地方税法 第789条(帳簿の備付け)
クイックジャンプ
機構は、総務省令で定めるところにより、機構処理税務事務に関する事項で総務省令で定めるものを記載した帳簿を備え、保存しなければならない。
この条文の基本情報
帳簿の備付けとは何ですか?
定義帳簿の備付けとは、地方税法第789条に定められた規定で、「機構は、総務省令で定めるところにより、機構処理税務事務に関する事項で総務省令で定めるものを記載した帳簿を備え、保存しなければならない。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 地方税法第789条(帳簿の備付け)は、日本の地方税法に含まれる条文です。
- 地方税法第789条の条文原文は「機構は、総務省令で定めるところにより、機構処理税務事務に関する事項で総務省令で定めるものを記載した帳簿を備え、保存しなければならない。」で始まります。
- 地方税法第789条は第四節に置かれています。
- 地方税法の公布日は昭和25年7月31日です。
- 地方税法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 地方税法第789条の前の条は地方税法第788条です。
- 地方税法第789条の次の条は地方税法第790条です。
- 地方税法第789条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第789条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226 - 本サイト収録
地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第789条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000226/789
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点地方税法789条は、地方税共同機構に機構処理税務事務の帳簿の備付けと保存を義務づける。記載事項と保存方法は総務省令に委ねられ、納税者の閲覧権は定めていない。
Q · eLTAX で送った申告の処理記録って、どこかに残っているの?
機構には処理記録の帳簿を備え保存する義務がある
地方税法789条により、eLTAX を運営する地方税共同機構は、自らが処理した税務事務(機構処理税務事務)について、総務省令で定める事項を記載した帳簿を備え付け、保存しなければなりません。記載事項や保存方法の細目は総務省令に委ねられています。ただし本条は機構の義務を定めるだけで、納税者が帳簿を閲覧する権利までは規定していません。自分の情報の開示を求める場合は、個人情報保護制度など別の手続によることになります。
解説
年末に会社が出す給与支払報告書、法人住民税の電子申告、償却資産の申告、スマホで払う共通納税。ほとんどの人が意識していないが、こうしたデータの多くは市区町村へ直接届くのではなく、地方税共同機構(全自治体が共同で設けた法人)が運営する eLTAX を通っている。本条は、その機構に対して、自分が処理した税務事務(機構処理税務事務)を記録した帳簿を備え付け、保存することを義務づけている。何を書くか、どう保存するかの細かな中身は総務省令に任されている。あなたが押さえておくべきなのは一点だ。自治体と納税者のあいだにもう一つの処理者がいて、その処理者も記録を残す法的義務を負っているということである。「申告したはずなのに届いていない」と揉めたとき、責任の所在をたどる線は、あなたの手元、機構、自治体の三か所にある。
法的な位置づけ
地方税法789条は、地方税共同機構が行う機構処理税務事務について、総務省令で定める事項を記載した帳簿の備付け及び保存を同機構に義務づける規定である。自治体が共同で設立した法人に税務事務の一部が集約されることに伴い、処理過程の記録を確保し、監督と事後検証を可能にする機能を担う。
よくある質問 AI による整理
Q1地方税共同機構とは何ですか?
全国の地方公共団体が共同で設けた法人で、eLTAX の運営など、自治体の税務事務の一部を共同で処理しています。地方税法に設立の根拠があります。
Q2eLTAX は誰が運営しているの?
地方税共同機構が運営しています。電子申告や共通納税のデータは、機構の処理を経て各地方公共団体へ届けられる仕組みになっています。
Q3機構処理税務事務とは何ですか?
地方税共同機構が地方公共団体に代わり、または共同して処理する税務事務を指します。地方税法789条は、この事務について帳簿の備付けと保存を求めています。
Q4地方税法789条の帳簿には何を書くの?
