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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年4月5日読了 6 分6 分6 分

税理士法 第48条の15(業務の執行方法)

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税理士法人は、税理士でない者に税理士業務を行わせてはならない。

この条文の基本情報

業務の執行方法とは何ですか?

定義業務の執行方法とは、税理士法第48条の15に定められた規定で、「税理士法人は、税理士でない者に税理士業務を行わせてはならない。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 税理士法第48条の15(業務の執行方法)は、日本の税理士法に含まれる条文です。
  2. 税理士法第48条の15の条文原文は「税理士法人は、税理士でない者に税理士業務を行わせてはならない。」で始まります。
  3. 税理士法第48条の15は第五章の二に置かれています。
  4. 税理士法の公布日は昭和26年6月15日です。
  5. 税理士法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 税理士法第48条の15の前の条は税理士法第48条の14です。
  7. 税理士法第48条の15の次の条は税理士法第48条の16です。
  8. 税理士法第48条の15には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式税理士法(昭和二十六年法律第二百三十七号)第48条の15
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC1000000237
  • 本サイト収録税理士法(昭和二十六年法律第二百三十七号)第48条の15(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/326AC1000000237/48_15

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点税理士法48条の15は、税理士法人が税理士でない者に税理士業務を行わせることを禁じる規定。指揮監督下の補助は許されるが、無資格者による実質的な代行は処分の対象となる。

Q · 税理士法人で、税理士じゃない職員が申告書を作っても大丈夫なの?

補助なら適法、税理士の確認なしの代行は違法です

税理士法48条の15は、税理士法人が税理士でない者に税理士業務を行わせることを禁じています。無資格職員が税理士の指揮監督の下で資料整理や下書きをすることは補助として許されます。しかし税理士が内容を確認せずに提出したり、職員が単独で税務相談に答えたりすれば違反となり、法人は48条の20の処分対象、職員本人も52条違反として刑事責任を問われえます。

解説

看板に「税理士法人」とあれば、中にいるのは全員税理士だと思いがちである。実際はそうではない。多くの税理士法人では、記帳や資料整理を担う無資格の職員が大きな比率を占めている。それ自体は違法ではない。本条が禁じているのは、税理士でない者に「税理士業務」そのものを任せることである。税理士業務とは、税務代理、税務書類の作成、税務相談の三つ(税理士法2条1項)を指す。無資格の職員が下書きをすること自体は、税理士の指揮監督(上司として指示し、内容をチェックすること)の下での補助であれば許される。ただ、税理士が中身を見ずに電子申告ボタンだけ押していたり、職員が単独で税務相談に答えていたりすれば、線を越える。補助と代行の境目は実務上、解釈が分かれる部分もある。越えた場合、法人は財務大臣の処分(48条の20)の対象になり、実際に手を動かした職員はニセ税理士(52条違反)として刑事責任を問われうる。顧客であるあなたにとって大事なのは、追徴課税(あとから追加で取られる税金)を受けたときの責任追及の筋道が、この一条から見えてくることである。

法的な位置づけ

税理士法48条の15は、税理士法人に対し、税理士でない者に税理士業務を行わせることを禁止する規定である。税理士業務とは同法2条1項に定める税務代理、税務書類の作成、税務相談の三類型を指す。税理士の指揮監督下で行われる補助作業は禁止の対象外とされ、補助と代行の区別は指揮監督の実質により判断される。

よくある質問 AI による整理

Q1税理士法48条の15とは何ですか?

税理士法人が、税理士資格のない者に税務代理・税務書類の作成・税務相談を行わせることを禁じる規定です。法人格を無資格業務の隠れ蓑にさせない趣旨です。

Q2税理士事務所の無資格職員が申告書を作るのは違法?

税理士の指揮監督の下での下書き・入力などの補助は違法ではありません。税理士が中身を確認せず実質的に職員任せで提出する場合が違反となります。

Q3税理士法人の事務員が税務相談に答えるのは違法?

