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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年4月5日読了 7 分7 分7 分

建設業法 第29条の3(許可の取消し等の場合における建設工事の措置)

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  1. 第三条第三項の規定により建設業の許可がその効力を失つた場合にあつては当該許可に係る建設業者であつた者又はその一般承継人は、第二十八条第三項若しくは第五項の規定により営業の停止を命ぜられた場合又は前二条の規定により建設業の許可を取り消された場合にあつては当該処分を受けた者又はその一般承継人は、許可がその効力を失う前又は当該処分を受ける前に締結された請負契約に係る建設工事に限り施工することができる。この場合において、これらの者は、許可がその効力を失つた後又は当該処分を受けた後、二週間以内に、その旨を当該建設工事の注文者に通知しなければならない。
  2. 2.特定建設業者であつた者又はその一般承継人若しくは特定建設業者の一般承継人が前項の規定により建設工事を施工する場合においては、第十六条の規定は、適用しない。
  3. 3.国土交通大臣又は都道府県知事は、第一項の規定にかかわらず、公益上必要があると認めるときは、当該建設工事の施工の差止めを命ずることができる。
  4. 4.第一項の規定により建設工事を施工する者で建設業者であつたもの又はその一般承継人は、当該建設工事を完成する目的の範囲内においては、建設業者とみなす。
  5. 5.建設工事の注文者は、第一項の規定により通知を受けた日又は同項に規定する許可がその効力を失つたこと、若しくは処分があつたことを知つた日から三十日以内に限り、その建設工事の請負契約を解除することができる。

この条文の基本情報

許可の取消し等の場合における建設工事の措置とは何ですか?

定義許可の取消し等の場合における建設工事の措置とは、建設業法第29条の3に定められた規定で、「第三条第三項の規定により建設業の許可がその効力を失つた場合にあつては当該許可に係る建設業者であつた者又はその一般承継人は、第二十八条第三項若しくは第五項の規定に…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 建設業法第29条の3(許可の取消し等の場合における建設工事の措置)は、日本の建設業法に含まれる条文です。
  2. 建設業法第29条の3の条文原文は「第三条第三項の規定により建設業の許可がその効力を失つた場合にあつては当該許可に係る建設業者であつた者又はその一般承継人は、第二十八条第三項若しくは第五項の規定に…」で始まります。
  3. 建設業法第29条の3は第五章 監督に置かれています。
  4. 建設業法の公布日は昭和24年5月24日です。
  5. 建設業法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 建設業法第29条の3の前の条は建設業法第29条の2です。
  7. 建設業法第29条の3の次の条は建設業法第29条の4です。
  8. 建設業法第29条の3には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式建設業法(昭和二十四年法律第百号)第29条の3
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/324AC0000000100
  • 本サイト収録建設業法(昭和二十四年法律第百号)第29条の3(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/324AC0000000100/29_3

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点建設業法29条の3は、許可の失効や営業停止・許可取消しの前に締結した請負契約に限り工事の施工継続を認め、業者に二週間以内の通知、注文者に30日以内の解除権を定める。

Q · 工事中に施工会社が営業停止になったら、工事は止まるの?

処分前の契約なら工事は続く。注文者は30日以内に限り解除可

建設業法29条の3第1項により、許可の失効前や処分前に結んだ請負契約に係る工事は、完成まで施工を続けられます。業者は失効または処分の後二週間以内に、注文者へ通知しなければなりません。注文者は、通知を受けた日、または失効・処分を知った日から30日以内に限り契約を解除できます(同条5項)。公益上必要があれば、国土交通大臣または都道府県知事が施工の差止めを命じることもできます(同条3項)。

解説

建設会社の許可が切れた。営業停止を命じられた。許可を取り消された。その瞬間、施工中の現場がどうなるかについて、多くの人の直感は外れる。工事は止まらない。建設業法29条の3は、許可が失効する前、または処分を受ける前に結んだ請負契約に限り、その工事を最後まで施工してよいと定めている。ただし条件が二つある。一つ目に、業者は失効または処分の後二週間以内に、注文者へその旨を通知しなければならない。二つ目に、注文者であるあなたは、通知を受けた日、または失効や処分を知った日から30日以内に限り、契約を解除できる。工事を続けさせるか、ここで切るか。その選択権は30日という短い期間だけあなたの手にある。期限を過ぎれば、処分を受けた業者との契約は原則としてそのまま続く。営業停止や許可取消しは行政庁が公告し(同法29条の5)、国土交通省のネガティブ情報等検索サイトでも確認できる。知らないまま31日目を迎えるか、知ったうえで自分で選ぶか。この条文が分けるのはその一点である。

法的な位置づけ

建設業法29条の3は、許可の失効または営業停止・許可取消しの処分を受けた建設業者が、失効前・処分前に締結した請負契約に係る建設工事に限って施工を継続できる旨を定める規定である。業者には二週間以内の注文者への通知義務を課し、完成目的の範囲内で建設業者とみなすとともに、注文者には30日以内の解除権を与える。

よくある質問 AI による整理

Q1建設業法29条の3とは何ですか?

