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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 7 分7 分7 分

介護保険法 第69条の37(秘密保持義務)

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介護支援専門員は、正当な理由なしに、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。介護支援専門員でなくなった後においても、同様とする。

この条文の基本情報

秘密保持義務とは何ですか?

定義秘密保持義務とは、介護保険法第69条の37に定められた規定で、「介護支援専門員は、正当な理由なしに、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 介護保険法第69条の37(秘密保持義務)は、日本の介護保険法に含まれる条文です。
  2. 介護保険法第69条の37の条文原文は「介護支援専門員は、正当な理由なしに、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはならない。」で始まります。
  3. 介護保険法第69条の37は第三款 義務等に置かれています。
  4. 介護保険法の公布日は平成9年12月17日です。
  5. 介護保険法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 介護保険法第69条の37の前の条は介護保険法第69条の36です。
  7. 介護保険法第69条の37の次の条は介護保険法第69条の38です。
  8. 介護保険法第69条の37には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式介護保険法(平成九年法律第百二十三号)第69条の37
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/409AC0000000123
  • 本サイト収録介護保険法(平成九年法律第百二十三号)第69条の37(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/409AC0000000123/69_37

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点介護保険法69条の37は、ケアマネジャーが正当な理由なく業務上知り得た人の秘密を漏らすことを禁じる。義務は退職後も続き、違反は登録消除や刑事罰の対象となる。

Q · ケアマネが家のことを外で話したら、法律違反になるの?

なります。退職後も義務は続き、違反は資格消除と刑事罰の対象です

介護保険法69条の37は、介護支援専門員が正当な理由なく、業務に関して知り得た人の秘密を漏らすことを禁じています。対象は利用者本人に限らず家族の秘密も含み、介護支援専門員でなくなった後も同じ義務が続きます。違反すれば都道府県知事による登録消除(69条の39)や、205条の刑事罰の対象となりえます。一方、サービス担当者会議での必要な範囲の共有や、高齢者虐待防止法に基づく通報は正当な理由に当たりえます。

解説

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、あなたの家庭の奥底まで見ている。認知症の親の失禁の頻度、長男が仕送りを渋っていること、家に借金の督促状が届いていること、同居の嫁との確執。ケアプランを組むには、そこまで踏み込まないと仕事にならないからだ。介護保険法69条の37は、その情報をケアマネが外に漏らすことを禁じる。ここであなたが握るべき事実は二つある。第一に、この義務は「介護支援専門員でなくなった後においても」続く。退職しても、資格を返上しても、一生消えない。第二に、違反は単なるマナー違反ではなく、都道府県知事による登録の消除(69条の39)という資格剥奪の対象であり、さらに205条により1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金という刑事罰が用意されている。つまり、あなたは苦情を言う先を三つ持っている。事業所、都道府県、そして警察だ。多くの家族は一つ目で止まってしまう。

法的な位置づけ

介護保険法69条の37は、介護支援専門員の秘密保持義務を定める規定であり、介護支援専門員が正当な理由なく、その業務に関して知り得た人の秘密を漏らすことを禁止する。保護対象は利用者本人に限られず、義務は介護支援専門員でなくなった後においても同様に存続する。

よくある質問 AI による整理

Q1ケアマネの守秘義務とは?

介護支援専門員が正当な理由なく、業務で知った人の秘密を漏らしてはならない義務です。介護保険法69条の37が根拠で、資格を失った後も続きます。

Q2ケアマネの守秘義務違反 罰則は?

介護保険法205条の刑事罰の対象となりうるほか、都道府県知事による介護支援専門員の登録消除(69条の39)という行政処分の対象にもなります。

Q3ケアマネ 守秘義務 退職後もある?

あります。本条後段が「介護支援専門員でなくなった後においても、同様とする」と明記しており、退職や資格喪失で義務が消えることはありません。

Q4ケアマネ 情報漏洩 どこに相談?

事業所の管理者に加え、市町村の介護保険担当課、国民健康保険団体連合会の苦情窓口、都道府県の介護支援専門員担当課が相談先になります。

Q5ケアマネ 守秘義務 家族の情報も対象?

