皇室典範 第32条
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皇族及び最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官たる議員及び予備議員の任期は、四年とする。
この条文の基本情報
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 皇室典範第32条は、日本の皇室典範に含まれる条文です。
- 皇室典範第32条の条文原文は「皇族及び最高裁判所の長たる裁判官以外の裁判官たる議員及び予備議員の任期は、四年とする。」で始まります。
- 皇室典範第32条は第五章 皇室会議に置かれています。
- 皇室典範の公布日は昭和22年1月16日です。
- 皇室典範について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年9月5日時点では廃止情報はありません。
- 皇室典範第32条の前の条は皇室典範第31条です。
- 皇室典範第32条の次の条は皇室典範第33条です。
- 皇室典範第32条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
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- 正式書式
皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第32条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000003 - 本サイト収録
皇室典範(昭和二十二年法律第三号)第32条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年9月5日)https://lawplayer.com/jp/article/322AC0000000003/32
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点皇室典範32条は、皇室会議の議員と予備議員のうち、互選で選ばれる皇族と最高裁長官以外の裁判官の任期を4年と定める。首相や議長など職位で就く議員には任期の定めがない。
Q · 皇室会議の議員の任期は何年?全員が4年なの?
互選で選ばれる皇族と裁判官の議員・予備議員だけが4年
皇室典範32条により、皇室会議の議員と予備議員のうち、成年皇族の互選で選ばれる皇族と、最高裁判所長官以外の判事の互選で選ばれる裁判官の任期は4年です。内閣総理大臣、衆議院・参議院の議長と副議長、宮内庁長官、最高裁判所長官の7人は、その職にあることで議員となるため任期の定めがなく、職を離れれば議員でもなくなります。
解説
皇室会議の名簿を見ると、10席のうち7席には人の名前ではなく肩書きが並んでいる。衆議院と参議院の議長・副議長、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官である。この7人は職を離れると同時に席も失う。残る3席は互選(同じ立場の人同士で選び合うこと)で決まる。成年皇族が選ぶ皇族2人と、長官以外の最高裁判事が選ぶ裁判官1人で、それぞれの予備議員も同じ方法で選ばれる。本条は、この互選の席にだけ4年の任期を与えている。衆議院が解散されても、政権が交代しても、この3席は任期中は動かない。皇位継承順位の変更や男性皇族の婚姻のような重い議題を扱う会議の中に、政治の時計とは別の時計で動く席が組み込まれているということだ。次にあなたがニュースで皇室会議の招集を見たときは、選挙によって入れ替わった顔ぶれと、任期によって残った顔ぶれを分けて見てほしい。
法的な位置づけ
皇室典範第32条は、皇室会議の議員および予備議員のうち、皇族と最高裁判所長官以外の裁判官の任期を4年とする規定である。両者は皇室典範28条3項および30条に基づき互選で選出され、職位に基づいて当然に議員となる内閣総理大臣、衆参両院の議長・副議長、宮内庁長官、最高裁判所長官とは異なり、一定期間在任が保障される。
よくある質問 AI による整理
Q1皇室会議 任期 何年?
互選で選ばれる皇族2人と裁判官1人、およびその予備議員の任期が4年です(皇室典範32条)。それ以外の7人の議員には任期がありません。
Q2皇室会議の議員は誰が務める?
皇族2人、衆参両院の議長・副議長、内閣総理大臣、宮内庁長官、最高裁判所長官、その他の裁判官1人の計10人です(皇室典範28条)。
Q3皇室会議の皇族議員はどうやって選ばれる?
成年に達した皇族の互選で選ばれます(皇室典範28条3項)。予備議員も同じ方法で選ばれ、任期はいずれも4年です。
Q4皇室会議の裁判官議員は誰が選ぶ?
最高裁判所長官以外の最高裁判所判事の互選で選ばれます。長官は職位によって当然に議員となるため、互選の対象外です。
Q5皇室会議の議長は誰?
内閣総理大臣が議長を務めます(皇室典範29条)。ただし首相は議員を選ぶ権限は持たず、互選議員の人選には関与しません。
Q6皇室会議の予備議員とは?
議員に事故があるときや欠けたときに、その職務を行う議員です(皇室典範30条)。互選で選ばれる予備議員の任期も4年です。
Q7皇室会議に天皇は出席する?
