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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 6 分6 分6 分

子ども・子育て支援法 第4条(事業主の責務)

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事業主は、その雇用する労働者に係る多様な労働条件の整備その他の労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環境の整備を行うことにより当該労働者の子育ての支援に努めるとともに、国又は地方公共団体が講ずる子ども・子育て支援に協力しなければならない。

この条文の基本情報

事業主の責務とは何ですか?

定義事業主の責務とは、子ども・子育て支援法第4条に定められた規定で、「事業主は、その雇用する労働者に係る多様な労働条件の整備その他の労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環境の整備を行うことにより当…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 子ども・子育て支援法第4条(事業主の責務)は、日本の子ども・子育て支援法に含まれる条文です。
  2. 子ども・子育て支援法第4条の条文原文は「事業主は、その雇用する労働者に係る多様な労働条件の整備その他の労働者の職業生活と家庭生活との両立が図られるようにするために必要な雇用環境の整備を行うことにより当…」で始まります。
  3. 子ども・子育て支援法第4条は第一章 総則に置かれています。
  4. 子ども・子育て支援法の公布日は平成24年8月22日です。
  5. 子ども・子育て支援法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 子ども・子育て支援法第4条の前の条は子ども・子育て支援法第3条です。
  7. 子ども・子育て支援法第4条の次の条は子ども・子育て支援法第5条です。
  8. 子ども・子育て支援法第4条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式子ども・子育て支援法(平成二十四年法律第六十五号)第4条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/424AC0000000065
  • 本サイト収録子ども・子育て支援法(平成二十四年法律第六十五号)第4条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/424AC0000000065/4

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点子ども・子育て支援法4条は、事業主に仕事と子育ての両立を図る雇用環境整備の努力義務と、国・自治体の子育て支援への協力義務を課す。罰則はない。

Q · 会社が子育て支援に消極的なのは、子ども・子育て支援法4条違反になる?

努力義務なので本条だけでは違法とは言えない

子ども・子育て支援法4条は、事業主に仕事と子育ての両立を図る雇用環境整備の努力義務と、国・自治体の子育て支援への協力義務を課す責務規定です。罰則はなく、本条だけを根拠に会社を訴えることはできません。一方、育児休業(育児・介護休業法5条)や3歳未満の子を養育する労働者の短時間勤務(同23条)は事業主の義務であり、拒否すれば違法になります。協力義務は子ども・子育て拠出金(同法69条)として金銭的にすでに履行されています。

解説

罰則はない。違反しても労働基準監督署は来ないし、この条文だけを根拠に会社を訴えることもできない。それでも読む価値があるのは、ここが「子育ては家庭の問題で、会社は無関係」という考え方を法律が否定した場所だからである。条文が事業主に課す責務は二つある。一つは、多様な労働条件と雇用環境を整えて、社員の仕事と子育てを両立させるよう努めること(努力義務)。もう一つは、国や自治体の子ども・子育て支援に協力すること。この協力義務の中身は実際に動いており、会社は社員の標準報酬に応じた「子ども・子育て拠出金」を全額負担して国に納めている。給与明細には載らない会社負担分である。つまり、あなたの会社は保育や児童手当のお金をすでに出している。押さえておきたいのは、本条は理念の看板にすぎず、実際に効く武器は育児・介護休業法や次世代育成支援対策推進法にあるという点だ。看板と武器の区別がつくと、会社との話し合いで持ち出す根拠がまったく変わってくる。

法的な位置づけ

子ども・子育て支援法第4条は事業主の責務を定める規定であり、事業主が雇用する労働者について多様な労働条件の整備その他の雇用環境の整備を行い、職業生活と家庭生活の両立を通じて子育ての支援に努めること、ならびに国又は地方公共団体が講ずる子ども・子育て支援に協力することを求める。前段は努力義務、後段は協力義務として構成される。

よくある質問 AI による整理

Q1子ども・子育て支援法4条とは?

事業主の責務を定めた条文です。仕事と子育ての両立に向けた雇用環境整備に努める努力義務と、国・自治体の子育て支援に協力する義務の二つを定めています。

Q2雇用環境の整備とは具体的に何をすること?

条文は「多様な労働条件の整備」を例に挙げます。短時間勤務、フレックスタイム、在宅勤務、育休を取りやすい職場づくりなど、仕事と家庭を両立できる働き方の選択肢を用意することです。

Q3子ども・子育て拠出金の料率はいくら?

