要点労働者派遣法10条は、派遣事業の許可の有効期間を定める。初回許可は許可日から3年、更新を受ければ次は5年となり、更新を怠れば事業を継続できず無許可状態に陥る。
Q · 派遣会社の許可って、一度取れば一生もの?それとも更新が必要なの?
初回は3年で更新が必要、更新後は5年に延びます
労働者派遣法10条によれば、第5条1項の許可は許可日から3年で満了します(1項)。事業を続けるには満了前に更新を受ける必要があり(2項)、更新後の有効期間は満了日の翌日から起算して5年に延びます(4項)。更新申請が7条1項の許可基準に適合しなければ、厚生労働大臣は更新を拒否できます(3項)。一日でも切らせると新規許可の取り直しになり、失効期間中の派遣は職業安定法44条違反となります。
派遣会社を立ち上げ、苦労して許可を取った。その許可証には、多くの経営者が見落とす時限装置が組み込まれている。労働者派遣法10条は、最初の許可の有効期間をわずか3年と定める(1項)。3年後、事業を続けるには更新を受けなければならず(2項)、更新が認められて初めて、次の有効期間は5年に延びる(4項)。ここで知っておくべきは、更新は自動ではないという点だ。厚生労働大臣は、更新申請が許可基準(7条)に適合しないと判断すれば、更新を拒否できる(3項)。初回は通った会社でも、3年の間に純資産が基準を割れば、更新時に落とされる。そして最も恐ろしいのは、有効期間を一日でも切らせたとき。あなたの派遣事業は単なる無許可営業ではなく、職業安定法44条が禁じる労働者供給事業へと逆戻りし、刑事罰の射程に入る。許可証の有効期間の欄は、あなたの事業の生死を刻むカウントダウンだ。
労働者派遣法10条は、労働者派遣事業の許可の有効期間と更新を定める規定である。第5条1項の許可は許可日から3年で満了し、事業の継続には更新が必要となる。更新後の有効期間は満了日の翌日から起算して5年とされ、更新申請が7条1項の許可基準に適合しないときは、厚生労働大臣は更新をしてはならない。
AI 輔助整理,以條文原文為準
初回は許可日から3年、更新後は満了日の翌日から起算して5年です(労働者派遣法10条1項・4項)。最初だけ短く設定されている点に注意が必要です。
厚生労働省令で定める期限までに申請します(一般に有効期間満了の30日前まで、最新の省令をご確認ください)。審査に時間がかかるため早めの準備が必要です。
更新からのやり直しではなく新規許可(5条)の取り直しになり、失効期間中の派遣は職業安定法44条の労働者供給事業として違法になります。
更新時も7条1項の許可基準(資産要件、キャリア形成支援制度、事業所要件など)への適合が必要です。満たさなければ更新は認められません(10条3項)。
平成27年(2015年)改正で区別は廃止され、全ての労働者派遣事業が許可制に一本化されました。現在はすべて本条の有効期間・更新制度の対象です。
更新申請が7条1項各号の許可基準に適合しないと厚生労働大臣が認めるときは、更新できません(10条3項)。純資産が基準を割り込んだケースが典型です。
あります。14条により、欠格事由該当や是正命令違反などがあれば、有効期間内でも許可が取り消されます。期間満了だけが失効原因ではありません。
更新前の有効期間が満了する日の翌日から起算して5年です(10条4項)。早く申請しても期間が前倒しで削られることはありません。
失効すると更新(10条2項)ではなく新規許可(5条)からのやり直しになり、初回有効期間は再び3年に戻ります(10条1項)。さらに失効期間中に行った派遣は無許可派遣として職業安定法違反になり、過去の契約の効力にも波及します。業界裏話ヒント:失効が一日でもあると、進行中の派遣が全部「無許可期間の派遣」に化け、派遣先からの契約解除や損害賠償が連鎖します。空白を作らないことが唯一の正解で、満了前の更新以外に安全策はありません
逆に厳しくなりうります。更新時も7条1項の許可基準(資産要件、キャリア形成支援制度、事業所要件など)を満たす必要があり、満たさなければ厚生労働大臣は更新できません(10条3項)。6条の欠格事由も準用されます(10条5項)。業界裏話ヒント:初回は開業準備で資産要件を整えても、3年後に欠損が出て純資産が基準を割り、更新で落ちる会社が現実にあります。更新の1年前から決算を意識して純資産を積むのが実務の鉄則です
| dimension | thisArticle | alternatives |
|---|---|---|
| 局面 | 10条:許可の有効期間の更新(満了前の継続手続) | — |
| 発生タイミング | 有効期間の満了に向けて(初回3年後、以後5年ごと) | — |
| 審査の中身 | 7条1項の許可基準への再適合 + 6条欠格事由の準用(10条5項) | — |
| 通らなかった場合 | 更新拒否→失効→新規許可からやり直し(初回3年に戻る) | — |
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