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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年7月4日読了 6 分6 分6 分

保健師助産師看護師法 第28条の2

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保健師、助産師、看護師及び准看護師は、免許を受けた後も、臨床研修その他の研修(保健師等再教育研修及び准看護師再教育研修を除く。)を受け、その資質の向上を図るように努めなければならない。

この条文の基本情報

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 保健師助産師看護師法第28条の2は、日本の保健師助産師看護師法に含まれる条文です。
  2. 保健師助産師看護師法第28条の2の条文原文は「保健師、助産師、看護師及び准看護師は、免許を受けた後も、臨床研修その他の研修(保健師等再教育研修及び准看護師再教育研修を除く。」で始まります。
  3. 保健師助産師看護師法第28条の2は第三章 試験に置かれています。
  4. 保健師助産師看護師法の公布日は昭和23年7月30日です。
  5. 保健師助産師看護師法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
  6. 保健師助産師看護師法第28条の2の前の条は保健師助産師看護師法第28条です。
  7. 保健師助産師看護師法第28条の2の次の条は保健師助産師看護師法第29条です。
  8. 保健師助産師看護師法第28条の2には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)第28条の2
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000203
  • 本サイト収録保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)第28条の2(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/323AC0000000203/28_2

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点保健師助産師看護師法28条の2は、保健師・助産師・看護師・准看護師に免許取得後も臨床研修等を受けて資質向上に努めるよう求める努力義務規定で、罰則はない。

Q · 看護師は免許を取った後も研修を受けないといけないの?

努力義務で罰則はないが、医療水準の判断では不利になりうる

保健師助産師看護師法28条の2は、保健師・助産師・看護師・准看護師に、免許取得後も臨床研修その他の研修を受けて資質の向上を図るよう努めることを求めています。努力義務のため、受講しなかったことだけで罰則や免許取消しにはなりません。ただし医療事故の過失判断では当時の医療水準が基準となるため、研修で広く共有された知識を知らなかったことは不利に働きえます。行政処分後の再教育研修(15条の2)は本条の対象外で、別の義務です。

解説

免許証を手にした日が看護職のゴールだと思われがちだが、法律はそう扱っていない。保健師、助産師、看護師、准看護師は、免許を受けた後も臨床研修などの研修を受け、資質を高めるよう努めなければならない。平成21年(2009年)の改正で入った規定で、新人看護職員研修が全国に広がる法的な根拠になった。ただし「努めなければならない」は努力義務(守らなくても直接の罰則はない義務)であり、研修を受けなかったことだけで免許が取り消されることはない。かっこ書きで除かれている再教育研修は性質が違う。こちらは行政処分を受けた人に国が命じる研修で、受けなければ不利益が及ぶ。押さえておくべきなのは、この努力義務が二つの場面で効いてくる点だ。一つは医療事故で問われる「その時点の医療水準」、もう一つは職場が研修を課すときの労働時間と賃金の扱いである。罰則がない条文だからといって軽く見ると、どちらの場面でも足をすくわれる

法的な位置づけ

保健師助産師看護師法28条の2は、保健師、助産師、看護師及び准看護師に対し、免許取得後も臨床研修その他の研修を受けて資質の向上を図るよう努めることを定めた努力義務規定である。行政処分等に伴う保健師等再教育研修及び准看護師再教育研修は対象から除かれる。平成21年改正で新設された。

手順

  1. 1.研修の案内と出欠管理を保存する 勉強会・研修の案内、出欠表、参加を求める指示(メール、LINE、掲示物)をスクリーンショットや写真で保存する。欠席時に評価へ反映される旨の記載があれば特に重要
  2. 2.実際の研修時間を記録する 研修の開始・終了時刻、シフトとの関係(勤務後・休日など)、内容を手帳やアプリに日付ごとに記録する。勤怠システム上の記録と食い違いがあれば併記する
  3. 3.研修受講歴とマニュアル改訂時期を整理する 自分が受けた研修の履歴と、院内マニュアル・プロトコルが改訂された時期を一覧化しておく。インシデント発生時、個人の過失と組織の体制不備を切り分ける材料になる
  4. 4.賃金未払いや研修体制の不備を文書で申し入れる 強制参加の研修に賃金が支払われていない場合は、労働時間として未払い賃金の支払いを文書で求める。新人研修がないまま危険な業務を任されている場合は、研修体制の整備を文書で求める。解決しなければ労働基準監督署や弁護士へ相談する

よくある質問 AI による整理

Q1保健師助産師看護師法28条の2とは?

