地方税法 第103条
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道府県は、当該道府県内のゴルフ場所在の市町村(特別区を含む。以下この条において同じ。)に対し、総務省令で定めるところにより、当該道府県に納入された当該市町村に所在するゴルフ場に係るゴルフ場利用税の額の十分の七に相当する額を交付するものとする。
この条文の基本情報
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 地方税法第103条は、日本の地方税法に含まれる条文です。
- 地方税法第103条の条文原文は「道府県は、当該道府県内のゴルフ場所在の市町村(特別区を含む。」で始まります。
- 地方税法第103条は第二章 道府県の普通税に置かれています。
- 地方税法の公布日は昭和25年7月31日です。
- 地方税法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年10月2日時点では廃止情報はありません。
- 地方税法第103条の前の条は地方税法第98〜102条です。
- 地方税法第103条の次の条は地方税法第104〜143条です。
- 地方税法第103条には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
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下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第103条 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226 - 本サイト収録
地方税法(昭和二十五年法律第二百二十六号)第103条(LawPlayer 収録、取得日 令和8年10月2日)https://lawplayer.com/jp/article/325AC0000000226/103
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点地方税法103条により、道府県はゴルフ場利用税の納入額の10分の7を、ゴルフ場が所在する市町村(特別区を含む)に交付する。県に残るのは3割である。
Q · ゴルフ場で払った利用税は、結局どこの自治体のお金になるの?
7割はゴルフ場がある市町村へ、残り3割が道府県の財源
ゴルフ場利用税を課して徴収するのは道府県ですが、地方税法103条により、道府県は納入された税額の10分の7に相当する額を、そのゴルフ場が所在する市町村(東京23区などの特別区を含む)に交付しなければなりません。交付の具体的な方法は総務省令で定められています。道府県の手元に残るのは3割です。ゴルフ場周辺の道路整備や防災、環境監視といった負担を担う地元自治体に財源を回すための仕組みです。
解説
ゴルフ場の精算伝票には「ゴルフ場利用税」という一行が入っている。標準税率は1人1日800円で、上限は1,200円(地方税法76条)。ゴルフ場ごとの等級によって、実際の額はこれより低いこともある。このお金はゴルフ場が預かって道府県に納める(特別徴収)。ところが話はそこで終わらない。本条により、道府県は納められた税額の10分の7を、ゴルフ場がある市町村(東京23区を含む)に交付しなければならない。つまり、あなたが払った税の大半は、プレーした土地の町や村に流れている。理由は、ゴルフ場が地元にかける負担である。周辺道路の整備、開発による土砂災害の防止、農薬や排水の監視は、地元の自治体が担う。山間部の小さな町では、この交付金が税収の柱になっていることも少なくない。毎年「ゴルフ場利用税を廃止すべきか」が税制改正で議論されるのに廃止されないのは、この7割の交付金が地方の財源として組み込まれているからだ。
法的な位置づけ
ゴルフ場利用税交付金とは、地方税法第103条に基づき、道府県が当該道府県内のゴルフ場所在の市町村(特別区を含む)に対し、当該市町村に所在するゴルフ場に係るゴルフ場利用税の納入額の10分の7に相当する額を、総務省令の定めるところにより交付する財源移転の仕組みである。
よくある質問 AI による整理
Q1ゴルフ場利用税交付金とは?
道府県が集めたゴルフ場利用税の10分の7を、ゴルフ場がある市町村に交付するお金です。根拠は地方税法103条で、手続は総務省令で定められています。
Q2ゴルフ場利用税はいくら?
標準税率は1人1日800円、上限(制限税率)は1,200円です(地方税法76条)。ゴルフ場の等級によって、実際の税額がこれより低い場合もあります。
Q3ゴルフ場利用税は誰が払う?
税を負担するのはゴルフ場の利用者です。ゴルフ場の経営者が利用料金と一緒に預かり、道府県に納める特別徴収の方式がとられています。
Q4ゴルフ場利用税70歳以上は非課税?
非課税です。70歳以上のほか、18歳未満、障害者、学校の教育活動として利用する場合なども非課税とされています(地方税法75条の2)。
Q5東京23区にもゴルフ場利用税交付金はある?
あります。本条は交付先の市町村に「特別区を含む」と明記しており、都に納められた税額の10分の7は区に交付されます。
Q6ゴルフ場利用税は廃止される?
