皇室典範 第28条
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- 皇室会議は、議員十人でこれを組織する。
- 2.議員は、皇族二人、衆議院及び参議院の議長及び副議長、内閣総理大臣、宮内庁の長並びに最高裁判所の長たる裁判官及びその他の裁判官一人を以て、これに充てる。
- 3.議員となる皇族及び最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官は、各々成年に達した皇族又は最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官の互選による。
この条文の基本情報
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 皇室典範第28条は、日本の皇室典範に含まれる条文です。
- 皇室典範第28条の条文原文は「皇室会議は、議員十人でこれを組織する。」で始まります。
- 皇室典範第28条は第五章 皇室会議に置かれています。
- 皇室典範の公布日は昭和22年1月16日です。
- 皇室典範について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 皇室典範第28条の前の条は皇室典範第27条です。
- 皇室典範第28条の次の条は皇室典範第29条です。
- 皇室典範第28条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第28条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000003 - 本サイト収録
皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第28条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/322AC0000000003/28
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点皇室典範第28条は、皇室会議を議員10人で組織すると定める。皇族2人、衆参両院の正副議長、首相、宮内庁長官、最高裁長官と裁判官1人で構成される。
Q · 皇室会議って、皇族だけで話し合って決める会議なんですか?
いいえ。10人中8人は三権の長と宮内庁長官です
皇室典範28条により、皇室会議は議員10人で組織されます。皇族は成年皇族の互選による2人だけで、残りは衆議院・参議院の議長と副議長の4人、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官、裁判官の互選による最高裁判事1人です。議長は内閣総理大臣が務め(同29条)、天皇は議員ではありません。皇位継承順序の変更や皇族男子の婚姻など、皇室の重要事項はこの会議の議を経て決まります。
解説
皇位継承の順序を変える、皇族男子の結婚を認める、皇族の身分を離れさせる、摂政を置く。皇室の命運を左右するこうした決定の場は、皇室会議である。議員は10人。皇族から2人、衆議院と参議院の議長・副議長で4人、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官、最高裁判事1人。天皇本人の席はない。皇族は10席のうち2席だけで、残る8席は国会・内閣・裁判所の三権と宮内庁が占める。皇室のことを皇室だけで決めないための設計であり、国民主権のもとで皇室を民主的にコントロールする仕組みが、この人選に組み込まれている。皇族の議員と最高裁判事の議員は互選(同じ立場の者どうしの選挙)で選ばれる。ニュースで「皇室会議」と聞いて皇族の家族会議を思い浮かべていたなら、その絵を描き直したほうがよい。
法的な位置づけ
皇室典範第28条は皇室会議の組織を定める規定である。皇室会議は議員10人で構成され、その内訳は成年皇族の互選による皇族2人、衆議院及び参議院の議長・副議長計4人、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官及び同長官以外の裁判官の互選による裁判官1人である。
よくある質問 AI による整理
Q1皇室会議とは何ですか?
皇位継承順序の変更、皇族男子の婚姻、皇族の身分離脱、摂政の設置などを議決する国家機関です。皇室典範28条以下が組織と運営を定めています。
Q2皇室会議のメンバーは誰ですか?
皇族2人、衆参両院の議長・副議長、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官、最高裁判事1人の計10人です(皇室典範28条2項)。
Q3皇室会議は何を決めるのですか?
皇位継承順序の変更(3条)、立后・皇族男子の婚姻(10条)、皇族の身分離脱(11条など)、摂政の設置や順序変更(16条・18条)などを議決します。
Q4皇室会議の議長は誰ですか?
内閣総理大臣です(皇室典範29条)。天皇や皇族ではなく、国会で指名された首相が議事を主宰する点に、国民主権との接続が表れています。
Q5皇室会議はいつ開かれますか?
定例会ではなく、議題が生じたときに議長が招集します(皇室典範33条)。2017年12月には天皇退位の日程について意見を述べるために開かれました。
Q6女性皇族の結婚に皇室会議の議決は必要ですか?
不要です。議決が必要なのは立后と皇族男子の婚姻だけです(皇室典範10条)。女性皇族は皇族以外の者と結婚すると皇族の身分を離れます(12条)。
Q7皇室会議の議決は多数決ですか?
