地方公務員法 第38条の6(地方公共団体の講ずる措置)
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- 地方公共団体は、国家公務員法中退職管理に関する規定の趣旨及び当該地方公共団体の職員の離職後の就職の状況を勘案し、退職管理の適正を確保するために必要と認められる措置を講ずるものとする。
- 2.地方公共団体は、第三十八条の二の規定の円滑な実施を図り、又は前項の規定による措置を講ずるため必要と認めるときは、条例で定めるところにより、職員であつた者で条例で定めるものが、条例で定める法人の役員その他の地位であつて条例で定めるものに就こうとする場合又は就いた場合には、離職後条例で定める期間、条例で定める事項を条例で定める者に届け出させることができる。
この条文の基本情報
地方公共団体の講ずる措置とは何ですか?
定義地方公共団体の講ずる措置とは、地方公務員法第38条の6に定められた規定で、「地方公共団体は、国家公務員法中退職管理に関する規定の趣旨及び当該地方公共団体の職員の離職後の就職の状況を勘案し、退職管理の適正を確保するために必要と認められる措…」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 地方公務員法第38条の6(地方公共団体の講ずる措置)は、日本の地方公務員法に含まれる条文です。
- 地方公務員法第38条の6の条文原文は「地方公共団体は、国家公務員法中退職管理に関する規定の趣旨及び当該地方公共団体の職員の離職後の就職の状況を勘案し、退職管理の適正を確保するために必要と認められる措…」で始まります。
- 地方公務員法第38条の6は第六節の二 退職管理に置かれています。
- 地方公務員法の公布日は昭和25年12月13日です。
- 地方公務員法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 地方公務員法第38条の6の前の条は地方公務員法第38条の5です。
- 地方公務員法第38条の6の次の条は地方公務員法第38条の7です。
- 地方公務員法第38条の6には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
地方公務員法(昭和二十五年法律第二百六十一号)第38条の6 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000261 - 本サイト収録
地方公務員法(昭和二十五年法律第二百六十一号)第38条の6(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000261/38_6
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点地方公務員法38条の6は、自治体に退職管理の適正確保措置を義務づけ、条例で元職員の再就職を届出させることができると定める。届出の対象・期間は条例で決まる。
Q · 市役所や県庁を辞めて民間企業の役員になるとき、届出は必要なの?
自治体の条例に届出制度があれば、対象者は届出が必要です
地方公務員法38条の6第2項により、地方公共団体は条例で、元職員が条例で定める法人の役員等に就こうとする場合または就いた場合に、離職後一定期間、所定の事項を届け出させることができます。対象となる元職員の範囲、法人、地位、期間、届出先はすべて条例で決まるため、全国一律ではありません。まず在職していた自治体の例規集で退職管理条例を確認することが出発点です。
解説
役所を辞めた元職員が次にどこへ移ったかは、国の法律だけでは決まらない。自治体ごとに違う。地方公務員法38条の6は、自治体に二つのことを求めている。一つ目は義務である。国家公務員法の退職管理(天下り規制)の考え方と、自分の自治体の元職員が実際にどこへ再就職しているかを踏まえて、必要な対策をとらなければならない。二つ目は選択肢である。条例(自治体の議会が定めるルール)をつくれば、元職員が特定の法人の役員などに就こうとするとき、または就いたときに、決まった期間、届出を義務づけられる。どの法人のどの地位が対象か、何年間か、何を誰に届け出るかは、すべて条例で決まる。だから、市役所 OB を役員に迎える企業も、辞めて転職を考える職員も、見るべきなのはこの条文そのものではなく、自分の自治体の例規集にある「退職管理条例」である。そこを確かめずに動くと、届出漏れで過料を受けることがあるし、自治体のサイトに公表されるリストに名前が載ることもある。
法的な位置づけ
地方公務員法38条の6は、地方公共団体の退職管理に関する規定であり、第1項で国家公務員法の退職管理規定の趣旨と職員の離職後の就職状況を勘案した適正確保措置を講ずる責務を定め、第2項で条例により元職員の特定法人の役員等への就任について離職後一定期間の届出を義務づけることができる旨を定める。
よくある質問 AI による整理
Q1退職管理条例とは何ですか?
地方公務員法38条の6第2項に基づき、自治体が元職員の再就職の届出などを定める条例です。対象の役職、法人、届出期間は自治体ごとに異なります。
Q2地方公務員の再就職の届出はいつまでに出す?
期限は法律ではなく各自治体の退職管理条例で決まります。就任前または就任後の一定期間内とする例が多いので、在職していた自治体の例規集で確認が必要です。
Q3地方公務員の天下りは違法?
再就職そのものは違法ではありません。ただし元職員が古巣へ職務上の働きかけをすることは地方公務員法38条の2で禁止されており、条例で届出も求められます。
Q4退職管理条例の届出を忘れたらどうなる?
条例で過料が定められていれば、届出をしなかった者や虚偽の届出をした者が過料の対象になり得ます(地方公務員法64条)。届出内容が公表される自治体もあります。
Q5一般職員も再就職の届出が必要?
届出対象となる元職員の範囲は条例で決まります。管理職経験者などに限定する自治体が多いものの、範囲は自治体ごとに異なるため条例の確認が必要です。
Q6再就職の届出はどこに出す?