令和2年度以降は標準報酬月額・標準賞与額の0.36% で、全額を事業主が負担します。料率は改定されることがあるため、最新の数値をご確認ください。

Q4子ども・子育て拠出金はどうやって納める?

厚生年金保険料と一緒に徴収され、会社が納付します。別途の申告手続きは原則不要で、社会保険料の納入告知書に拠出金も含まれています。

Q5企業主導型保育とは?

子ども・子育て支援法59条の2の仕事・子育て両立支援事業として、企業が従業員向けに設ける保育施設に国が助成する仕組みです。財源には事業主拠出金が充てられています。

Q6くるみん認定とは?

次世代育成支援対策推進法にもとづき、一般事業主行動計画を策定・実施して一定の基準を満たした企業を厚生労働大臣が認定する制度です。子育てサポート企業の目印になります。

Q7育休を取った年に評価を下げるのは違法?

育休の取得を理由とした不利益な取扱いは、育児・介護休業法10条で禁止されています。評価の低下が育休取得と時期的に一致する場合、不利益取扱いが疑われます。

Q8子ども・子育て支援法はいつ施行された?

平成24年(2012年)に子ども・子育て関連3法の一つとして成立し、平成27年(2015年)4月に本格施行されました。その後も改正が続いています。

この条文についての質問 AI による整理

Q1会社が子育て支援を全然してくれないんですけど、法律違反じゃないんですか?

子ども・子育て支援法4条は努力義務なので、それだけでは違法とまでは言えない。ただし育児休業(育介法5条)や3歳未満の子がいる場合の短時間勤務(同23条)は義務であり、拒否すれば違法になる。実務のポイント:労働局の相談員は、どの条文の義務違反かが特定された相談ほど早く動く。「支援がない」ではなく「23条の措置がない」と言うだけで扱いが変わる

Q2子ども・子育て拠出金って、私の給料から引かれてるんですか?

引かれていない。拠出金は子ども・子育て支援法69条にもとづき、一般事業主から徴収され、全額を会社が負担している。一方、2026年度に始まった子ども・子育て支援金は医療保険料に上乗せされ、労使で負担する。実務のポイント:二つは名前が似ていても財源も負担者も別物で、社内説明で混同している会社が多い(最新の改正状況をご確認ください)

Q3うちみたいな小さい会社でも、何かしないといけないんですか?

本条の努力義務と拠出金の負担は規模を問わない。次世代法12条の行動計画策定は101人以上が義務、100人以下は努力義務である。育介法の育休や短時間勤務の措置は規模による免除がない。実務のポイント:小規模企業ほど、両立支援等助成金を使えば制度整備のコストを相当部分まかなえる場合がある。社労士が顧問先に最初に勧めることが多いのはこの助成金である

間違えやすい点 AI による整理

  • 「法律で会社に子育て支援が義務付けられているのだから、本条で訴えられる」と考えがちだが、本条は努力義務と協力義務を定めた責務規定であり、本条だけから具体的な請求権は生まれない。権利として主張できるのは、育児・介護休業法などの個別規定に落とし込まれた部分だけである
  • 経営者から見れば「努力義務だから実質ゼロ」でも、法律から見れば協力義務の部分は拠出金としてすでにお金で履行させられている。従業員を雇った時点で、厚生年金保険料と一緒に子ども・子育て拠出金が自動的に徴収される。「うちは子育て支援とは無関係」という会社は、制度上は存在しない
  • 「中小企業だから両立支援は免除されている」という思い込みは半分しか当たっていない。次世代育成支援対策推進法の行動計画策定が義務になるのは常時雇用101人以上の企業である。一方、育児休業や短時間勤務の措置義務には規模による免除がない。どの階の義務なのかを区別しないまま「免除」を語っている
比較の観点この条文ほかの条文
義務の主体4条:事業主3条:市町村・都道府県・国
5条:国民
義務の性質雇用環境整備は努力義務、国・自治体への協力は義務給付・事業の実施主体としての責務
子ども・子育て支援への理解と協力(責務規定)
具体化の手段69条の拠出金、育介法・次世代法の個別義務子ども・子育て支援給付、地域子ども・子育て支援事業
個別の金銭負担規定なし