看護職4職種に、免許を受けた後も臨床研修などの研修を受けて資質の向上を図るよう努めることを求める規定です。罰則のない努力義務です。

Q2准看護師も研修の努力義務の対象?

対象です。本条は保健師・助産師・看護師に加えて准看護師も明記しており、都道府県知事免許の准看護師にも同じ努力義務がかかります。

Q3看護師免許に更新制度はある?

ありません。一度取得した免許は更新不要です。ただし業務に従事する者には2年ごとの業務従事者届(33条)があり、学び続ける努力は本条が求めています。

Q4看護師の研修努力義務はいつから?

平成21年(2009年)の法改正で新設され、平成22年(2010年)4月1日に施行されました。新人看護職員研修が全国に広がる法的根拠となりました。

Q5新人看護職員研修は病院の義務?

看護師等の人材確保の促進に関する法律により、病院等の開設者に新人研修などを実施する努力義務が課されています。罰則はないものの、組織の責任が明文化されています。

Q6看護師の再教育研修とは?

免許取消しや業務停止などの行政処分を受けた人などに、厚生労働大臣(准看護師は都道府県知事)が受講を命じる研修です(15条の2)。本条の努力義務とは別物です。

Q7特定行為研修を受けないとどうなる?

手順書により特定行為を行う看護師は、特定行為研修を受けなければなりません(37条の2)。本条の努力義務と異なり、受講が特定行為実施の前提条件となります。

Q8看護協会の研修も本条の研修に含まれる?

本条は「臨床研修その他の研修」と幅広く定めており、院内研修に限られません。看護協会や学会の研修、eラーニングなども資質向上の手段にあたりえます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1研修に出ないと、看護師免許を取り消されたりしますか?

本条だけを理由に取り消されることはない。本条は努力義務で、罰則も行政処分の根拠も置いていないからだ。取消しや業務停止は14条の欠格事由や品位を損する行為などで判断される。実務のポイント:本当に怖いのは処分ではなく民事の場面である。事故が起きたとき、研修で広く共有されていた知識を知らなかったことは、注意義務違反の認定を後押しする材料になる

Q2休みの日の院内研修って、給料出ないのが普通なんですか?

普通ではない。出席が義務、または欠席すると不利益があるなど事実上強制されていれば、使用者の指揮命令下にある時間として労働時間にあたる(労働基準法32条、最判平成12.3.9の考え方)。本条の努力義務は看護職自身の自己研鑽を促すもので、職場が研修を無給で強いてよいという根拠にはならない。実務のポイント:判断の分かれ目は「欠席したら何が起きるか」。評価への反映や出欠の名簿管理があれば、強制性の証拠として強い

Q3特定行為研修を受けたら、何年かは辞められないって言われました。本当ですか?

契約で一定期間の勤務を約束すること自体は可能だが、辞めたら研修費を全額返せという定めは、労働基準法16条(賠償予定の禁止)に触れるかが問題になる。費用が貸付けとして独立しているか、業務との関連性がどの程度か、返還額は妥当かで、裁判例の結論は分かれている。実務のポイント:サインする前に「業務命令で受ける研修か、本人希望の研修か」を書面で残しておく。業務命令の色が濃いほど、返還請求は通りにくくなる

間違えやすい点 AI による整理

  • 「努力義務だから受けなくても関係ない」という理解は半分しか当たっていない。罰則や行政処分が直接つかないのは事実だ。ただ、医療事故の過失判断では、その医療機関の性格などを踏まえた当時の医療水準が基準になる(最判平成7.6.9)。研修で広まった知識を知らなかったことは、言い訳ではなく過失の根拠に転じうる
  • 視点を変えると見え方が逆になる。あなたにとって研修は「自分の努力」だが、法律は研修の機会を用意する責任を雇う側にも負わせている(看護師等の人材確保の促進に関する法律5条)。研修がないまま新人を一人で立たせる職場で起きた事故は、本人だけの問題ではなく、組織の責任としても問われうる
  • 再教育研修と普通の研修を同じものだと思っている人が多いが、本条はかっこ書きで両者をはっきり分けている。再教育研修は行政処分を受けた人などに厚生労働大臣(准看護師は都道府県知事)が命じる研修で(15条の2)、本人の任意ではない
比較の観点この条文ほかの条文
研修の性質28条の2:免許取得後の臨床研修その他の研修(任意・努力義務)15条の2:行政処分を受けた者等への再教育研修(命令による)
37条の2:手順書により特定行為を行う看護師の特定行為研修
対象者保健師・助産師・看護師・准看護師の全員行政処分を受けた者など、命令の対象となった者
手順書により特定行為を行おうとする看護師
受講の強制力努力義務。受けなくても直接の罰則・処分なし厚生労働大臣(准看護師は都道府県知事)の命令に基づく義務
特定行為を手順書で行うための前提条件
実務上の影響医療事故の過失判断で医療水準の知識不足として不利に働きうる処分後の業務再開に向けた手続の一部
未修了のまま手順書で特定行為を行うことはできない

