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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年7月4日読了 6 分6 分6 分

労働組合法 第19条の4(委員の欠格条項)

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  1. 拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで、又は執行を受けることがなくなるまでの者は、委員となることができない。
  2. 2.次の各号のいずれかに該当する者は、公益委員となることができない。
  3. 一国会又は地方公共団体の議会の議員
  4. 二行政執行法人の役員、行政執行法人職員又は行政執行法人職員が結成し、若しくは加入する労働組合の組合員若しくは役員

この条文の基本情報

委員の欠格条項とは何ですか?

定義委員の欠格条項とは、労働組合法第19条の4に定められた規定で、「拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで、又は執行を受けることがなくなるまでの者は、委員となることができない。」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 労働組合法第19条の4(委員の欠格条項)は、日本の労働組合法に含まれる条文です。
  2. 労働組合法第19条の4の条文原文は「拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで、又は執行を受けることがなくなるまでの者は、委員となることができない。」で始まります。
  3. 労働組合法第19条の4は第一節 設置、任務及び所掌事務並びに組織等に置かれています。
  4. 労働組合法の公布日は昭和24年6月1日です。
  5. 労働組合法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
  6. 労働組合法第19条の4の前の条は労働組合法第19条の3です。
  7. 労働組合法第19条の4の次の条は労働組合法第19条の5です。
  8. 労働組合法第19条の4には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式労働組合法(昭和二十四年法律第百七十四号)第19条の4
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/324AC0000000174
  • 本サイト収録労働組合法(昭和二十四年法律第百七十四号)第19条の4(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/324AC0000000174/19_4

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点労働組合法19条の4は労働委員会の委員の欠格事由を定める。拘禁刑以上の刑の執行中の者は委員になれず、公益委員は議員や行政執行法人の組合関係者を兼ねられない。

Q · 労働委員会で自分の事件を裁く公益委員って、どんな人ならなれないの?

刑の執行中の者、議員、特定組合の関係者はなれません

労働組合法19条の4により、拘禁刑以上の刑に処せられits執行が終わっていない者は、労使公益いずれの委員にもなれません。さらに公益委員に限っては、国会または地方公共団体の議会の議員、行政執行法人の役員・職員、そしてその職員が結成・加入する労働組合の組合員・役員も欠格となります。労使が正面からぶつかる不当労働行為審査を中立に裁くため、判定者がどの陣営にも属さないことを、就任の前段階で物理的に保証する仕組みです。

解説

労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てたとする。あなたの事件を最終的に裁くのは、使用者側でも労働者側でもない『公益委員』だ。ここに、あなたが知らない仕掛けがある。その公益委員には、国会議員も地方議会の議員もなれない。行政執行法人の役員や、その職員が結成・加入する組合の組合員・役員もなれない。さらに拘禁刑以上の刑を受けて執行が終わっていない者は、そもそも委員になれない。なぜここまで縛るのか。労働委員会は労使の利害が正面からぶつかる場を中立に裁く機関だからだ。判定者が政治家を兼ねていたり、特定の組合に身を置いていたりすれば、中立性は紙一枚で崩れる。欠格条項は、あなたの事件を裁く人間が『どの陣営にも属さない』ことを、就任の前段階で物理的に保証している。中立は、人柄への期待ではなく法律の線引きで守られているのだ。

法的な位置づけ

労働組合法19条の4は、労働委員会の委員および公益委員の欠格事由を定める規定である。第1項は拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行が終わるまでの者を全委員について欠格とし、第2項は公益委員に限り、国会・地方公共団体の議会の議員、ならびに行政執行法人の役員・職員またはその職員が結成・加入する労働組合の組合員・役員を欠格とする。判定機関の中立性を、就任前の資格制限によって担保する。

よくある質問 AI による整理

Q1労働委員会の公益委員になれない人は?

国会または地方議会の議員、行政執行法人の役員・職員、その職員が加入する労働組合の組合員・役員、そして拘禁刑以上の刑の執行中の者です(労働組合法19条の4)。

Q2労働委員会の委員の欠格事由は何条に定められている?

労働組合法19条の4です。第1項が全委員共通の欠格事由(刑の執行中)、第2項が公益委員に限った欠格事由(議員・特定組合の関係者)を定めています。

Q3地方議会の議員は公益委員になれる?

なれません。労働組合法19条の4第2項は国会議員だけでなく地方公共団体の議会の議員も欠格としています。議員を辞職すれば事由は消えます。

Q4拘禁刑とは?2025年の改正で何が変わった?

2025年6月施行の改正で従来の懲役・禁錮が拘禁刑に一本化されました。本条の欠格事由も『禁錮以上の刑』から『拘禁刑以上の刑』に改められています(最新の改正状況をご確認ください)。

Q5行政執行法人の組合員は公益委員になれない?

なれません。行政執行法人の役員・職員のほか、その職員が結成・加入する労働組合の『一組合員』であるだけで欠格となります(労働組合法19条の4第2項)。

Q6公益委員の欠格事由はいつの時点で判断される?

就任時に判断され、就任後に事由が生じれば資格を失います。多くは『過去にそうだった』ではなく『今そうである』ことを問うため、就任直前に身分を整理すれば足ります。

Q7労働委員会の三者構成とは?

労働委員会は使用者委員・労働者委員・公益委員の三者で構成されます。公益委員は労使どちらにも属さない中立の立場で、不当労働行為の審査などを担います(労働組合法19条)。

Q8執行猶予中でも委員になれませんか?

