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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年9月5日読了 7 分7 分7 分

労働基準法 第63条(坑内労働の禁止)

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使用者は、満十八才に満たない者を坑内で労働させてはならない。

この条文の基本情報

坑内労働の禁止とは何ですか?

定義坑内労働の禁止とは、労働基準法第63条に定められた規定で、「使用者は、満十八才に満たない者を坑内で労働させてはならない。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 労働基準法第63条(坑内労働の禁止)は、日本の労働基準法に含まれる条文です。
  2. 労働基準法第63条の条文原文は「使用者は、満十八才に満たない者を坑内で労働させてはならない。」で始まります。
  3. 労働基準法第63条は第六章に置かれています。
  4. 労働基準法の公布日は昭和22年4月7日です。
  5. 労働基準法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 労働基準法第63条の前の条は労働基準法第62条です。
  7. 労働基準法第63条の次の条は労働基準法第64条です。
  8. 労働基準法第63条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第63条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049
  • 本サイト収録労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)第63条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/322AC0000000049/63

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点労働基準法63条は、使用者が満18歳未満の者を坑内で労働させることを禁止する規定。本人や親の同意があっても例外は認められず、トンネルや地下鉄掘削も坑内に含まれる。

Q · 17歳の子を地下トンネルの掘削現場で働かせてもいいの? 本人も親もいいって言ってるけど

いいえ。同意があっても18歳未満の坑内労働は全面禁止です

労働基準法63条により、使用者は満18歳未満の者を坑内で労働させてはなりません。本人の希望も親権者の同意も職業訓練の目的も一切通用しない絶対禁止です。さらに「坑内」には炭鉱だけでなくトンネル工事・地下鉄掘削・地下構造物の建設も含まれます。違反した使用者は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(労働基準法118条)の対象となり、罰せられるのは現場監督ではなく使用者本人です。

解説

建設会社を営むあなたが、17歳の若者を「やる気がある」と見込んで地下鉄延伸の掘削現場に配置した。本人もやりたがり、親も同意書にサインしている。それでもこれは犯罪である。労働基準法63条は「使用者は、満十八才に満たない者を坑内で労働させてはならない」と定める。例外なし。本人の希望も、親の同意も、職業訓練の目的も、一切通用しない絶対禁止だ。そしてあなたが見落としがちなのが「坑内」の射程である。炭鉱が消えた今、この条文は死文だと思われがちだが、トンネル工事、地下鉄掘削、地下構造物の建設、これらすべてが法律上の「坑内」に含まれる。違反すれば1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(労働基準法118条、最新の改正状況をご確認ください)。しかも罰せられるのは現場監督ではなく、使用者であるあなた自身だ。

法的な位置づけ

労働基準法63条は坑内労働の禁止を定める規定であり、使用者は満18歳未満の年少者を坑内で労働させてはならないとする絶対的禁止である。本人や親権者の同意では解除できない強行規定であり、トンネル工事や地下鉄掘削など建設現場における地下作業もここでいう坑内に含まれる。

手順・フロー

AI による整理。効力は条文原文が基準です

手順

  1. 1.採用時に年齢を確認し年齢証明書を備え付ける 満18歳未満の可能性がある者を採用するとき、戸籍証明書等で生年月日を確認し、労働基準法57条に基づく年齢証明書を事業場ごとに備え付ける。これは労働基準監督署の臨検で真っ先に見られる部分
  2. 2.18歳未満を坑内業務から外す配置設計を作る 現場の配置表で、トンネル・地下鉄掘削・地下構造物建設などの坑内業務に満18歳未満の名前が入らない配置設計を最初に作成する。本人にその気があっても配置しない
  3. 3.下請け契約に坑内作業禁止を明記する 下請けに地下工事を出すとき、契約書と作業手順書に「満18歳未満を坑内作業に従事させない」旨を明記させる。下請けの違反が元請けに跳ね返る是正勧告・送検リスクを実態として切り離す
  4. 4.臨検前に坑内配置の自主点検を行う 労働基準監督署の臨検連絡を受けたら、誰が満18歳未満で、どの現場のどの工程に入っていたかを年齢証明書と配置記録で洗い出し、坑内配置が一件でもあれば直ちに配置転換して記録に残す

よくある質問 AI による整理

Q1労働基準法63条に違反するとどうなりますか?

