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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月9日読了 7 分7 分7 分

金融商品取引法 第80条(免許)

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  1. 金融商品市場は、認可金融商品取引業協会を除き、内閣総理大臣の免許を受けた者でなければ、開設してはならない。
  2. 2.前項の規定は、金融商品取引業者等若しくは金融商品仲介業者又は金融サービス仲介業者が、この法律又は金融サービスの提供及び利用環境の整備等に関する法律の定めるところに従つて有価証券の売買若しくは市場デリバティブ取引(取引所金融商品市場によらないで行われるものを除く。)又はこれらの取引の媒介、取次ぎ若しくは代理を行う場合には、適用しない。

この条文の基本情報

免許とは何ですか?

定義免許とは、金融商品取引法第80条に定められた規定で、「金融商品市場は、認可金融商品取引業協会を除き、内閣総理大臣の免許を受けた者でなければ、開設してはならない。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 金融商品取引法第80条(免許)は、日本の金融商品取引法に含まれる条文です。
  2. 金融商品取引法第80条の条文原文は「金融商品市場は、認可金融商品取引業協会を除き、内閣総理大臣の免許を受けた者でなければ、開設してはならない。」で始まります。
  3. 金融商品取引法第80条は第一節 総則に置かれています。
  4. 金融商品取引法の公布日は昭和23年4月13日です。
  5. 金融商品取引法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月9日時点では廃止情報はありません。
  6. 金融商品取引法第80条の前の条は金融商品取引法第79条の80です。
  7. 金融商品取引法第80条の次の条は金融商品取引法第81条です。
  8. 金融商品取引法第80条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式金融商品取引法(昭和二十三年法律第二十五号)第80条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000025
  • 本サイト収録金融商品取引法(昭和二十三年法律第二十五号)第80条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月9日)https://lawplayer.com/jp/article/323AC0000000025/80

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点金融商品取引法80条は、金融商品市場の開設を免許制とする規定である。認可金融商品取引業協会を除き、内閣総理大臣の免許を受けた者でなければ市場を開設できない。

Q · 株の売買をマッチングさせるサービスを作ったら、免許が必要になるんですか?

価格形成の場を開設するなら内閣総理大臣の免許が必要です

金融商品取引法80条1項により、金融商品市場は認可金融商品取引業協会を除き、内閣総理大臣の免許を受けた者でなければ開設できません。禁止されているのは「取引をすること」ではなく「市場を開設すること」です。多数の注文を対当させて価格を形成する仕組みを持てば市場開設と評価されうるため、免許または PTS 認可(同法30条)の検討が必要です。2項により、業者が法令に従って売買・媒介・取次ぎ・代理を行う場合は本条の適用外となります。

解説

東京証券取引所の看板を見て「あれは国が作った公的機関だ」と思っているなら、認識を入れ替える必要がある。取引所は民間の株式会社であり、内閣総理大臣(実務上は金融庁長官に委任)の免許を受けて初めて市場を開ける。逆に言えば、免許なしに「金融商品市場」を開設した瞬間、それは犯罪になる。ここであなたが押さえるべきは、条文が禁止しているのが「取引をすること」ではなく「市場を開設すること」だという点だ。売買の場を用意し、多数の参加者の注文を対当させて価格を形成する、その仕組みを作る行為そのものに免許が要る。2項はその裏返しで、証券会社や仲介業者が自らの業務として売買や媒介を行う分には、市場を開設したことにはならないと確認している。この線引きを知らないまま「マッチングの場」を作ると、あなたは業として売買しているつもりでも、法律上は無免許の市場開設者になっている可能性がある。

法的な位置づけ

金融商品取引法80条は金融商品市場の開設を免許制とする規定であり、認可金融商品取引業協会を除き、内閣総理大臣の免許を受けた者のみが金融商品市場を開設できる旨を定める。2項は、金融商品取引業者等および仲介業者が法令に従って売買・媒介・取次ぎ・代理を行う場合を適用除外とし、業務としての取引行為と市場の開設行為とを区別する。

よくある質問 AI による整理

Q1金融商品市場とは何ですか?

有価証券の売買や市場デリバティブ取引を行う市場をいいます(金融商品取引法2条14項)。多数の注文を対当させて価格を形成する機能を持つ点が本質です。

Q2取引所の免許は誰が出すのですか?

