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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年9月5日読了 7 分7 分7 分

労働基準法 第6条(中間搾取の排除)

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何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。

この条文の基本情報

中間搾取の排除とは何ですか?

定義中間搾取の排除とは、労働基準法第6条に定められた規定で、「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 労働基準法第6条(中間搾取の排除)は、日本の労働基準法に含まれる条文です。
  2. 労働基準法第6条の条文原文は「何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない。」で始まります。
  3. 労働基準法第6条は第一章 総則に置かれています。
  4. 労働基準法の公布日は昭和22年4月7日です。
  5. 労働基準法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 労働基準法第6条の前の条は労働基準法第5条です。
  7. 労働基準法第6条の次の条は労働基準法第7条です。
  8. 労働基準法第6条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第6条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
  • 本サイト収録労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第6条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/322AC0000000049/6
裁判例 5件に引用されています

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わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点労働基準法6条は、何人も法律に基づいて許される場合を除き、業として他人の就業に介入して利益を得ることを禁止する中間搾取の排除規定である。許可を得た派遣や職業紹介は例外として適法となる。

Q · 給料から知らない業者が『紹介料』を抜いていたら、それは違法ですか?

許可ある派遣は合法、無許可のピンハネは違法です

労働基準法6条は、何人も法律に基づいて許される場合を除き、業として他人の就業に介入して利益を得ることを禁止します。職業安定法の許可を得た有料職業紹介や、労働者派遣法に基づく派遣会社のマージンは『法律に基いて許される場合』として適法です。一方、許可も届出もない業者が手配師として賃金から上前を抜く行為は、6条違反の中間搾取に当たり、1年以下の拘禁刑または罰金の対象になります(労基法118条)。合法と犯罪の分かれ目は、相手が許可を持っているかどうかの一点に尽きます。

解説

日雇いや短期の現場で、約束された日当より手取りが少なく、間に立った業者が『紹介料』として抜いていた、という経験はないだろうか。労働基準法6条は、こうした『他人の就業に割り込んで利益を吸う』行為そのものを禁じる。条文の核は『何人も、法律に基いて許される場合の外、業として他人の就業に介入して利益を得てはならない』。ポイントは二つある。『業として』とは反復継続して、つまり商売としてやること。一回限りの仲介は対象外だ。そして『法律に基いて許される場合』とは、職業安定法の許可を得た有料職業紹介や、労働者派遣法に基づく派遣を指す。だから派遣会社が取るマージンは合法、無許可業者のピンハネは犯罪になる。その分かれ目は、相手が『許可』を持っているかどうか、ただそれだけだ。あなたが今ピンハネされていると感じるなら、最初に確かめるべきはその一点である。

法的な位置づけ

労働基準法6条は中間搾取の排除を定める規定であり、何人も法律に基づいて許される場合を除き、業として他人の就業に介入して利益を得ることを禁止する。職業安定法に基づく有料職業紹介や労働者派遣法に基づく派遣など、許可を得た仲介のみが例外として適法とされ、無許可の介入による利得は禁止される。

手順・フロー

AI による整理。効力は条文原文が基準です

手順

  1. 1.約束額と実際の振込額の差を記録する 求人票や紹介時のやり取り、約束された日当・報酬と実際の振込額の差、天引きの名目が分かる明細やメッセージをすべて保存する。いくら抜かれたかを後から示す証拠が散逸する前に確保する
  2. 2.介入業者の許可を厚労省サイトで照合する 間に立った業者が職業安定法の有料職業紹介許可、または労働者派遣法の派遣許可を持つかを、厚生労働省の人材サービス総合サイトで照合する。許可番号が確認できなければ6条違反の疑いが濃い
  3. 3.労働基準監督署へ申告する 確保した証拠を持って労働基準監督署へ申告する(労基法104条)。申告を理由とする不利益取扱いは禁止されている。同じ手口の被害者が複数いる場合は情報をまとめて持ち込むと行政が動きやすい
  4. 4.抜かれた金銭の返還を請求する 抜かれた賃金分は、賃金全額払い原則違反(労基法24条)や不当利得返還請求(民法703条)として回収を検討する。刑事の処罰とは別軌道で進められるため、金銭回収は民事として並行する

よくある質問 AI による整理

Q1中間搾取とは何ですか?

第三者が他人の就業に割り込み、業として利益を吸い上げる行為です。労働基準法6条が原則禁止し、職業安定法・労働者派遣法の許可を得た仲介のみが例外として認められます。

Q2ピンハネは違法ですか?

