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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年7月4日読了 6 分6 分6 分

保健師助産師看護師法 第27条の6

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  1. 指定試験機関の役員若しくは職員又はこれらの職にあつた者は、試験事務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。
  2. 2.試験事務に従事する指定試験機関の役員又は職員は、刑法(明治四十年法律第四十五号)その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。

この条文の基本情報

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 保健師助産師看護師法第27条の6は、日本の保健師助産師看護師法に含まれる条文です。
  2. 保健師助産師看護師法第27条の6の条文原文は「指定試験機関の役員若しくは職員又はこれらの職にあつた者は、試験事務に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。」で始まります。
  3. 保健師助産師看護師法第27条の6は第三章 試験に置かれています。
  4. 保健師助産師看護師法の公布日は昭和23年7月30日です。
  5. 保健師助産師看護師法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
  6. 保健師助産師看護師法第27条の6の前の条は保健師助産師看護師法第27条の5です。
  7. 保健師助産師看護師法第27条の6の次の条は保健師助産師看護師法第27条の7です。
  8. 保健師助産師看護師法第27条の6には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)第27条の6
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000203
  • 本サイト収録保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)第27条の6(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/323AC0000000203/27_6

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点保健師助産師看護師法27条の6は、指定試験機関の役員・職員とその経験者に試験事務上の秘密の保持を義務づけ、試験事務の従事者を刑法上の公務員とみなす。

Q · 准看護師試験を担当する民間法人の職員にお礼を渡したら、罪になるの?

なりうる。試験事務の従事者は刑法上の公務員とみなされる

保健師助産師看護師法27条の6第2項により、指定試験機関で試験事務に従事する役員・職員は、刑法その他の罰則の適用について公務員とみなされます。そのため、職務に関して金品を受け取れば収賄罪(刑法197条)、渡した側には贈賄罪(刑法198条)が成立しえます。また同条1項により、役員・職員とその経験者は、試験事務で知り得た秘密を退職後も漏らしてはなりません。

解説

看護の試験問題を作る法人の職員は、公務員ではない。それでも刑法の上では公務員として扱われる。准看護師試験などでは、都道府県知事が一般社団法人や一般財団法人を「指定試験機関」(試験の実務を任された民間法人)に指定し、問題作成・採点・合否資料の作成といった試験事務を任せることができる。本条は、その法人の役員と職員に二つの縛りをかけている。一つ目は守秘義務で、試験事務で知った秘密を漏らしてはならない。この義務は退職した後も消えない。二つ目は「みなし公務員」の扱いで、謝礼を受け取れば収賄罪(刑法197条)になりうるし、渡した側にも贈賄罪(198条)が成立しうる。「民間法人の職員だから、お礼くらいは問題ない」という感覚は通用しない。受験生を送り出す養成校、問題作成に関わる講師、試験会場で働く職員。どの立場の人も、この線がどこに引かれているかを知っておく必要がある。

法的な位置づけ

保健師助産師看護師法27条の6は、准看護師試験等の事務を担う指定試験機関について、役員・職員およびその職にあった者に試験事務上の秘密の保持義務を課し、試験事務に従事する役員・職員を刑法その他の罰則の適用上、法令により公務に従事する職員とみなす規定である。民間法人に試験事務を委ねても、試験の公正を刑事法で担保する趣旨を持つ。

手順

  1. 1.漏洩の痕跡を日時付きで記録する 自分の受験番号や得点が SNS などで出回っている疑いがあれば、投稿や伝聞の経路をスクリーンショットで保存し、確認した日時と URL を一覧にする
  2. 2.試験機関に書面で事実確認を求める 指定試験機関に対し、漏洩の有無と経路の調査、アクセス記録の保全を書面で求める。送付の記録が残る方法で送る
  3. 3.監督する都道府県に申し出る 准看護師試験であれば、試験を行う都道府県の担当課に同じ資料を添えて申し出る。監督権限を持つ行政が動くことで調査の実効性が上がる
  4. 4.刑事・民事の対応を弁護士と検討する 守秘義務違反は刑事罰の対象となるため告訴を検討し、精神的損害については民法709条・710条、法人には715条の使用者責任による請求を検討する

よくある質問 AI による整理

Q1みなし公務員とは何ですか?