届出先も条例で定められます。任命権者(市長・知事など)や人事委員会とする例があり、自治体の人事担当課が窓口になることが一般的です。
Q7再就職の届出内容は公表される?
地方公務員法38条の6自体は公表を義務づけていませんが、多くの自治体が条例や要綱に基づき、再就職先の法人名や地位をウェブサイトで公表しています。
Q8国家公務員と地方公務員の再就職規制は同じ?
同じではありません。国家公務員は国家公務員法で届出制度が法定されていますが、地方公務員の届出制度は各自治体の条例に委ねられ、内容に差があります。
この条文についての質問 AI による整理
Q1市役所を辞めて民間に行くんですけど、何か届け出ないといけないんですか?
国の法律で一律に決まっているわけではありません。地方公務員法38条の6第2項に基づいて、あなたの自治体が条例で届出制度を設けているかどうかで決まります。対象の役職、法人、期間はすべて条例に書いてあります。実務のポイント:届出の対象を管理職経験者に限っている自治体が多いので、まず退職時の職位が対象に入るかどうかを例規集で確かめるのが最短の近道です
Q2OB を役員に迎える会社のほうにも、何か義務はあるんですか?
本条に基づく条例上の届出義務を負うのは、基本的に元職員本人です。ただ、届け出た内容が公表されれば、会社名も外から見えるようになります。さらに元職員が古巣へ働きかけることは地方公務員法38条の2で禁じられています。実務のポイント:受け入れる企業の側で、就任前に条例の内容を確かめ、届出が済んだかどうかを確認するところまで社内の手順にしておくと、入札や監査のときに説明がしやすくなります
間違えやすい点 AI による整理
- 「天下り規制は国家公務員の話で、市役所の職員は関係ない」と思われがちだが、地方公務員法38条の2は元職員が古巣へ働きかけることを直接禁じている。本条はそのうえで、自治体が独自に届出制度を足せるようにしたものである。地方にも規制はあり、しかも二段構えになっている
- 届出制度があることを知っている人でも、中身が全国同じだと思っていることが多い。実際は、対象になる役職の範囲、届出期間、対象法人の決め方がすべて条例で決まるので、自治体ごとに違う。同じ肩書きで、同じ業種に再就職しても、住んでいた自治体によって義務の有無が分かれる
- 「届出は事務手続きにすぎない」と軽く見るのは危ない。届出を怠ったり虚偽の届出をしたりした者には、条例で過料を定めることが法律上認められている。そのうえ届出内容は公表されることが多く、元の勤め先と取引先との関係が外から見えるようになる(最新の改正状況と各条例をご確認ください)
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律する時期 | 地公法38条の6:離職後の再就職(条例で定める期間) | 地公法38条の2:離職後の再就職者による働きかけ 地公法38条:在職中の営利企業への従事 |
| 義務を負う者 | 自治体(措置義務)+条例で定める元職員(届出) | 再就職した元職員(働きかけ禁止) 現職の職員(任命権者の許可が必要) |
| 規制の手法 | 届出による透明化(内容は条例に委任) | 行為そのものの禁止(法律で直接規定) 許可制 |
| 自治体ごとの差 | 大きい(対象・期間・届出先すべて条例次第) | 小さい(法律で全国一律) 許可基準は人事委員会規則等で定める |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾は離職後3年間、離職前5年以内の職務と直接関係する営利事業の役員等への就任を法律で直接禁止する。日本の地方が条例による届出中心なのに対し、禁止型である
韓国は一定級以上の退職公職者に対し、業務関連機関への就職を公職者倫理委員会の審査制とする。届出より強い事前審査型
ドイツの州公務員は退職後の職務関連活動について届出義務を負い、利益衝突のおそれがあれば禁止され得る。届出制を基礎とする点で日本に近い
米国連邦は退職後の旧所属機関への働きかけを刑事罰付きで制限。州・地方政府は各州の倫理法で個別に規律する
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 県の土木部で課長を務めた人が、退職の翌月に地元の建設会社の顧問に就く。国の法律では届出不要に見えても、県の条例で対象法人と地位が定められていれば届出義務がある。届出期限はたいてい就任から数十日しかない
- 建設会社の総務担当として、元部長を役員に迎える準備をしていたら、どうなるか? 届け出るのは本人だが、会社名は自治体の公表資料に載る。入札の担当部署もその記録を見ることになる
改正沿革 AI による整理
- 平成26年(2014年)改正(平成28年(2016年)4月1日施行) 地方公務員の退職管理を強化するため、38条の2以下の退職管理規定とあわせて新設された。自治体に退職管理の措置を講じることを義務づけ、条例による再就職の届出制度を設けられるようにした
改正の年表
- 1.平成26年(2014年) 新設:地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律により、38条の2以下の退職管理規定とあわせて新設。平成28年(2016年)4月1日施行
- 地方公務員法 第38条の2再就職者による古巣への働きかけ禁止
- 地方公務員法 第38条在職中の営利企業従事等の制限
- 地方公務員法 第38条の3規制違反の疑いに係る任命権者の報告(現行効力を要確認)
- 国家公務員法 第106条の24国の再就職届出制度、勘案すべき趣旨
- 国家公務員法 第106条の2国の再就職あっせん規制、勘案すべき趣旨
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