民事調停法 第23条の5(民事調停官に対する手当等)
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民事調停官には、別に法律で定めるところにより手当を支給し、並びに最高裁判所の定めるところにより旅費、日当及び宿泊料を支給する。
この条文の基本情報
民事調停官に対する手当等とは何ですか?
定義民事調停官に対する手当等とは、民事調停法第23条の5に定められた規定で、「民事調停官には、別に法律で定めるところにより手当を支給し、並びに最高裁判所の定めるところにより旅費、日当及び宿泊料を支給する。」と規定しています。
出典:e-Gov法令検索(デジタル庁)
- 民事調停法第23条の5(民事調停官に対する手当等)は、日本の民事調停法に含まれる条文です。
- 民事調停法第23条の5の条文原文は「民事調停官には、別に法律で定めるところにより手当を支給し、並びに最高裁判所の定めるところにより旅費、日当及び宿泊料を支給する。」で始まります。
- 民事調停法第23条の5は第二節 民事調停官に置かれています。
- 民事調停法の公布日は昭和26年6月9日です。
- 民事調停法について、LawPlayer が e-Gov法令検索から取得した令和8年7月4日時点では廃止情報はありません。
- 民事調停法第23条の5の前の条は民事調停法第23条の4です。
- 民事調停法第23条の5の次の条は民事調停法第24条です。
- 民事調停法第23条の5には、要件・効果とよくある質問をまとめた解説が本ページにあります。
この条文を引用する
下の三行はそのまま引用に使えます(法令番号・条番号・出典・取得日を含みます)。
- 正式書式
民事調停法(昭和二十六年法律第二百二十二号)第23条の5 - 官報・e-Gov
e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC1000000222 - 本サイト収録
民事調停法(昭和二十六年法律第二百二十二号)第23条の5(LawPlayer 収録、取得日 令和8年7月4日)https://lawplayer.com/jp/article/326AC1000000222/23_5
わかりやすく解説 AI による整理。効力は条文原文が基準です
要点民事調停法23条の5は、非常勤の民事調停官に、別の法律に基づく手当と、最高裁判所の定めによる旅費・日当・宿泊料を支給すると定める規定である。
Q · 民事調停官にはどんなお金が支払われるの?
手当と旅費・日当・宿泊料が支給されます
民事調停法23条の5により、民事調停官には別に法律で定めるところにより手当が支給され、さらに最高裁判所の定めるところにより旅費、日当及び宿泊料が支給されます。給与ではなく手当とされているのは、民事調停官が弁護士から任命される非常勤職だからです。具体的な金額は民事調停法の中には書かれておらず、委任先の法令や最高裁判所の規則で確認する必要があります。
解説
調停の席で向かいに座る「調停官」は、裁判官が兼務しているとは限らない。民事調停官は、弁護士として5年以上の経験がある人から最高裁判所が任命する非常勤のポスト(民事調停法23条の2)である。普段は弁護士として働き、週に1日ほど裁判所に来て、裁判官と同じ立場で調停を進める。本条は、その人への支払いの根拠を定める。手当の額は「別に法律で定める」ところによる。旅費・日当・宿泊料は最高裁判所が定める。給料ではなく「手当」と書かれているのは、常勤の公務員ではないからだ。支払いの仕組みを見れば、目の前の調停官の立場が分かる。肩書は非常勤でも、権限は裁判官並みであり、外部から来た専門家として職務を担っている。相手が外部の人だからといって軽く見てよい根拠は、本条のどこにもない。
法的な位置づけ
民事調停法23条の5は、民事調停官に対する経済的給付の根拠規定である。民事調停官は弁護士経験5年以上の者から最高裁判所が任命する非常勤の裁判所職員であり、その手当の額は別の法律に委ねられ、旅費・日当・宿泊料は最高裁判所の定めによって支給される。
よくある質問 AI による整理
Q1民事調停官とは何ですか
弁護士として5年以上の経験がある人から最高裁判所が任命する非常勤職で、指定された民事調停事件を裁判官と同様の権限で取り扱います(民事調停法23条の2・23条の3)。
Q2民事調停官になるには
弁護士として5年以上の職歴が要件です(民事調停法23条の2)。弁護士会の推薦を経て最高裁判所が任命する運用で、任期は2年、再任も可能とされています。
Q3民事調停官 勤務日数 週何日
条文に勤務日数の定めはありません。一般には週1日程度、裁判所に出て調停を担当すると説明されることが多く、残りの日は弁護士業務を続けます。
Q4民事調停官の旅費や日当は誰が決める?
最高裁判所が定めます(民事調停法23条の5)。手当の額は「別に法律で定める」とされ、旅費・日当・宿泊料とは委任先が分かれている点に注意が必要です。
Q5民事調停官と調停委員の違い
調停委員は調停委員会の一員として意見を述べる立場、民事調停官は委員会を主宰する裁判官の役割を担う立場です。支払いの根拠も10条と23条の5で分かれています。
Q6民事調停官 弁護士業 兼業できる?