許可の失効や営業停止・許可取消しの後も、それ以前に結んだ請負契約の工事に限り施工を続けられると定めた規定です。通知義務と注文者の解除権もあわせて定めています。

Q2営業停止中の建設会社は工事できる?

処分前に締結した請負契約の工事であれば施工できます。処分後に新しく請負契約を結ぶことはできず、結べば営業停止処分違反になります。

Q3建設業許可が取り消されたら現場はどうなる?

取消し前に契約済みの工事は完成まで施工できます。ただし公益上必要と判断されれば、国土交通大臣や都道府県知事が施工の差止めを命じることがあります。

Q4許可取消し後の通知はいつまで?

失効または処分を受けた後、二週間以内に注文者へ通知しなければなりません(建設業法29条の3第1項)。書面で送り、送付日の記録を残すのが安全です。

Q5施主は工事契約を解除できる?

できます。通知を受けた日、または失効や処分を知った日から30日以内に限り、請負契約を解除できます(同条5項)。期限を過ぎると、この条文による解除はできません。

Q6処分を受けた元請の下請契約は違法?

特定建設業者だった者が本条により施工を続ける場合、16条の下請契約の制限は適用されません(同条2項)。当該現場に限って、従来どおり下請に発注できます。

Q7許可を失った業者に主任技術者の配置は必要?

必要です。完成目的の範囲内では建設業者とみなされるため(同条4項)、技術者の配置や一括下請負の禁止などの義務はそのまま残ります。

Q8建設会社の営業停止はどこで調べられる?

監督処分は公告されます(建設業法29条の5)。国土交通省のネガティブ情報等検索サイトで、業者名から過去の処分歴を確認できます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1施工会社が営業停止になったって聞いた。払った前払金はどうなるの?

解除しない限り契約は続き、工事は完成まで進めてよい(本条1項)。30日以内に解除した場合は、既施工部分の出来高に応じた報酬(民法634条)と支払済み額を差し引き、前払金が多すぎた分の返還を求めることになる。実務のポイント:民間の住宅工事では、住宅完成保証制度に加入しているかどうかで回収の見込みが大きく変わる。契約前に加入の有無を確かめておく人はほとんどいない

Q2許可の更新をうっかり忘れた!現場を全部止めないとダメ?

止める必要はない。失効前に締結済みの契約の工事は完成まで施工でき(本条1項)、二週間以内に注文者へ通知すればよい。ただし新規の受注は、許可を取り直すまで軽微な工事に限られる。実務のポイント:有効期間内に更新申請さえ出しておけば、審査が満了日をまたいでも従前の許可が有効である(3条4項)。多くの行政庁は満了の30日前までに申請するよう求めており、新規に取り直すと審査に数か月かかることもある

Q3業者から通知が来ない。それでも契約を解除できる?

できる。起算点は通知を受けた日のほか、失効や処分を知った日も含まれる(本条5項)。通知を怠ったのは業者側の義務違反であり、注文者の解除権は失われない。実務のポイント:営業停止や許可取消しは公告されるため(29条の5)、「知った日」は思っているより早く来ることがある。知った日付をスクショで残し、解除は内容証明郵便で通知すれば、起算点をめぐる争いを封じられる

間違えやすい点 AI による整理

  • 「許可を取り消された会社の工事は即中止」と思われがちだが、実際は逆である。処分前の契約に基づく工事は完成まで施工できるのが原則で、止める方法は、行政による差止め命令(本条3項)と注文者による解除(本条5項)の二つに限られる。何もしなければ、工事はそのまま続く
  • 注文者に解除権があることを知っている人はいる。見落とされがちなのは期限の短さと起算点である。条文は「通知を受けた日」だけでなく「処分等を知った日」も起算点として挙げており、業者からの通知が遅れても、公告やニュースで知った日から期間が進み始めると解される余地がある。通知を待っているあいだに期限を失いかねない
  • 業者の側からは「許可がない以上、細かい義務からも解放される」と見えるかもしれない。しかし法律はそう見ていない。本条4項により、完成目的の範囲内では「建設業者とみなす」とされるため、主任技術者の配置や一括下請負の禁止などの義務は残る。許可を失った後に手を抜けば、処分歴に新たな違反が上乗せされる
  • 「付き合いの長い施主なら、新しい現場も始めてかまわない」という発想は、そもそも成り立たない。本条が救済するのは、失効や処分の前に締結済みだった契約だけである。処分後に結ぶ契約は無許可営業か営業停止処分違反になり、法人にも罰金が科されうる(建設業法47条、53条。最新の改正状況をご確認ください)
比較の観点この条文ほかの条文
規律の対象建設業法29条の3:失効・処分前の契約に係る工事の施工継続と注文者の解除権建設業法28条:指示処分と営業停止処分そのものの要件
民法641条:完成前であれば注文者がいつでもできる任意解除
解除できる期間通知を受けた日または処分等を知った日から30日以内に限る解除権の定めなし(行政処分の根拠規定)
仕事が完成するまではいつでも可能
注文者の負担条文上、損害賠償の定めはない(出来高精算は民法634条の考え方による)該当なし
請負人に生じた損害の賠償が必要