使用者が1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(労働基準法118条)の対象になります。罰せられるのは現場監督ではなく使用者本人で、書類送検のリスクもあります。

Q2坑内労働の禁止は派遣社員にも適用されますか?

適用されます。雇用形態を問わず満18歳未満を坑内で就労させること自体が禁止です。派遣でも、実態として指揮命令している受け入れ側の使用者が責任を問われます。

Q3元請けは下請けの坑内労働違反に責任を負いますか?

直接雇用していなくても、実態として指揮命令していれば労働基準監督署の是正勧告が及ぶことがあります。「下に丸投げしたから関係ない」では済みません。

Q418歳になったら坑内で働けますか?

満18歳以上であれば63条の禁止は外れます。ただし年齢確認を怠ったまま配置すると、実は17歳だった場合に使用者が罰則の対象になります。

Q5女性の坑内労働も禁止されていますか?

女性については労働基準法64条の2が別途規律します。年少者は63条、女性は64条の2と保護の根拠条文が分かれている点に注意が必要です。

Q6坑内労働をさせた場合の公訴時効は?

63条違反の罰則は長期5年未満のため、公訴時効は違反時から3年です(刑事訴訟法250条2項)。

Q7年齢確認はどうやって行えばよいですか?

労働基準法57条に基づき、満18歳未満の者については年齢を証明する戸籍証明書等を事業場に備え付ける必要があります。これが臨検で真っ先に見られます。

Q8職業訓練の目的なら18歳未満の坑内労働は認められますか?

認められません。63条は職業訓練の目的でも解除されない絶対禁止です。工業高校のインターンシップでも受け入れ企業の使用者が責任を問われます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1高校生のバイトで、地下の工事現場に入れるのは本当にダメなんですか?

ダメです。満18歳未満であれば、坑内での労働は労働基準法63条で絶対に禁止されており、アルバイトでも実習でも例外はありません。違反すれば使用者が1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(118条)の対象です。実務のポイント:トンネルや地下鉄の掘削現場だけでなく、地下構造物の建設も「坑内」に含まれます。建設業の事業主は、若い作業員の配置で坑内を避ける設計を最初に組まないと、本人にその気がなくても法令違反が積み上がる

Q2本人もやりたがっていて、親の同意書もあれば問題ないですよね?

問題大ありです。63条は本人や親の同意で動かせない強行規定で、誰が何を約束しても坑内配置の違法性は消えません。同意書は使用者を守る盾になりません。実務のポイント:年少者保護の規定の多くは例外つきですが、坑内労働の禁止は例外を持たない数少ない絶対禁止です。労働基準監督官も、ここは情状の余地が小さい領域として見ています。「同意があった」という抗弁は実務上ほぼ通らない

Q3「坑内」って具体的にどこまでですか? 地下の倉庫や地下街の店も含まれますか?

坑内とは、地表から掘り下げた地下空間で行う労働を指し、掘削や建設の途中の現場が中心です。すでに完成した地下街の店舗や地下倉庫での通常業務は、原則として坑内労働には当たりません。実務のポイント:判断の分かれ目は「掘る・造る」工程かどうかです。トンネル掘削、シールド工事、立坑作業は明確に坑内、完成後の店員や倉庫管理は別扱い。グレーな現場は労働基準監督署に事前照会するのが、後の送検リスクを断つ最短ルート

間違えやすい点 AI による整理

  • あなたから見れば「本人もやる気だし、親も同意書を書いている。何が問題なのか」と映る。だが法律から見れば、本人の同意も親の同意も無関係である。63条は私的な合意で動かせない強行規定で、当事者が何を約束しようと坑内配置の違法性は消えない。この落差が、善意の事業主を書類送検まで追い込む
  • 「坑内労働の禁止」という言葉は知っていても、坑内イコール炭鉱だけだと思っている人が多い。問題はその深刻度だ。法律上の坑内には、トンネル工事、地下鉄掘削、地下構造物の建設が含まれる。炭鉱が消えても、建設業の地下現場では今も日常的に違反リスクが生きている
  • 「危険手当を上乗せすれば合法になる」と考える経営者がいるが、これは問いの立て方そのものが誤っている。63条は危険を金銭で補償できるかという問題ではなく、満18歳未満を坑内に入れること自体を禁じる。手当をいくら積んでも、違反は違反のまま残る
比較の観点この条文ほかの条文
保護対象と禁止内容63条:満18歳未満の坑内労働を絶対禁止62条:年少者の危険有害業務の就業制限(範囲は省令)
64条の2:女性の坑内業務の制限
例外の有無例外なし(同意・訓練でも解除不可)省令で定める業務に限定、一部条件あり
妊娠・出産等の区分に応じた制限
前提となる年齢規制56条(最低年齢)を満たした上でさらに坑内を禁止56条・57条(年齢証明書)と連動
性別による区別(年齢ではない)

