航空法 第132条の52(技能証明の限定の変更)
クイックジャンプ
- 国土交通大臣は、限定に係る技能証明については、当該技能証明に係る無人航空機を飛行させる者の申請により、当該限定を変更することができる。
- 2.第百三十二条の四十七から第百三十二条の五十までの規定は、前項の規定により限定の変更を行う場合について準用する。
この条文の基本情報
技能証明の限定の変更とは何ですか?
定義技能証明の限定の変更とは、航空法第132条の52に定められた規定で、「国土交通大臣は、限定に係る技能証明については、当該技能証明に係る無人航空機を飛行させる者の申請により、当該限定を変更することができる。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 航空法第132条の52(技能証明の限定の変更)は、日本の航空法に含まれる条文です。
- 航空法第132条の52の条文原文は「国土交通大臣は、限定に係る技能証明については、当該技能証明に係る無人航空機を飛行させる者の申請により、当該限定を変更することができる。」で始まります。
- 航空法第132条の52は第一款に置かれています。
- 航空法の公布日は昭和27年7月15日です。
- 航空法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
- 航空法第132条の52の前の条は航空法第132条の51です。
- 航空法第132条の52の次の条は航空法第132条の53です。
- 航空法第132条の52には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第132条の52 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/327AC0000000231 - 本サイト収録
航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第132条の52(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/327AC0000000231/132_52
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点航空法132条の52は、ドローン技能証明の限定(夜間・目視外・25kg以上など)を本人の申請で変更できると定める。変更時は新規取得と同じ試験等の規定が準用される。
Q · ドローン国家資格の「昼間限定」や「目視内限定」は、資格を取り直さないと外せないの?
取り直し不要。申請と追加の試験で限定を外せる
航空法132条の52により、無人航空機操縦者技能証明に付された限定(機体の種類、昼間飛行、目視内飛行、最大離陸重量25kg未満など)は、本人の申請によって国土交通大臣が変更できます。変更時には新規取得時の試験等の規定(132条の47〜50)が準用されるため、追加する範囲について試験を受ける必要があります。自動で格上げされることはなく、申請しなければ限定は残ったままです。
解説
国家資格「無人航空機操縦者技能証明」には、ほぼ必ず「限定」が付く。機体の種類(マルチローター、ヘリコプター、飛行機)、昼間のみ、目視内のみ、最大離陸重量25kg 未満のみ、といった枠である。本条はこの枠を、免許を取り直さずに外していくための正規ルートだ。ポイントは二つある。第一に、限定変更は本人の申請によってのみ行われる。国が自動で格上げしてくれることはない。第二に、2項により新規取得と同じ試験・講習の規定(132条の47から50)が準用される。つまり「追加分だけ、もう一度試験を受ける」構造になっている。限定の外で飛ばせば、それは技能証明を持たない者の飛行と同じに扱われる。手元のカードの裏面にある限定欄を一度も読んだことがないなら、今すぐ確認したほうがいい。
法的な位置づけ
航空法第132条の52は、無人航空機操縦者技能証明の限定変更を定める規定である。国土交通大臣は、限定付きの技能証明について、その技能証明に係る操縦者の申請により限定を変更することができ、その際には技能証明の試験等に関する同法第132条の47から第132条の50までの規定が準用される。
手順・フロー
AI による整理。効力は条文原文が基準です
手順
- 1.技能証明書の限定欄を確認する 手元の技能証明書に記載された限定(機体の種類、昼間飛行、目視内飛行、最大離陸重量25kg未満)を確認し、受注したい業務に必要な限定を書き出す
- 2.登録講習機関で限定変更講習を受講する 外したい限定に対応する限定変更講習を登録講習機関で受講し、修了審査を受ける。講習の修了により試験の一部が免除されうるため、受講ルートを事前に確認する
- 3.必要な試験を受ける 132条の47から50の準用により、変更する限定に応じた試験を指定試験機関で受ける。講習修了による免除の範囲は最新の制度運用で確認する
- 4.国土交通大臣に限定変更を申請する 試験合格後、ドローン情報基盤システム(DIPS)等を通じて限定変更を申請する。変更後の証明書が交付されるまでは旧限定の範囲内でのみ飛行する
よくある質問 AI による整理
Q1ドローン国家資格の限定変更とは?
技能証明に付いた機体の種類・昼間・目視内・25kg未満などの枠を、申請により外したり変えたりする手続です。根拠は航空法132条の52です。
Q2ドローン資格 昼間限定 解除の方法は?
登録講習機関で夜間飛行の限定変更講習を受け、必要な試験を経たうえで、国土交通大臣あてに限定変更を申請します。申請しなければ限定は残ります。
Q3二等資格で夜間飛行できる?
昼間限定が付いている限りできません。限定変更で昼間限定を解除するか、特定飛行として個別の許可・承認を受ける必要があります。
Q4ドローン25kg以上 資格は必要?
最大離陸重量25kg以上の機体を技能証明の範囲で飛ばすには、25kg未満限定を外す必要があります。限定変更の講習・試験が別途求められます。
Q5限定変更の申請はどこでする?
国土交通大臣あてに行い、実務上はドローン情報基盤システム(DIPS)経由の手続が基本です。最新の運用は国土交通省の案内で確認してください。
Q6限定外でドローンを飛ばしたら違法?
