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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 最終改正 収録時点 令和8年10月2日読了 6 分6 分6 分

地方税法 第603条

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  1. 市町村は、土地の所有者が所有する土地で、その取得が第七十三条の二十七の三から第七十三条の二十七の五までの規定の適用がある取得その他これらに類するものとして政令で定める取得に該当するもののうち政令で定めるものに対しては、土地に対して課する特別土地保有税に係る地方団体の徴収金に係る納税義務を免除するものとする。
  2. 2.市町村は、土地の取得で第七十三条の二十七の三から第七十三条の二十七の五までの規定の適用がある取得その他これらに類するものとして政令で定める取得に該当するものに対しては、土地の取得に対して課する特別土地保有税に係る地方団体の徴収金に係る納税義務を免除するものとする。
  3. 3.市町村長は、土地の所有者等から前二項の規定の適用があるべき旨の申告があり、当該申告が真実であると認められるときは、当該土地の取得の日から五年以内で政令で定める期間を限つて、当該土地に係る特別土地保有税に係る地方団体の徴収金の徴収を猶予するものとする。
  4. 4.第六百一条第五項から第十項までの規定は、前項の場合における徴収の猶予及びその取消し並びに当該特別土地保有税に係る地方団体の徴収金の還付について準用する。

この条文の基本情報

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 地方税法第603条は、日本の地方税法に含まれる条文です。
  2. 地方税法第603条の条文原文は「市町村は、土地の所有者が所有する土地で、その取得が第七十三条の二十七の三から第七十三条の二十七の五までの規定の適用がある取得その他これらに類するものとして政令で…」で始まります。
  3. 地方税法第603条は第三款に置かれています。
  4. 地方税法の公布日は昭和25年7月31日です。
  5. 地方税法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
  6. 地方税法第603条の前の条は地方税法第602条です。
  7. 地方税法第603条の次の条は地方税法第603条の2です。
  8. 地方税法第603条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第603条
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226
  • 本サイト収録地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第603条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000226/603

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点地方税法603条は、収用代替等の特例が適用される土地取得について、市町村が特別土地保有税の納税義務を免除すると定める。免除の前に、申告に基づく5年以内の徴収猶予を経る。

Q · 公共事業で土地を手放して代わりの土地を買ったら、特別土地保有税はかからないの?

申告が必要。申告が真実と認められて初めて猶予・免除される

地方税法603条1項・2項は、不動産取得税の収用代替等の特例が適用される土地取得などについて、市町村が特別土地保有税の納税義務を免除するものと定めます。ただし3項により、所有者等が申告し、市町村長がその内容を真実と認めた場合に、まず取得の日から5年以内で政令が定める期間、徴収が猶予されます。猶予・取消し・還付の手続は601条5項から10項までが準用されます。

解説

国や自治体の道路・河川事業で土地を買い取られた人が、その代金で別の土地を買い直した。普通に読めば、二度目の土地取得にも税金がかかりそうに見える。地方税法603条は、そうはさせない仕組みである。不動産取得税で収用代替などの特例(73条の27の3から73条の27の5)が適用される取得、またはこれに類するものとして政令(内閣が定める命令)で定める取得については、市町村が特別土地保有税の納税義務を「免除するものとする」。裁量で免除するのではなく、免除しなければならないという書き方である。ただし、免除は自動では始まらない。第3項により、所有者等が「この特例が適用されるべきだ」と申告し、市町村長がその内容を真実と認めた場合に、取得の日から5年以内で政令が定める期間、徴収が猶予される(いったん税金の取立てを止めること)。つまり、条件を満たしたうえで申告するという順番を踏んだ人だけが守られる。もう一つ押さえるべき事実がある。特別土地保有税は平成15年度(2003年度)以降、新たな課税が停止されている(地方税法附則31条、最新の改正状況をご確認ください)。本条が今でも意味を持つのは、停止前の取得について猶予・免除・還付の処理が残っている案件と、相続などで古い土地の税務履歴を引き継いだ場面である。

法的な位置づけ

地方税法603条は、特別土地保有税の免除等を定める規定であり、不動産取得税の収用代替等の特例(同法73条の27の3から73条の27の5まで)の適用がある土地取得またはこれに類する政令指定の取得について、市町村に納税義務の免除を義務づける。免除に先立ち、所有者等の申告が真実と認められた場合に、取得の日から5年以内で政令で定める期間、徴収を猶予する。

よくある質問 AI による整理

Q1特別土地保有税とは何ですか?

