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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 8 分8 分8 分

地方税法 第319条(個人の市町村民税の徴収の方法等)

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  1. 個人の市町村民税の徴収については、第三百二十一条の三、第三百二十一条の七の二第一項若しくは第二項、第三百二十一条の七の八第一項又は第三百二十八条の四の規定により特別徴収の方法による場合を除くほか、普通徴収の方法によらなければならない。
  2. 2.市町村は、個人の市町村民税を賦課し、及び徴収する場合には、この法律又は森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律に特別の定めがある場合を除くほか、当該個人の道府県民税及び森林環境税を併せて賦課し、及び徴収するものとする。

この条文の基本情報

個人の市町村民税の徴収の方法等とは何ですか?

定義個人の市町村民税の徴収の方法等とは、地方税法第319条に定められた規定で、「個人の市町村民税の徴収については、第三百二十一条の三、第三百二十一条の七の二第一項若しくは第二項、第三百二十一条の七の八第一項又は第三百二十八条の四の規定により…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 地方税法第319条(個人の市町村民税の徴収の方法等)は、日本の地方税法に含まれる条文です。
  2. 地方税法第319条の条文原文は「個人の市町村民税の徴収については、第三百二十一条の三、第三百二十一条の七の二第一項若しくは第二項、第三百二十一条の七の八第一項又は第三百二十八条の四の規定により…」で始まります。
  3. 地方税法第319条は第四款に置かれています。
  4. 地方税法の公布日は昭和25年7月31日です。
  5. 地方税法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 地方税法第319条の前の条は地方税法第318条です。
  7. 地方税法第319条の次の条は地方税法第319条の2です。
  8. 地方税法第319条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第319条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226
  • 本サイト収録地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第319条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000226/319

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点地方税法319条は、個人住民税の徴収を普通徴収(納付書で本人が納付)を原則とし、給与・年金・退職所得の特別徴収は法律が列挙する場合に限ると定める。

Q · 住民税って、給料から天引きされるのと納付書で払うの、どっちが原則なの?

原則は納付書の普通徴収、天引きは法律が列挙した例外

地方税法319条1項は、個人の市町村民税の徴収は普通徴収(納付書で本人が納める方式)を原則とし、給与(321条の3)・公的年金等(321条の7の2ほか)・退職所得(328条の4)の特別徴収に当たる場合だけを例外としています。退職などで天引きの根拠がなくなると、自動的に普通徴収に戻ります。また2項により、道府県民税と森林環境税も市町村がまとめて賦課・徴収します。

解説

住民税の払い方は二つしかない。勤務先や年金の支払者に差し引かせる「特別徴収」(あなたの代わりに第三者が天引きして役所に納める方式)と、自宅に届く納付書で自分が払う「普通徴収」である。地方税法319条は、法律が挙げた場面だけを特別徴収とし、それ以外はすべて普通徴収によると定める。給与所得者の天引き(321条の3)、公的年金からの天引き(321条の7の2ほか)、退職金からの天引き(328条の4)は、条文の上ではあくまで列挙された例外である。この構造が分かると、退職・転職・副業・年金受給の開始のたびに、なぜ急に納付書が届くのかが読める。天引きの根拠がなくなれば、払い方は自動的に普通徴収に戻るからだ。さらに2項により、市町村は都道府県民税と森林環境税(国税、年1,000円)もまとめて課税し、徴収する。県民税だけを払わないという選択肢は、最初から用意されていない。

法的な位置づけ

地方税法319条は、個人の市町村民税の徴収方法に関する原則規定である。1項は、法律が列挙する給与所得・公的年金等・退職所得に係る特別徴収の場合を除き、納税通知書により納税者が自ら納める普通徴収を原則とする。2項は、市町村が個人の道府県民税及び森林環境税を市町村民税と併せて賦課徴収する旨を定める。

手順・フロー

AI による整理。効力は条文原文が基準です

手順

  1. 1.納付書の年度と内訳を確認する 市町村から届いた税額決定通知書で、課税年度、前年所得の金額、市町村民税・道府県民税・森林環境税の内訳を確認する。前年の所得が基準になっている点に注意する
  2. 2.納期限と各期の金額を手帳に書き込む 原則として6月・8月・10月・翌年1月の4期に分かれている。条例で納期が異なる場合もあるため、納付書に印字された納期限を各期ごとに記録する
  3. 3.支払方法を選んで納付する 金融機関窓口、コンビニ、スマホ決済、地方税統一QRコード(eLTAX)、口座振替などから選ぶ。全期分を一括で払うか、期ごとに払うかも選べる
  4. 4.払えない場合は納期限前に市町村へ相談する 収入がなく一括で払えない場合は、納期限が過ぎる前に市町村の納税課へ連絡し、分割納付や徴収猶予(地方税法15条)を相談する。滞納後よりも選択肢が広い
  5. 5.再就職したら特別徴収への切替を申し出る 新しい勤務先に住民税の天引きへの切替を依頼し、勤務先から市町村へ切替届を提出してもらう。納期限が未到来の期の分が給与天引きに移る

よくある質問 AI による整理

Q1普通徴収とは?

