まれる条文です。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条の条文原文は「前条第一項の規定による指定を受けようとする者は、次に掲げる事項を記載した指定申請書を内閣総理大臣に提出しなければならない。」で始まります。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条は第六節 指定紛争解決機関に置かれています。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律の公布日は平成12年5月31日です。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条の前の条は金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第51条です。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条の次の条は金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第53条です。
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
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下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律(平成十二年法律第百一号)第52条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/412AC0000000101 - 本サイト収録
金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律(平成十二年法律第百一号)第52条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/412AC0000000101/52
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点金融サービス提供法52条は、金融ADRの指定紛争解決機関になろうとする者が、記載事項4項目の申請書と、誓約書・業務規程・経理資料等の添付書類を内閣総理大臣に提出すべきことを定める。
Q · 金融ADRの指定紛争解決機関になるには、何を国に出せばいいの?
記載事項4項目の申請書と添付書類7種を内閣総理大臣へ
金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律52条1項により、業務の種別、名称又は商号、営業所・事務所の名称と所在地、役員の氏名を記載した指定申請書を内閣総理大臣に提出します。2項により、欠格事由に関する誓約書、定款と登記事項証明書、業務規程、組織書類、財産目録など経理的基礎を示す書類、前条1項8号の要件を証する書類などの添付が必要です。指定の可否は前条51条の要件で判断されます。
解説
金融トラブルを裁判所の外で解決してくれる「指定紛争解決機関」(いわゆる金融 ADR、裁判をせずに第三者が間に入って解決を図る機関)は、名乗れば誰でもなれるものではない。本条は、その看板を得るための入口となる書類審査を定めている。内閣総理大臣に出す申請書には、取り扱う紛争の種別、名称、事務所の所在地、役員の氏名を書く。添付書類は誓約書、定款と登記事項証明書、業務規程、組織図、財産目録などの経理資料、さらに前条第一項第八号の要件を満たすことを示す書類である。この第八号の書類は、業界側の意見を聴いた結果を示すものと読むのが実務の理解である(現行の条文構造を要確認)。あなたが仲介業者とのトラブルで ADR に申し立てるとき、相手の機関がこの審査を通っているかどうかで、手続の重みはまったく違う。中立性と財務の安定性が書面で裏付けられた機関かどうか。申し立てる前に、まずそこを確かめることになる。
法的な位置づけ
金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律第52条は、指定紛争解決機関(金融ADR機関)の指定申請を定める規定である。申請書の記載事項として業務の種別、名称、営業所の所在地、役員の氏名の四項目を、添付書類として誓約書、定款・登記事項証明書、業務規程、組織書類、経理的基礎を示す書類等を定め、細目を内閣府令に委ねる。
手順・フロー
AI による整理。効力は条文原文が基準です
手順
- 1.要件と対象業務の種別を確定する 前条51条1項の要件を一つずつ確認し、指定を受けようとする紛争解決等業務の種別を確定する。申請書の第1号記載事項になるため、最初に固める
- 2.役員全員の誓約書を回収する 前条1項3号・4号の要件に該当することを誓約する書面を準備する。署名を集める前に、役員の欠格事由(処分歴など)を事前に確認しておく
- 3.業務規程と組織書類を作成する 紛争解決手続の流れや事業者との契約内容を定めた業務規程と、組織図など組織に関する事項を記載した書類を作成する。業界側からの意見聴取の結果も記録に残す
- 4.経理書類と登記書類を揃える 財産目録、貸借対照表など、内閣府令で定める経理的基礎の書類と、定款・法人の登記事項証明書を揃える
- 5.事前相談のうえ申請書を提出する 業務の種別、名称、営業所・事務所の名称と所在地、役員氏名を記載した指定申請書に、添付書類一式を付けて提出する。差戻しを避けるため、提出前に当局と事前相談を行う
よくある質問 AI による整理
Q1指定紛争解決機関とは何ですか?
金融分野の利用者と事業者の紛争を、裁判外で解決する機関として国の指定を受けた団体です。指定を受けるには、本法51条の要件を満たし、52条の申請書類を提出する必要があります。
Q2金融ADRの指定申請書はどこに提出しますか?