公務員ではない民間人を、刑法などの罰則を適用する場面に限って公務員と同じに扱う制度です。収賄罪や公務執行妨害罪の対象になります。

Q2指定試験機関とはどんな組織ですか?

都道府県知事の指定を受け、准看護師試験の問題作成や採点などの試験事務を行う一般社団法人・一般財団法人です。

Q3試験機関の職員は退職後も守秘義務がありますか?

あります。保健師助産師看護師法27条の6第1項は「これらの職にあつた者」も対象としており、退職後も期限なく秘密を漏らしてはなりません。

Q4試験機関の職員に中元やお歳暮を送るのは違法?

職務に関する利益の供与と判断されれば、贈賄罪になりえます。とくに試験や合否判定の前後に送る金品は危険で、送らないのが安全です。

Q5准看護師試験の問題を漏らしたら何罪?

保健師助産師看護師法の守秘義務違反として罰則の対象になります。金品の授受を伴えば、刑法の収賄罪・贈賄罪も問題になります。

Q6試験機関の全職員がみなし公務員になるの?

いいえ。みなし公務員になるのは「試験事務に従事する」役員・職員に限られます。同じ法人でも試験と無関係の部署の職員は対象外です。

Q7試験機関のアルバイトにも守秘義務はある?

条文は「指定試験機関の役員若しくは職員」と定めており、雇用形態で区別していません。アルバイトでも職員として試験事務に関われば対象になりえます。

Q8試験情報の漏洩に気づいたらどこに相談する?

まず試験機関に書面で事実確認を求め、監督する都道府県にも申し出ます。刑事責任を問う場合は警察への告訴、損害賠償は弁護士に相談します。

この条文についての質問 AI による整理

Q1試験機関を辞めたら、作問の裏話を本に書いても大丈夫ですか?

大丈夫ではない。本条1項は「これらの職にあつた者」も対象にしており、退職後も守秘義務は期限なく続く。具体的な出題過程や合否基準の内部資料に触れれば、罰則の対象になりうる。実務のポイント:問題がないのは、すでに公表されている過去問の分析や出題基準の解説にとどまる部分である。出版前に元の所属機関へ原稿確認を頼めば、それが一番の保険になる

Q2民間の法人なのに、なんで公務員扱いなんですか?

国家資格の試験は本来、行政が行う公務だからである。業務を民間に任せても、公正さの要求は変わらない。そこで本条2項が、試験事務に従事する役員と職員を刑法の適用上「公務に従事する職員」とみなし、収賄罪(刑法197条)や公務執行妨害罪(95条)の対象にしている。実務のポイント:みなし公務員になるのは「試験事務に従事する」人に限られる。同じ法人でも、試験と関係のない部署の職員はこの規定の対象外である

Q3秘密を漏らしたら、どれくらいの罰になりますか?

本条1項に違反した場合、同法の罰則規定によって1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科されうる(最新の改正状況をご確認ください)。これとは別に、金品のやり取りがあれば収賄罪(刑法197条、5年以下の拘禁刑)が成立し、こちらのほうがはるかに重い。実務のポイント:実際の捜査では、漏示そのものより金品の流れが先に見つかることが多い。会食費の領収書が端緒になる

間違えやすい点 AI による整理

  • 「守秘義務は在職中だけ」と考えられがちだが、本条1項は「これらの職にあつた者」も明文で対象にしている。辞めた後に塾や予備校で内情を話すことも、期間の制限なく禁止される
  • 「お礼程度なら贈収賄にはならない」という感覚の深刻さが見落とされている。みなし公務員である以上、職務に関して受け取った利益は、金額が小さくても収賄罪の対象になりうる。社交儀礼の範囲かどうかは職務との関係や時期で判断されるため、合否判定の前後に渡された金品はとくに危うい
  • 養成校側から見れば、試験機関の職員は「業界の知り合い」にすぎない。しかし法律から見れば、その人は公務に従事する者である。この見え方のずれが、渡した側を贈賄罪の被疑者にしてしまう
比較の観点この条文ほかの条文
義務を負う人27条の6:指定試験機関の役員・職員とその経験者42条の2:保健師・看護師・准看護師本人とその経験者
刑法197条:公務員(みなし公務員を含む)
守られる情報・利益試験事務で知り得た秘密と試験の公正業務上知り得た患者等の秘密
職務の公正とそれに対する社会の信頼
違反した場合同法の罰則規定による刑罰。2項により汚職罪の適用対象にもなる同法の罰則規定による刑罰(親告罪)
5年以下の拘禁刑(単純収賄)

