要点特許法 149 条は、無効審判への参加を申請する者が参加申請書を審判長に提出すべきこと、参加の可否は担当審判官が理由付き文書の決定で判断することを定める。
Q · 特許の無効審判に、当事者じゃない自分も参加できるの?どうやって申請するの?
参加申請書を審判長に提出し、審判官の決定で可否が決まる
特許法 149 条により、参加を申請する者は参加申請書を審判長に提出します。審判長は副本を当事者及び既存の参加人に送達し、相当の期間を指定して意見を述べる機会を与えます。参加の可否は、その審判を担当する審判官が理由を付した文書による決定で判断します。この 3 項の決定及びその不作為に対しては不服を申し立てることができず(5 項)、参加の可否は申請書と一度の意見陳述で事実上決まります。
あなたの会社が持つ特許に、競合が無効審判を仕掛けてきた。あるいは、邪魔な他社特許に対して誰かが起こした無効審判に、自分も乗りたい。そのとき動くのが特許法149条だ。参加したい者は参加申請書を審判長に出す。審判長は申請書の副本を当事者と既存の参加人に送り、相当の期間内に意見を述べる機会を与える。参加を認めるかどうかは、その審判を担当する審判官が審判という形で決め、決定は必ず文書で、理由を付けて行われる。そしてここが落とし穴だ。3項の決定とその不作為に対しては、不服を申し立てることができない。認められても認められなくても、その判断単独では争えない。つまり参加できるかどうかは、申請書と意見陳述の一発勝負で決まり、後から覆す道はない。
特許法 149 条は、特許無効審判等への参加申請の手続を定める規定である。参加を申請する者は参加申請書を審判長に提出し、審判長は副本を当事者及び参加人に送達して意見陳述の機会を与える。参加の可否は担当審判官が理由を付した文書による決定で判断し、その決定及び不作為に対する不服申立ては認められない。
AI 輔助整理,以條文原文為準
審判の結果に利害関係を持つ第三者が、当事者の一方を助けて、または独立の立場で審判手続に加わることです。特許法 148 条・149 条が根拠です。
独立して審判を請求できた者(148 条 1 項)と、審判の結果に利害関係を持つ者(148 条 3 項)が参加できます。前者は当事者に準じた地位を持ちます。
その審判を担当する審判長に提出します(149 条 1 項)。実務上は特許庁の審判部が窓口となります。
参加は審判が特許庁に係属している間に限られ、審決が確定すると申請できません。法定の締切はありませんが、早めの申請が重要です。
必要です。参加の可否を決める決定は文書で行い、理由を付さなければなりません(149 条 4 項)。理由のない決定は違法となります。
132 条の共同審判は複数人が最初から共同で審判を請求・被請求する形態で、149 条の参加は既に係属した審判に後から加わる点が異なります。
審判長が参加申請書の副本を当事者及び既存の参加人に送達します(149 条 2 項)。送達を受けた者は相当の期間内に意見を述べられます。
参加の可否を決める 3 項の決定には不服を申し立てられません(149 条 5 項)。ただし最終的な審決には審決取消訴訟(178 条)で争う余地があります。
参加の可否を決める3項の決定には不服申立てができません(149条5項)。ただし無効審決は対世的に効くため、最終的な審決に不服があれば、原告適格を満たす限り審決取消訴訟(178条、知的財産高等裁判所)で争える余地が残ります。業界裏話ヒント:参加申請が通らなくても、別ルートで自ら無効審判を独立して請求できる立場なら、改めて自分の名前で審判を起こす手がある。参加だけが関与の入口ではない
本当です。148条1項の参加(独立して審判請求できた者)は当事者に準じた地位を持ち、3項の参加(結果に利害関係を持つ者)は補助参加に近い地位です。決定的な違いは、1項参加人は原請求人が審判を取り下げても単独で審判を続行できる点(155条との関係)。業界裏話ヒント:同じ「参加」でも、どちらの枠で入るかで和解戦略への影響が真逆になる。申請書を書く前に、自分がどちらに当たるかを必ず詰める
1項参加人がいなければ、請求の取下げ(155条)で審判は終わります。しかし148条1項の参加人がいる場合、その者が単独で審判を続行できるため、請求人ひとりと和解しても無効審判は生き残ります。業界裏話ヒント:特許権者側は、和解交渉に入る前に「すでに1項参加人がいないか」を確認するのが鉄則。参加人を見落として一人と和解し、安心したところで審判が続いていた、という事故が起きる
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 規律する内容 | 149 条:参加申請の手続(提出・送達・意見陳述・決定) | — |
| 適用の場面 | 参加したい者が申請書を出した後の手続進行 | — |
| 不服申立ての可否 | 参加可否の 3 項決定・不作為には不服申立て不可(5 項) | — |
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