医師法 第30条
- 法令番号
- 昭和二十三年法律第二百一号
- 公布
- 最終改正
- 施行
- 効力
- 現行
- 種別
- 法律
- データ取得日
- 令和8年7月4日
- AI 解説の確認日
- 公式原文
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- 引用形式
- 医師法(昭和二十三年法律第二百一号)第30条
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医師試験委員その他医師国家試験又は医師国家試験予備試験に関する事務をつかさどる者は、その事務の施行に当たつて厳正を保持し、不正の行為のないようにしなければならない。
この条文の基本情報
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 医師法第30条は、日本の医師法に含まれる条文です。
- 医師法第30条の条文原文は「医師試験委員その他医師国家試験又は医師国家試験予備試験に関する事務をつかさどる者は、その事務の施行に当たつて厳正を保持し、不正の行為のないようにしなければならな…」で始まります。
- 医師法第30条は第六章に置かれています。
- 医師法の公布日は昭和23年7月30日です。
- 医師法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
- 医師法第30条の前の条は医師法第28〜29条です。
- 医師法第30条の次の条は医師法第30条の2です。
- 医師法第30条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
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下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
医師法(昭和二十三年法律第二百一号)第30条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000201 - 本サイト収録
医師法(昭和二十三年法律第二百一号)第30条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/323AC0000000201/30
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点医師法30条は、医師試験委員その他医師国家試験・予備試験の事務を担う者に、厳正の保持と不正防止を義務付ける。違反した問題漏洩や不正採点は33条で処罰される。
Q · 医師国家試験の問題を作る人や採点する人には、法律上どんな義務があるの?
厳正を保ち不正をしない法的義務があり、違反は処罰対象
医師法30条により、医師試験委員その他医師国家試験・予備試験の事務をつかさどる者は、事務の施行に当たって厳正を保持し、不正の行為がないようにしなければなりません。違反して故意または重大な過失で試験問題を事前に漏らした者、故意に不正な採点をした者は、医師法33条により刑事罰の対象となります。受験生側の不正は、別に医師法15条が受験停止や試験の無効で処理します。
解説
医師免許の価値を最後に支えているのは、合格率でも難易度でもない。「問題が事前に漏れていない」「採点が誰かの手で曲げられていない」という、受験生からは一切見えない前提である。本条はその前提を、医師試験委員だけでなく、医師国家試験と予備試験の事務に関わる者すべての法的義務として固定した。核心は罰則とのセットにある。医師法33条は、本条に違反して故意または重大な過失で試験問題を事前に漏らした者と、故意に不正な採点をした者を処罰する。悪意がなくても、問題案を添付したメールの誤送信や、資料入りのUSBを居酒屋に置き忘れるような重過失なら、刑事責任の土俵に乗るということだ。受験生のあなたにとっても無関係ではない。出所の怪しい「的中資料」に手を伸ばすことは、自分を不正行為の関係者の側へ押し出す行為になりうる(医師法15条)。
法的な位置づけ
医師法30条は、医師国家試験および医師国家試験予備試験の公正を確保するための規定であり、医師試験委員その他これらの試験に関する事務をつかさどる者に対し、事務の施行に当たって厳正を保持し、不正の行為のないようにする義務を課す。義務違反のうち事前の問題漏洩と不正採点は、医師法33条により刑事罰の対象とされる。
よくある質問 AI による整理
Q1医師法30条とは何ですか?
医師国家試験と予備試験の事務を担う者に、厳正を保持し不正の行為をしないよう義務付ける条文です。罰則は医師法33条に置かれています。
Q2医師国家試験の問題漏洩 罰則は?
医師法33条により、本条に違反して故意または重大な過失で試験問題を事前に漏らした者は、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象となります。
Q3医師国家試験の不正採点 違法?
違法です。医師法30条の厳正保持義務に反し、故意に不正な採点をした者は医師法33条の処罰対象になります。不正採点は故意の場合に限られます。
Q4医師試験委員とは誰のこと?