市町村から届く納税通知書と納付書で、納税者本人が住民税を納める方式です。地方税法319条により、個人住民税の徴収はこの方式が原則とされています。

Q2住民税の特別徴収は会社が拒否できる?

原則できません。所得税の源泉徴収義務がある給与支払者は、市町村から特別徴収義務者に指定され、従業員の住民税を天引きして納める義務を負います(321条の3・321条の4)。

Q3住民税の普通徴収の納期はいつ?

原則として6月・8月・10月・翌年1月の年4回です(地方税法320条)。ただし市町村の条例で別の納期を定めている場合があるため、納付書の日付を確認してください。

Q4年金から住民税が天引きされるのはいつから?

要件を満たす65歳以上の公的年金受給者が対象です。初年度は前半を普通徴収で納め、年度の途中(一般に10月支給分)から天引きが始まる運用が多くなっています。

Q5住民税を分割で払うことはできる?

普通徴収はもともと年4回に分かれています。それでも払えない場合は、納期限前に市町村へ相談すれば、徴収猶予(地方税法15条)などで分割が認められる余地があります。

Q6森林環境税はいくら?

1人年額1,000円の国税で、令和6年度(2024年度)から課税されています。地方税法319条2項により、市町村が個人住民税の均等割と併せて徴収します。

Q7普通徴収から特別徴収に切り替える方法は?

新しい勤務先に申し出て、勤務先から市町村へ特別徴収への切替届を提出してもらいます。納期限が過ぎた期の分は切り替えられないため、早めの申出が必要です。

Q8退職したら住民税は一括で引かれる?

1月1日から4月30日までに退職した場合、残りの住民税は最後の給与や退職金から一括で差し引くのが原則です(321条の5)。6月以降の退職なら普通徴収への切替も選べます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1副業が会社にばれたくないんですけど、住民税って自分で払う方式にできるんですか?

事業所得や雑所得など、給与以外の所得にかかる住民税は、確定申告書の住民税の欄で「自分で納付」を選べば普通徴収にできる(地方税法321条の3)。副業がアルバイトなどの給与所得なら、原則として本業と合算されて天引きされる。実務のポイント:「自分で納付」を選んでいても、自治体の事務処理で合算されてしまうことがある。税額通知が勤務先に届く5月より前に、市町村の住民税担当へ電話して、普通徴収になっているか確認しておくと安心だ

Q2会社を辞めたのに住民税の納付書が来ました。払わないとどうなりますか?

住民税は前年の所得に対してその年の1月1日の住所地で課される(地方税法318条)ので、退職しても払う義務は残る。天引きの根拠がなくなったため、319条の原則どおり普通徴収に切り替わっただけである。放っておくと督促状(329条)が届き、延滞金がかかり、さらに預金や給与が差し押さえられる。実務のポイント:再就職したら、残りの普通徴収分を新しい勤務先での天引きに切り替えるよう申し出られる。一度に払う負担を毎月の給与に分けられる

間違えやすい点 AI による整理

  • 住民税は給料から天引きされるのが当たり前で、納付書で払うのは例外だと思われがちである。条文の構造は逆で、普通徴収が原則、特別徴収は列挙された場面に限られた例外である。ただし給与所得者については321条の3で特別徴収が義務とされているため、会社員の実感と条文の建て付けが食い違って見えるのだ
  • 「会社を辞めたのに、なぜ住民税を払うのか」という問いそのものがずれている。住民税は前年の所得に対して、その年の1月1日に住んでいた市町村が課す税である(地方税法318条)。退職で納税義務は消えない。変わるのは払い方だけであり、天引きから自分で払う方式に切り替わる。本当に考えるべきなのは、払うかどうかではなく、いつ何回で払うかである
  • あなたから見れば、市役所に一つの税金を払っているだけである。法律から見ると、市町村民税・道府県民税・森林環境税という三つの税を、市町村が一枚の納付書でまとめて集めている。そのため滞納すれば、督促や差押えも市町村が三つ分まとめて進める。「県の分だけ後で払う」という分け方は通用しない
比較の観点この条文ほかの条文
条文の位置づけ地方税法319条:普通徴収を原則とする総則規定321条の3:給与所得者の特別徴収(例外)
321条の7の2:公的年金等の特別徴収(例外)
税を納める人納税者本人が納付書で納める給与支払者(特別徴収義務者)が天引きして納める
年金保険者(日本年金機構等)が天引きして納める
納期原則年4回(6月・8月・10月・翌年1月、320条)6月から翌年5月の12か月、天引き月の翌月10日まで納入
年金支給月ごとに天引き
本人の選択余地一括か各期払いか、支払手段を選べる給与所得分は原則選べない(給与以外の所得分は申告で選択可)
要件を満たせば本人の希望にかかわらず天引き