無許可の業者が業として賃金から上前を抜く行為は、労働基準法6条違反の中間搾取として違法です。ただし許可を得た派遣会社のマージンは『法律に基いて許される場合』として適法です。

Q3手配師の上前は犯罪ですか?

職業紹介・派遣の許可を持たない手配師が、業として賃金から利益を抜く行為は6条違反の中間搾取に当たり、1年以下の拘禁刑または罰金の対象です(労基法118条)。

Q4職業紹介の許可はどう確認しますか?

厚生労働省の人材サービス総合サイトで、事業者名や許可番号から有料職業紹介・派遣の許可の有無を誰でも照合できます。番号を言えない業者は危険信号です。

Q5中間搾取の罰則はどのくらいですか?

労働基準法118条により、6条違反は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金です。さらに抜いた利益は不当利得として返還を求められる可能性があります。

Q6労働者供給事業はなぜ禁止されているのですか?

職業安定法44条が労働者供給事業を原則禁止します。第三者が労働者を支配下に置いて他人に使わせ利益を得る構造が、中間搾取や強制労働を生みやすいためです。

Q7中間搾取された場合どこに相談すればいいですか?

まず労働基準監督署へ申告できます(労基法104条、申告を理由とする不利益取扱いは禁止)。証拠を揃え、同じ被害者が複数いれば情報をまとめて持ち込むと効果的です。

Q8副業マッチングの手数料は中間搾取になりますか?

許可された有料職業紹介や適法な労働者派遣の範囲なら手数料は合法です。許可のない運営者が継続的に報酬を抜く場合、無許可の労働者供給として6条違反となる余地があります。

この条文についての質問 AI による整理

Q1派遣会社が私の給料からマージンを取るのも、中間搾取じゃないんですか?

違います。労働者派遣法や職業安定法の許可を得た事業は、6条の『法律に基いて許される場合』として例外扱いになります。だから派遣会社のマージンは合法です。実務のポイント:派遣会社にはマージン率の情報提供義務があり(労働者派遣法23条5項)、自社の平均マージン率を公開しています。業界平均はおおむね3割前後。これを確認すれば、自分が異常に高く抜かれていないか自分で検証できる

Q2仕事を紹介してくれた知人にお礼を渡すのは、違法になりますか?

一回限りの個人的な謝礼なら、『業として』に当たらないので6条の対象外です。問題になるのは、それが反復継続し、商売として就業に介入し利益を得る形になった場合です(業として、が要件)。実務のポイント:『一回だけのつもり』が毎月続くと性質が変わります。継続的な紹介料の受け取りは、本人に許可がなければ無許可の労働者供給と評価される危険があるため、繰り返すなら職業紹介の許可の要否を先に確認すべき

Q3芸能事務所が報酬の大半を抜くのも、6条で訴えられますか?

事務所とタレントの間に雇用関係があると評価されれば、6条の中間搾取として問題になりうります。ただし実態が業務委託・専属マネジメント契約だと、6条が直接は及びにくく、実務上も解釈が分かれています。実務のポイント:契約書のタイトルが『業務委託』でも、指揮命令や拘束の実態があれば労働者と判断されることがある。形式名より実態が優先されるため、契約書の文言だけで諦める必要はない

Q4無許可業者に抜かれたお金は、取り戻せますか?

回収の道はあります。賃金の全額払い原則違反(労基法24条)として労基署に申告できますし、抜かれた金銭は不当利得返還請求(民法703条)の対象にもなります。実務のポイント:刑事の処罰と民事の返還は別軌道で動きます。相手が刑事で立件されなくても、民事で返還を求めることは可能。まず振込履歴と約束額の証拠を確保し、刑事は労基署、金銭回収は民事、と分けて考えるのが定石

間違えやすい点 AI による整理

  • 『派遣会社が給料からマージンを取るのも中間搾取だ』と思っている人は多いが、深刻なのはその逆だ。派遣や許可を得た有料職業紹介は『法律に基いて許される場合』として6条の例外になる。問題はそこではなく、許可も届出もない業者が同じことをしている場合で、それは堂々と犯罪である。合法な天引きと違法なピンハネが、見た目はほとんど同じなのが落とし穴
  • 『紹介してもらったのだからお礼を払うのは当然』という前提自体を見直す必要がある。一回限りの個人的な謝礼なら『業として』に当たらず6条の対象外だが、それが毎月続く、複数人から取っている、となった瞬間に性質が変わる。問いは『お礼かどうか』ではなく『反復し、商売になっているか』だ
  • あなたから見れば『仲介してくれる便利な業者』でも、法律から見れば『無許可で就業に介入し利益を得ている者』であることがある。この落差を知らないまま付き合い続けると、抜かれ続けた総額が後から判明して呆然とすることになる
比較の観点この条文ほかの条文
適法性の根拠労基6条:許可なき業としての介入=中間搾取(違法)職安法30条:有料職業紹介の許可(適法な介入)
労働者派遣法5条:派遣事業の許可(適法な介入)
利益取得の評価無許可の中抜きは犯罪、利益は不当利得の対象許可業者の紹介手数料は適法
派遣会社のマージンは適法(マージン率の情報提供義務あり)
賃金との関係賃金からの中抜きは労基24条(全額払い)違反とも重なる求人者から手数料を受領(労働者の賃金から直接抜かない)
派遣料金から派遣会社が取得(労働者へは賃金を全額支払)
違反の効果労基118条:1年以下の拘禁刑または罰金職安法上の許可取消・行政処分
派遣法上の許可取消・行政処分

