航空法 第42条(完成検査)
- 法令番号
- 昭和二十七年法律第二百三十一号
- 公布
- 最終改正
- 施行
- 効力
- 現行
- 種別
- 法律
- データ取得日
- 令和8年4月5日
- AI 解説の確認日
- 公式原文
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- 引用形式
- 航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第42条
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- 空港等の設置者又は第三十八条第一項の規定による航空保安施設の設置の許可を受けた者(以下「航空保安施設の設置者」という。)は、当該許可に係る施設の工事が完成したときは、遅滞なく、国土交通大臣の検査を受けなければならない。
- 2.国土交通大臣は、前項の検査の結果当該施設が申請書に記載した設置の計画に適合していると認めるときは、これを合格としなければならない。
- 3.空港等の設置者又は航空保安施設の設置者は、第一項の検査の合格があつたときは、遅滞なく、供用開始の期日を定めて、これを国土交通大臣に届け出なければならない。
- 4.空港等の設置者又は航空保安施設の設置者は、前項の規定により届け出た供用開始の期日以後でなければ、当該施設を供用してはならない。
この条文の基本情報
完成検査とは何ですか?
定義完成検査とは、航空法第42条に定められた規定で、「空港等の設置者又は第三十八条第一項の規定による航空保安施設の設置の許可を受けた者(以下「航空保安施設の設置者」という。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 航空法第42条(完成検査)は、日本の航空法に含まれる条文です。
- 航空法第42条の条文原文は「空港等の設置者又は第三十八条第一項の規定による航空保安施設の設置の許可を受けた者(以下「航空保安施設の設置者」という。」で始まります。
- 航空法第42条は第五章 航空路、空港等及び航空保安施設に置かれています。
- 航空法の公布日は昭和27年7月15日です。
- 航空法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 航空法第42条の前の条は航空法第41条です。
- 航空法第42条の次の条は航空法第43条です。
- 航空法第42条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第42条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/327AC0000000231 - 本サイト収録
航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第42条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/327AC0000000231/42
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点航空法42条は、空港等の工事完成後に国土交通大臣の完成検査を受け、合格後に供用開始期日を届け出ることを義務づける。届け出た期日より前の供用は禁止される。
Q · 空港やヘリポートは、工事が終わったらすぐに使い始めていいの?
完成検査の合格と届け出た供用開始期日の到来、両方が必要です
航空法42条により、空港等や航空保安施設の設置者は、工事が完成したら遅滞なく国土交通大臣の検査を受けなければなりません。大臣は申請書の設置計画に適合していれば合格としなければなりません。合格後、設置者は遅滞なく供用開始の期日を定めて届け出る必要があり、その期日以後でなければ施設を供用できません。完成・合格のどちらの時点でも、まだ使用はできない点に注意が必要です。
解説
空港もヘリポートも、滑走路が完成しただけでは使えない。航空法42条は、工事の完成から最初の離着陸までに三つの関門を置いている。第一に、完成したら遅滞なく国土交通大臣の完成検査(役所が現地で、申請どおりに造られたかを確かめる手続)を受ける。第二に、合格したら供用開始の期日(実際に使い始める日)を決めて届け出る。第三に、その期日より前には一機も飛ばしてはならない。見落とされやすいのは第2項の「合格としなければならない」という言い回しである。検査の物差しは、あなたが出した申請書の設置計画だけであり、適合していれば大臣は合格させる義務を負う。計画に書いていない追加の要求を検査の場で突きつけられても、それは本条が予定する検査ではない。逆に、現場の判断で計画と違う形に造ってしまえば、その時点で合格の根拠を失う。病院の屋上ヘリポートでも地方空港でも、勝負は検査当日ではなく、申請書を書いた日に始まっている。
法的な位置づけ
航空法42条は、空港等および航空保安施設の完成検査と供用開始の手続を定める規定である。設置許可を受けた者は工事完成後遅滞なく国土交通大臣の検査を受け、大臣は申請書記載の設置計画への適合を基準に合否を判断し、適合すれば合格としなければならない。設置者は合格後に供用開始期日を届け出て、その期日以後に限り供用できる。
手順・フロー
AI による整理。効力は条文原文が基準です
手順
- 1.設置計画を検査で照合できる粒度で書く 38条の設置許可申請の段階で、灯火・標識・舗装などの仕様を検査当日に照合しやすい具体性で記載しておく。42条2項の合否基準は申請書の設置計画そのものである
- 2.施工記録を計画項目ごとに整理する 工事中の写真・測量結果・資材記録を設置計画の項目ごとに整理し、計画との適合を立証できる状態にする。計画と異なる施工が出た場合は検査前に43条の変更許可の要否を地方航空局に相談する
- 3.工事完成後、遅滞なく完成検査を受ける 工事が完成したら遅滞なく国土交通大臣の検査を受ける。検査日程は管轄の地方航空局と早めに調整し、開業スケジュールから逆算する
- 4.合格後、供用開始期日を定めて届け出る 検査に合格したら遅滞なく供用開始の期日を定めて国土交通大臣に届け出る。対外発表は届出書に記載した期日に合わせ、余裕を持った日付を設定する
- 5.届け出た期日以後に供用を開始する 届け出た供用開始期日が到来するまでは、試験飛行を含め施設を供用しない。期日以後に初めて離着陸を受け入れる
よくある質問 AI による整理
Q1航空法の完成検査とは?