対象です。条文は「人の秘密」と規定し、利用者本人に限定していません。同居家族の借金や病歴なども業務上知り得たものであれば保護されます。

Q6サービス担当者会議での情報共有は違法?

ケアプラン作成に必要な範囲での共有は「正当な理由」に当たりえます。ただし運営基準上、会議で利用者や家族の情報を用いるには事前の文書同意が求められます。

Q7ケアマネの守秘義務と個人情報保護法の関係は?

個人情報保護法は主に事業者を規律し、本条はケアマネ個人を直接縛ります。両者は重なって適用され、本条違反は資格と刑事責任に直結します。

Q8ケアマネ 秘密漏洩 慰謝料請求できる?

プライバシー侵害として民法709条に基づく損害賠償を請求できる余地があります。事業所に対しては使用者責任(民法715条)の追及も考えられます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1ケアマネが家族に本人の病状を話すのも守秘義務違反になるんですか?

家族であっても本人以外への開示は原則として「人の秘密」の漏示に当たりますが、介護の必要上、本人の同意や推定的同意がある範囲なら正当な理由が認められます。認知症で本人の同意能力が乏しい場合は解釈が分かれる領域です。実務のポイント:良い事業所は初回契約時に「個人情報使用同意書」で共有先の範囲を具体的に列挙しています。同意書が「関係機関等」としか書いていない事業所は、後でトラブルになったとき同意の射程を主張しにくい。契約前にこの一枚を見せてもらうだけで、その事業所の管理水準が分かる

Q2苦情を言ったら、報復で母のサービスを切られたりしませんか?

指定居宅介護支援事業者は正当な理由なくサービス提供を拒めません(介護保険法78条の2に基づく運営基準)。苦情を理由とした契約解除は運営基準違反として指導・監査の対象になります。実務のポイント:苦情は事業所に直接だけでなく、国民健康保険団体連合会と市町村の介護保険課へ同時に出すのが定石。外部に記録が残った瞬間、事業所は報復を打てなくなる。実質的な安全装置はこの同時申立てです

Q3虐待を疑ってケアマネが通報したら、その人が守秘義務違反で訴えられるんですか?

訴えられません。高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律21条6項が、通報を守秘義務違反としないと明記しています。介護保険法69条の37の「正当な理由」にも当たります。実務のポイント:現場のケアマネが最も恐れているのは家族からの「訴えるぞ」という言葉で、それで通報をためらう例が実在します。この条番号を知っているケアマネかどうかで、あなたの親が救われる速度が変わる

間違えやすい点 AI による整理

  • 守秘義務違反は「事業所に苦情を言って終わり」だと思われている。だが本条違反には介護保険法205条の刑事罰(1年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金、親告罪)と、69条の39による登録消除という二本の実弾がある。事業所の内部処理は三本目ですらない
  • 「個人情報保護法があるから守秘義務は当然」と考える人は、深刻度を読み違えている。個人情報保護法は原則として事業者を規律する法律だが、本条はケアマネ個人を名指しで縛り、資格を失わせ、前科をつける。規律の対象も強度も別物である
  • 「退職したケアマネにはもう何も言えない」という前提そのものが誤っている。本条後段は「介護支援専門員でなくなった後においても、同様とする」と明記する。時間が守秘義務を解除することはない
  • あなたから見れば「ちょっと近所に話しただけ」だが、法律から見れば「業務上知り得た人の秘密の漏示」である。この落差を理解していないケアマネが、一回の雑談で資格を失う
比較の観点この条文ほかの条文
義務の主体介護保険法69条の37:介護支援専門員個人(元ケアマネも含む)介護保険法69条の34:現に登録を受けた介護支援専門員
刑法134条:医師・薬剤師・弁護士など列挙された職業
規律内容業務上知り得た人の秘密の漏示禁止公正かつ誠実な業務遂行義務
業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密の漏示を処罰
時間的範囲資格を失った後も継続介護支援専門員である間
その職にあった者も含む
違反時の効果登録消除(69条の39)・刑事罰(205条)の対象指示・研修命令・業務禁止・登録消除等の行政処分
刑事罰(親告罪)