内閣総理大臣です(金融商品取引法80条1項)。実務上は金融庁長官に権限が委任され、審査は金融庁が担当します。

Q3無免許で取引所を開設するとどうなりますか?

金融商品取引法197条の2により刑事罰の対象となります。法人には両罰規定(同法207条)も及ぶため、行政指導で済む話ではありません。

Q4PTS の認可は免許と何が違いますか?

免許は取引所開設(80条)に必要な最も重い規制、PTS 認可(30条)は業者が電子取引システムを運営するための認可です。規制の強度が異なります。

Q5認可金融商品取引業協会は免許不要ですか?

80条1項が明文で除外しています。協会は別途、内閣総理大臣の認可を受けて設立される自主規制機関であり、規律の枠組みが異なります。

Q6海外の取引所は日本で営業できますか?

金融商品取引法155条の外国金融商品取引所の認可という別の入口があります。国内拠点がなくても日本居住者向けの勧誘があれば規制の射程に入りえます。

Q7セキュリティトークンの取引所も免許が必要?

電子記録移転有価証券表示権利等は有価証券として扱われるため、その売買の場を開設すれば80条の免許問題が正面から生じます。

Q8掲示板型の売買サイトは違法ですか?

情報掲示のみで交渉と決済を当事者に委ねる設計なら直ちに市場開設とはいえません。板を持ち自動約定させる設計になると評価が変わります。

この条文についての質問 AI による整理

Q1自分で株の売買掲示板みたいなサイトを作ったら、それだけでアウトなんですか?

単なる情報交換の掲示板であれば直ちに市場開設とはなりません。問題は価格形成機能の有無です。多数の売り注文と買い注文を突き合わせて成立させる仕組みがあれば、金融商品取引法2条14項の金融商品市場に近づきます。実務のポイント:実務では「板を持つか」「約定させるか」の二点が最初の判定軸になります。掲示するだけで交渉と決済は当事者任せ、という設計に落とすかどうかが分水嶺です。

Q2免許と認可と登録って、結局どう違うんですか?

規制の強さの順序です。免許が最も重く、取引所の開設(80条)がこれにあたります。認可はその次で、自主規制団体や PTS(30条)、外国取引所(155条)などです。登録は最も広く、金融商品取引業者(29条)が該当します。実務のポイント:この三語を正確に使い分けられるかどうかで、当局や金融機関との会話の信頼度が変わります。書面で「免許」と書くべきところを「許可」と書くだけで、理解度を疑われる場面が実際にあります。

Q32項があるから、証券会社なら自由に取引の場を作れるということですか?

違います。2項が適用を外しているのは、業者が法の定めに従って売買や媒介・取次ぎ・代理を行う場合に限られます。業者が独自に注文を対当させる仕組みを持つなら、PTS として別途、内閣総理大臣の認可(金融商品取引法30条)が必要です。実務のポイント:PTS 認可は取得要件が重く、実際に認可を得ている事業者はごく限られています。新規参入を検討するとき、既存の認可業者と提携する方が現実的な選択肢になることが多い。

間違えやすい点 AI による整理

  • 「東証は国の機関だ」と思っている人が多いが、株式会社日本取引所グループの傘下にある民間会社である。国がやっているのは免許を与え監督することだけ。だから取引所は営利企業として上場もしている。市場の運営者が民間企業だと分かると、自主規制機能がなぜ別法人(日本取引所自主規制法人)に切り出されているかも見えてくる
  • 無免許での市場開設は「行政処分で済む」と考えている人がいるが、深刻度の認識が甘い。金融商品取引法197条の2により、無免許で金融商品市場を開設した者には懲役(拘禁刑)または罰金の刑事罰が科され、法人には両罰規定(同法207条)で高額の罰金が及ぶ。役所から注意されて止めればいい、という次元の話ではない(最新の改正状況をご確認ください)
  • 「自分は売買の場を提供しているだけで、当事者ではないから責任は軽い」という発想自体が、問いの立て方を誤っている。法が免許制を敷いているのは、まさに「場を提供する者」が価格形成と決済の信頼性を握るからだ。当事者でないことは免責事由ではなく、むしろ規制の対象である理由そのものである
  • 2項を読んで「証券会社なら何をやってもいい」と受け取るのは危険。2項が外しているのは、業者が法の定めに従って売買・媒介・取次ぎ・代理を行う場合に限られる。業者が独自にマッチングの場を作るなら、それは PTS として別途認可(30条)が必要になる。免許の話と認可の話は別の扉である
比較の観点この条文ほかの条文
規制の種類80条:取引所開設の免許(最も重い)30条:PTS 運営業務の認可
155条:外国金融商品取引所の認可
対象となる行為金融商品市場の開設そのもの業者が電子情報処理組織で売買を成立させる業務
外国で取引所を運営する者の日本での活動
主体の前提免許を受けようとする者(認可協会は除外)既に登録済みの金融商品取引業者
外国の法令に基づき設立された取引所
違反時の帰結197条の2の刑事罰+両罰規定(207条)無認可運営は業法違反として行政処分・刑事罰
無認可の活動は規制違反として処分対象