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
中華民国刑法第10条第2項第2款

台湾は個別法でみなし規定を置くのではなく、刑法総則で「受公務機関依法委託従事公共事務者」を公務員に含める包括方式を採る。国家試験は考選部が直接実施する

韓国
한국보건의료인국가시험원법

韓国は看護師等の国家試験を専門の特殊法人に担わせ、その役職員に罰則適用上の公務員擬制を置く。日本と同じ個別法方式

ドイツ
StGB § 11 Abs. 1 Nr. 2 Buchst. c

ドイツは刑法総則の Amtsträger 定義に、行政の任務を委託された者を含める包括方式。個別法ごとのみなし規定は原則不要

アメリカ
18 U.S.C. § 201

連邦贈収賄罪は「合衆国のために行動する者」を public official に含め、委託先の私人にも及ぶ。州レベルの資格試験は州法による

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 准看護師養成所の教務主任が、試験機関に出向している元同僚を食事に誘い、「今年はどの分野が厚いのか」と軽く聞いた。元同僚が答えれば守秘義務違反になる。会食の費用を養成所が持っていれば、贈収賄の捜査対象になる可能性まで出てくる
  • 退職して3年たった元試験機関職員が、受験対策塾の講師として「本試験の作問の癖」を売り文句にしたらどうなるのか? 本条1項は「これらの職にあつた者」も対象にしている。退職したからといって、話してよくなるわけではない
  • 試験の採点を担当している職員の手元に、受験生の親から菓子折りと現金入りの封筒が届いた。受け取った時点で、収賄罪が問題になる入口に立っている
  • 合格発表まであと5日。自分の受験番号が漏れて SNS で晒されている、という連絡が受験生から入った。誰がどこで漏らしたのかを試験機関に照会し、記録が残っているうちに動けるかどうかが勝負になる
  • 試験機関のアルバイトが、試験会場で見た受験者名簿の中に元交際相手の名前を見つけ、共通の友人に話した。話した本人は世間話のつもりでも、試験事務で知った個人情報を外に出したことになる

取るべき行動

被害を受けた側:1. 自分の受験情報や得点が漏れた疑いがあれば、SNS 投稿や伝聞の経路をスクリーンショットと日時で記録する2. 試験機関に書面で事実確認と調査を求め、監督する都道府県(准看護師試験なら試験を行う都道府県)にも同時に申し出る3. 秘密漏示は刑事罰の対象なので、警察への告訴を検討する4. 精神的損害は民法709条・710条で請求でき、法人には使用者責任(715条)も問える

訴えられた側:1. 漏らしたとされる情報が、そもそも「試験事務に関して知り得た秘密」にあたるかを検討する。すでに公表されている情報や一般的な出題傾向は秘密にあたらない可能性がある2. 金品を受け取っていた場合は、まず弁護人に相談し、職務との関係や時期、返還の有無を整理する3. 自分から事情を説明したり、金品を返したりする前に、供述の順序を弁護人と組み立てる

時効(請求できる期限):秘密漏示罪(1年以下の拘禁刑の罪)の公訴時効は3年(刑事訴訟法250条2項6号)。単純収賄罪(5年以下の拘禁刑)の公訴時効は5年。民事の損害賠償は、損害と加害者を知った時から3年、不法行為の時から20年(民法724条)(最新の改正状況をご確認ください)

学説

通説:みなし公務員規定は、公務の委託先に公務員法上の規律が及ばない空白を埋めるもので、対象は「試験事務に従事する」者に限定される。法人全体を公務員化するものではなく、職務関連性の判断も試験事務を基準に行う

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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