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
労働基準法第6条

台湾も『任何人不得介入他人之勞動契約,抽取不法利益』として中間剝削を明文で禁止し、日本とほぼ同趣旨の規定を置く

韓国
근로기준법 중간착취 배제規定

韓国も労働基準法に中間搾取の排除規定を置き、戦後に日本法を継受した同種構造を持つ

ドイツ
Arbeitnehmerüberlassungsgesetz (AÜG)

ドイツは中間搾取を一般禁止する条文ではなく、労働者派遣を許可制で規律する形で違法な労働力供給を取り締まる

アメリカ
Migrant and Seasonal Agricultural Worker Protection Act

米国は包括的な中間搾取禁止規定を持たず、農業労働者等の分野ごとに労働ブローカーの登録・規制で対応する

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 建設現場に送り込まれた日雇いで、日当1万2千円のはずが手元には9千円。間に入った手配師が『紹介料』として毎回抜いていた。その業者が職業紹介の許可を持っていなければ、これは6条違反の中間搾取に当たる。許可番号の有無が、合法と犯罪の境目になる
  • もし、あなたを仕事に紹介した知人が、あなたの給料から毎月『お礼』を受け取り続けていたら、どうなる。それが一回限りの厚意ではなく反復していれば、『業として』の介入として6条に触れる可能性が出てくる
  • 副業マッチングで案件を受けた。報酬から運営が手数料を引く。これが許可された有料職業紹介の範囲なら合法、無許可の労働者供給なら違法になる。
  • あなたが小さな人材仲介を副業で始め、知人の会社に継続的に人を送って紹介料を受け取っているとする。許可を取らずに続ければ、善意のつもりでも6条違反として1年以下の拘禁刑の対象になりうる。『紹介してあげている』という感覚が、いつのまにか犯罪構成要件を満たしている
  • 賃金から不当に抜かれていたと気づいた。労基署への申告にも、抜かれた分の返還請求にも時効がある。気づいた今から明細と振込記録を集めないと、いくら抜かれたかを示す証拠が散り散りになる。残された時間は思っているより短い

取るべき行動

被害を受けた側:1. まず証拠を確保する。求人票や紹介時のやり取り、約束された額と実際の振込額の差、天引きの名目が分かる明細やメッセージを全部保存2. 介入してきた業者が職業紹介・派遣の許可を持つか厚生労働省サイトで照合、無許可なら6条違反の疑いが濃い3. 労働基準監督署へ申告(労基法104条、申告を理由とする不利益取扱いは禁止)。同じ被害者が複数いれば情報をまとめて持ち込む4. 抜かれた金銭は、賃金の全額払い違反(労基法24条)や不当利得返還請求(民法703条)として別途回収を検討

訴えられた側:1. まず『業として』反復継続して介入し利益を得ていたかを冷静に検証。単発の個人的な仲介・謝礼なら6条の構成要件を満たさない2. 自分の事業が職業安定法・労働者派遣法の許可や届出の枠内かを確認、枠内なら『法律に基いて許される場合』として適法3. 無許可で継続していた場合、直ちに行為を止め、必要な許可取得や事業形態の見直しを専門家(社会保険労務士・弁護士)と詰める4. 罰則(労基法118条)に加え、抜いた利益の返還リスクも踏まえ早期に是正する

時効(請求できる期限):中間搾取罪の公訴時効は3年(刑訴法250条、法定刑が1年以下の拘禁刑のため)。抜かれた賃金分の回収は、賃金請求権の消滅時効5年(当分の間3年、労基法115条)または不当利得返還請求の5年・10年(民法166条)。起算点は各支払日ごと(最新の改正状況をご確認ください)

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労働基準法の全文を見る所属する編章節を開く:第一章 総則

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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