動物の愛護及び管理に関する法律 第21条の5(動物に関する帳簿の備付け等)
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- 第一種動物取扱業者のうち動物の販売、貸出し、展示その他政令で定める取扱いを業として営む者(次項において「動物販売業者等」という。)は、環境省令で定めるところにより、帳簿を備え、その所有し、又は占有する動物について、その所有し、若しくは占有した日、その販売若しくは引渡しをした日又は死亡した日その他の環境省令で定める事項を記載し、これを保存しなければならない。
- 2.動物販売業者等は、環境省令で定めるところにより、環境省令で定める期間ごとに、次に掲げる事項を都道府県知事に届け出なければならない。
- 一当該期間が開始した日に所有し、又は占有していた動物の種類ごとの数
- 二当該期間中に新たに所有し、又は占有した動物の種類ごとの数
- 三当該期間中に販売若しくは引渡し又は死亡の事実が生じた動物の当該事実の区分ごと及び種類ごとの数
- 四当該期間が終了した日に所有し、又は占有していた動物の種類ごとの数
- 五その他環境省令で定める事項
この条文の基本情報
動物に関する帳簿の備付け等とは何ですか?
定義動物に関する帳簿の備付け等とは、動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5に定められた規定で、「第一種動物取扱業者のうち動物の販売、貸出し、展示その他政令で定める取扱いを業として営む者(次項において「動物販売業者等」という。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5(動物に関する帳簿の備付け等)は、日本の動物の愛護及び管理に関する法律に含まれる条文です。
- 動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5の条文原文は「第一種動物取扱業者のうち動物の販売、貸出し、展示その他政令で定める取扱いを業として営む者(次項において「動物販売業者等」という。」で始まります。
- 動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5は第二節 第一種動物取扱業者に置かれています。
- 動物の愛護及び管理に関する法律の公布日は昭和48年10月1日です。
- 動物の愛護及び管理に関する法律について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
- 動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5の前の条は動物の愛護及び管理に関する法律第21条の4です。
- 動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5の次の条は動物の愛護及び管理に関する法律第22条です。
- 動物の愛護及び管理に関する法律第21条の5には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
動物の愛護及び管理に関する法律(昭和四十八年法律第百五号)第21条の5 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/348AC1000000105 - 本サイト収録
動物の愛護及び管理に関する法律(昭和四十八年法律第百五号)第21条の5(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/348AC1000000105/21_5
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点動物愛護管理法21条の5は、動物販売業者等に動物の取得日・販売日・死亡日等を記載した帳簿の保存と、期間ごとの頭数の都道府県知事への届出を義務付ける。
Q · ペットショップは売れ残った動物や死んだ動物も記録しなければならないの?
はい。死亡日も含めて帳簿への記載と保存が義務です
動物愛護管理法21条の5第1項により、動物の販売・貸出し・展示等を業として営む第一種動物取扱業者は、所有・占有する動物について取得日、販売・引渡し日、死亡日などを帳簿に記載し保存しなければなりません。さらに同条2項により、環境省令で定める期間ごとに、期首・新規取得・販売等・死亡・期末の頭数を種類別に都道府県知事へ届け出る義務があります。購入者に閲覧請求権はありませんが、自治体は24条の報告徴収・立入検査で帳簿を確認できます。
解説
ペットショップのガラスケースに並ぶ子犬には、店の奥で別の記録が付いている。いつ仕入れたか、いつ誰に売ったか、そして「死亡した日」。この条文により、動物の販売・貸出し・展示などを業として営む第一種動物取扱業者は、その動物の出入りを帳簿に記載して保存しなければならない。さらに、期間ごとに「期首に何頭いたか、新たに何頭入ったか、売った・引き渡した・死んだのが何頭か、期末に何頭残ったか」を都道府県知事へ届け出る義務も負う。数字が合わない場合、その差の分の動物はどこかへ消えたことになる。あなたが飼い主として店のずさんな管理を疑ったとき、店員に「帳簿を見せろ」と詰め寄っても、法律上その要求に応じる義務はない。ただし都道府県の動物愛護管理部署は、報告の徴収や立入検査(24条)で帳簿を確認できる。どこに声を届ければ帳簿が開くのか、その経路を知っているかどうかが分かれ目になる
法的な位置づけ
動物愛護管理法第21条の5は、第一種動物取扱業者のうち動物の販売、貸出し、展示その他政令で定める取扱いを業として営む者(動物販売業者等)に対し、帳簿の備付け・記載・保存義務と、環境省令で定める期間ごとの動物の種類別頭数等の都道府県知事への届出義務を定める規定である。
よくある質問 AI による整理
Q1動物取扱業の帳簿とは何ですか?