これまでの税制改正では廃止は見送られ、非課税範囲の拡大にとどまってきました。所在市町村の財源への影響が大きいことが主な理由です。最新の税制改正大綱をご確認ください。
Q7ゴルフ場利用税交付金の使い道は決まっている?
本条は使い道を限定していないため、市町村の一般財源として扱われます。ゴルフ場に伴う道路や防災などの負担を補うという趣旨で設けられた仕組みです。
Q8ゴルフ場利用税交付金はいつ交付される?
交付の方法や時期は総務省令に従って道府県が定め、納入実績に基づき交付します。具体的なスケジュールは各道府県の取扱いでご確認ください。
この条文についての質問 AI による整理
Q1ゴルフ場利用税って結局どこに行くんですか? 県の税金ですよね?
税を課して徴収するのは道府県である(地方税法75条以下)。ただし本条により、納められた額の10分の7はゴルフ場がある市町村に交付され、県に残るのは3割にとどまる。交付の具体的な手続は総務省令で定められている。実務のポイント:ゴルフ場が複数の市町村にまたがっている場合は、面積などを基準に交付金を按分する扱いになっている。開発計画で境界線がどう引かれるかは、税収の帰属にも影響する(具体的な按分基準は最新の省令でご確認ください)
Q2ゴルフだけ課税されるのは不公平じゃないですか? なんで廃止されないの?
テニスや水泳には同じような税がなく、不公平だという指摘は以前からある。スポーツ関係の団体は毎年のように廃止を要望している。それでも続いているのは、本条の7割交付がゴルフ場を抱える市町村の財源になっていて、地方団体が強く反対しているためである。実務のポイント:これまでの改正で実現したのは、18歳未満・70歳以上・障害者・学校の教育活動などを非課税にする範囲の拡大(75条の2)が中心だった。税そのものを廃止するのではなく、非課税の範囲を少しずつ広げる形で落ち着いてきたのが実情である(最新の改正状況をご確認ください)
間違えやすい点 AI による整理
- 「ゴルフ場利用税は県の税金なのだから、県の財源になっている」と思われがちだが、実際は税収の10分の7が市町村に交付される。県の手元に残るのは3割にすぎず、ゴルフ場が地元にかける負担の分を地元が受け取るという考え方で作られている
- 廃止論を「ゴルファーの負担が減るかどうか」の話としてしか見ていない人は、問題の立て方を誤っている。本当の論点は、ゴルフ場を抱える小規模な市町村の財源を何で埋め合わせるかである。代わりの財源の手当てがないかぎり、廃止は地方財政の問題になる
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾では娯楽税がゴルフ場を含む娯楽施設の利用に課される地方税であり、地方税収の配分は財政収支劃分法が規律する。日本のように県から所在自治体へ7割を交付する定率規定とは構造が異なる
韓国は広域自治体が基礎自治体へ調整交付金を配分する仕組みをもつ。特定の税目の税額を所在地に定率で戻す日本の本条とは設計思想が異なる
ドイツ基本法は、州の税収の一部を市町村に配分することを州に義務づける。上位団体の税収を基礎自治体に回すという点で、本条と同じ発想に立つ
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- スポーツ団体が毎年「ゴルフにだけ課税するのは不公平だ、廃止すべきだ」と要望するのに、なぜ毎回見送られるのか? ニュースでは「地方団体の反対」とだけ報じられる。その反対の中身が本条の7割交付である。廃止すれば、ゴルフ場を抱える町の財源にそのまま穴が開く
- 地方議員や町役場の職員として、隣の市にゴルフ場の新規開発計画が持ち上がった。土地の境界次第で、交付金がどちらの市町村に入るかが変わる。開発の是非を議論する前に、税収がどう流れるかを試算しておく必要がある
改正沿革 AI による整理
改正の年表
- 1.昭和63年(1988年)改正・平成元年(1989年)施行 改正:消費税の導入に伴い娯楽施設利用税が廃止され、ゴルフ場の利用に限ってゴルフ場利用税として存続した。本条はこの税に係る所在市町村への交付を定める
- 地方税法 第75条ゴルフ場利用税の課税客体と納税義務者
- 地方税法 第75条の2年齢等による非課税の範囲
- 地方税法 第76条標準税率800円、制限税率1,200円
- 地方税法 第1条道府県の規定を都に準用する定め
- 地方交付税法 第14条基準財政収入額の算定方法(交付金の算入、現行効力を要確認)
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