空港等や航空保安施設の工事完成後、国土交通大臣が現地で申請書の設置計画どおりに造られたかを確認する検査です(航空法42条1項)。
Q2ヘリポート 完成検査 誰が受ける?
38条の設置許可を受けた空港等の設置者または航空保安施設の設置者です。病院の屋上ヘリポートなど非公共用ヘリポートの設置者も対象になりえます。
Q3完成検査 いつまでに受ける?
条文は「遅滞なく」とだけ定め、具体的な日数はありません。工事完成後、合理的な理由のない遅れなく受検する必要があります。
Q4供用開始の届出 どこに出す?
条文上の届出先は国土交通大臣です。実務上の窓口は管轄の地方航空局となることが多いため、事前に提出先と様式を確認してください。
Q5完成検査の合否基準は何?
申請書に記載した設置の計画への適合です。適合していると認められれば、大臣は合格としなければならないと42条2項が定めています。
Q6供用開始前に試験飛行はできる?
届け出た供用開始期日より前に当該施設を供用することは42条4項で禁止されています。「試験だから」という例外は条文に定められていません。
Q7完成検査に不合格だったらどうなる?
合格しない限り供用開始期日の届出も供用もできません。計画との不適合を是正するか、計画変更が必要なら43条の変更許可手続を検討します。
Q8供用開始期日前に使ったら違法?
42条4項違反となります。罰則の対象となりうるため、具体的な罰則条項と金額は最新の改正状況を確認してください。
この条文についての質問 AI による整理
Q1検査に通ったら、その日から飛ばしていいんですよね?
だめである。42条3項で合格後に供用開始の期日を定めて届け出る必要があり、4項でその期日以後でなければ供用できない。合格と使用許可は同じではない。実務のポイント:開業日を先に公表すると、届出の遅れがそのまま「発表日に飛べない」事態になる。期日は届出書に書いた日が基準なので、余裕を持った日付を届け出て、それに合わせて対外発表するのが段取りの定石である
Q2検査官に計画書にない設備を追加しろと言われたら、従うしかないんですか?