動物の販売・貸出し・展示等を業とする事業者が、動物ごとの取得日・販売日・死亡日などを記録して保存する帳簿です。動物愛護管理法21条の5が根拠です。
Q2動物取扱業の帳簿に書く項目は?
条文が明記するのは、所有・占有した日、販売・引渡しをした日、死亡した日です。その他の記載事項は環境省令(施行規則)で定められています。
Q3動物取扱業の定期報告 いつまでに出す?
届出の対象期間と提出期限は環境省令で定められています。実務上は管轄の都道府県・政令市が案内する様式と期限に従って提出します。
Q4動物取扱業の帳簿 保存期間は何年?
保存期間は環境省令で定められており、5年間とされています。改正で変わる可能性があるため、最新の施行規則で確認してください。
Q5動物取扱業者が帳簿をつけないと違法?
違法です。21条の5違反は法令違反として自治体の指導対象となり、19条による登録取消しや業務停止の事由にもなりえます。罰則規定にも注意が必要です。
Q6動物取扱業の帳簿 様式は決まってる?
記載事項は環境省令で決まっていますが、書式そのものの指定は限定的です。多くの自治体が様式例を配布しており、それを使うと記載漏れを防げます。
Q7移動動物園やふれあいイベントにも帳簿義務はある?
展示や貸出しを業として営み、第一種動物取扱業の登録をしている場合は「動物販売業者等」に当たり、帳簿と定期報告の義務の対象となりえます。
Q8ペットショップの不適切な管理はどこに通報する?
管轄の都道府県または政令市等の動物愛護管理部署(動物愛護センター等)が窓口です。24条の報告徴収・立入検査の権限を持つのはこの部署です。
この条文についての質問 AI による整理
Q1ペットショップに、うちの子の仕入れ先とか、同じ時期に死んだ子がいたかとか、帳簿を見せてもらえるんですか?
21条の5は事業者に記録と行政への届出を義務付ける規定で、購入者に閲覧請求権を与えてはいない。ただし都道府県等は24条にもとづき報告を求め、立入検査で帳簿を確認できる。実務のポイント:自治体に相談するとき、個体の購入日とマイクロチップ番号まで伝えると担当者が帳簿と照合しやすく、一般的な苦情として流されにくくなる
Q2うちは猫カフェで猫は売ってないけど、それでも帳簿っているの?
展示を業として営む第一種動物取扱業者であれば、条文上は「動物販売業者等」に含まれ、帳簿の備付けと届出の対象となりうる。対象動物や記載事項の細目は環境省令で決まる。実務のポイント:開業時の登録だけで安心し、帳簿の書式を用意していない店は少なくない。自治体が配布する書式例をそのまま使えば、立入検査で求められる項目を漏れなく押さえられる
Q3子犬が一頭行方不明になって数が合わないんだけど、報告書の数字を調整しちゃダメ?
ダメである。届け出る数字は帳簿と一致していなければならず、虚偽の届出は罰則の対象になりうる(最新の改正状況をご確認ください)。法令違反は19条の登録取消や業務停止の事由にもなる。実務のポイント:行政が問題視するのは「数が合わないこと」より「説明できないこと」である。逸走なら警察への遺失届や捜索記録を残しておけば、差異の理由として示せる
間違えやすい点 AI による整理
- 「帳簿義務は犬猫を売るペットショップだけの話」と思われがちだが、条文の対象は販売に加えて貸出し、展示、政令で定める取扱いまで含む。猫カフェ、移動動物園、撮影用の動物レンタルも射程に入りうる。対象となる動物の種類や記載事項の細目は環境省令で定められているため、最新の省令を確認する必要がある
- 客から見れば帳簿は店の事務作業にすぎない。法律から見れば、帳簿は流通過程で動物が消えていないかを行政が追跡するための仕組みである。この落差のせいで、事業者は「後でまとめて書けばいい」と軽く扱いがちだ。立入検査で記載と現物の頭数が合わないと、その一点から指導、勧告、登録取消へと話が広がりうる
- 「店に帳簿を見せろと言えるか」と問う人が多いが、その問い自体がずれている。この条文は記録と行政への届出の義務を定めたもので、購入者に閲覧請求権を与える規定ではない。正しく問うべきは、帳簿を確認する権限を持つ都道府県(または政令市等)をどう動かすかである
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 義務・権限の主体 | 21条の5:動物販売業者等(販売・貸出し・展示等の第一種動物取扱業者) | 24条:都道府県知事(報告徴収・立入検査の権限) 19条:都道府県知事(登録取消し・業務停止の権限) |
| 規定の内容 | 帳簿の備付け・記載・保存と、期間ごとの頭数の届出 | 事業者に報告を求め、施設に立ち入って帳簿等を検査する 法令違反等があった場合に登録を取り消し、または業務の全部・一部を停止する |