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
長期照顧服務法・個人資料保護法

台湾では長照サービス利用者の身分情報の保護を長照法が定め、一般的な個人資料の規律は個人資料保護法が担う。ケアマネ個人を名指しで縛る日本型の規定とは構造が異なる

韓国
노인장기요양보험법 제62조

韓国の老人長期療養保険法も業務上知り得た秘密の漏洩を禁じ、罰則を設ける点で日本と近い

ドイツ
StGB § 203・SGB I § 35

ドイツは刑法の職業秘密漏示罪と社会法典の社会秘密規定の二層で保護する

アメリカ
HIPAA Privacy Rule(45 CFR Part 164)

米国は職種単位ではなく、医療情報を扱う対象事業者単位で規律する

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 担当ケアマネが、あなたの母のサービス担当者会議の後、別の利用者宅で「あそこのお宅、息子さんが全然お金出さなくてね」と雑談した。それが回り回って近所に広がる。守秘義務違反であり、登録消除の申立てと刑事告訴の両方が視野に入る
  • あなたがケアマネの側だったら、どうか。地域ケア会議で他職種に利用者の精神科通院歴を共有した。これは「正当な理由」があるか。介護保険法上の会議体での必要な範囲の共有は正当な理由になりうるが、範囲を超えた雑談混じりの開示は違反になる。実務上、この線引きは解釈が分かれている
  • ケアマネが退職して別業界に転職した。前の職場の利用者情報を営業に使った。「もう介護支援専門員じゃないから関係ない」は通用しない。本条後段が明文で退職後も縛っている
  • 親の要介護認定を申請したところ、ケアマネから「お宅は生活保護ですよね」と他の利用者のいる待合スペースで言われた。あと60日。介護保険の苦情申立には期限のあるルートとないルートがあり、どのルートを選ぶかで打てる手が変わる
  • もしケアマネが、あなたの虐待疑いを市町村に通報したら、それは守秘義務違反になるか。ならない。高齢者虐待防止法21条6項は、通報を守秘義務違反としないと明記している。「通報されたら訴える」という脅しは法的に空振りする

取るべき行動

被害を受けた側:1. 誰が、いつ、誰に、何を漏らしたかを日時つきで記録。伝え聞いた第三者の証言は書面かメッセージで残す2. 事業所の管理者へ文書(できれば内容証明郵便)で申入れ、介護保険法69条の37を明記3. 並行して都道府県の介護保険担当課へ登録消除(69条の39)の申立て、及び国民健康保険団体連合会の苦情処理窓口へ申立て4. 悪質なら警察へ告訴(205条、親告罪のため告訴が必要) 5. 経済的・精神的損害は民法709条で別途請求

訴えられた側:1. 開示した相手・範囲・目的を時系列で整理し、「正当な理由」に当たるか検証。地域ケア会議、サービス担当者会議、高齢者虐待防止法21条に基づく通報、本人同意のある共有は正当な理由になりうる2. 同意の記録(署名入り同意書、記録用紙)を直ちに確保3. 登録消除は行政処分であり、聴聞の機会が与えられる(行政手続法13条)。ここで反論しないと後の取消訴訟が不利になる4. 刑事は親告罪。被害者との示談成立で告訴取下げに至れば刑事手続は終わる

時効(請求できる期限):登録消除などの行政処分に不服がある場合、審査請求は処分を知った日の翌日から3か月以内(行政不服審査法18条)、取消訴訟は6か月以内(行政事件訴訟法14条)。刑事は親告罪のため、犯人を知った日から6か月以内に告訴(刑事訴訟法235条)。民事の損害賠償は損害及び加害者を知った時から3年(民法724条)

改正沿革 AI による整理

改正の年表

  1. 1.平成17年(2005年) 新設:介護保険法改正により介護支援専門員の登録・資格証制度が整備され、その一環として秘密保持義務の規定が設けられた(2006年4月施行)

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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