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出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)e-Gov法令検索出典公布 収録時点 令和8年4月5日読了 6 分6 分6 分

航空法 第132条の14(機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者等の義務)

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  1. 機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者は、前条第三項の規定により指定された使用の条件(次条第二項の規定により変更された場合にあつては、その変更後の条件)の範囲内でなければ、第百三十二条の八十七に規定する特定飛行を行つてはならない。ただし、第百三十二条の八十五第四項及び第百三十二条の八十六第五項に該当する場合は、この限りでない。
  2. 2.機体認証を受けた無人航空機の使用者は、必要な整備をすることにより、当該無人航空機を安全基準に適合するように維持しなければならない。

この条文の基本情報

機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者等の義務とは何ですか?

定義機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者等の義務とは、航空法第132条の14に定められた規定で、「機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者は、前条第三項の規定により指定された使用の条件(次条第二項の規定により変更された場合にあつては、その変更後の条件)の範囲…」と規定しています。

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)

  1. 航空法第132条の14(機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者等の義務)は、日本の航空法に含まれる条文です。
  2. 航空法第132条の14の条文原文は「機体認証を受けた無人航空機を飛行させる者は、前条第三項の規定により指定された使用の条件(次条第二項の規定により変更された場合にあつては、その変更後の条件)の範囲…」で始まります。
  3. 航空法第132条の14は第一款に置かれています。
  4. 航空法の公布日は昭和27年7月15日です。
  5. 航空法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年4月5日時点では廃止情報はありません。
  6. 航空法第132条の14の前の条は航空法第132条の13です。
  7. 航空法第132条の14の次の条は航空法第132条の15です。
  8. 航空法第132条の14には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。

この条文を引用する

下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。

  • 正式書式航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第132条の14
  • 官報・e-Gove-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/327AC0000000231
  • 本サイト収録航空法(昭和二十七年法律第二百三十一号)第132条の14(LawPlayer 収録、取得日 令和8年4月5日)https://lawplayer.com/jp/article/327AC0000000231/132_14

わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です

要点航空法132条の14は、機体認証を受けたドローンでも、指定された使用の条件の範囲内でしか特定飛行を行えないと定め、使用者に安全基準を保つ整備義務を課す。

Q · 機体認証を取ったドローンなら、夜間や目視外でも自由に飛ばせるの?

いいえ、指定された使用の条件の範囲内に限られます

航空法132条の14第1項により、機体認証を受けた無人航空機であっても、機体認証の際に指定された使用の条件の範囲内でなければ、夜間・目視外・人口集中地区上空などの特定飛行を行うことはできません。例外は捜索・救助など緊急目的の飛行に限られます。さらに同条2項は、使用者に必要な整備によって機体を安全基準に適合する状態に保ち続ける義務を課しており、認証は取得後の運用と整備で維持されるものです。

解説

国の審査を通った「機体認証」付きのドローンを持つと、多くの人は夜間も目視外も自由に飛ばせると考える。実際はそうではない。機体認証には国土交通大臣が指定する「使用の条件」が必ず付いている。空港周辺や人口集中地区の上空、夜間、目視外のような「特定飛行」(許可や承認が必要になりうるリスクの高い飛び方)で認証を使えるのは、その条件の内側だけである。条件から一歩でも外れると、手元の認証書は飛行を正当化してくれない。第2項は「使用者」に、機体を安全基準どおりに保ち続ける整備義務も課している。バッテリーの劣化を放置したり、重量の変わる改造をしたりして基準を外れれば、認証の前提そのものが崩れる。例外は、国・地方公共団体等やその依頼を受けた者が行う捜索・救助などの緊急目的の飛行に限られる。認証は取って終わりではない。飛ばすたびに条件と整備で守り続ける約束である。

法的な位置づけ

航空法第132条の14は、機体認証を受けた無人航空機の運用上の義務を定める規定である。第1項は、機体認証の際に指定された使用の条件の範囲内に限って特定飛行を認め、捜索・救助等の緊急目的の飛行を例外とする。第2項は、使用者に対し、必要な整備により機体を安全基準に適合する状態に維持する継続的義務を課す。

手順

  1. 1.使用条件等指定書を確認する 案件を受ける前に、機体認証の使用条件等指定書を開き、夜間・目視外など予定する飛行方法が条件の範囲内かを一行ずつ確認する
  2. 2.範囲外なら許可・承認を申請するか計画を変える 予定の飛行が使用の条件の外側にある場合、DIPS で許可・承認を申請するか、飛行の時間帯・方法を条件内に変更する
  3. 3.飛行前点検を実施し記録する 機体・バッテリー・プロペラ・モーター等を点検し、日時・点検項目・交換部品を記録に残す。異常があれば飛行を中止して整備する
  4. 4.改造・部品交換時に基準適合を確認する カメラマウントの追加や部品交換で重量・重心・構造が変わる場合、安全基準への適合が保たれるかをメーカーや制度案内で確認してから運用する
  5. 5.更新検査に向けて整備記録をまとめる 機体認証の有効期間が切れる前に、それまでの点検・整備記録を整理し、更新検査に備える

よくある質問 AI による整理

Q1ドローンの機体認証とは何ですか?

