公認会計士法 第34条の15(会計年度)
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監査法人の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わるものとする。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。
この条文の基本情報
会計年度とは何ですか?
定義会計年度とは、公認会計士法第34条の15に定められた規定で、「監査法人の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わるものとする。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 公認会計士法第34条の15(会計年度)は、日本の公認会計士法に含まれる条文です。
- 公認会計士法第34条の15の条文原文は「監査法人の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わるものとする。ただし、定款に別段の定めがある場合は、この限りでない。」で始まります。
- 公認会計士法第34条の15は第四節に置かれています。
- 公認会計士法の公布日は昭和23年7月6日です。
- 公認会計士法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 公認会計士法第34条の15の前の条は公認会計士法第34条の14の3です。
- 公認会計士法第34条の15の次の条は公認会計士法第34条の15の2です。
- 公認会計士法第34条の15には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
公認会計士法(昭和二十三年法律第百三号)第34条の15 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000103 - 本サイト収録
公認会計士法(昭和二十三年法律第百三号)第34条の15(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/323AC0000000103/34_15
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点公認会計士法34条の15は、監査法人の会計年度を毎年4月1日から翌年3月31日までと定める。ただし定款に別段の定めがあれば、異なる期間を会計年度にできる。
Q · 監査法人の決算期は必ず3月末なの?
原則3月末だが、定款で別の期末にできる
公認会計士法34条の15本文は、監査法人の会計年度を4月1日から翌年3月31日までと定めています。しかし但書により、定款に別段の定めがあればその期間が優先されます。つまり4月始まりは定款で何も定めなかった場合の初期設定にすぎず、6月末など別の期末を選ぶ監査法人も存在します。計算書類や業務報告書の作成(同法34条の16)はこの会計年度を基準に行われます。
解説
四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終わる。監査法人の「一年」の区切りについて、法律が決めているのはこれだけである。ただし但書がある。定款(法人の根本ルールを書いた文書)に別の定めがあれば、そちらが優先される。四月始まりは強制ではなく、定款で何も決めなかったときに使われる初期設定にすぎない。この区切りが重要なのは、次の条文以降の義務がすべてここから数えられるからだ。たとえば会計年度が終わった後の計算書類(法人の決算書)や業務報告書の作成・提出の期限は、この会計年度を基準に計算される。日本の上場企業の多くは三月決算で、監査法人は四月から六月にかけて最も忙しくなる。そのため、自分たちの決算を繁忙期とずらすために、定款で別の期末を選んでいる監査法人もある。監査法人に就職する人、監査法人を選ぶ側の企業の担当者が知っておくと、その法人の開示資料がどの時点の情報なのかを読み違えずに済む。
法的な位置づけ
公認会計士法34条の15は、監査法人の会計年度を定める規定であり、毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる期間を原則とする。ただし定款に別段の定めがある場合はその定めが優先され、本文の期間は定款に定めがないときに補充的に適用される任意規定として機能する。
よくある質問 AI による整理
Q1監査法人の会計年度とは?
監査法人自身の決算・報告の基準となる1年間の区切りです。公認会計士法34条の15により原則4月1日から翌年3月31日までとされます。
Q2監査法人 決算期6月 違法?
違法ではありません。34条の15但書により、定款に別段の定めがあれば4月始まり以外の会計年度を採用できます。
Q3監査法人の会計年度は定款で変更できる?
できます。定款に会計年度の定めを置けば本文の4月始まりより優先されます。定款変更の手続は監査法人の内部規律に従います。
Q4監査法人の計算書類はいつまでに作る?
会計年度終了後に計算書類と業務報告書を作成し、内閣総理大臣に提出する義務があります(34条の16)。期限の起点は本条の会計年度です。
Q5監査法人の説明書類の対象期間はどこで分かる?
公衆縦覧に供される「業務及び財産の状況に関する説明書類」の表紙や対象期間欄に記載されています。まず期末日を確認するのが基本です。
Q6監査法人の会計年度を変えると何が起きる?
移行期に1年未満の変則的な期間が生じることが多く、前後の期の数字を単純比較できなくなります。期間の長さを必ず確認しましょう。
Q7会計監査人の候補を比較するときの注意点は?
候補法人ごとに期末が異なる場合、同じ「直近期」でも時点がずれています。基準日をそろえて人員数や品質管理体制を比べる必要があります。
Q8監査法人の会計年度と事業会社の事業年度は同じ?
別物です。事業会社の事業年度はその会社の定款が、監査法人の会計年度は監査法人の定款と本条が決めます。一致させる義務はありません。
この条文についての質問 AI による整理
Q1監査法人って、決算は全部三月なんじゃないんですか?
そうとは限りません。公認会計士法34条の15本文の四月から三月までという期間は、定款に定めがない場合の扱いです。但書で定款による別の定めが認められているので、実際には三月以外の期末を選んでいる法人もあります。実務のポイント:各法人の期末は、公開されている「業務及び財産の状況に関する説明書類」の表紙と対象期間を見ればすぐに確認できます。面接の前に一度見ておくと、その法人の一年の動き方が分かります
Q2会計年度が変わると、何の期限に影響するんですか?
会計年度が終わった後に行う計算書類と業務報告書の作成・提出(公認会計士法34条の16)など、法人自身の報告義務の起点になります。期末が変われば、提出期限の日付もそれに合わせて動きます。実務のポイント:定款を変えて期末を移すと、移行期だけ一年に満たない「変則決算」が生じることが多くなります。前後の期の数字を比べるときは、期間の長さがそろっているかを最初に確認すること
間違えやすい点 AI による整理
- 「日本の法人の会計年度は四月始まりと法律で決まっている」と思われがちだが、本条の四月始まりは定款に定めがない場合の初期設定にすぎない。但書により、定款で別の期間を定めることが正面から認められている
- 監査法人の会計年度と、監査を受ける会社の会計年度は同じものだと考える人がいる。実際は別のものだ。監査を受ける会社の事業年度はその会社の定款が決め、監査法人自身の会計年度は監査法人の定款が決める。両者が一致する必要はない。問われるべきなのは「どちらの暦の話をしているのか」である
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規律対象 | 34条の15:監査法人の会計年度(原則4月〜3月) | 34条の7:定款の作成と記載事項 34条の16:計算書類・業務報告書の作成 |
| 定款との関係 | 定款に別段の定めがあれば定款が優先(任意規定) | 会計年度の別段の定めを置く受け皿となる 定款で定まった会計年度を前提に義務が発生 |
| 実務上の意味 | 法人の「1年」の起点と終点を確定 | 法人の根本ルールの設計 会計年度終了後の報告義務の期限計算 |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾は原則として暦年(1月〜12月)を会計年度とし、法律の別段の規定や営業上の特殊な必要がある場合に例外を認める。原則+例外の構造は日本の本条と共通する
中国は会計年度を公暦の暦年に固定しており、法人ごとの選択の余地は日本より狭い
ドイツは営業年度の長さを12か月以内とする上限規制を置き、期首の選択は事業者に委ねる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 監査法人への転職を考えていて、公開されている「業務及び財産の状況に関する説明書類」を見たら、期末が六月三十日になっていた。違法なのか? 違法ではない。定款に定めがあれば、四月始まりでなくてよい
- 監査役として次の会計監査人の候補を比較している。候補 A は三月期末、候補 B は六月期末で開示している。同じ「直近期」の数字でも、三か月ずれた時点の情報を並べて比べていることになる。基準日をそろえずに人員数や品質管理の状況を比べると、判断を誤る
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