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
職業安全衛生法第29条

台湾は未満18歳者の坑内工作等の危険性・有害性作業を明文で禁止する。年齢基準(18歳)が日本と一致する点で類似。

韓国
근로기준법 제65조

韓国も18歳未満者および妊産婦の坑内(갱내)労働を禁止する。年少者と女性をあわせて規律する立法形式が特徴。

ドイツ
Jugendarbeitsschutzgesetz (JArbSchG) § 22

ドイツは年少者の危険作業を包括的に禁止し、地下・採掘作業も対象。EU 指令(94/33/EC)に基づく年少者保護の枠組みの一部。

アメリカ
Fair Labor Standards Act / 29 CFR 570

米国は児童労働規制の Hazardous Occupations Orders で18歳未満の採掘業従事を禁止する。連邦法と州法の二層構造で規律される。

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • もし工業高校のインターンシップを受け入れて、17歳の生徒を体験のつもりで地下トンネルの掘削現場に立たせたら、どうなるか。教育目的であっても63条違反は成立しうる。受け入れ企業の使用者が責任を問われる。「実習だから」は免罪符にならない
  • あなたが現場代理人として、18歳になったばかりと思っていた作業員を坑内に入れた。実は誕生日が来ておらず満17歳だった。年齢確認を怠ったまま配置した使用者側が罰則の対象になる。年齢証明書(労働基準法57条)の備え付けが、ここで効いてくる
  • 元請けのあなたが下請けに地下工事を任せた。下請けが18歳未満を坑内で働かせていた。この場合、直接雇用していない元請けでも、実態として指揮命令していれば労働基準監督署の是正勧告が及ぶことがある。「下に丸投げしたから関係ない」では済まない
  • 労働基準監督署の臨検が明日入ると連絡が来た。あなたの会社には若い作業員が数名いる。あと一晩で、誰が満18歳未満で、どの現場のどの工程に入っていたかを洗い出さないと、坑内配置が一件でも見つかれば書類送検のリスクがある

取るべき行動

被害を受けた側:1. あなた自身、または自分の子が満18歳未満で坑内作業に従事させられている場合、まず労働基準監督署に申告する(労働基準法104条、申告を理由とする不利益取扱いは禁止)。2. 業務中に負傷したなら労災保険の対象であり、年少者の違法就労でも給付は受けられる。3. 健康被害が出ているなら、使用者に対し別途、民法709条による損害賠償を検討する。4. 証拠として、配置を指示された記録、現場写真、勤務シフトを確保しておく

訴えられた側:1. まず該当作業員の生年月日を年齢証明書(労働基準法57条)で確認し、本当に満18歳未満かを特定する。2. 満18歳以上であれば配置自体は適法、年齢を裏付ける書類を整える。3. 満18歳未満であれば直ちに坑内業務から外し、配置転換を記録に残す。4. 労働基準監督署の是正勧告には誠実に対応し、再発防止の社内手順(年齢確認フロー)を整備する。早期是正は処分の軽重に影響する

時効(請求できる期限):63条違反の罰則は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金(労働基準法118条)であり、長期5年未満のため公訴時効は違反時から3年(刑事訴訟法250条2項)。労働者側の損害賠償請求は、損害および加害者を知った時から3年(人の生命または身体を害する場合は5年、民法724条、724条の2)

学説

通説:63条の坑内労働禁止は、発育途上にある年少者の心身を坑内特有の高リスクから保護する趣旨の強行規定であり、本人・親権者の同意や職業訓練目的によっても適用を排除できない絶対禁止と解されている。

改正沿革 AI による整理

改正の年表

  1. 1.昭和22年(1947年) 新設:労働基準法の制定により、戦前の工場法等による年少者保護を継承・強化する形で坑内労働の絶対禁止が明文化された。

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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