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
営造業法(營造業法)

台湾も営造業者の登記・許可制を採り、停業や登記廃止の処分を定める。処分前に請け負った工事の扱いについては、日本ほど明確な継続施工規定は確認できない

韓国
건설산업기본법 제14조

韓国にも、営業停止などの処分を受けた建設業者が処分前に着手・契約した工事を続けられ、発注者に通知する仕組みがあり、日本と構造が近い

アメリカ
California Business and Professions Code § 7000 ff.

米国は州ごとの建設業者ライセンス制。無免許業者の報酬請求を厳しく制限する州が多く、処分後の継続施工を一般的に認める日本型の規定とは発想が異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 自宅の新築で上棟が終わった直後、施工会社に営業停止の処分が出たら、工事はどうなる? 契約が処分前に結ばれていれば、施工は続けられる。業者には二週間以内の通知義務があり、あなたには30日以内の解除権が生まれる。続けさせるかどうかを決めるのは、役所ではなくあなただ
  • あなたは従業員20名の工務店の経営者。許可の更新手続を担当していた事務員が退職し、5年の有効期間が切れていたことに今朝気付いた。施工中の8現場は完成まで続けてよいが、失効日から二週間以内に全施主へ通知しなければならない。失効日から数えると、残りはあと9日しかない
  • 営業停止期間中、付き合いの長い施主から、本体工事とは別契約の外構工事を頼まれた。処分後に結ぶ新しい契約は本条の対象外である。引き受けた時点で営業停止処分違反になる
  • あなたは二次下請の電気工事業者。元請が特定建設業の許可を取り消されたが、現場は動き続けている。本条2項により、元請はその現場に限って16条の下請契約の制限を受けずに施工を続けられる。一方で、元請の資金繰りが悪化していないか、出来高の請求と支払サイトを今のうちに確認しておく価値はある
  • 近所のマンション建設で、手抜き工事を理由に許可を取り消された業者が施工を続けていると知った。周辺住民であるあなたに工事を止める権利はない。ただ、国土交通大臣または都道府県知事は、公益上必要と認めれば施工の差止めを命じられる(本条3項)。許可行政庁に具体的な危険を情報提供することはできる

取るべき行動

被害を受けた側:1. 通知書、または処分を知った日の記録(公告画面のスクショなど)を保存し、30日の期限をカレンダーに入れる2. 出来高を写真と工程表で確定させ、支払済み額と照らし合わせる3. 後継業者の見積もりを取り、続行した場合と解除した場合の総コストを比べる4. 解除するなら期限内に内容証明郵便で通知し、既施工部分は民法634条の考え方に沿って精算を交渉する5. 危険な施工が続いている場合は、許可行政庁に差止め(本条3項)の検討を求める

訴えられた側:1. 失効日または処分日から二週間以内に、全注文者へ書面で通知する(期日の証拠を残す) 2. 処分前に締結済みの契約と、それ以外の引き合いを台帳で峻別し、新規受注を止める3. みなし建設業者として、主任技術者の配置や施工体制台帳などの義務を引き続き守る4. 解除を申し出た注文者とは、出来高の精算条件を早めに提示する5. 失効が原因なら、新規の許可申請を直ちに準備する

時効(請求できる期限):業者から注文者への通知:許可の失効または処分を受けた後、二週間以内(本条1項)。注文者の解除:通知を受けた日、または失効や処分を知った日から30日以内(本条5項)。両日がずれる場合の起算は条文上はっきりしないため、早い方から数えるのが安全である。許可の更新:有効期間5年の満了前に更新を申請しておけば、満了後も処分があるまで従前の許可が有効(建設業法3条4項)

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建設業法の全文を見る所属する編章節を開く:第五章 監督

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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