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
護理人員法第8條

台湾では護理人員が6年ごとに一定時数の継続教育を受けなければ執業執照を更新できない。日本の努力義務より強い、更新制と結びついた仕組み

韓国
의료법 제30조

韓国では看護師を含む医療人に保修教育(보수교육)の受講が義務付けられており、日本の努力義務より拘束力が強い

フランス
Code de la santé publique art. L4021-1

フランスは看護師を含む医療専門職に継続的職能開発(DPC)を義務付けている

アメリカ
各州 Nurse Practice Act

米国では多くの州が免許更新の条件として継続教育の単位取得を求める。要件は州ごとに異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 病棟の勉強会は毎回シフト後の18時から。出席は「任意」とされているが、欠席すると師長に名前をチェックされる。参加が事実上強制なら、その時間は労働時間にあたりうる。残業代が出ていないなら、請求の材料になる
  • 5年前の手順のまま輸液ポンプを扱っていたら、インシデントが起きた。院内では新しいプロトコルの研修がすでに行われていたが、あなたは出ていなかった。もし患者側から責任を問われたら、「研修に出ていなかったので知らなかった」は防御になるのか?
  • 転職先のクリニックは新人研修の仕組みがまったくない。初日から一人で採血と点滴を任された。看護師等の人材確保の促進に関する法律は、病院等の開設者に新人研修の実施を努力義務として課している。研修を求める根拠は、あなたの側にある
  • 特定行為研修の受講申込みの締切まであと10日。病院は受講費を補助すると言うが、修了後に3年以内に辞めたら全額返還という誓約書を出してきた。サインする前に、この条件が労働基準法16条(賠償予定の禁止)に触れないか確かめておく価値がある

取るべき行動

被害を受けた側:1. 研修の案内、出欠管理、参加が強制されていると分かる指示(メール、LINE、掲示)をスクショで保存する2. 実際の研修時間を手帳やアプリに記録しておく3. 強制参加なのに賃金が出ていなければ、労働時間として未払い賃金を請求する(労働基準法37条)。労働基準監督署への相談も選択肢になる4. 新人研修がないまま危険な業務を任されているなら、看護師等の人材確保の促進に関する法律5条を根拠に、文書で研修体制を求める

訴えられた側:1. 医療事故で過失を問われたら、まず事故当時の院内マニュアルと、自分が受けた研修の記録を確保する2. その知識が当時の医療水準として一般に広まっていたか、自施設で研修の機会があったかを弁護士と整理する3. 組織の研修体制に不備があったなら、使用者責任(民法715条)や組織の過失として責任を分けて主張する4. 行政処分の可能性があるなら、再教育研修(15条の2)の流れも視野に入れて早めに専門家へ相談する

時効(請求できる期限):本条そのものに時効はない。特定の時効はないが、一般消滅時効(民法166条、債権5年または10年)が適用される。研修時間の未払い賃金は、支払日から当分の間3年(労働基準法115条、附則143条。最新の改正状況をご確認ください)

学説

一般的理解:本条は看護職本人の努力義務であり、直接の法的強制力はない。ただし看護師等の人材確保の促進に関する法律の開設者の研修実施努力義務と組み合わさって、本人の自己研鑽と組織の機会提供の両輪で医療の質を支える構造と理解される

改正沿革 AI による整理

  • 平成21年(2009年)改正、平成22年(2010年)4月1日施行 保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律により新設。免許取得後の臨床研修等による資質向上を努力義務として明文化し、新人看護職員研修の法的根拠となった

改正の年表

  1. 1.平成21年(2009年) 新設:保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律により新設。平成22年(2010年)4月1日施行。免許取得後の臨床研修等による資質向上を努力義務として明文化した

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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