経費になるかなど税法の具体的な判断を単独で回答すれば、無資格者による税務相談にあたる可能性があります。税理士に確認してから回答するのが原則です。

Q4ニセ税理士とは?

税理士でないのに税理士業務を行う者の俗称です。税理士法52条で禁止され、59条により2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象となります。

Q5税理士法人が48条の15に違反するとどうなる?

財務大臣による戒告、業務の全部または一部の停止、解散命令といった処分(48条の20)の対象になりえます。違反の程度により処分の重さが変わります。

Q6担当者が税理士かどうか調べる方法は?

日本税理士会連合会が公開する税理士情報検索サイトで、氏名から税理士登録の有無を確認できます。名刺に「税理士」の表記がない場合は確認する価値があります。

Q7無資格者が作った申告で追徴されたら損害賠償できる?

税理士法人の注意義務違反として債務不履行(民法415条)に基づく賠償請求を検討できます。無資格者が実質的に作成した事実の証拠保全が重要です。

Q8税務調査に税理士以外の職員が立ち会える?

職員が税理士に同行して補助することはありえますが、税務代理として単独で当局と交渉することはできません。税務代理権限証書を提出できるのも税理士です。

この条文についての質問 AI による整理

Q1うちの担当さん、税理士じゃないみたいなんですけど、それって違法なんですか?

担当者が無資格であること自体は直ちに違法ではない。税理士の指揮監督の下で資料整理や下書きをする補助なら許される。問題は、税理士が中身を確認せず、その人が実質的に申告書を作ったり税務相談に答えたりしている場合で、これは本条と52条の問題になる。実務のポイント:「最終チェックは〇〇税理士です」と名前を出して即答できない事務所は要注意である

Q2科目合格してる職員なら、ある程度任せても大丈夫ですよね?

大丈夫ではない。科目合格者でも、税理士登録をしていなければ税理士でない者に当たる。何科目合格していても、単独で税務相談に答えたり申告書を完成させたりすれば本条違反になる。実務のポイント:科目合格者は実務能力が高いため、繁忙期に事務所側の線引きが緩みやすい。最も事故が起きやすいのは、無資格の新人ではなく、優秀な無資格ベテランの周辺である

間違えやすい点 AI による整理

  • 「法人として税理士業務を受けているのだから、中で誰が作業しても法人の責任で済む」と考えがちだが、本条はその発想そのものを否定している。法人に税理士業務が認められているのは、社員が税理士であることを前提としている(48条の4)からである。法人格は、無資格者に業務をさせる隠れ蓑にはならない
  • 無資格職員の補助が違法でないことは知っていても、その線を越えたときの重さを知る人は少ない。法人は業務停止や解散命令(48条の20)の対象になり、実際に作業した職員本人はニセ税理士として刑事罰の対象になりうる(52条、59条)。「所長の指示だった」は、職員の免責理由にならない
  • 顧客の側から見れば「申告書が期限内に出れば誰が作っても同じ」である。しかし法律の側から見れば、誰が作ったかが責任の所在を左右する。追徴課税で損をしたとき、無資格者が実質的に作っていた事実を立証できるかどうかが、法人の注意義務違反を問えるかどうかに直結する
比較の観点この条文ほかの条文
規制の名宛人48条の15:税理士法人(行わせた側)52条:税理士でない者本人(行った側)
41条の2:個々の税理士(使用人の監督者)
禁止・要求される行為無資格者に税理士業務を行わせること無資格で税理士業務を行うこと
使用人等の監督を怠ること
違反時の帰結法人への戒告・業務停止・解散命令(48条の20)刑事罰(59条:2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金)
税理士本人への懲戒処分の対象となりうる