42条2項は、申請書の設置計画に適合していれば合格としなければならないと定めている。計画にない要求は本条の合否基準ではない。ただし安全上の基準(47条の保安上の基準など)は別の根拠で問題になりうる。実務のポイント:その場で拒否するより、要求の根拠条文を書面で確認するのが効く。根拠が示されない要求は、多くの場合「お願い」に格下げされる
間違えやすい点 AI による整理
- 「完成検査は役所の裁量で、検査官の機嫌次第」と身構える人が多いが、2項は大臣に合格させる義務を課している。物差しは申請書の設置計画であって、検査官の好みではない。だからこそ、計画どおりに造ったことを示す記録こそが最大の防御になる
- 竣工の遅れを恐れる事業者は検査対応ばかり気にするが、本当に深刻なのは合格後である。供用開始期日を届け出るまで、そしてその期日が来るまでは使用できない。開業イベントや就航スケジュールを「合格予定日」で組むと、届出の一手間でスケジュール全体が崩れる
- 周辺の地権者からすれば、規制は「空港が開いてから」始まると思えるだろう。だが法律の目線は違う。進入表面などの高さ制限(49条)は、40条による設置の告示の段階から効いてくる。完成検査を待っている間に建てようとした建物が、もう建てられない計画になっている可能性がある
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 手続の段階 | 航空法42条:工事完成後の完成検査と供用開始 | 航空法38条:工事前の設置許可 航空法43条:許可後の設置計画変更 |
| 大臣の関与 | 計画適合なら合格としなければならない検査 | 設置の許可 変更の許可 |
| 設置者が注意すべき点 | 合格後に期日を届け出るまで、期日到来まで供用不可 | 申請書の設置計画が後の検査基準になる 計画と異なる施工は変更手続に戻る可能性 |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾でも航空站・飛行場の設置と使用開始は主管機関の管理下に置かれる。具体的な条番号と検査手続は現行法令で要確認
ドイツは飛行場の設置に許可制を採る。供用開始前の確認手続の細部は下位規則に委ねられており、日本との直接対応は要確認
米国は一定の旅客運航を受け入れる空港に FAA の認証を要求する制度で、日本の完成検査とは制度構造が異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 病院の新棟が竣工し、屋上ヘリポートのお披露目式が二週間後に決まっている。理事長は「完成したのだから当日から使える」と思っているが、完成検査の合格と供用開始期日の届出が済んでいなければ、救急ヘリ一機も降ろせない。式の日程から逆算すると、検査の日程調整に残された時間はほとんどない
- 施工会社の現場責任者として、ヘリポートの灯火配置を「現場の事情で」図面から少しずらした。検査官は申請書の計画と照合する。ずれは不適合の根拠になり、変更の許可(43条)の手続に戻ることになりうる。工期も竣工引渡しも、その分だけ後ろへ滑る
- もし合格の翌日、地元へのアピールのために届出前の試験飛行をしたらどうなる? 届け出た供用開始期日より前の供用は4項違反である。「テストだから」という言い訳は条文のどこにも書かれていない
取るべき行動
被害を受けた側:空港やヘリポートの近隣住民・利用者の立場なら:1. 設置許可の告示(40条)で公示された供用開始予定期日と設置計画の内容を確認する2. 検査合格や届出前に離着陸が行われていると疑われる場合は、日時・機体・写真を記録し、管轄の地方航空局に情報提供する3. 騒音・高さ制限など自分の土地や生活への影響は、完成検査の段階ではなく設置許可の段階が勝負であることを踏まえ、次の変更許可(43条)の動きを見張る
訴えられた側:設置者・施工者の立場なら:1. 工事記録・写真・測量結果を設置計画の項目ごとに整理し、適合を立証できる状態で検査に臨む2. 計画と異なる施工が判明したら、検査前に変更許可(43条)の要否を地方航空局に相談する3. 合格後は遅滞なく期日を定めて届け出る。届出前・期日前の使用は4項違反で、罰則の対象となりうる(罰則条項・金額は最新の改正状況をご確認ください) 4. 不合格の判断に納得できない場合は、計画との適合を示す資料を揃えて理由の説明を求める。不服申立ての可否は個別に検討が必要
時効(請求できる期限):特定の時効はない。本条の期限は「遅滞なく」(工事完成後の検査受検、合格後の供用開始期日の届出)とされ、具体的な日数の定めはない。供用開始期日より前の使用は日数を問わず禁止。関連して民事上の請求が生じる場合は、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される
- 航空法 第38条空港等・航空保安施設の設置許可
- 航空法 第40条設置許可の告示、高さ制限の起点
- 航空法 第43条設置計画変更の許可手続
- 航空法 第47条供用後の保安上の基準による管理
- 航空法 第49条進入表面等の物件設置制限
- 空港法 第4条国が設置管理する拠点空港の範囲(現行効力を要確認)
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- 出典
- e-Gov法令検索上流データと同期
- AI 解説
- 編集部による整理 · 条文の原文ではありません AI 解説は条文の原文をもとにモデルが生成し、確認手順を経たものです。理解の補助であり、法的効力は公式の原文が基準です。