土地の投機的取得や遊休化を抑えるため、一定規模以上の土地の保有・取得に市町村が課す地方税です。平成15年度以降、新たな課税は停止されています。

Q2特別土地保有税の徴収猶予とはどういう意味ですか?

税額を確定させたまま取立てをいったん止める措置です。地方税法603条3項では、申告が真実と認められた場合に、取得の日から5年以内の政令期間で猶予されます。

Q3収用代替地の特別土地保有税の申告はどこに出しますか?

土地が所在する市町村の税務担当課です。特別土地保有税は市町村税のため、申告も猶予・免除の判断も市町村長が行います。

Q4特別土地保有税の徴収猶予が取り消されるのはどんな場合ですか?

本条4項が準用する601条の規定により、猶予期間内に要件を満たさなくなった場合などに取り消され、猶予されていた税額を納めることになりえます。

Q5特別土地保有税の徴収猶予はいつまで続きますか?

土地の取得の日から5年以内で、政令が定める期間に限られます。期間の満了時に免除で終わるのか取消しになるのかは、個別に確認が必要です。

Q6相続した土地に特別土地保有税の猶予通知があったらどうする?

通知書の日付と土地の所在を控え、市町村の税務課に処理状況(免除済み・猶予中・取消し)を書面で照会します。遺産分割や売却の前に確認するのが安全です。

Q7特別土地保有税は還付してもらえますか?

本条4項は、601条の規定を準用して地方団体の徴収金の還付についても定めています。既に納付した後に免除要件を満たした場合などが想定されます。

Q8特別土地保有税の猶予取消しに不服があるときは?

取消しの通知は行政処分にあたりうるため、処分を知った日の翌日から3か月以内に審査請求を検討します(行政不服審査法18条)。

この条文についての質問 AI による整理

Q1特別土地保有税って、今も払わなきゃいけないんですか?

平成15年度(2003年度)以降、新たな課税は停止されている(地方税法附則31条、最新の改正状況をご確認ください)。ただし停止前に取得した土地で、本条3項の徴収猶予が続いていた案件などは、その後の処理(免除か取消しか)が問題になりうる。実務のポイント:不動産仲介の現場では、この税目そのものを知らない担当者も多い。古い代替地の売却では、自分から税務課に照会しておくほうが確実である

Q2収用の代替地なら、何もしなくても免除されるんですよね?

第1項・第2項は「免除するものとする」と定めるが、第3項は所有者等からの申告と、その内容が真実であるという市町村長の判断を手続の起点にしている。申告をしなければ、猶予の入口に立てない。実務のポイント:収用の補償交渉では起業者(事業を行う側)が税務上の手続を案内することもあるが、市町村税の申告まで代行してくれるとは限らない。補償契約の時点で、税務の段取りを誰が担うかを確認しておく

間違えやすい点 AI による整理

  • 「特別土地保有税はもう課税されていないから無関係」と思われがちだが、停止されたのは新たな課税である。停止前に始まった徴収猶予の処理、つまり免除で終わるか取消しで追徴されるかは、個別の案件として残りうる。過去の通知書を捨ててよい根拠にはならない
  • 「免除するものとする」とあるので役所が自動で処理すると考えるのは、前提の取り違えである。第3項は所有者等からの申告と、その内容が真実だという市町村長の判断を起点にしている。法律が用意した権利でも、手続の入口を通らなければ届かない
  • 納税者から見れば「収用されて損をした側が、なぜ追加の手続を負うのか」という感覚になる。しかし法律から見れば、代替取得であることを最も説明しやすいのは取得した本人である。この視点の差を理解していないと、書類不足のまま猶予を取り消される
比較の観点この条文ほかの条文
規定の役割地方税法603条:収用代替等の取得に対する特別土地保有税の免除と徴収猶予地方税法601条:徴収猶予・取消し・還付の手続(本条4項で5項〜10項を準用)
地方税法585条:特別土地保有税の課税客体・納税義務者
対象となる税目特別土地保有税(保有分=1項、取得分=2項)特別土地保有税
特別土地保有税
納税者側の手続所有者等が「本条の適用があるべき旨」を申告、市町村長が真実と認定猶予の取消し・還付の手続の元規定(本条が準用)
課税の基本要件を定め、手続は他条に委ねる