限定外の飛行は技能証明の効力の外となります。特定飛行に当たる場合、個別の許可・承認がなければ航空法違反となるおそれがあります。
Q7目視外の限定解除にかかる期間は?
講習の受講枠と実地試験の予約状況次第で、数週間から数か月かかることがあります。繁忙期前の早めの申込みが無難です。
Q8マルチローター限定から機体の種類を追加できる?
できます。機体の種類(マルチローター・ヘリコプター・飛行機)の限定も本条の限定変更の対象で、追加する種類ごとに講習・試験が必要です。
この条文についての質問 AI による整理
Q1二等の目視内限定を外すのと、一等を取るのって何が違うんですか?
前者は本条(航空法132条の52)の限定変更で、二等の範囲内で枠を広げる手続である。後者は等級そのものを上げるもので、新規の技能証明として扱われる。立入管理措置を講じない第三者上空の飛行(レベル4)は一等でなければできない。実務のポイント:レベル4案件の予定がないのに一等を取る人は少なくない。まず二等の限定解除で足りるかを確認すると、費用と時間が半分以下で済むことが多い
Q2限定変更の試験に落ちたら、今持っている資格まで危なくなりますか?
ならない。限定変更は今の技能証明に枠を追加する申請であり、2項で準用される試験に合格できなかった場合も、既存の技能証明と限定はそのまま残る。実務のポイント:実地試験で落ちるのは操縦の腕よりも、点検手順や異常時対応を口頭で説明する部分であることが多い。講習機関の模擬審査で手順を声に出して言う練習をしておくと、合格率がはっきり変わる
間違えやすい点 AI による整理
- 「国家資格を取ったのだから、どんな飛び方もできる」と思われがちだが、技能証明は限定付きで交付されるのが普通である。限定を外れた飛行は資格の効力の外にあり、特定飛行であれば個別の許可・承認がない限り違反となる
- 限定変更と上位資格の取得は、似ているようで手続が違う。二等の目視内限定を解除するのは本条の限定変更だが、二等から一等に上がるのは等級そのものの変更であり、新たな技能証明として扱われる。どちらを申請すべきかを間違えると、講習の申込先も費用もずれる
- 限定は資格者本人だけの問題に見えるが、発注する側から見ると、外注先の限定を確認せずに夜間や目視外の業務を任せた場合、事故が起きたときに「資格者に頼んだ」という説明が通らなくなる。限定欄は、発注者が自分を守るための確認項目でもある
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾も操作証を機体重量や操作類型で区分し、範囲拡大には追加の学科・術科試験を求める構造で、日本の限定制度と発想が近い
EU はリスクに応じたカテゴリー(Open / Specific)ごとに能力証明を分け、上位カテゴリーには追加の試験を課す
米国は単一の Remote Pilot Certificate を基本とし、夜間などの運航条件は規則要件や免除(waiver)で調整する点で、日本の限定方式と異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 二等資格で昼間限定のまま、夕方の現場で「あと15分だけ」と点検飛行を続けた。日没を過ぎた瞬間から、その飛行は資格の枠外となる。夜間飛行は特定飛行に当たるため、別途許可・承認がなければ違反になる
- 農薬散布の請負を始めたいが、散布機は25kg を超える。手元の資格は25kg 未満限定。もし限定変更をせずに受注したら、元請に提出する資格証明の時点で話が止まる? そのとおりで、実務では受注前の確認で弾かれることが多い
- 来月の自治体入札で「目視外飛行が可能な有資格者の配置」が条件になった。締切まで約30日。登録講習機関の目視外の講習枠と実地試験の予約が今週中に取れなければ、今回の入札は見送ることになる
取るべき行動
被害を受けた側:1. 技能証明書の限定欄を確認し、受けたい業務に必要な限定(夜間・目視外・25kg 以上・機体の種類)を書き出す2. 登録講習機関で該当する限定変更講習を受講し、修了審査を経る3. 指定試験機関で必要な試験を受けたうえで、国土交通大臣あての限定変更申請を出す(手続はドローン情報基盤システム経由が基本、最新の運用をご確認ください) 4. 変更後の証明書が届くまでは、旧限定の範囲内でのみ飛行する
訴えられた側:1. 限定の外での飛行を指摘されたら、その飛行が特定飛行に当たるか、個別の許可・承認を持っていたかをまず整理する2. 許可・承認があれば違反にならない可能性があるため、許可書と飛行日誌を保全する3. 許可がなければ事実関係を記録し、早めに専門家(ドローン法務に詳しい弁護士または行政書士)に相談する4. 技能証明の取消や効力停止の可能性も視野に入れ、再発防止策を書面化しておく
時効(請求できる期限):限定変更そのものに申請期限はない。ただし技能証明には有効期間(3年)があり、更新を怠ると限定変更どころか証明自体を失う。期間満了前に更新講習を受けておくこと(最新の改正状況をご確認ください)
改正沿革 AI による整理
- 令和3年(2021年)改正、令和4年(2022年)12月施行 無人航空機の操縦者技能証明制度の創設に伴い新設。限定付き技能証明について、申請による限定変更と試験規定の準用を定めた
改正の年表
- 1.令和3年(2021年) 新設:無人航空機の操縦者技能証明制度の創設に伴い新設され、令和4年(2022年)12月に施行。限定付き技能証明について申請による限定変更と試験規定の準用を定めた
ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。
ログインして共同ノートを始める