天皇は皇室会議の構成員ではありません。国政に関する権能を持たない天皇(憲法4条)に代わり、三権の代表と皇族が合議します。
Q8衆議院が解散したら皇室会議の議員はどうなる?
衆議院の議長・副議長については、後任が決まるまで解散時の議長・副議長が議員を務めます(皇室典範31条)。互選議員は任期中そのまま残ります。
この条文についての質問 AI による整理
Q1皇室会議のメンバーって、首相が選んでるんですか?
選んでいない。10人のうち7人は職に就いていることで自動的に議員になり、皇族2人は成年皇族が、裁判官1人は長官以外の最高裁判事がそれぞれ互選で選ぶ(皇室典範28条)。この互選組の任期を4年と定めたのが32条である。実務のポイント:首相は議長を務めるが、議員を選ぶ権限は持っていない。人選に内閣が口を出せない作りになっていて、そこが政治からの独立を支えている
Q2皇室会議って、いつ開かれるものなんですか?めったに聞きませんよね
皇室会議が扱えるのは法律で定められた事項に限られる(皇室典範37条)。皇位継承順序の変更(3条)、立后と男性皇族の婚姻(10条)、皇族の身分離脱(11条)、摂政に関する事項などである。2017年12月には、天皇の退位日について意見を聴くために開かれた。実務のポイント:招集するのは議長だが、継承順序や摂政に関する事項では、議員4人以上が求めれば招集しなければならない(33条)。4年の任期中に一度も開かれないこともある
間違えやすい点 AI による整理
- 「皇室会議の任期は何年か」という問いそのものが的を外している。会議体そのものに任期はなく、任期を持つのは互選で選ばれる皇族と裁判官の席(予備議員を含む)だけである。首相や議長はその職にある間だけ議員であり、任期という考え方が当てはまらない
- 外から見ると、皇室会議は天皇のための相談役の集まりのように映る。しかし法律上、天皇は構成員ではない。国政に関する権能を持たない天皇(憲法4条)に代わって、三権の代表と皇族が合議で決める仕組みである。この違いを取り違えると、皇室関連のニュースの意味を読み誤る
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 対象となる席 | 皇室典範32条:互選で選ばれる皇族・裁判官の議員と予備議員 | 皇室典範28条:会議を構成する10人の議員全体 皇室典範31条:衆議院の議長・副議長(解散時) |
| 選ばれ方 | 成年皇族の互選/長官以外の最高裁判事の互選 | 7人は職位により当然就任、3人は互選 衆議院の議長・副議長という職位による |
| 在任期間 | 4年の任期 | 職位議員は在職中のみ(任期の定めなし) 解散後も後任が定まるまで解散時の議長・副議長が務める |
他国ではどう定めているか 1 か国
台湾は共和制のため、皇室会議に相当する機関は存在しない。職位に基づく構成員と互選による任期付き構成員を組み合わせて独立性を確保する設計は、比較の素材としては参考になる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 衆議院が解散されて議長も副議長も退いた直後に、皇室会議を開く必要が出たらどうなるか。衆議院側の2席については、後任が決まるまで解散時の議長・副議長が務める経過措置(皇室典範31条)がある。一方、皇族2人と裁判官1人は任期の途中であれば同じ人物が座り続ける。会議の顔ぶれは一度に全員が入れ替わるわけではない。
- 憲法の勉強会で「皇室会議の構成」を問われた。10人の肩書きを暗記するより、互選と任期で選ばれる3席と、職に就いていることで自動的に座る7席という二層の構造で説明したほうが、答えの説得力ははるかに増す。
学説
一般的な理解:皇室典範は憲法2条に基づき国会の議決した法律として制定されており、皇室会議もその授権の範囲内で法定事項のみを審議する。互選議員に任期を設けるのは、職位議員の交代から切り離された継続性を確保する趣旨と説明される。
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和22年(1947年) 新設:現行皇室典範(昭和22年法律第3号)の制定とともに新設され、日本国憲法と同日の1947年5月3日に施行された。制定以来、本条自体の改正はない。
- 皇室典範 第28条会議の構成と互選の根拠
- 皇室典範 第30条予備議員の設置と選出
- 皇室典範 第33条会議の招集手続
- 皇室典範 第36条利害関係のある議員の議事排除
- 皇室典範 第37条会議の権限を法定事項に限定
- 裁判所法 第50条判事の定年、任期途中退官の要因
- 天皇の退位等に関する皇室典範特例法 第1条附則1条で施行日決定に会議の意見聴取
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