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
中華民国證券交易法第93條・第95條

台湾も証券取引所の設立を主管機関の特許・許可にかからしめる。無許可での市場開設を処罰する構造は日本と共通する

韓国
자본시장과 금융투자업에 관한 법률 제373조의2

韓国は2013年改正で取引所を許可制とし、複数取引所の並立を制度上可能にした。許可主体は金融委員会

ドイツ
Börsengesetz § 4

ドイツは取引所の運営に州の所管官庁の許可を要する。連邦ではなく州監督である点が日本と大きく異なる

アメリカ
Securities Exchange Act of 1934 § 6

米国は SEC への登録制(national securities exchange)を採り、免許ではなく登録と自主規制機関としての義務履行で規律する

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 社内の未公開株を従業員同士で売買できる掲示板を作ろうとしている。価格を提示し合い、注文を突き合わせて成立させる設計にした瞬間、それは「金融商品市場」の定義(金融商品取引法2条14項)に触れうる。社内向けでも、参加者が多数で継続的に価格形成が起きれば言い訳にならない
  • スタートアップで「株式を売りたい人と買いたい人をつなぐアプリ」を企画している。あなたは仲介のつもりだが、板を表示し自動でマッチングさせる設計なら市場開設と評価されうる。相対の媒介にとどめるか、PTS(私設取引システム)の認可(金融商品取引法30条)を取りに行くか、設計段階で分岐する。開発に着手する前に整理すべき問題
  • もし、あなたが運営する暗号資産関連のプラットフォームが、証券性のあるトークンを扱い始めたらどうなる? 電子記録移転有価証券表示権利等は有価証券として扱われる。売買の場を提供していれば、80条の免許問題が正面から立ち上がる
  • 海外の取引所が日本居住者向けに日本語サイトを開き、日本から注文を受け付けている。国内に拠点がなくても、日本市場に向けた勧誘と取引受付があれば規制の射程に入る。外国金融商品取引所の認可(金融商品取引法155条)という別の入口を通らなければならない
  • 取引システムの開発を受注した。稼働まであと30日。発注元が免許を持っているか、あなたは確認しただろうか。無免許の市場開設に加担すれば、受注側も共犯として捜査対象になりうる

取るべき行動

被害を受けた側:無免許業者が運営する場で取引して損害を受けた場合、まず取引記録・入出金履歴・サイトのスクリーンショットを保全する。次に金融庁の金融サービス利用者相談室と警察に情報提供し、並行して民法709条に基づく損害賠償請求を検討する。無免許運営という事実自体が相手方の違法性を基礎づける強い材料になるため、早期に証拠を固めた側が交渉で優位に立つ。

訴えられた側:まず自社のスキームが「金融商品市場」の定義(金融商品取引法2条14項)に該当するかを、価格形成機能・多数当事者性・継続性の三点で洗い直す。該当しない理由を法的に構成できるなら、その根拠と設計資料を整えて当局に説明する。該当が避けられないなら、サービス停止と PTS 認可(同法30条)取得への切り替えを速やかに判断する。刑事罰がある領域なので、金融規制に精通した弁護士を初動から入れること。

時効(請求できる期限):本条自体に期間制限はない。無免許開設に対する罰則(金融商品取引法197条の2)の公訴時効は、法定刑に応じて刑事訴訟法250条により決まる。免許申請から処分までの標準処理期間は金融庁の事務ガイドラインに定めがあり、実務上は事前相談を含めると年単位を見込む必要がある(最新の改正状況をご確認ください)。

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金融商品取引法の全文を見る所属する編章節を開く:第一節 総則

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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