| 購入者・住民との関係 | 購入者に閲覧請求権を与える規定ではない | 住民の情報提供が立入検査の端緒になりうる 処分により不適切な事業者の営業を止める最終手段 |
他国ではどう定めているか 4 か国
台湾は繁殖・売買・寄養を「特定寵物業」として許可制とし、管理の細目を下位法令に委ねる。登録・許可制に記録管理を組み合わせる発想は日本と近い
韓国も動物販売業等を登録・許可制とし、営業者の遵守事項として取引記録の作成・保管を求める。条番号は法改正で変動があるため要確認
ドイツは業としての動物取扱いを官庁の許可制とし、許可に付随して記録や管理体制の要件を課す。帳簿と頭数報告を法律で直接定める日本型とは構造が異なる
米国は連邦法で、ライセンスを受けたディーラー等に動物の取得・処分に関する記録の作成・保存を義務付け、USDA が検査する
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 購入して一週間の子犬がパルボウイルスで死んだ。同じ時期に同じ店で何頭死んでいたのか知りたいと思っても、店は答えない。だが帳簿には死亡日が記載されているはずで、自治体に相談すれば立入検査(24条)の端緒になりうる
- あなたは猫カフェを開業したばかりのオーナーだ。「販売していないから帳簿は関係ない」と思っていたが、展示業として登録しているなら記載対象になる。保健所や動物愛護センターの立入りで帳簿の不備を指摘され、改善を求められる
- もし繁殖業者から仕入れた個体の記録を付けずにイベント販売を続けていたら、登録の更新時にどうなる? 法令違反は登録取消や業務停止の理由となりうる(19条)。帳簿一冊の手抜きで、店そのものが止まる可能性がある
- 年度末の定期報告の締切が迫っている。期首の頭数に仕入れを足し、販売と死亡を引いても、期末の頭数と三頭合わない。誤魔化して出すか、正直に原因を調べるか。虚偽の届出は罰則の対象になりうる(最新の改正状況をご確認ください)
- 友人が「ふれあい動物園で体調の悪そうなウサギが入れ替わっている気がする」と言ってきた。言葉だけでは動かない役所も、帳簿と報告という具体的な確認対象を示されれば動きやすい
取るべき行動
被害を受けた側:1. 購入時の契約書、領収書、生体情報(生年月日、仕入先、マイクロチップ番号)、死亡や発病時の診断書を保存する2. 店とのやり取りは日時付きでメールや LINE に残す3. 管轄の都道府県(または政令市等)の動物愛護管理部署に、個体名と時期を特定して帳簿・報告の確認を依頼する4. 損害賠償や代金返還は、民法の契約不適合責任(562条以下)や不法行為として別途検討し、必要に応じて消費生活センターや弁護士に相談する
訴えられた側:1. 帳簿の記載漏れが判明したら、直ちに補記して訂正の経緯をメモに残す。改ざんと受け取られないよう、元の記載は消さない2. 頭数の差異は原因(死亡、返品、譲渡など)ごとに裏付け資料を揃える3. 立入検査や指導には誠実に対応し、改善計画を書面で出す4. 登録取消や業務停止に進みそうな場合は、聴聞などの手続で反論の機会があるため、早い段階で行政手続に詳しい弁護士へ相談する
時効(請求できる期限):特定の時効はない。帳簿の保存期間と定期報告の期間・提出期限は環境省令で定められている(保存期間5年、年度ごとの報告と解されている。最新の改正状況をご確認ください)。購入者が売主に請求する場合、契約不適合を知った時から1年以内に通知する必要がある(民法566条)。一般消滅時効(民法166条、知った時から5年、権利を行使できる時から10年)も適用される
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.平成24年(2012年) 新設:動物愛護管理法の改正により、動物販売業者等に帳簿の備付け・保存義務と、期間ごとの頭数等の届出義務を規定(施行は平成25年)。条文の詳細は改正法原文で要確認
- 動物の愛護及び管理に関する法律 第10条第一種動物取扱業の登録制度
- 動物の愛護及び管理に関する法律 第19条法令違反による登録取消・業務停止
- 動物の愛護及び管理に関する法律 第24条報告徴収・立入検査で帳簿を確認
- 動物の愛護及び管理に関する法律 第21条取扱業者の基準遵守義務
- 動物の愛護及び管理に関する法律 第39条の2犬猫のマイクロチップ装着義務(現行効力を要確認)
- 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 第12条希少種の譲渡し等の規制(現行効力を要確認)
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