本条は「総務省令で定めるもの」としか書いておらず、具体的な記載事項は総務省令に委ねられています。中身を確認するには省令本文を参照する必要があります。
Q5機構の帳簿はいつまで保存される?
条文そのものは保存期間を定めていません。保存の方法や期間などの細目は、本条の委任を受けた総務省令の規定を確認する必要があります。
Q6帳簿をつけていなかったら違法になる?
本条は「保存しなければならない」と定める義務規定なので、怠れば法令違反です。ただし本条自体には罰則が書かれておらず、効果は監督規定などを別途確認する必要があります。
Q7共通納税とはどんな仕組み?
eLTAX を通じて、複数の地方公共団体への地方税をまとめて電子納付できる仕組みです。納付データも地方税共同機構の処理を経由します。
Q8給与支払報告書を eLTAX で出すとどこに届く?
送信データは地方税共同機構を経由し、従業員の住所地の市区町村へ振り分けられます。住民税の税額は、このデータを基に計算されます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1eLTAX で送ったのに「届いてない」って言われました。証明できますか?
eLTAX の受付通知や送信結果は、送信した事実の有力な証拠になる。データは地方税共同機構を経由しており、機構は地方税法789条によって処理事務の帳簿を備え、保存する義務を負っているので、記録の照合を自治体に求める根拠にもなる。実務のポイント:自治体の窓口担当者が機構の存在を前提に話してくれるとは限らない。こちらから「機構経由の処理記録で確認できないか」と具体的に聞くと、話が早く進む
Q2機構の帳簿って、自分の分だけ見せてもらうことはできるんですか?
地方税法789条は帳簿の備付けと保存を義務づけているだけで、納税者に閲覧権を与える規定ではない。自分の情報の開示を求めるなら、個人情報保護の制度にもとづく開示請求など、別の手続を検討することになる(制度の適用関係は最新の状況をご確認ください)。実務のポイント:実務上は、機構に直接請求するより、課税している自治体に照会して自治体経由で確認してもらう方が動きやすいことが多い
間違えやすい点 AI による整理
- 電子申告は「自治体に直接送っている」と思われがちだが、実際には地方税共同機構という別の法人が処理の一部を担っている。法律から見ると、そこには独立した記録義務を負う処理者がいる。この構造を知らないまま「市役所のミスだ」と決めつけて交渉すると、話が空回りする
- 帳簿があると聞けば、自分のデータの処理履歴をいつでも見せてもらえると期待するかもしれない。しかし本条が定めているのは機構が帳簿を備え、保存する義務であって、納税者が閲覧できる権利までは書いていない。開示を求めたいなら、個人情報保護の制度など別の手続を経由することになる
他国ではどう定めているか 1 か国
台湾では財政部財政資訊中心が税務資料の電子処理を担うが、国の機関であり、自治体が共同で設立する法人に記録義務を課す日本の構造とは異なる
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 経理担当のあなたは eLTAX で給与支払報告書を期限内に送信した。それなのに、ある市から「未提出」の督促が届いた。手元の受付通知と送信記録を確保したうえで、提出先の市に照会する。データの経路は送信者、機構、自治体の三者にまたがっているので、どこで止まったのかは記録をつき合わせないと確定できない
- 共通納税で払った固定資産税が、自治体の側でまだ未納のままになっていたら、延滞金は誰が負担することになる? 最初に確認するのは、金融機関の引落記録と eLTAX の納付状況画面である。機構を経由した処理であれば、その処理の記録が保存されている前提で、自治体と事実を詰めていける
- 地方税法 第22条税務事務従事者の秘密漏えいの処罰
- 地方税法 第758条地方税共同機構の設立目的(現行効力を要確認)
- 地方税法 第790条機構に対する報告徴収・検査(現行効力を要確認)
- 個人情報の保護に関する法律 第76条保有個人情報の開示請求権(現行効力を要確認)
ログインすると、この条文にメモを残して他の利用者と共有できます。
ログインして共同ノートを始める