条文上の提出先は内閣総理大臣です。金融行政は金融庁が担っているため、実務上の窓口や事前相談は金融庁になると考えられます。
Q3指定申請に必要な添付書類は何ですか?
誓約書、定款と登記事項証明書、業務規程、組織に関する書類、財産目録・貸借対照表などの経理書類、前条1項8号の要件を証する書類、そのほか内閣府令で定める書類の7種です。
Q4指定申請の誓約書には何を誓約しますか?
前条(51条)1項3号と4号の要件を満たしていることを誓約します。欠格事由に当たらないことなどが中心とされます。具体的な文言は内閣府令の様式で確認してください。
Q5指定ADRの業務規程には何を書きますか?
苦情処理や紛争解決手続の流れ、事業者との契約内容、手続の実施体制などを定めます。業務規程は申請時に添付書類として審査されるため、手続全体の土台になります。
Q6経理的基礎を明らかにする書類とは?
財産目録、貸借対照表その他、内閣府令で定める書類です。紛争解決等業務を安定して続けられる財務基盤があるかを示すために提出します。
Q7個人でも金融ADRの指定を受けられますか?
添付書類として定款と法人の登記事項証明書が求められていることから、法人など団体が想定されていると読めます。申請主体の範囲は51条の要件で確認が必要です。
Q8指定紛争解決機関の一覧はどこで見られますか?
金融庁のウェブサイトで、指定紛争解決機関の一覧が公表されています。案内された窓口がその一覧に載っているかを照合するのが確実です。
この条文についての質問 AI による整理
Q1事業者に案内された相談センターって、本当に中立なんですか?
指定紛争解決機関であれば、本法51条の要件と本条の書類審査を経て内閣総理大臣の指定を受けています。役員の誓約書、経理資料、業務規程まで国が確認しているわけです。実務のポイント:「○○相談室」のように事業者自身が設けた苦情窓口と、指定機関は別物です。名前が似ていても、事業者に手続へ応じる義務があるかどうかが違う。申し立てる前に「指定機関ですか」と聞くのが最初の一手です
Q2指定機関がない分野だと、泣き寝入りするしかないんですか?
そうとは限りません。金融 ADR の制度では一般に、指定機関が存在しない場合、事業者自身が苦情処理措置や紛争解決措置(弁護士会の仲裁センターの利用など)を講じる義務を負う仕組みになっています(本法の該当条文の現行規定を要確認)。実務のポイント:事業者に「御社はどの代替措置を取っていますか」と聞けば、利用規約や内部規程に必ず答えがあるはずです。答えられない事業者は、それ自体が当局への情報提供の材料になります
間違えやすい点 AI による整理
- 「金融 ADR は業界がつくった窓口だから、結局は事業者寄りだ」と思われがちだが、指定機関は本条の書類審査と前条の要件審査を経て国の指定を受けた存在である。とはいえ、業務規程に業界側の意見聴取が組み込まれている構造も事実だ。中立か業界寄りかの二択ではなく、制度上の牽制が二重にかかっていると見るのが正確である
- 書類さえ揃えれば指定されると思っていないか。本条が定めるのは「何を出すか」だけで、指定するかどうかは前条の要件を満たしているかで決まる。経理的基礎の書類は、紛争を処理し続けられるだけの体力があるかを示すものだ。形式が揃っていても中身が薄ければ通らない
- 利用者の立場では、ADR は「無料で話を聞いてくれる場所」に見える。法律の側から見れば、指定機関の業務規程は申請時に審査され、拘束力を持つ手続の土台になっている。この差を知らずに、事業者独自の苦情窓口と同じ感覚で臨むと、使える手続上の手札を見落とす
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の役割 | 52条:何を出すか(申請書の記載事項と添付書類) | 51条:何を満たすか(指定の要件) |
| 審査との関係 | 形式面。書類が揃っていることが審査の入口になる | 実質面。要件を満たすかどうかで指定の可否が決まる |
| 相互参照 | 誓約書は51条1項3号・4号、証明書類は同項8号・同条2項を引用 | 52条の添付書類によって要件充足が立証される |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾は、法律に基づいて設立された財団法人金融消費評議中心に紛争処理を一元化している。複数の団体が指定申請を競う日本の方式とは設計が異なる
韓国は、金融監督院に置かれた金融紛争調停委員会が公的機関として調停を担う。民間団体を指定する日本の方式とは対照的