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
土地稅法第35條・第39條

台湾では土地が徴収された場合の土地增值稅を免徴し、徴収後一定期間内に土地を買い直せば納付済みの税を還付する。代替取得への配慮という発想は共通するが、対象税目は土地增值稅である

韓国
지방세특례제한법 제73조

韓国は収用等に伴う代替不動産の取得について取得税を減免する。取得段階での負担回避という点で本条2項と近い

アメリカ
Internal Revenue Code § 1033

米国連邦税は収用等の非自発的転換による代替資産取得について譲渡益課税を繰り延べる。期間内の代替取得を要件とする点で、猶予を経て免除する本条と構造が似る

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 親が昭和末期に、道路拡張で手放した土地の代わりとして郊外の土地を取得していた。相続の手続中、市役所の古い通知書が出てきて「特別土地保有税 徴収猶予」と書かれている。この猶予が免除で終わったのか、取消しになって未納が残っているのか。相続人であるあなたが確認しないと、遺産分割の前提が崩れる
  • 未完了の猶予案件を抱えた土地を売りたい。決済日まであと二週間しかないのに、買主側の司法書士から「公租公課の未精算はないか」と聞かれた。市町村の税務課で、猶予の取消しや追徴の可能性がないかを書面で確認しておかなければ、決済後に請求が蒸し返されるおそれがある
  • 代替地を取得した法人の経理担当者として、あなたは申告書の提出を一度忘れていた。猶予は申告が前提なので、出していなければ守ってもらえない
  • 代替地を取得したのに、その土地を当初の目的とは別の用途に転用したらどうなるか? 第4項が準用する601条の規定により、徴収猶予が取り消され、猶予されていた税額を納めることになりうる。猶予は「保留」であって「帳消し」ではない

取るべき行動

被害を受けた側:1. 収用・公共事業に伴って代替地を取得した場合(または相続で引き継いだ場合)、市町村からの通知書、取得時の契約書、収用証明・買取証明の類をそろえる2. 市町村の税務課に、特別土地保有税の猶予・免除・取消しの処理状況を書面で照会する3. 猶予中の土地を転用・譲渡する予定があるなら、事前に取消事由に当たらないか確認する4. 処分(役所が直接下す具体的な決定、例:猶予取消し・追徴の通知)に不服があれば、審査請求を検討する

訴えられた側:1. 猶予取消しや追徴の通知を受けたら、取消しの根拠条項(601条の準用部分)と事実認定を通知書から確認する2. 用途や譲渡の経緯について、代替取得の要件を満たしていた証拠を整理する3. 処分を知った日の翌日から3か月以内に審査請求を行う(行政不服審査法18条) 4. 納付が困難であれば、一般の徴収猶予・分納について税務課に相談する

時効(請求できる期限):徴収猶予の期間は土地の取得の日から5年以内で政令が定める期間(本条3項)。地方税の徴収権は原則として法定納期限の翌日から5年で時効消滅する(地方税法18条)。ただし猶予中は時効が進行しない扱いがあるため、個別の起算点は税務課に確認すること。審査請求は処分を知った日の翌日から3か月以内(行政不服審査法18条、最新の改正状況をご確認ください)

改正沿革 AI による整理

改正の年表

  1. 1.昭和48年(1973年) 新設:地方税法改正により特別土地保有税が創設され、土地の投機的取得・遊休化を抑える政策税制として導入された
  2. 2.平成15年(2003年) 改正:平成15年度税制改正により、特別土地保有税の新たな課税が停止された(条文自体は存置され、停止前の案件の処理が残る)

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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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