医師国家試験と予備試験の事務をつかさどらせるため、医師法27条に基づき厚生労働省に置かれる委員です。臨床医や医学教育者が務めます。
Q5国試の問題漏洩 過失でも罪になる?
重大な過失なら罪になりえます。医師法33条は事前の漏洩について故意だけでなく重大な過失も処罰対象とし、軽い過失は対象外です。
Q6医師国家試験予備試験も対象になる?
対象です。本条は医師国家試験と医師国家試験予備試験の両方の事務を名指ししており、外国の医学校卒業者が受ける予備試験も同じ強さで守られます。
Q7医師法33条違反 時効はいつまで?
法定刑の上限が1年の拘禁刑のため、公訴時効は犯罪行為が終わった時から3年です(刑事訴訟法250条2項6号)。
Q8試験委員が罰金刑を受けたら医師免許はどうなる?
罰金以上の刑は医師法4条3号の相対的欠格事由にあたり、同法7条による免許取消や医業停止の処分が検討される可能性があります。
この条文についての質問 AI による整理
Q1国試の問題を漏らした人って、実際どのくらいの罰になるんですか?
医師法33条は、本条に違反して故意または重大な過失で試験問題を事前に漏らした者、故意に不正な採点をした者を、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金に処すると定める(最新の改正状況をご確認ください)。実務のポイント:本当に重いのは刑罰そのものより医師としての身分への波及である。罰金以上の刑は医師法4条3号の欠格事由にあたり、同法7条による免許取消や医業停止の審議対象になりうる
Q2回ってきた予想問題を見ただけでもアウトになるんですか?
本条が縛るのは試験事務を担う側で、受験生を直接の対象とする条文ではない。ただし医師法15条は、試験に関して不正の行為があった場合、その不正行為に関係のある者について受験停止や試験の無効、期間を定めた受験禁止を認めている。「見ただけ」で関係者に当たるかは事実関係次第で、断定はできない。実務のポイント:出所を知りながら入手し、さらに転送した記録が残っていれば評価は一気に厳しくなる。一番の証拠になるのはスマホの転送履歴である
Q3問題を作る試験委員って、守秘義務の契約を結んでいるだけじゃないんですか?
契約上の約束にとどまらない。本条は厳正の保持と不正防止を法律上の義務とし、医師法33条で刑事罰まで用意している。試験委員は厚生労働省に置かれる(医師法27条)ため公務員としての立場を帯び、職務に関して利益を受ければ刑法197条の収賄罪の問題にもなる。実務のポイント:「事務をつかさどる者」に外部委託先の印刷・配送業者がどこまで含まれるかは条文上明確でなく、解釈が分かれうる。実務では委託契約の秘密保持条項が防波堤になっている
間違えやすい点 AI による整理
- 「国試の不正」と聞くと受験生のカンニングを思い浮かべがちだが、その問いの立て方が出発点からずれている。本条の名宛人は受験生ではなく、出題・採点・事務を担う側である。受験生の不正は医師法15条で別途処理される。誰がどの条文で責任を負うのかを取り違えると、事件の構図そのものを読み誤る
- 問題漏洩が犯罪になることは誰でも想像がつく。見落とされているのは、医師法33条が「重大な過失」による漏洩まで処罰対象に含めている深さである。善意の教授であっても、管理の甘さが著しければ刑事責任から逃れられない。一方で不正採点は故意に限られている。この非対称に、事前漏洩の被害がいかに取り返しのつかないものかという立法の判断が表れている
- 受験生の目から見れば、2018年に発覚した東京医科大学の入試得点操作も、国試の不正も、同じ「医師への道をゆがめる不正」に映る。だが法律から見るとまったく別物である。大学の入学試験は医師法の射程外で、本条も33条も適用されない。この落差を知らずに「医師法違反だ」と声を上げても、的外れな主張として退けられる
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 名宛人 | 医師法30条:医師試験委員その他試験事務をつかさどる者 | 医師法15条:試験の不正行為に関係のある者(受験者を含む) 医師法33条:本条に違反して漏洩・不正採点をした者 |
