認可地縁団体の代表者は、規約又は総会の決議によつて禁止されていないときに限り、特定の行為の代理を他人に委任することができる。
要点地方自治法260条の8は、認可地縁団体の代表者が、規約又は総会決議で禁止されていない限り、特定の行為の代理を他人に委任できると定める。委任できるのは特定の行為に限られる。
Q · 町内会の会長は、集会所の契約とかを他の人に任せちゃっていいの?
規約や総会で禁止していなければ、特定の行為に限り委任できます
地方自治法260条の8により、認可地縁団体の代表者は、規約又は総会の決議で禁止されていない限り、特定の行為の代理を他人に委任できます。委任できるのは『特定の行為』に限られ、代表権の全部を包括的に委ねることはできません。初期状態は『委任自由』で、何も決めなければ会長は集会所の修繕や土地の賃貸を別の人に任せられ、その契約は会員であるあなたを含む団体全体を拘束します。歯止めをかけたいなら、規約又は総会決議で禁止する必要があります。
回覧板を回し、清掃当番を決めるだけの集まりだと思っていた町内会。それが法人格を取ると(認可地縁団体)、集会所の建物や祭りの道具を置く土地を、団体名義で所有できるようになる。その財産を動かすとき、ふだんは会長(代表者)が団体を代表して契約する。だが会長が病気や多忙で動けなかったら? この条文は、会長が特定の行為の代理を他人に委任できると定める。条件はただ一つ、規約か総会決議で禁止されていないこと。つまりあなたの団体の規約に何も書いていなければ、会長は集会所の修繕も土地の賃貸も、別の誰かに任せられる。そして委任された人が結んだ契約は、一会員であるあなたを含む団体全体を縛る。この委任を野放しにしたくなければ、規約に『代理の委任を禁ずる』の一行を入れる、それが会員側に残された唯一の歯止めだ。
地方自治法260条の8は、認可地縁団体の代表者による代理の委任を定める規定である。代表者は、規約又は総会の決議によって禁止されていない限り、特定の行為について、その代理を他人に委任することができる。代表権の全部を包括的に委ねることはできず、対象は個別具体的な行為に限定される。
AI 輔助整理,以條文原文為準
町内会・自治会などの地縁による団体が、市町村長の認可を受けて法人格を取得したものです。集会所や土地を団体名義で所有・登記できるようになります。
認可地縁団体の会長は、規約や総会決議で禁止されていなければ、特定の行為の代理を他人に委任できるという規定です。委任された人の契約は団体全体を拘束します。
はい。会長本人または正当に委任された人が結んだ契約は、認可地縁団体全体に効果が及び、一会員であるあなたも負担を分かち合うことになります。
規約又は総会の決議で『代理の委任を禁止する』と定めれば、以後の委任は無効になります。ただし禁止前に結ばれた契約は有効なまま残ります。
集会所の修繕契約や土地賃貸など、個別具体的な行為を指します。代表権の全部を包括的に委ねることはできません。
代表者は団体を代表して契約等を行えますが、代理の委任は『特定の行為』に限られ、規約・総会決議で禁止することができます。
規約で委任が禁止されていたのに委任した場合は無権代理として団体に効果が及ばない可能性があります(民法113条以下)。禁止がなければ原則有効です。
自治会の会員であれば直接関係します。会長が委任した契約は集会所や土地など会員の共有財産に効き、負担も会員全体で分担します。
いいえ。会長は代表者として団体を代表できますし、この260条の8により特定の行為の代理を他人に委任することもできます。規約や総会決議で禁止されていなければ、副会長や事務局長に任せても有効です。業界裏話ヒント:問題は『特定の行為』の範囲です。日常の小修繕と、土地の売却のような重大な財産処分を同じ感覚で委任すると後でもめる。規約で『○万円以上の契約は総会承認』と金額の線引きをしている団体は、紛争が圧倒的に少ない
条文は『他人に委任することができる』としか書いておらず、再委任(復代理)の可否は明示していません。一般的には民法の代理・委任の規律(民法104条以下)を参考に、本人=団体の許諾や規約の定めで判断されます。業界裏話ヒント:実務では委任状に『再委任を認める/認めない』を明記しておかないと、トラブル時に『誰が本当の代理人か』で紛糾する。委任状一枚の文言で、責任の所在そのものが変わる
原則として、規約にも総会決議にも禁止がなければ、会長は特定の行為の代理を委任できます。ただし対象は『特定の行為』に限られ、代表権そのものを丸ごと譲ることはできません。業界裏話ヒント:『何も書いていない=自由』というのがこの条文の初期設定です。多くの自治会は規約をテンプレのまま使っていて、委任の歯止めがないことに気づいていない。総会で規約を見直すとき、ここは真っ先に点検すべき盲点
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|---|---|---|
| 適用主体 | 認可地縁団体の代表者(地方自治法260条の8) | — |
| 委任できる範囲 | 特定の行為に限る(代表権の包括的委譲は不可) | — |
| 制限・許容の根拠 | 規約又は総会の決議で禁止されない限り可 | — |
| 委任の効果 | 受任者の行為は団体全体に効果帰属 | — |
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