ドイツは、民間の調停機関を当局が承認し、承認機関がない分野ではBaFinやドイツ連邦銀行の調停機関が補完する。承認型という点で日本の指定制度に近い
米国の証券分野では、自主規制機関FINRAの仲裁手続が顧客紛争の中心で、国による指定申請の制度とは仕組みが異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 保険・投信・ローンを一つのアプリで比べて契約できるサービスで、説明と違う商品を勧められて損をした。相談窓口に「当社の紛争解決は○○センターで」と案内された。その○○センターが本条の審査を通った指定機関なのか、事業者が独自に置いた窓口にすぎないのか。どちらかによって、あなたの交渉力は大きく変わる
- 業界団体の事務局で、ADR 機関の指定申請を任された。業務規程の草案を作り、財産目録を集め、役員全員の誓約書を回収する。来月の理事会までに書類一式を揃えなければならず、残された時間は三週間しかない
- もし役員の一人が過去の処分歴を隠したまま誓約書に署名していたら、どうなる? 指定後に発覚すれば、取消しや業務改善命令の口実になりうる。署名を集めた担当者が真っ先に説明を求められる
- フィンテック企業の法務担当として、利用者向けの苦情処理フローを設計している。自社の業種について指定機関が存在するかどうかで、契約を結ぶ相手も、利用規約に書く文言も変わる
取るべき行動
被害を受けた側:1. 事業者が案内する紛争解決窓口の名称を控える2. 金融庁ウェブサイトの指定紛争解決機関の一覧で、指定を受けた機関かどうかを確認する3. 指定機関であれば、公表されている業務規程を読み、手続の流れと事業者の応諾義務を把握する4. 契約書面、アプリ画面のスクショ、勧誘時のやり取りを時系列で整理し、申立てに添える5. 時効が迫っている場合は、ADR と並行して内容証明郵便による催告を検討する
訴えられた側:1. 指定の申請を準備する団体の側に立つなら、第一項の記載事項と第二項の添付書類七種のチェックリストを作る2. 役員全員の誓約書は欠格事由を事前に確認した上で回収する3. 経理資料と業務規程は内閣府令の様式に合わせる4. 業界からの意見聴取は記録を残して実施する5. 申請前に金融庁と事前相談を行い、差戻しのリスクを減らす
時効(請求できる期限):本条自体に申請期限はない。指定後に記載事項が変わった場合は、別の条文で届出が求められうる(現行規定を要確認)。利用者側の請求権には特定の時効はないが、一般消滅時効(民法166条:権利を行使できることを知った時から5年、行使できる時から10年)が適用される
改正沿革 AI による整理
- 令和2年(2020年)改正 金融商品の販売等に関する法律が改正され、金融サービス仲介業制度と、その指定紛争解決機関制度が導入された。法律名も変更された。本条の新設時期と条番号の変遷は要確認
- 令和5年(2023年)改正 法律名が現行の「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」に改められた。章や条番号の移動の有無は人的検証が必要
改正の年表
- 1.平成12年(2000年) 新設:金融商品の販売等に関する法律として制定(平成12年法律第101号)。制定当初は説明義務と損害賠償責任が中心で、指定紛争解決機関の規定はなかった
- 2.令和2年(2020年) 改正:金融サービス仲介業制度の創設に伴い、指定紛争解決機関の制度が整備され、法律名も変更された。本条の新設時期と条番号の変遷は要確認
- 3.令和5年(2023年) 改正:法律名が現行の「金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律」に改められた。条番号の移動の有無は要確認
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律 第51条指定の要件、本条申請の審査基準
- 金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律 第53条申請後の指定手続に関する後続規定(現行効力を要確認)
- 金融商品取引法 第156条の40金商法上の指定 ADR 申請の並行規定
- 銀行法 第52条の63銀行分野の指定 ADR 申請規定(現行効力を要確認)
- 裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律 第5条民間 ADR の法務大臣認証制度
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