他国ではどう定めているか 4 か国

台湾
所得稅法第88條・第71條

台湾には個人住民税に相当する地方所得課税がなく、国税の綜合所得稅で給与の源泉扣繳と5月の結算申報を併用する。徴収方法の原則・例外の構造は日本の住民税と逆で、扣繳が広く義務化されている

韓国
지방세법(개인지방소득세)

韓国は個人地方所得税を国税の所得税に連動させ、給与等は特別徴収で源泉徴収する。地方税でも源泉徴収が中心となる点で日本と構造が異なる

ドイツ
EStG § 38

ドイツは独立の地方所得税を持たず、Lohnsteuer として雇用主が源泉徴収し、税収の一部を市町村に配分する

アメリカ
26 U.S.C. § 3402

米国は連邦所得税を雇用主が源泉徴収し、州税・市税(ニューヨーク市など)も州法・市条例により源泉徴収される。地方税の徴収方法は地域ごとに異なる

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 3月末で会社を辞め、4月と5月分の住民税は最後の給与からまとめて引かれた。6月、ポストに市役所の封筒が届き、前年の所得にかかる新年度分の納付書が4枚入っていた。天引きを引き受ける勤務先がなくなったので、319条の原則どおり普通徴収に戻ったのである
  • 副業のWeb制作の売上を確定申告するとき、住民税の徴収方法の欄で「自分で納付」に印を付け忘れたらどうなる? 副業分の住民税が本業の給与からの天引き額に上乗せされ、5月に勤務先へ届く税額通知で、経理担当が「給与のわりに税額が高い」と気付くおそれがある。申告期限の3月15日までに、この一欄を確認する時間しか残っていない
  • 小さな飲食店を経営するあなたに、アルバイトが「住民税は自分で払うので天引きしないでほしい」と頼んできた。多くの都道府県と市町村は、給与支払者に特別徴収を徹底させる方針をとっている。普通徴収にできるのは、退職予定や給与が少なく引ききれないといった例外に当たる場合に限られる

取るべき行動

被害を受けた側:1. 納付書の年度と内訳(市町村民税・道府県民税・森林環境税)を確かめる。前年の所得が基準になっている点に注意する2. 納期限を確認する。原則は年4回だが、条例で日程が変わることがある3. 一括で払えないなら、納期限が過ぎる前に市町村の窓口で分割納付や徴収猶予(地方税法15条)を相談する4. 新しい勤務先が決まったら、残りを給与天引きに切り替えるよう申し出る5. 税額そのものに誤りがあれば、審査請求の期限内に不服を申し立てる

訴えられた側:特別徴収義務者(従業員の住民税を天引きして納める立場の事業者)である場合、差し引いた税は原則として翌月10日までに納めなければならない(321条の5)。預かった税を納めずにいると、地方税法324条の罰則の対象になる(最新の改正状況をご確認ください)。従業員から普通徴収にしてほしいと頼まれても、例外の要件に当たらなければ応じられないと書面で説明する。資金繰りが苦しいときこそ、預り金である住民税は最初に納める

時効(請求できる期限):普通徴収の納期は原則として6月・8月・10月・翌年1月の4回(地方税法320条。条例で別の定めがある場合を除く)。特別徴収分は、天引きした月の翌月10日までに納める(同321条の5。従業員が少ない事業者には年2回にまとめる特例がある)。課税の内容に不服があるときは、処分があったことを知った日の翌日から3か月以内に審査請求をする(行政不服審査法18条)。地方税の徴収権は、法定納期限の翌日から5年で時効により消滅する(地方税法18条)。延滞金の割合は毎年変わる(最新の改正状況をご確認ください)

改正沿革 AI による整理

  • 平成20年(2008年)改正 公的年金からの特別徴収制度の導入に伴い、特別徴収の例外として年金関係の規定(321条の7の2ほか)が追加されたとみられる。施行時期と条文の文言は人による検証が必要
  • 平成31年(2019年)森林環境税法の制定に伴う改正 2項に森林環境税を併せて賦課徴収する旨が加えられたとみられる。課税は令和6年度(2024年度)から。改正の形式と施行日は人による検証が必要

改正の年表

  1. 1.平成20年(2008年) 改正:公的年金等からの個人住民税の特別徴収制度が創設され(平成21年10月実施)、本条の特別徴収の例外に年金関係の規定が加わった
  2. 2.平成31年(2019年) 改正:森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の制定に伴い、市町村が森林環境税を個人住民税と併せて賦課徴収する仕組みが整備された(課税は令和6年度から)

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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