皇位継承順序の変更や摂政関係など一部の議題は出席議員の3分の2以上、それ以外は過半数で決します(皇室典範35条)。
Q8皇室会議の皇族議員の任期は何年ですか?
皇族議員と最高裁判事の議員の任期は4年です(皇室典範32条)。議長・副議長や首相などは、その職にある者が当然に議員となります。
この条文についての質問 AI による整理
Q1皇室会議って、天皇陛下も出席して意見を言うんですか?
天皇は議員ではない(皇室典範28条2項)。議員は皇族2人と三権の長などの計10人で、議長は内閣総理大臣である(同29条)。憲法4条により、天皇は国政に関する権能を持たない。実務のポイント:自分が利害関係を持つ議事には議員自身も加われないと定められており(同36条)、皇族の議員であっても自分の身分に関わる議題では席を外すことになる。
Q2皇族代表の2人は誰がどうやって決めているんですか?
成年に達した皇族どうしの互選で決まる(皇室典範28条3項)。最高裁長官以外の裁判官の議員も、同じく裁判官どうしの互選である。議員が欠けた場合に備えて予備議員の制度もある(同30条)。実務のポイント:互選の詳細や、その時々の議員の顔ぶれは宮内庁の公表資料で確認できる。報道で議員名が出ないときは、まず一次資料を当たるのが確実である。
間違えやすい点 AI による整理
- 皇室会議は天皇や皇族の家族会議だと思われがちだが、天皇は議員ではなく、皇族の議席は10のうち2つにすぎない。議長は内閣総理大臣である(皇室典範29条)。主導しているのは皇室ではなく、国民から選ばれた代表と国家機関である
- 政治色を薄めた会議だと思っているなら、構成表をよく見てほしい。衆参の副議長は慣例で野党会派から出ることが多く、与党だけでなく野党側の声も議席として入る構造になっている。特定の政権の意思だけでは動かしにくいよう、会議の構成そのものに歯止めが仕込まれている
- 「皇族の議員は男性皇族に限られる」という前提は誤りである。条文は「成年に達した皇族」の互選としか定めておらず、女性皇族も選ばれうる。実際に女性皇族が議員を務めた例もある
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の内容 | 皇室典範28条:皇室会議の構成(議員10人の内訳と選出方法) | 皇室典範29条:議長は内閣総理大臣 皇室典範35条:議決要件(3分の2以上・過半数) |
| 問いに答えること | 誰が席に着くか | 誰が議事を主宰するか 何票で決まるか |
| 会議にかかる議題との関係 | すべての議題に共通する組織の土台 | すべての議題に共通する運営の要 3条・16条2項など重要議題は特別多数 |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾は共和制で皇室がないため、皇位継承や王族の婚姻を議決する対応機関は存在しない
王位継承順位の上位6人が婚姻する際には君主の同意を要するとする。議会や裁判所の長が合議する日本の方式とは異なり、君主本人の同意に委ねている
王位継承権をもつ者が国王と国会(Cortes Generales)による明示の禁止に反して婚姻すると、継承から除外される。議会が王族の婚姻に関与する点で日本と比較の材料になる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 皇族男子の婚約が報じられ、「皇室会議で全会一致」という見出しが出た。だが女性皇族の結婚は皇室会議を通らない。皇室典範10条が議決を求めるのは「皇族男子」の婚姻(立后を含む)だけで、女性皇族は結婚すれば12条により当然に皇族の身分を離れる。報道の中身を正しく読めるかどうかは、この区別を知っているかで決まる
- 大学のゼミで「天皇の退位日は誰が決めたのか」と聞かれたら、どう答える? 2017年12月、首相が議長を務める皇室会議が開かれ、その意見を聴いたうえで内閣が政令で日付を定めた。決めたのは天皇ではなく、三権の長が集まる会議と内閣である
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和22年(1947年) 新設:現行皇室典範(昭和22年法律第3号)の制定により新設。旧皇室典範の皇族会議に代わり、三権の長を含む皇室会議を設けた。日本国憲法と同日の同年5月3日に施行
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