国が無人航空機の強度・構造・性能を検査し、安全基準への適合を証明する制度です。第一種と第二種があり、認証には使用の条件が指定されます。

Q2使用条件等指定書はどこで確認できますか?

機体認証の交付時に、認証書とあわせて使用の条件が指定されます。飛行前に指定書の内容と予定する飛行方法を照らし合わせることが重要です。

Q3機体認証の有効期間はいつまで?

一般に第一種は1年、第二種は3年とされています。期限前に更新検査を受ける必要があるため、最新の制度内容を国土交通省の案内で確認してください。

Q4認証ドローンを改造したら認証は無効になる?

重量や重心、構造が変わり安全基準に適合しなくなれば、本条2項の整備義務違反となりうえ、認証の前提が崩れます。改造前にメーカーや制度の確認が必要です。

Q5使用条件の範囲外で飛ばすと違法?

特定飛行を使用の条件の範囲外で行うことは本条1項に反します。範囲外の飛行を行いたい場合は、別途許可・承認の申請を検討する必要があります。

Q6ドローンの整備記録は義務ですか?

本条2項は安全基準への適合維持を求めます。点検の記録は、事故時に整備義務を果たしていたことを示す重要な証拠になるため、残しておくのが実務です。

Q7特定飛行とは何ですか?

空港周辺や人口集中地区の上空、夜間、目視外など、航空法132条の87に定めるリスクの高い飛行で、原則として許可・承認や認証等の手当てが必要です。

Q8機体認証を受けるメリットは?

技能証明と組み合わせることで、一定の条件を満たす特定飛行の許可・承認が不要になり、レベル4飛行も可能になります。ただし使用の条件内に限られます。

この条文についての質問 AI による整理

Q1第二種の機体認証を取ったら、もう許可申請はしなくていいんですよね?

一部は不要になるが、全部ではない。必要な限定を解除した二等以上の技能証明も持ち、最大離陸重量25kg未満で、空港周辺・150m以上・催し場所の上空・危険物輸送・物件投下のいずれにも当たらない飛行であれば、飛行マニュアルの作成などの措置を条件に許可・承認が不要になる。それも使用の条件の範囲内に限られる(本条1項)。実務のポイント:指定書の条件と自社マニュアルの記載がずれている事業者は多く、事故のときはそのずれが真っ先に突かれる

Q2整備って、どこまでやれば義務を果たしたことになるの?

本条2項は「必要な整備」で安全基準への適合を保つよう定めているだけで、具体的な点検方法はメーカーの取扱説明書や整備手順によるところが大きい。基準に適合しないおそれがあれば、国土交通大臣は整備を命じることができる。実務のポイント:最大の盲点は、点検をしたかどうかより記録を残したかどうかである。日時・点検項目・交換部品が残っていない整備は、事故調査の場で「やっていない」と同じ扱いを受けがちだ

Q3警察に頼まれて行方不明者を捜す飛行でも、使用の条件を守らないといけない?

本条1項ただし書は、132条の85第4項と132条の86第5項に当たる場合を除いている。国・地方公共団体等やその依頼を受けた者が行う捜索・救助などの緊急目的の飛行がこれに当たる。実務のポイント:「人助けだから」という自分の判断だけでは足りない。依頼元と目的を後から確認できるよう、依頼を受けた時点でメールや文書に残しておくのが実務のやり方である

