内国法人が支払を受ける集団投資信託の収益の分配に係る所得税の額に係る第六十九条の二第一項(分配時調整外国税相当額の控除)に規定する分配時調整外国税相当額につき同項の規定の適用を受ける場合には、その支払を受ける収益の分配に係る所得税の額に係る当該分配時調整外国税相当額は、その内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上、損金の額に算入しない。
要点法人税法 41 条の 2 は、集団投資信託の分配金に含まれる外国税について 69 条の 2 の税額控除を受けた場合、その外国税を損金に算入しないと定める二重取り防止規定である。
Q · 投資信託の分配金の外国税を税額控除したら、経費にもできますか?
できません。控除を受けた外国税は損金不算入となる二重取り防止規定です
法人税法 69 条の 2 により、集団投資信託の分配金に含まれる分配時調整外国税相当額は法人税額から直接控除できます。この控除の適用を受けた場合、本条 41 条の 2 により同じ外国税相当額は損金の額に算入されません。税額控除と損金算入の二重取りを封じる調整であり、控除の方が通常は節税効果が大きいため、損金不算入は不利な扱いではなく合理的な帰結です。
決算期、あなたの会社が保有する投資信託の分配金明細に、見慣れない一行がある。「分配時調整外国税相当額」。多くの経理担当者はこれを外貨の端数調整か何かと思って流してしまう。そこが分かれ道だ。投資信託が海外の株や債券で運用していれば、その運用益は現地で既に課税されている。つまりあなたの会社は、気付かぬうちに外国税を負担している。法人税法69条の2は、その負担分を法人税額から直接差し引ける控除制度を用意した。本条41条の2は、その控除を受けたなら、同じ外国税を今度は損金(経費)としても引く二重取りは認めない、と蓋をする規定だ。ここで理解すべきは、損金不算入だから損だ、ではない。損金算入より税額控除の方が通常は得で、本条は控除を選んだ者への当然の調整にすぎない。本当の損は、控除も損金算入もせず、外国税をまるごと捨てている会社の方だ。
法人税法 41 条の 2 は、集団投資信託の収益分配に係る分配時調整外国税相当額につき 69 条の 2 の税額控除の適用を受けた場合に、当該外国税相当額を所得金額の計算上損金不算入とする規定である。国際的二重課税の排除と二重の税負担軽減の防止を両立させる技術的調整として機能する。
AI 輔助整理,以條文原文為準
集団投資信託が海外で運用益に課税された外国税のうち、分配段階で受益者に配賦される相当額です。法人税法 69 条の 2 で法人税額から控除できます。
69 条の 2 が外国税を法人税額から控除するレバー、41 条の 2 がその控除を受けた外国税を損金にも引く二重取りを封じる蓋です。両者は表裏一体で機能します。
証券投資信託や公社債投資信託など、多数の投資家の資金をまとめて運用する信託を指します。外国株や外国債券を組み入れると外国税が生じます。
69 条の 2 の控除は申告して初めて受けられます。控除しなければ制度上は損金算入の余地が残りますが、通常は税額控除の方が有利です。
法定申告期限から原則 5 年以内なら更正の請求が可能です(国税通則法 23 条)。過年度で控除も損金算入もしていない外国税は税理士に確認しましょう。
あります。個人には所得税法 93 条に同じ分配時調整外国税相当額の控除があります。仕組みは法人の 69 条の 2 と地続きです。
控除限度額を超える端数は税額控除しきれない場合があります。控除を受けなかった部分の扱いは実務上解釈が分かれることがあり、金額規模が大きいなら税理士に相談を。
会計上は費用でも、法人税の所得計算では経費(損金)として引けない扱いです。本条では税額控除を受けた外国税が損金不算入となります。
取り戻せます。集団投資信託の分配金に含まれる外国税相当額は、法人税法 69条の2 で法人税額から直接控除できます。そして控除した分は本条 41条の2 により損金には算入しない、という組み合わせです。業界裏話ヒント:この控除は申告して初めて受けられ、自動では戻りません。投資信託を保有する中小企業の多くは、この欄を毎期スルーして外国税を回収不能コストとして捨て続けています。運用報告書の「分配時調整外国税相当額」の一行を経理フローに組み込むだけで、毎年の取りこぼしが止まる
むしろ得を選んだ結果です。損金算入は所得を減らすだけですが、69条の2 の税額控除は計算後の法人税額から直接差し引くので、同じ金額でも控除の方が節税効果が大きいのが通常です。本条は控除を取った以上、同じ外国税を経費でも引く二重取りはさせないという調整にすぎません。業界裏話ヒント:損金不算入という言葉に反応して控除を避ける経理判断こそが本当の損。言葉の印象ではなく、税額控除と損金算入の税効果を数字で並べて比較するのが玄人の手順です
69条の2 の控除の適用を受ける場合には、本条により損金不算入が強制されます。逆に控除を受けなければ、制度上は損金算入の余地が残ります。どちらを選ぶかで税負担が変わるため、申告前の比較が要です。業界裏話ヒント:実務ではほぼ税額控除が有利になりますが、控除限度額の関係で控除しきれない端数が出る場面など、例外的に損金算入が働くケースの扱いは実務上、解釈が分かれることがある。判断に迷う金額規模なら、決算を締める前に税理士へ具体的な数字で相談するのが安全
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 規律の対象 | 41 条の 2:分配時調整外国税相当額の損金不算入 | — |
| 税効果の方向 | 損金算入を封じる(マイナス調整) | — |
| 適用の前提 | 69 条の 2 の控除の適用を受けること | — |
| 根拠となる制度 | 二重の税負担軽減の防止 | — |
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