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
性別平等工作法第23条

台湾は一定規模以上の雇用主に托兒設施または適当な托兒措施の提供を義務づけており、日本の努力義務より具体的な形で事業主の子育て支援を求めている

韓国
남녀고용평등과 일・가정 양립 지원에 관한 법률

韓国は男女雇用平等と仕事・家庭両立支援を一つの法律で規律し、事業主の両立支援措置を定める

ドイツ
Bundeselterngeld- und Elternzeitgesetz(BEEG)

ドイツは育児休業(Elternzeit)の権利と国の両親手当を中心に制度化しており、事業主の一般的責務規定よりも個別請求権が前面に出る

アメリカ
Family and Medical Leave Act of 1993

米国は連邦法で無給の家族・医療休暇を一定規模以上の事業主に義務づけるにとどまり、事業主拠出による子育て財源の仕組みはない

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 時短勤務を申し出たら上司に「うちは中小だから無理」と言われた。これに本条で反論しても、努力義務なので押し切れない。使うべきなのは育児・介護休業法23条の所定労働時間短縮措置で、3歳未満の子を養育する労働者について、事業主に講ずる義務がある。根拠を一段下の法律に替えるだけで、話し合いの力関係が逆転する
  • あなたは従業員30人の会社の経営者で、育休明けの社員から「子育て支援に努めるって法律に書いてあるのに、会社は何もしていない」と詰められた。本条違反そのものに罰則はない。ただし同じ要求が育介法上の措置義務に関するものなら話は別で、放置すれば労働局の助言・指導・勧告、企業名の公表につながりうる
  • 保育園に落ちた。会社の福利厚生に企業主導型保育の提携枠があるかどうか、確認したことはあるだろうか? その事業の財源は、あなたの会社も納めている事業主拠出金である
  • 人事評価の面談まであと3日。育休を取った年だけ評価が極端に低い。それを示す数字と前年の評価シートを今のうちにそろえておく。育介法10条の不利益取扱い禁止を主張するには、時期の一致を見せる材料が決め手になる
  • 転職先を二社で迷っている。一社は「くるみん認定」を取っていて、もう一社は取っていない。認定は次世代育成支援対策推進法の行動計画を実行した企業にしか与えられない。本条の努力義務に、どこまで本気で取り組んでいるかの外部評価である

取るべき行動

被害を受けた側:1. 断られた制度が育児・介護休業法上の義務(育児休業、短時間勤務、子の看護等休暇など)か、会社が任意で設ける制度かを切り分ける2. 義務の範囲であれば、申出の日付と回答を書面またはメールで残す3. 評価や配置の不利益は、育休前後の資料を比較できる形で保管する4. 社内で解決しなければ、都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)に相談し、紛争解決の援助や調停を利用する

訴えられた側:1. 要求の根拠が本条だけなら努力義務なので、即座に違法とはならない。ただし門前払いで済ませず、検討の経過を記録しておく2. 育介法上の措置義務に関わる要求なら、就業規則と実際の運用が法定の水準を満たしているかを社会保険労務士と点検する3. 常時雇用101人以上なら、次世代法の行動計画を策定・届出しているかを確認する4. 両立支援等助成金など、整備のコストを下げられる国の制度を調べる

時効(請求できる期限):本条自体に特定の時効はなく、本条だけからは請求権も生じない。具体的な請求は個別法によるもので、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される。不利益取扱いによる賃金差額は、労働基準法115条により当分の間3年(最新の改正状況をご確認ください)

学説

通説:本条前段は訓示的な努力義務規定であり、本条単独から労働者の具体的請求権は生じない。具体的な権利義務は育児・介護休業法や次世代育成支援対策推進法の個別規定によって形成され、本条はその正当化根拠として位置づけられる

改正沿革 AI による整理

  • 平成24年(2012年)制定、平成27年(2015年)4月施行 子ども・子育て関連3法の一つとして制定され、事業主の責務規定が置かれた。その後の改正で本条の文言が変わったかどうかは人の手で確認する必要がある

改正の年表

  1. 1.平成24年(2012年) 新設:子ども・子育て関連3法の一つとして子ども・子育て支援法が制定され、事業主の責務規定として本条が置かれた。平成27年(2015年)4月に本格施行

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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