非常勤職であるため、弁護士業務と並行して務めることが制度上の前提です。本条が給与でなく手当と定めるのも、常勤の公務員ではないことの表れです。
Q7民事調停官の調停で成立した合意の効力は?
担当が民事調停官でも、調停調書に記載された合意は裁判上の和解と同一の効力を持ちます(民事調停法16条)。担当者の肩書で効力は変わりません。
Q8民事調停官は公務員ですか
最高裁判所が任命する非常勤の裁判所職員として位置づけられます。常勤裁判官とは処遇が異なり、本条により手当と旅費等の形で支払いを受けます。
この条文についての質問 AI による整理
Q1民事調停官って、結局裁判官なんですか?
裁判官ではありません。弁護士として5年以上の経験がある人から最高裁判所が任命する非常勤職です(民事調停法23条の2)。ただし調停事件の処理では裁判官と同じ権限を持ちます(同23条の3)。手当の形で支払われるのは本条によります。実務のポイント:調停調書は確定判決と同じ効力を持ちます。担当が調停官であっても、成立した合意の重さはまったく変わらないので、その場の雰囲気で軽く合意しないことです
Q2調停官の手当っていくらぐらいなんですか?
本条は額を直接定めておらず、「別に法律で定めるところ」に委ねています。旅費・日当・宿泊料は最高裁判所の定めによります。具体額は委任先の法令や規則で確認する必要があります(最新の改正状況をご確認ください)。実務のポイント:弁護士が調停官になる動機は、報酬よりも裁判所側の実務を経験できることにあると言われます。手当の額だけで制度の価値を測ると見誤ります
間違えやすい点 AI による整理
- 「手当を受け取る非常勤なのだから、権限も調停委員並みに軽い」と考えるのは前提の取り違えである。報酬の形と職務の権限は別の話で、民事調停官は調停に関して裁判官と同じ権限を行使する(民事調停法23条の3)。支払い方の違いが、手続上の重みの違いを意味するわけではない
- 本条を読むと、手当の金額も民事調停法の中に書かれていると思うかもしれないが、条文は具体額を「別に法律で定める」ところに委ね、旅費等は最高裁判所の定めに委ねている。金額を調べたいなら民事調停法をいくら読んでも答えはなく、委任先の法令と規則を当たる必要がある
| 比較の観点 | この条文 | ほかの条文 |
|---|---|---|
| 規定の対象 | 民事調停法23条の5:民事調停官への手当・旅費等 | 民事調停法10条:民事調停委員への手当・旅費等 民事調停法23条の2:民事調停官の任命要件 |
| 支払いの形 | 手当(額は別の法律)+旅費・日当・宿泊料(最高裁が定める) | 同型:手当(別の法律)+旅費・日当・宿泊料(最高裁が定める) 支払いの定めなし(任命・任期を規律) |
| 調停での役割 | 裁判官と同様の権限で調停委員会を主宰(23条の3と併読) | 調停委員会の構成員として専門知識・社会常識を提供 弁護士経験5年以上の者から最高裁が任命する非常勤職 |
他国ではどう定めているか 3 か国
台湾の法院調解は法官と調解委員が担い、弁護士を非常勤の法官として招く民事調停官型の制度は見当たらない。調解委員への日費・旅費の支給が近い対照となる
ドイツでは非職業裁判官(ehrenamtliche Richter)の時間損失・旅費等を JVEG が補償する。報酬を俸給と区別する発想は日本の「手当」と共通する
米国連邦裁判所には part-time magistrate judge の制度があり、弁護士業との兼業を前提とした非常勤の司法職という点で民事調停官に近い
AI による対応参考であり、公式の対照ではありません。各国の原文が基準です
想定される場面と対応 AI による整理
こんなときに使う
- 賃料増額の調停に呼ばれ、名札に「民事調停官」とあった。裁判官ではないなら、調停委員と同じように話半分で聞けばいいのか? 答えは逆である。調停委員会の運営で、民事調停官は裁判官と同じ役割を担っている
- 知人の弁護士から「来月から週1回、調停官として裁判所に通う」と聞いた。弁護士業は辞めないのかと驚いたが、制度上は兼業が前提の非常勤ポストであり、本条の手当はその勤務日に対する支払いである
改正沿革 AI による整理
- 平成15年(2003年) 民事調停官制度の創設に伴い、23条の2以下と一体で新設されたとみられる(平成16年1月施行)。その後の改正の有無は人の手による確認が必要
改正の年表
- 1.平成15年(2003年) 新設:司法制度改革の一環として、弁護士が非常勤で調停事件を担う民事調停官制度が創設され、任命・権限の規定と一体で本条が設けられた(平成16年1月施行)。その後の改正の有無は要確認
- 民事調停法 第23条の2民事調停官の任命要件と非常勤性
- 民事調停法 第23条の3民事調停官の権限(現行効力を要確認)
- 民事調停法 第10条民事調停委員の手当等、同型規定
- 家事事件手続法 第250条家事調停官、対になる制度(現行効力を要確認)
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