| 規律の内容 | 厳正の保持と不正の防止という一般的義務 | 受験停止・試験の無効・期間を定めた受験禁止 1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金 |
| 主観的要件 | 条文上の限定なし(一般的な行為義務) | 条文上の限定なし(不正行為への関係) 漏洩は故意または重大な過失、不正採点は故意 |
| 性質 | 行為規範 | 行政上の措置 刑事罰 |
他国ではどう定めているか 2 か国
台湾では国家試験の試務を典試法が規律し、試題の漏洩は公務員による秘密漏洩として刑法132条で処罰されうる。同条は過失による漏洩も処罰する点で医師法33条の重過失処罰と比較できる
法律の定める国家試験における試題・答案の不正提供や組織的な不正行為を刑事罰で処罰する。日本のように試験事務担当者の一般的義務と罰則を資格法の中に置く構造とは異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 国試二週間前、部活の先輩から「今年の必修、このテーマが出るらしい」とPDFが回ってきた。もしそれが本物の試験問題の流出だったら、どうなる? 漏らした側は本条違反として医師法33条の刑事責任を問われうる。受け取って使った側も、医師法15条により受験停止、試験の無効、さらに期間を定めた受験禁止の対象になりうる
- 大学病院の教授として試験委員を務めるあなたは、作成中の問題案を週末に仕上げようと私用メールへ転送した。ところが宛先の自動補完で医局の共有アドレスに送ってしまった。故意はない。それでも「重大な過失による事前の漏洩」と評価されれば、拘禁刑の対象になる
- 採点データを扱う職員が、知人の子の解答だけを手作業で書き換えた。故意の不正採点として、医師法33条の処罰対象である。
- 合格発表まであと三日。SNSで「今年の国試、問題が事前に出回っていた」という投稿が拡散し、同期のグループLINEがざわついている。焦ってリポストするより、URLとスクリーンショットを保存し、所管の厚生労働省へ情報提供する方が、調査を動かす力は大きい
取るべき行動
被害を受けた側:1. 流出が疑われる資料や投稿を見つけたら、自分では開かず使わず、URL、スクリーンショット、受信日時だけを記録する2. 医師国家試験を所管する厚生労働省の担当部局へ書面またはメールで情報提供し、送信記録を残す3. 不正の影響で自分の合否に不利益が生じたと考える場合は、行政事件に強い弁護士へ早めに相談する4. 同級生への拡散は控える。拡散した履歴が、かえって自分を関係者に見せる材料になりうる
訴えられた側:1. 漏洩の疑いを指摘されたら、作業端末、メール、紙資料の管理状況を時系列で整理し、改変せずに保全する2. 医師法33条の漏洩は故意または重大な過失が要件であり、通常の管理措置を講じていた事実は有力な反論材料になる3. 不正採点は故意が要件なので、システム上の誤りとの区別を記録で示す4. 刑事手続に進む可能性がある段階では、所属機関の内部調査で供述する前に刑事弁護人へ相談する
時効(請求できる期限):医師法33条違反(法定刑の上限が1年の拘禁刑)の公訴時効は、犯罪行為が終わった時から3年(刑事訴訟法250条2項6号)。不正行為の関係者として受けた医師法15条の処分を争う場合、審査請求は処分を知った日の翌日から3か月以内(行政不服審査法18条)、取消訴訟は処分を知った日から6か月以内(行政事件訴訟法14条)
- 医師法 第27条医師試験委員の設置根拠
- 医師法 第33条本条違反の漏洩・不正採点への罰則
- 医師法 第15条受験側の不正行為への受験停止等
- 医師法 第4条罰金以上の刑を受けた者の相対的欠格
- 刑法 第197条職務に関する収賄の処罰
- 国家公務員法 第100条公務員の守秘義務(試験委員への適用範囲は要確認)
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- 出典
- e-Gov法令検索上流データと同期
- AI 解説
- 編集部による整理 · 条文の原文ではありません AI 解説は条文の原文をもとにモデルが生成し、確認手順を経たものです。理解の補助であり、法的効力は公式の原文が基準です。