なれません。条文は『執行を終わるまで、又は執行を受けることがなくなるまで』と定め、執行猶予期間中や仮釈放中は依然として執行が終わっていないため欠格です。

この条文についての質問 AI による整理

Q1公益委員に国会議員がなれないって、議員を辞めればなれるんですか?

なれます。欠格は『議員である間』の話で、辞職すれば事由は消えます(労働組合法19条の4第2項)。同じく行政執行法人の職員が入る組合の組合員も、組合を抜ければ資格を回復します。実務のポイント:この種の欠格は『過去にそうだった』ではなく『今そうである』ことを問うものが多い。だから就任直前に身分を整理すれば足りる。逆に言えば、就任後にこれらの身分を得た時点で委員資格を失う。一度クリアすれば終わり、ではない

Q2前科があると、もう一生委員になれないんですか?

いいえ。条文は『拘禁刑以上の刑に処せられ、その執行を終わるまで、又は執行を受けることがなくなるまで』に限って欠格としています(労働組合法19条の4第1項)。刑の執行が完全に終わるか、執行猶予期間が満了して刑の言渡しが効力を失えば資格は回復します。実務のポイント:ここでいう拘禁刑は、2025年6月施行の改正で従来の『禁錮以上の刑』を置き換えたもの。罰金刑は含まれないので、罰金前科だけなら最初から欠格にはならない。刑の重さの線引きを正確に読むかどうかで、資格の有無が分かれる(最新の改正状況をご確認ください)

間違えやすい点 AI による整理

  • あなたから見れば公益委員は『中立な専門家』だが、法律から見れば『なってはいけない人を排除した結果の残り』だ。積極的に有能な人を選ぶより先に、政治家・行政執行法人の組合関係者・刑の執行中の者を門前で落とす。この引き算の発想を知らないと、なぜ現場経験者がそのまま委員になりにくいのかが見えてこない
  • 公益委員に国会議員がなれないことは知られているが、その射程の深さは見落とされがちだ。地方議会の議員も対象で、しかも行政執行法人の職員が加入する組合については、役員でなくただの『一組合員』であるだけで欠格になる。身分一つで資格が消える深刻さは、条文を最後まで読まないと分からない
  • 『前科があっても刑を終えればいい』と思われがちだが、条文は『執行を終わるまで、又は執行を受けることがなくなるまで』と書く。執行猶予の期間中や仮釈放中はまだ執行が終わっておらず、依然として欠格だ。猶予期間が満了して刑の言渡しが効力を失って初めて、資格が戻る
比較の観点この条文ほかの条文
規律する事項労組法19条の4:委員の欠格事由(なれない人)労組法19条の3:中央労働委員会の委員の任命手続
労組法19条の7:委員の任期・解任・身分保障
適用される場面就任の前段階(資格審査)任命のプロセス
就任後の身分維持・終了
中立性への寄与党派的な人物を門前で排除し中立を担保労使公益のバランスある選任を担保
外圧からの独立(解任要件の厳格化)を担保

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
勞資爭議處理法(不當勞動行為裁決委員會)

台湾は不当労働行為を裁決委員会が審査する。委員の中立性確保のため資格・利害回避の規律が置かれる点で本条と同種の機能を持つ。

韓国
노동위원회법(労働委員会法)

韓国も独立の労働委員会が労使紛争を扱い、公益委員制度と委員の資格・結格事由を法定する。日本制度との近接性が高い。

ドイツ
Arbeitsgerichtsgesetz (ArbGG) § 21 ff.

ドイツは労働裁判所に労使の名誉職裁判官(ehrenamtliche Richter)を置き、その資格・欠格を規律する。職業裁判官との混成という構成上の差異がある。

アメリカ
National Labor Relations Act § 3

米国は NLRB の委員を大統領が上院の助言と承認を得て任命する。日本の労働委員会制度の母法的位置づけにあるが、委員資格の規律方式は異なる。

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • もし、あなたの組合が会社の支配介入を不当労働行為として申し立て、その事件を裁く公益委員の一人が、実は与党とつながる現職の地方議員だったとしたら? この条文があるからこそ、それは起こらない。議員である限り公益委員にはなれず、就任後に議員になれば欠格として資格を失う。
  • 刑を終えていない人物は、そもそも委員の椅子に座れない。執行猶予の期間が残っていれば、どれほど労働法に通じていても欠格だ。資格の門は、刑の執行が完全に切れて初めて開く。

学説

通説:本条の欠格条項は、労働委員会の判定機能の中立性・独立性を制度的に担保するための規定と理解される。積極的な適格者の選定ではなく、党派的利害に属する者を就任前に排除する点に主眼があり、欠格事由は原則として就任時および在任中の現在の身分を基準に判断される。

改正沿革 AI による整理

  • 平成26年(2014年) 独立行政法人通則法の改正で『特定独立行政法人』が『行政執行法人』へ名称変更され、本条第2項の欠格対象の文言も連動して改正された
  • 令和4年(2022年)公布、令和7年(2025年6月1日)施行 刑法等の改正で懲役・禁錮が拘禁刑に統合され、第1項の欠格事由が『禁錮以上の刑』から『拘禁刑以上の刑』に改められた

改正の年表

  1. 1.平成26年(2014年) 改正:独立行政法人通則法の改正により『特定独立行政法人』が『行政執行法人』へ名称変更され、本条第2項の欠格対象の文言も連動して改正された。
  2. 2.令和4年(2022年)公布、令和7年(2025年6月1日)施行 改正:刑法等の一部改正により懲役・禁錮が拘禁刑に統合され、第1項の欠格事由が『禁錮以上の刑』から『拘禁刑以上の刑』に改められた。

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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