間違えやすい点 AI による整理

  • 機体認証を取れば特定飛行を自由に行えると思われがちだが、認証が効くのは指定された使用の条件の範囲内だけである。レベル4(有人地帯の上空を、補助者を置かず目視外で飛ばす飛行)は、第一種機体認証と一等無人航空機操縦士の技能証明をそろえても、なお飛行ごとの許可・承認が必要になる
  • あなたにとって整備は「壊れたら直す」作業だが、法律の上では「安全基準に適合した状態を保ち続ける」継続的な義務である。墜落してから直すのでは遅い。事故調査で点検記録の空白が見つかれば、整備義務を果たしていなかったと評価されやすい
  • 「認証機なら許可申請はいるのか、いらないのか」という問いは、立て方が粗い。答えは機体認証の種類、技能証明の等級、飛行のリスク区分(カテゴリー)の組み合わせで決まる。第二種機体認証と二等技能証明があっても、許可・承認を省略できるのは、最大離陸重量25kg未満などの条件を満たす飛行に限られる
比較の観点この条文ほかの条文
規律の対象132条の14:認証後の運用(使用条件内の飛行・整備維持)132条の13:機体認証の付与と使用の条件の指定
132条の15:使用条件の変更・整備命令等(現行効力要確認)
義務を負う者飛行させる者(1項)・使用者(2項)認証を申請する者(主に審査の枠組み)
国土交通大臣の命令を受ける使用者
違反時の位置付け条件外の特定飛行・整備不足による基準不適合認証要件を満たさなければ認証されない
命令違反として行政上の措置の対象

他国ではどう定めているか 3 か国

台湾
民用航空法 第九章之二(遙控無人機)

台湾は登録・操縦者証・一定重量以上の機体検験を軸とし、日本のような認証ごとの使用条件指定とは構造が異なる

ドイツ
Durchführungsverordnung (EU) 2019/947

EU はオープン・特定・認証の3カテゴリーでリスク別に規律し、認証カテゴリーの機体には型式証明と継続的耐空性の維持が求められる

アメリカ
14 CFR Part 107

米国は小型 UAS の運用規則を中心に、規則の適用除外(waiver)で夜間・目視外等を個別に認める方式

AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です

想定される場面と対応 AI による整理

こんなときに使う

  • 不動産会社から夕暮れどきの物件空撮を頼まれた。手元は第二種機体認証の機体である。使用条件等指定書に夜間飛行が入っていなければ、日没後に撮る一枚は認証の外側の飛行になる。「認証機だから大丈夫」は、日が沈んだ瞬間に通用しなくなる
  • 中古で買った認証済みドローンに、自分で大型カメラのマウントを付けたらどうなるか? 重量や重心が変われば、安全基準に適合しない状態になりうる。整備義務を負うのは、改造した今の使用者であるあなただ
  • 農薬散布の繁忙期で、受託した圃場をあと3日で回りきらなければならない。モーターの異音に気付きながら「今シーズンだけ」と飛ばし続けている。第2項の整備義務を怠っていたことは、墜落事故が起きた時点で一気に表に出る
  • 社員が使用条件の外で目視外飛行をした。違反を問われるのは飛ばした社員本人だが、機体の整備状態を問われるのは使用者である会社だ。民事では使用者責任(民法715条)も重なる
  • 近所の屋根を点検していたドローンが、あなたの車の上に落ちた。相手が「国の認証機だから欠陥はない」と言い張っても、条件内の飛行だったのか、整備記録はあるのかを問いただす余地がある

取るべき行動

被害を受けた側:1. 落下・衝突の現場写真、機体の位置、時刻を記録し、可能なら操縦者の氏名と機体の登録記号を確認する2. 人の負傷や物の損壊があった場合、操縦者には国土交通大臣への事故報告義務があるため、報告したかを確認する3. 使用条件の範囲内の飛行だったか、整備記録はあるかを書面で照会する4. 賠償請求は民法709条(社員による飛行なら715条も)を根拠に行い、相手の賠償責任保険の有無を早めに確認する

訴えられた側:1. 飛行前に使用条件等指定書と飛行計画を照らし合わせ、枠外ならDIPSで許可・承認を申請するか、飛行方法を変える2. 日常点検・定期点検の内容を記録として残す。事故のとき最大の防御材料になる3. 事故が起きたら、直ちに負傷者の救護と危険の防止を行い、国土交通大臣へ報告する4. 捜索・救助などの例外に当たると主張するなら、依頼元と目的を文書で残しておく

時効(請求できる期限):本条自体に時効の定めはない。違反が罰金刑に当たる罪であれば、公訴時効は3年である(刑事訴訟法250条2項6号)。事故の被害者による損害賠償請求は、損害と加害者を知った時から3年(人の生命・身体の侵害は5年、民法724条、724条の2)。機体認証の有効期間は第一種1年、第二種3年(最新の改正状況をご確認ください)

改正沿革 AI による整理

改正の年表

  1. 1.令和3年(2021年) 新設:航空法改正により機体認証制度・技能証明制度とともに創設。認証機の使用条件内での特定飛行と整備維持義務を定め、2022年12月のレベル4飛行解禁に合わせて施行

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航空法の全文を見る所属する編章節を開く:第一款

出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)。AI による解説は理解の補助であり、法的効力は条文原文が基準です。

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