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
會計師法・記帳及報稅代理業務人管理條例

台湾には税理士という独立資格はなく、会計師と記帳及報税代理人が税務代理を担う。資格者法人による無資格者への業務丸投げを規律する点で問題状況は共通する

韓国
세무사법

韓国も日本型の税務士制度と税務法人制度を持ち、無資格者による税務代理を禁止している

ドイツ
StBerG § 5

ドイツは租税事項の業務的援助を有資格者に限定し、Steuerberatungsgesellschaft の制度を持つ。無資格者による援助の禁止は日本より広範とされる

アメリカ
Treasury Department Circular No. 230

米国は内国歳入庁(IRS)での代理資格を規律し、事務所内の遵守体制に責任を負う者を置く仕組みがある。申告書作成自体は無資格者にも開かれている点が日本と大きく異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 顧問先の社長から電話で「この経費、落とせる?」と聞かれた。担当の事務員は、所長に確認せずに「大丈夫です」と即答した。たった一言だが、無資格者による税務相談の典型である
  • 繁忙期の税理士法人。確定申告の締切まであと5日。所長が「科目合格してるんだから、この30件は君の判断で出していい」と職員に指示した。職員は手を動かした側、法人は行わせた側として、双方がそれぞれ責任を問われる構図になる
  • もし税務調査の立会いに、名刺に「税務担当」としか書いていない人物が一人で来たらどうなるか。税務代理は税理士の独占業務であり、委任状(税務代理権限証書)を出せるのも税理士だけである。その人物に交渉を任せた結果は、あとから争う材料にもなる
  • あなたが税理士法人の職員だとする。毎年担当してきた顧問先の申告を、税理士が一度も開かないまま提出されていると気づいた。そのまま続ければ、あなた自身が52条の当事者になりうる
  • 追徴課税の通知が届いた。申告書を作ったのは誰だったのか。調べると、顧問料を払っていた税理士法人で実質的に作業していたのは無資格の職員一人だけだった。この事実は損害賠償請求の重要な材料になる

取るべき行動

被害を受けた側:1. 担当者の氏名を日本税理士会連合会の税理士情報検索で照会し、税理士登録の有無を確認する2. 申告書の作成過程が分かるメール、打合せ記録、税理士の関与を示す書類を保全する3. 申告誤りで損害が出た場合、法人に対して債務不履行(民法415条)による損害賠償を検討する。税理士職業賠償責任保険の有無も法人に照会する4. 悪質なら所属税理士会や国税局への情報提供も選択肢になる

訴えられた側:1. 法人側であれば、全案件について税理士の関与記録(チェックリスト、決裁記録)が残る業務フローを直ちに整える2. 職員の業務を記帳・資料整理などの補助に限ることを就業規則や業務マニュアルで明文化する3. 職員の立場で無資格業務を指示された場合は、指示内容を記録し、税理士の確認を経ない提出は断る4. 調査や照会を受けたら、早い段階で税理士法に詳しい弁護士に相談する

時効(請求できる期限):本条自体に特定の期限はない。無資格者による税理士業務(52条違反)の刑事責任は2年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金(59条)で、公訴時効は3年(刑事訴訟法250条2項)である(最新の改正状況をご確認ください)。顧客の損害賠償請求は一般消滅時効(民法166条、知った時から5年、権利を行使できる時から10年)による。過大納付の更正の請求は原則として法定申告期限から5年(国税通則法23条)

学説

実務上の通説的理解:無資格者の作業が税理士業務の代行に当たるかは、税理士による具体的な指示と内容確認の有無という指揮監督の実質で判断される。形式上税理士の名義で提出されていても、実質的関与がなければ違反と評価されうる。

改正沿革 AI による整理

  • 平成13年(2001年)改正 税理士法人制度の創設に伴い新設されたとみられる。その後の改正の有無は人による確認が必要

改正の年表

  1. 1.平成13年(2001年) 新設:税理士法改正により税理士法人制度が創設され、法人の業務規律の一つとして本条が設けられた。

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税理士法の全文を見る所属する編章節を開く:第五章の二

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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